最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ

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未知の世界

百十八話 またもや離ればなれ

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闇植物との戦いで紫織、レンが復活し、英雄ギルドが今度は押し始め、これは勝ったなと思い込んでいた次の瞬間、オーブを攻撃していた武翠、紫織、ミラエルが振り下ろされた。振り下ろされた後は闇植物は暴れ始め、今度は違法魔法だったはずの人体錬成をし始めた、人体錬成で出てきた人物は今まで戦ってきた相手である

その相手の中にレンと相性が悪い敵が居た、その挙句にチート能力を上手く使いこなせていない為、相性が悪いと戦うのは自殺行為である。戦いをやめ、撤退しようとしたその時、地面に穴が開き、その穴に落ち、未知の世界へと飛ばされた

「「うわぁぁぁぁ!!」」

地面に落下

「いってて………」

「落下地点が地面って最悪………」

「リノア、無事か?」

「うん、だけど………他のみんなが居ない」

レン、リノアは上から地面に落下してきたが、他のみんなは上から落下して来ない、これははぐれたのかもしれない。他のみんなとまた別れることになったレン達は冷静になって仲間に連絡をする

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
みんなへ

大丈夫か?はぐれちまったけど

無事でいてくれ!

レンより
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

こういうのは最近何回もあるから慣れているレン、次の場所へ行く度に仲間とはぐれる

「てかここ、平地すぎて何も無いな」

「うん、とりあえず進んでみる?」

「ああ、そうしよう」

2人は良く分からない平地を進み始める、歩いてはいるが本当に何も無く、水も動物もモンスターも居ない、空はだいぶ濁ってる。中々怖い所である、レンとリノアは街を見つける為に歩き進める

エレナside

レン、リノアと同じく、空から落下してきた、ミラエル、エレナ

そしてエレナはその地面の落下に激怒中である

「痛いですわ!もう!乙女を地面にぶつけさせるのはなんなんですの!」

「落ち着いてください、エレナ」

「せめて水に落ちたかったですわ」

地面より水の方がマシだとエレナは怒る、エレナは地面の落下について5分以上怒っていた。レディを地面に落下させるのは流石に怒るだろう、エレナとミラエルが落とされた場所はラッキーであった。エレナとミラエルが落ちた場所は英雄国が見える山に落ちたのである

英雄国とは

騎士、冒険者、この2つが英雄の称号を取るか、世界1周して英雄になるか、仲間に英雄は居るのか、この2つのどれかを達成した人が居られる場所

「英雄国………広すぎじゃありませんの?」

「お金持ちがいっぱい居ますからね、その資金で規模を大きくしたんだと思います」

「ふ~ん、あそこに行きますわよ。今行く場所はあそこしかありませんわ」

「はい、そうしましょう」

エレナとミラエルは他に行く場所が無いため、英雄国へ行くことにした。英雄国へ入るにはさっきの3つのどれかが必要である、エレナとミラエルはレンの名を使って入ろうとするが、英雄国にその名を出した瞬間とんでもないことになる

英雄国に着くがやはり英雄国には門番がちゃんと居る

英雄国の門前

「称号、世界1周、仲間に英雄、どれかを達成してるか?」

「今は居ません、だけど仲間にレンと言った英雄が居ます」

「れ、レンだと………貴方達の仲間にレンが居るのか!?」

レンという名を出した瞬間、怯え始め、息を吸ってレンについて聞いてきた。何故レンに怯えているのか分からずに居るエレナとミラエル、レンという名前を出したら顔が真っ青である。レンに怯える所があるのだろうか、ちょっとマズイと思ったのか、もう一度山に戻った、一度話し合った方がいいだろうと

山の上

「一体なんなんですか………」

「お兄様の名前に怯えましたわよ、あの方」

「とにかく、レンさんの名前は避けた方が良さそうですね。普通に嘘をつきましょう、今はそっちの方が良さそうです」

「ええ」

エレナとミラエルはもう一度英雄国へ向かった

紫織side

巻き添えを食らった2組目、紫織、カノン、空から落ちてきて地面、いや国に落下したラッキー組である、だがレン達とははぐれてしまった。地面に落下した紫織とカノンは気絶していた。誰かの家に保護されていた

目を覚ましたのはベッドの上

「あの………だ、大丈夫でしょうか………?」

「大丈夫っ………ありがとう」

「よ、良かったです……!」

他人だから少し怯えているようだ、ここは未知の世界にある何処かの国、だがレンとは遠く離れた街のようだ。紫織とカノンは地面に落下し瞬間、その音に気付いて駆け付けてくれたのがこの子で、この子が親を呼び、親とこの子で紫織とカノンを運び出したらしい。

