最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ

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未知の世界

百四十話 彼女達の答え

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 ~前回の話~

紫織とカノンはムェイナを救うため、狂人ギルドの本拠地に乗り込むために紫織達は進もうとするのだが、その前に海を渡り、ハロウィン社とクリスマス社を通らなければならない、それに発狂する紫織。それを聞いて耳が壊れそうになるカノン。ハロウィン社とクリスマス社を通らなければ狂人ギルドの本拠地には着かない、飛んでいる時に紫織は腰が痛くてムカムカし出す、ハロウィン社はもうすぐだとカノンは言った、そして天使の囁きにより元気を取り戻して両腕を思いっきり上げるが、腰が痛いことを忘れていて箒に倒れてしまう

そしてまた天使の囁き、ハロウィン社に着いたら湿布を貼ってくれると、紫織は頑張ってハロウィン社まで向かった、ハロウィン社に着いた。カノンに肩を借りながら部屋がある3階へと進んで行った、ハロウィン社中は心が和らぐ音楽を流している、窓の向こうにはハロウィンパーティーをしている人も居る、だがカノンは興味津々である、紫織がカノンに行かないのと言うが今日は我慢すると言い、紫織と一緒に過ごした、狂人ギルドの話題になり、狂人ギルドの本拠地へ乗り込むには戦力が足りない、紫織とカノンは強力な戦力を探すため翌日探すことにした

そして翌朝、ハロウィン社に食堂が無いかを探しに行った、だが何処にもなく、途中で出会った女性に教えてもらったことで理解した。ご飯は部屋に来るんだと、紫織はお礼だけ言い、部屋へ戻った。部屋に戻ったらカノンは起きていてご飯を食べていた、食事中に仲間を見つけたと言い出し、急いでご飯を食べ探しに行った

「何処だろ~、あの子強そうだったのに」

「強そうだったんですか!ならスカウトするしかないですね!今すぐにスカウトしましょう!」

「しよ~!!」

見た瞬間に強いと思ったあの子をスカウトしようとする紫織とカノン、だがあの子の部屋は分からない、スカウトするためにずっと歩き回っているが中々出てこないし、中々鉢合わせない。まだご飯を食べているのだろうか、姿を現さない。姿を現さないため、紫織とカノンはもう少し待ってみることにした、待ってるときっとくるだろう

30分後

ガチャッ

「うわっ!」

「あれ?さっきの人じゃないッスか!」

語尾がッスの子が出てきた、隣の子は友人だろうか。語尾ッスと共に部屋から出てきた。30分待ってようやく部屋から出てきた、この子をスカウトしたかった。一目見てこの子強いと思い、紫織はスカウトしようと思った。紫織は話があると言い、語尾ッスと友人と共に部屋へ入って行った

部屋へ入ってお互い自己紹介をした

「私はシャレイナ・キャルンッス!」

「友人のヒュリンデウサよ」

名前シャレイナ・キャルン

髪色 桃色

語尾 ッス

名前 ヒュリンデ

髪色 青色

語尾 ウサ

「ヒュリンデウサって言うんですね!」

「ヒュリンデウサよ!!」

「この子はウサって言う語尾が着いてるんッスよ」

シャレイナ・キャルンは語尾にッス、ヒュリンデは語尾にウサ、ハロウィン社には独特な語尾が多い、2人の自己紹介をした後は紫織とカノンの自己紹介をした。紫織の名前を聞いた瞬間、キャルンとヒュリンデは驚いた、どうやら紫織という名も英雄ギルドという名も聞いたことがあるらしい。英雄ギルドがどれだけ凄いギルドなのかは噂に聞いていたのこと

紫織達は本題にて入る

「私達ね、友達を救うためにこの先を超えて狂人ギルドの本拠地に乗り込むの」

「狂人ギルドって今噂になってるあの狂人ギルドッスよね?」

「うん、でもね。その狂人ギルドには私達2人だけじゃ、勝てないような相手なんだよ。だから2人に協力して欲しい、力を貸して欲しい。時間は沢山ある、答えが決まったら私達に教えて」

