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未知の世界

百三十六話 悪魔の命令

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~前回の話~

狂人ギルドのトップ、シャル・エクサルシスとNo.1のシャル・アンリデットが来て青年が死亡してから4日後、エレナとミラエルは部屋に居た、ずっと考え込んでしまった。青年を何故助けられなかったのだろうと、狂人姉妹2人に縛られていたエレナとミラエルは見ていることしか出来ず、救い出すことが出来なかった。あの時気を失った直後に現場を見に行ったのだが血と死体が無かった、青年の両親に話を聞くと青年のことは全く覚えていなかった。青年が切られて気を失ってからみんな忘れてしまった、だが考え込んでいても仕方がない。前を進むしかないと決めた

そしてミラエルからある提案を出された、それは予定がないため、英雄国から出ないかと。エレナは直ぐに賛成し、エレナは行きたい場所を教えた。そこはタイタニック決闘場、大きな場所で神、女神、天使、悪魔、天皇が戦う場所である。それを見に行きたいと言い出し、ミラエルは即決する。ミラエルはエレナが行きたい場所なら着いていくと言った。エレナとミラエルはタイタニック決闘場に向かって歩いて出発した。だがタイタニック決闘場までは遠く、一日では足りず、歩いているだけで夜になってしまった。エレナとミラエルはその場で1泊し、朝を迎えた。早く起きたエレナは背中を伸ばし、ミラエルに朝ご飯を作った

朝ご飯、肉詰め蛙手袋作って食べた、だが食べている途中に子供ゴブリンに襲われるがエレナが凄まじいスピードで子供ゴブリンを撃破した。ご飯に集中し、食べ終わった後はタイタニック決闘場に向けて再び歩き始める

「本当に遠いわね、ミラエルは大丈夫かしら?」

「大丈夫ですよ、エレナは?問題ありませんか?」

「全然平気よ、やっぱりご飯って大事ね」

「ですね」

肉詰め蛙はでかく作ったため、満腹に食べることが出来た、満腹に食べたお陰でミラエルとエレナは元気100%である。やはりご飯は偉大な力を持っており、食べるだけで幸せになり、食べるだけで満足し、完食した後は満腹になり、元気が出る。元気ということは冒険者に取って素晴らしい事である、元気100%なミラエルとエレナはタイタニック決闘場に向けて歩く。

歩くのは良いが、水分が取られるため、ペットボトル水でちゃんと水分補給もする。水分補給をしながら進む

「まだまだね、急にまた魔物が出てきたらしないわよね」

「それは無いと思いますよ、こんな暑さでここら辺に居るはずが無いですから。多分川ら辺に居ると思います」

「そういえば、タイタニック決闘場に近付けば近くほど、段々と暑くなってきてるわね」

タイタニック決闘場に近付けば近くほど日差しが強く、汗もかいている。水分補給はしっかりと取り、タイタニック決闘場へ頑張って向かう。水分補給をこまめに取らないと絶対倒れる暑さ、タイタニック決闘場へ向かうまでの試練みたいなものだ。この暑い試練を乗り越えなければタイタニック決闘場には着かない、だが暑さに負けて熱中症になることがある、エレナとミラエルは休んで、進み、休んで、進みを繰り返して向かう

休んで、進み、休んで、進みを続けて歩いていると

タイタニック決闘場の前に村があるのが見える

「あれはタイタニック村ですね、大きな村ですね」 

「まぁ、タイタニックだもの。大きな村、とりあえず行ってみるわよ、タイタニック村」

「はい、行きましょう」

目の前にある、タイタニック村へ向かう。タイタニック村はかなり広く、他に見てきた村より遥かに広い場所である。タイタニック村より奥に見えるのがタイタニック決闘場。大きくてかなり目立っている、初めて来た冒険者の誰もがあのタイタニック決闘場が見つけやすいくらいに目立っていた。食事屋、武器防具屋、鍛冶屋、畑など色々ある。タイタニック村は広い場所なので一個一個の店が広く出来上がっている

まずは定番の宿屋チェックイン

宿屋でチェックインしてから自由行動

「そういえば、タイタニック決闘はいつからなんですか?」

「決闘は夜の9時からね、夜景が綺麗って言う理由で夜にしたらしいわよ」

「夜なんですね、では夜になったらタイタニック決闘場に集まりますか?私は少し用事があるので」

「それならタイタニック決闘場、直で来て欲しいわ。そこに集合して一緒に見るわよ」

「はい、ではまた後で」

「ええ」

エレナとミラエルは一時解散となり、自由行動をし始める。ミラエルは用事があると言い別方向へ、エレナは剣が錆び付いているため、剣を新しくする、新しくすると言っても受け継がれた剣を進化させるためであって捨てるわけではないと言った理由でエレナは鍛冶屋へ

