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未知の世界

百三十七話 最強の権力、最強の能力

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~前回の話~

もう予定がない英雄国から出発したミラエルとエレナは次の場所、タイタニック決闘場へ向かい出した、だが一日だけでは着かず、その場で一泊した。翌日朝から出発して、タイタニック決闘場へ向かう。こんなに歩いて疲れているんじゃないかと心配したエレナだが、ミラエルは肉詰め蛙を食べたお陰でまだ行けると言い、歩く。だが日差しは眩しく、暑かった。日差しのせいか水分が持ってかれる、ミラエルとエレナはこまめに水分補給をしながら向かう

休んで、進み、休んで、進みを繰り返して向かっていると村が見えてくる、タイタニック決闘場の前にあるタイタニック村にミラエルとエレナは着く、タイタニック決闘場の決闘は9時からであり、それまで時間がある。2人は分かれて自由時間を過ごした、ミラエルは魔法試し撃ち場に来た、何故来たかて言うと、絶対零度という魔法を撃てるようにしたいからだそうだ。ミラエルは強くなるためにそれを習得するため、撃ち始める。だが魔力を溜めすぎると逆流し、手首に冷が昇ってきて指まで冷が到達すると今度は指の先から凍っていき、手首全体が凍ってしまうからだ。だがミラエルはコールド帝国に長く居たからか、耐性が着いていた。

撃ち終わった後はエレナと合流し、怒られ、宿屋に戻りご飯を食べ、タイタニック決闘場へ向かったのだが時間確認ミスにより、決勝しか見れず、決勝は神vs悪魔、だが手加減して負ける。優勝者は悪魔、悪魔がタイタニック決闘場のテッペンに上がった瞬間、みんなは怯え、顔を青ざめる。悪魔であるデヴォル・バレットはこの村を滅ぼすと言い、謎の闇線で滅ぼした

「なん……て威力なのかしら………」

「村の人は殺らず、村の建物だけを破壊しましたね………」

「ええ、一体何が目的なのかしら」

建物は全て消し飛んだ

そして事件には必ず絡んでくる、意味の分からない狂人。その狂人がタイタニック決闘場のテッペンに現る、彼に依頼をした。タイタニック村を滅ぼせと、一体なんの恨みがあるのだろうか、恨みも無しでタイタニック村を消し飛ばされるなんて最悪すぎるギルドである

「一体何者よ、狂人ギルドはまだ居たのかしら」

「多分新しく入ったんだと予測しています」

「そォ!そこの水色少女、そォ!この我は狂人ギルドのまだ間もない間もなぁァい、そォ!我が狂人ギルドの狂王、フォーリー・バァーロットという。聞いてそォ!狂王!そォ!狂王!」

狂王

トップが一番だったとすると狂王はトップより上の存在、狂王がタイタニック決闘場に登場した、狂人ギルドに入ったばかりの人物がいきなりトップの上に立つということはあのシャル・エクサルシスより遥かに上の実力、喋り方もやはり狂人である、フォーリー・バァーロットはもう悪魔のデヴォル・バレットに用が無くなったのか

デヴォル・バレットを頭から丸呑みした

「丸……呑み……?」

「あれは能力ですね………流石にやばすぎます」

タイタニック村の人々は口を押えて青ざめている、丸呑みした光景を目の当たりにしたのは最悪である

フォーリー・バァーロットの能力・・・巨大化

一部の巨大や全体の巨大化して、人や店などを丸呑みする。攻撃力も爆上がりし、骨が折れたじゃすまない。悪魔のデヴォル・バレットが丸呑みされた瞬間、後ろから神、女神、天使、天皇は攻撃を仕掛けようとするが一瞬にして丸呑みされる。

そして神、女神、天使、悪魔、天皇という存在がフォーリー・バァーロットに渡る。権力全てはフォーリー・バァーロットが持っている。神、女神、天使、悪魔、天皇が消えたことで存在自体が消え、みんなの記憶から消される。神、女神、天使、悪魔、天皇は権力として扱われる

