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機械工場

九十八話 敗北と仲間

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30%ステージに来たミラエルとクート、10%、20%と苦戦してきたパーセントステージはいよいよ30%まで来た。ミラエルとクートは30%ステージでまたもや苦戦している。

まだ攻略の鍵も掴めていないミラエルとクート

「これじゃ、戦いが何もかもつまらないな」

武器 静電剣

静電気で作られた剣

「これならおもろそうだ、これならおめぇとも戦えるなさあ!斬りかかって来い!ファルコ・クート!!」

「無闇に静電気へ斬り掛かれるかよ、ただ感電して来いって言ってるようなもんじゃねぇか」

例え、相手に斬りかかったとしても静電気が心臓まで来てやられるだけ。無闇に斬りかからず、相手を攻撃する方法。だが攻撃をしてもシールドで抑えられる、ただのズル賢いヤツである。

静電気とシールドをどう対処したらいいかを考えるミラエル

更に静電気の剣を作り出すのは難易度が上がる、対処しずらい相手のロン・ジルファン。ただただ普通に攻撃しても効かない、魔法も効かない、30%で完全に仕留めようとするミラエル

「合体魔法ならいけるかもしれません」

「合体魔法?なんだそりゃ、剣貸すとかか?」

「はい、でもまたクートさんの魔力が必要になります。これで効かなかったら策はもうありません」

「マジかよ、じゃ、全力で魔力を譲渡するぜ」

「お願いします」

剣を上に投げた

スキル マルチプル・グラディウス・オルムギガンテ

巨大複数の氷剣、クートの剣を巨大に変えた

「んじゃ、俺はこいつを使うか!ハートブレイカー!!」

ハートブレイカーを発動

大剣

「ハートブレイカーか、それは寿命を削るって聞いたが正気か?」

「元から正気じゃねぇよ!」

大剣で斬り掛かる

静電剣とぶつかり合う、静電剣とぶつかり合って多少は静電気を食らうがハートブレイカーの耐性付きでなんとかいけている。だがこれを突破してシールドを破壊されなければ、マルチプル・グラディウス・オルムギガンテは放たれない。ファルコ・クートは大剣へ更に力を入れる

ロン・ジルファンはその力に押される

「なん……だ………こいつ……!!」

「この土壇場で力負けか!?ブラックナイトの手下も大したことないんだなッ!!!」

押し返す

押し返された瞬間、膝を着き始める。隙が現れ始めた証拠である、それに気付いたのかファルコ・クートは再び斬り掛かり、静電気シールドとぶつかり合う。さっきの静電剣より感電が凄い、だがファルコ・クートは男、そんなの我慢してシールド破壊に集中する

「お前、効いてないのか?それとも痩せ我慢か?変な奴だな、余計殺したくなる」

「あぁ、効いてるよ、効いてるさ、でもよ。諦めないことは騎士団の名誉でもあるな」

一旦離れるロン・ジルファン

「はぁあ、イラついてきたわ。もういい………パーセンテージを最大に上げる。これでお前らを殺してやるよ」

「やらせません!」

巨大複数の氷剣を放つ

だがシールドにぶつかる、その間にパーセンテージを上げる

コマンドスキル パーセンテージ100%

かなり姿が変わる、緑色髪で緑色の目だった人間が化け物に変形し始める。正体は緑のドラゴン、誰も知らない未知のドラゴンである、級の中には無いはずのドラゴン。しかもドラゴンの高さは空にギリ届くか届かないかくらい、かなりの高さである

ロン・ジルファンは自我が無くなったのか吠えることしか出来なくなっていた。完全にドラゴンへと変化している、吠える時は鼓膜が破れるくらいであり、吹き飛ばされるくらい。だいぶ強烈な咆哮である。