ミラエルside

エレナと別行動を取ったミラエルは反対方向に用事があり、向かっている。ミラエルが向かっている場所は魔法試し撃ち場、魔法試し撃ち場はその名の通り、魔法を試し撃ちする場所。ミラエルは新しい魔法を習得するためにもっと強くならなくてはならない。強くなって英雄ギルド、家族とまた会うと心に決めたミラエルは魔法試し撃ち場に向かった

魔法試し撃ち場

「レンさんが使っていたアブソリュート・ゼロ、私が使うのは絶対零度。使うのは難関ですね。使った瞬間、手が冷えます」

アブソリュート・ゼロとはまた別の魔法

絶対零度

レンと同じ、手は冷えるが、範囲と威力は数千倍、凍って斬るのではなく、凍って砕ける。慣れなくては使えない

魔法の絶対零度には条件がある

・魔力を溜め込みすぎない

・敵以外の人を凍らせない

これが絶対零度の条件

一人部屋があるため、人には当たらない。観客席もある、観客席の前には鉄壁のシールドがあってそれに当たっても絶対に壊れないようになっている。

「絶対零度」

と放ち、的はいいが、ロボットも巻き添えで凍らせてしまった

「冷たっ!!」

手が凍るほどの冷たさ、魔力を溜めすぎると逆流し、手首に冷が昇ってきて指まで冷が到達すると今度は指の先から凍っていき、手首全体が凍る、だがミラエルはコールド帝国に居たお陰でちょっと耐性が付いてしまっている、それで手は指先しか凍らない、だが凍ったのは暖めれば溶けて元に戻る。何度も使用すると手が完全に凍ってしまう

ミラエルはそんなことを分かっていても絶対零度を撃ち続ける、何度も絶対零度を撃っても魔力を溜めすぎてしまう、撃ちすぎて手全体が凍ってしまった。早く帰るべく魔法試し撃ち場から出て行った

帰りにエレナと鉢合わせる

「・・・どうしたのかしら、その手」

「い、いえ………なんでもないです」

「何をしていたのかしら、言わないと今日の晩御飯、抜きよ」

「魔法試し撃ち場で絶対零度の練習していました、ごめんなさい」

「絶対零度?詳しく」

絶対零度についてエレナに詳しく教えた、撃ちすぎた原因で手が凍ってしまったことも全て話した。エレナは怒ってしまった、怒られるのは当たり前である、絶対零度を何度も撃ち続け、手を凍らせたまま帰ってしまったのだから。エレナはそれについて怒った、でも怒った所もあったが、説教中に安心している場面もミラエルは気付いた、この安心している所はやはり英雄ギルドと少し似ている

凍りついた手で説教は長引き

「結構長引きましたね、説教」

「全くよ、帰るわよ。ミラエル」

「はい、帰りましょう」

エレナの説教後にミラエルを連れて宿屋へ戻った、宿屋へ戻った後はエレナが作ったご飯を食べて幸せになった所で次はタイタニック決闘場で神、女神、天使、悪魔、天皇が戦う時間である、もう始まっているのでエレナとミラエルはタイタニック決闘場へ急いだ

もう最終決戦という、始まったのは昼だったらしい。時間を見間違えるという最大のミスをしてしまったエレナ

タイタニック決闘場

今行っているのは神vs悪魔だったのだが瞬殺でやられ、決闘が終わる。明らかに手を抜いて悪魔を勝たせているようにしか見えなかった、優勝者の悪魔はタイタニック決闘場のテッペンに立った瞬間、タイタニック村の住民は怯え出した、顔は青ざめている

「俺の名は、デヴォル・バレットだァ!今からァ!お前らに!!この村にィ!命令だ!!!」

「命令?ていうか何を怯えているのかしら」

「分かりません、あの悪魔に怯えていますね」

「このタイタニック村はァ、今からァ!!滅ベェ!!!」

この悪魔である、デヴォル・バレットがこの言葉を放った瞬間に目の前から巨大な闇線(あんせん)がこちらに放たれる、その闇線はタイタニック村を滅ぼした
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