その言葉を残して紫織とカノンは帰って行った

シャレイナside

紫織達に英雄ギルドへ誘われた、シャレイナとヒュリンデはどうするかを話した、ハロウィン社に残り、平和に過ごすか、英雄ギルドに着いていき、友達を助けるか

「どうするッスか?ヒュリンデは着いて行くんッスか?」

「私はシャレイナに従うウサよ、シャレイナはどうしたいウサ?」

「私は………まだ考えたいッス」

「私も同じ意見」

シャレイナとヒュリンデはまだ時間が欲しいと、誰かから誘われるのは初めてのシャレイナとヒュリンデ、危険に首を突っ込むのか、安全のため、身を引くかの2択である。この2択が中々決めづらい

そして

紫織side

シャレイナとヒュリンデを誘ってから2時間は経過した、2人の答えが出るまでは待つことにする。紫織達は何も考えずに2人を誘ってしまった、迷惑がかかったんじゃないかと思った

「迷惑、かかんなかったかな。いきなり誘って」

「いきなり誘って、ちょっとは戸惑うかと思いますけど、でも自分を見直す時間にもなりますから、私は良かったと思いますよ!」

「そうだね!3日くらいは待とうかな」

シャレイナとヒュリンデに危険に勧誘をすることで今までして来なかった、自分を見直すことが出来る。紫織とカノンは答えが出るまで3日ほど待つことに、その間に出来ることはカノンに剣術を教えること、戦いに備えて一番重要なこと、カノンにとって一番大事なことである。狂人ギルドと戦うのにロボット操縦だけじゃ、多分叶わないだろう。あの真っ二つにされた、あの時からカノンはずっと気にしていたらしい

ロボットでは勝てないと

「私、紫織さんに背負わせたくないです!だから剣術を教えてください!紫織さん!」

「カノン………」

「私も強くなって友達のムェイナさんを救って、紫織さんの力になって英雄ギルドさんの力になりたいです!」

「………分かった、やろう!」

「はい!」

カノンは紫織に剣術を教えてもらうため、ハロウィン社に何故かある訓練所へと向かった。今夜はハロウィンパーティーがあるため、それまでみっちり剣術を教えることにした。だが紫織は厳しく、メニューをパンパンに詰めた

練習メニュー

ランニング 10周

剣振り 一万回

木刀での決闘 5セット

これを今夜までずっとやっていた

終わった直後

「はぁ……はぁ………はぁ………紫織……さんっ………厳し……すぎですよぉ~!!」

「あはは………ごめんね、狂人ギルドに勝つにはこれしか方法は無くて、厳しくいかないといけないなって」

「厳しくお願いします!!厳しい練習メニューでも必ずこなしてみせますから!」

厳しい練習メニューだと思った紫織にカノンは必ずこなして見せると言った、時間を見るともう夜の8時になっていた、ご飯が部屋に届いている時間。剣術練習が終わった後はご褒美タイムである、紫織とカノンは一度部屋に戻る、部屋に戻ると部屋にある、机に夜ご飯が置いてあった。

夜ご飯

肉野菜カラムチ

白ご飯

味噌

これが夜ご飯のメニュー、肉野菜カラムチは肉と野菜、辛キムチの事である

「カノンは辛いの大丈夫?」

「ひはい!辛いのは平気です!自分がいた機械工場でいっぱい食べて慣れました!」

「親が良く食べたりするからそれに釣られて食べたりするんだよね、私もそうだった」

「私もですよ!親に釣られてキムチを食べました!」

辛いのは慣れている紫織とカノン、肉野菜カラムチは優しい辛さであった。辛いのが苦手な人でも食べられるくらいの辛さであり、ハロウィン社に居るみんなも食べられるように作られている、その美味しさを味わいながら食べ進めていると、いつの間にか全部無くなっており、完食していた

ご飯を完食した後はお待ちかねのハロウィンパーティー部屋に向かい、ハロウィン衣装に着替え、ハロウィンパーティーに参加した。ハロウィン社は良い人ばかりであり、賑やかな場所であった

ハロウィンパーティーが終わった後は部屋に帰り、睡眠を取った

そしてそれから3日後

シャレイナから部屋に呼び出された、どうやらシャレイナとヒュリンデは決まったようだ

「「私達は英雄ギルドには入らない(ッス)(ウサ)」」

紫織達に誘いを受けて、悩みに悩んで下した決断

危険には手を貸せない彼女達

彼女達が色々考え、色々見直した結果であった
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