そして今魔法国で看病されている

魔法国・・・魔法だけの国、全ての出来事は魔法で解決する国

「カノンは………まだだね、えっと………あなたは?」

「わ、私はリュエル・ムェィナです……!」

名前リュエル・ムェイナ

髪色 黄色 

「良い名前だね、私は紫織、英雄ギルドって言うギルドに所属してる。今は人とはぐれてね」

「英雄……ギルド……?」

紫織は英雄ギルドについて説明をした、説明してる時のリュエル・ムェィナは目を輝かやかせて聞いていた。目を輝かせていたので紫織は旅の物語を聞かせてあげた、ついでに兄の物語自慢もした、自慢をしている紫織の顔は誇らしげで笑っていた。ウチの兄は強いんだって、だけど甘々で可愛いって所を話したら、リュエル・ムェィナは苦笑いしてしまった

「で、でも、れ、レンさんって方凄いですね……!」

「でしょ?でもお兄ちゃんとははぐれちゃったから何処に居るのか分からない、合わせたかったけどごめんね」

「い、いえ!き、機会があったらあ、合わせてください!は、はぐれてしまったのなら仕方ないです」

「ありがとう」

そしてまたムェィナに紫織のお兄ちゃん自慢話が始まり、ブラコンである紫織のお兄ちゃん自慢話が一日中続いたことは内緒にしよう

武翠side

闇植物との戦いで一度戦闘中止をし、撤退をしようとしたら地面に穴が開き、その穴に落ちて、空から落下して地面に直撃した武翠とフェアリ、落下してから直ぐに目を覚ました2人だが、2人はもう移動していて、国へ到着していた。国は広く、風も気持ちが良い、また地下で、見覚えのある国で、武翠の故郷だ

到着した国は武翠の故郷、底戦国だ

「久しぶりに来たな、私の故郷」

「武翠ちゃんの故郷なんだ~」

「ああ、戦の国で良く食料で戦争をする国なんだが、私が止めると収まっちゃう、私が愛されてる国でもある」

「今絶賛戦争中だけど~・・・止めた方が良いんじゃない?」

今食料で戦争中の底戦国民は、武翠が止めに行かないと戦争は止まらない国である。みんな戦闘狂すぎて一人が争いだしたら、どんどん人が集まり出して大人数で戦い始めちゃう人達、それを止められるのはこの底戦国の中で一人、武翠しか止められないという苦労する人達である。武翠が居ないと無限に戦い始めてしまう。久しぶりに帰ってきた武翠はみんなの戦いを止めた

理由を聞いたら、やはり食料争いだった

「武翠だ!」

「むーちゃんじゃないの!」

「武翠お姉ちゃんが帰ってきたーーー!!」

食料争いがもう無かったかのようにみんなは戦争を止めて久しぶりに帰ってきた武翠を歓迎した、仲間であるフェアリを紹介すると急に泣き出して歓迎してくれた、どうやら武翠には本物の仲間というものが居なかった為、心配してたらしい。その武翠に仲間が出来てまた感動して泣き出してしまった底戦国民、さっきの戦争はなんだったのだろうか

底戦国民はさっきの戦争とは違って笑顔で歓迎してくれた事に驚いた

「そういえば、仲間と言っていたけど、武翠ちゃんは今何してるの?」

「今はな、英雄ギルドと言うギルドで頑張っている」

「「「英雄ギルド!?」」」

「みんな、英雄ギルドのこと知ってるの~?」

頷く

どうやら噂を耳にしていたらしい、それを聞いていたのか、いつしか会えないかとソワソワしていた。武翠とフェアリが英雄ギルドだということを知り、更に歓迎してくれた。底戦国民、みんな英雄ギルドのファンという、英雄ギルドの名を聞いただけで、英雄ギルドというギルドに居るだけでこんなにも喜んでくれるとは思わなかった2人

歓迎してくれてから夕方までパーティーを開いた、みんなでワイワイしてみんなで数少ない食料を食べて飲んで楽しんだ、楽しんだ後は宿屋にチェックインして部屋へ入った

「こんなに歓迎してくれるとは思わなかったよ~」

「なんだかんだ優しい人達だからな、明日は何するか?」

「ん~のんびりしたいね」

「そうするか、戦いで疲れてる訳だしな」

武翠とフェアリの明日の予定はのんびりとして疲れを取る

今日は早く寝てまた明日に備えた
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