フォーリー・バァーロットの権力・・神、女神、天使、悪魔、天皇

「やばいわね、全ての権力を手に入れたわよ。あのフォーリー・バァーロットって人」

「これに戦うんですか、また」

「我は戦うことを求めていない、そォ!そうなんだよ、そォ!我はただ滅ぼして君達の顔を見たかっただけさ、そォ!我は神だ、我に拝め」

「「「「「ははァッ!!」」」」」

膝を着いて腕を上げ下げする、完全にフォーリー・バァーロットに操られている、神から奪った神という権力に。ミラエルとエレナは操られていない、まだ気を保っているようだ

権力神の能力・・・奴隷(目を見た者を奴隷にする)

権力女神の能力・・・溶解(目を見た者を溶解させる)

権力天使の能力・・・失明(目を見た者はフラッシュを食らい失明させる)

権力悪魔の能力・・・破壊(指名した全ての物を即座に破壊する)

権力天皇の能力・・・停止(使用した瞬間一歩でも動いた者を停止させる)

これがフォーリー・バァーロットが手に入れた能力、この能力を素直に話してくれたフォーリー・バァーロット、チートすぎる能力に驚きすぎて言葉が出ないミラエルとエレナ

「チートすぎないかしら?」

「そォ!チートすぎるんだよ!だから今回は君達とは戦わないことにするよ、そォ!喜べ!さァ!」

「必ず勝ちますよ、貴方がどれだけ強かろうと私は勝ちます」

「2人でよ、たかがチート能力に負けてられないわ」

「へぇ、言うねェ!君達ィ!気に入ったよォ!そォ!僕はそろそろお暇するさ、そォ!君達、また会おうねェ、チャァオッ」

姿を消してフォーリー・バァーロットは帰って行った、ミラエルとエレナはチートすぎる能力の持ち主に喧嘩を売ってしまった、だがミラエルとエレナはフォーリー・バァーロットに勝つと宣言した、必ず強くなって必ず狂王に勝つと決めた。フォーリー・バァーロットともう一度会って戦って勝つ

これをレン達に報告した

『狂王か………』

『権力の持ち主になったら、本当の狂王になっちゃうよ』

『神、女神、天使、悪魔、天皇という権力は一個一個強いんだが、それを全部手に入れるとなるとかなり手強いが大丈夫なのか?』

「大丈夫です、私は」

心配してくれる武翠だが大丈夫と言う、戦うって決めたからにはちゃんとやらないといけない、喧嘩売って相手も了承してしまった。フォーリー・バァーロットの戦う相手はミラエルとエレナとなっている、必ず決闘の日が来たら、必ず2人を狙ってくるだろう、狂人ギルドは必ず倒さなくてはならない相手、レン達も倒さなくてはならない相手が居る、フォーリー・バァーロットは仲間を連れて必ずこちらへ来るだろう、みんなと戦いたい気持ちは山々であるエレナだが、ミラエルは個人でフォーリー・バァーロットを撃破したいと決意したため、もう変えられない

「レンさん達も狂人ギルドとは個人で勝負した方が良いと思います、みんなで戦っても必ず事故が起きます」

『………そうだな、ミラエルの言う通りかもしれないな』

『ですね!その通りです!』

『うん、だけどみんな、やられないでね。狂人ギルドは厄介だけど、狂人ギルドが中間地点だから』

『ああ、分かってる』

狂人ギルドは中間地点、ブラックナイトは終着地点、これを分かった上で皆はやられないと約束する。狂人ギルドはあんなに強いが、それでも終着地点はブラックナイト、裏トップ達を倒さなくてはならない、あのブラックナイトだけは決して許さない英雄ギルド、顔は見ていないが、レンの故郷を壊したことに許してはいけない、必ずレンの故郷に帰り、ブラックナイトを仕留めなければ崩壊する

故郷を守ると皆で誓う

そして解散した

「必ず、倒しましょう。エレナ」

「ええ、必ず狂人ギルドもブラックナイトも倒して、皆で宴ね」

「はい!」

グータッチする

目的を達成するために2人はまた前へ進む
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