「こんな化け物になる奴がブラックナイトに居たのか、でもなんでこんな強い奴なのに、ブラックナイトの手下なんだ?」

「分かりません、自分を犠牲にしてまで化け物になるんですね」

「ああ」

喋って油断していると

ドラゴンに変化したロン・ジルファンは巨大なしっぽでミラエルとファルコ・クートを攻撃してきた、思いっきり振りかぶって攻撃してきたのか、ミラエルとクートは吹っ飛んだ

スキル ゼルザールヴャクトル

「ヴォォォォォッ!!!」

しっぽで地面を揺らし、地面が割れて地面から強風が出てくる

「上に飛ぶぞ!食らったらマズイ!」

上に飛んだ

だが直ぐに追い付いてくる、この追い付いてくるウザったい強風は囮だった。逃げた先には緑色のドラゴン、ロン︎ジルファンが待ち受けていた。そのドラゴンは口を大きく開ける

スキル ウィンドブレス

「ヴォォォォォッ!!!」

緑色のブレスを吐き始めた

「狙いはこれだったか!ドラゴンになっても知能は100%かよ!」

ミラエルとファルコ・クートはウィンドブレスを食らったかと思いきや、クートはミラエルを庇って自分だけ受けた

「かハッ」

そのまま地面に落下

「一人じゃ勝てません、こんなの。クートさん!しっかりしてください!」

もう完全に力尽きたのか、重症ではあるが、息はある

ここからはミラエルと緑色のドラゴン、ロン・ジルファンだけの戦いになる。だが勝てる自信はない、ミラエル

こんなの勝てないですよ………

20%、30%はなんとか勝てましたが、いきなり100%になった挙句に未知のドラゴンへ変化するなんて。大体こんなのおかしいですよ、こんなの………

ドラゴンは攻撃の準備に入る

「これはもう負けですね、ありがとうございました、英雄ギルドの皆さん」

死を悟ったのか、もう戦う気力も無くなり、ただただ攻撃されるのを待ち続ける

スキル バルウィンド

風の球を放つ

風の球はミラエルに直撃………とその時、もうスレスレの所で誰かの魔法が飛んでくる。風の球は破壊され、ミラエルは無事だ

「え?」

正体は

「お待たせしましたわ、ミラエル」

「ふ~なんとか間に合ったね~」

英雄ギルドと騎士団の皆だった。他の区には来れないはず、どうやって来たのかは分からず、でも危険時に来てくれたことに内心喜ぶミラエル。英雄ギルドはピンチ時に助けに来てくれる。助けに来てくれたという事は戦いに勝ったということ、その戦闘直後の皆に本音をぶつけるミラエル

協力して欲しい

と言った瞬間

「ミラエルに協力する為に来たんだ、もちろん一緒に戦う」

「私もですわ」

みんな、了承してくれた

「クートがやられるくらいだから、相当強いね」

「それは今に始まった事じゃないよ、強敵なんかいくらでも会ってきたし、戦ってきた。さっきもそう。だから今更ビビっても勝てるものも勝てないよ」

「ビビってませんわ、ビビってないなら遠慮なく、叩いていいのですわね?」

「うん、一緒に撃ち込もう。これに掛ける」

「みんなで行こうか、ミラエルも」

「はい」

立ち上がる

これを倒してレンさんに引き継ぐと決めたミラエル、来てくれた仲間と騎士団と一緒に攻撃を仕掛ける

まずは前衛から

ユフィ・ルリシア アイシャ・エレナ

スキル クリムゾンバード

スキル 雷速

ヴェーデル・クレイン 武翠

スキル クリムゾンフェニックス

スキル 壊炎

紫織 リノア

スキル フューエル・エクスプロージョン

スキル ノワールフランマ・パラリジ

ミラエル

スキル マルチプル・グラディウス・オルムギガンテ

一斉に放つ、斬る

「ヴォォォォォッ!!!!!!」

たロン・ジルファンは叫びながら強力な攻撃を食らい、そのまま塵になり、仲間が駆け付けてくれて仲間と一緒に攻撃をして、攻撃を受けたロン・ジルファンは敗北して英雄ギルドと騎士団は勝利へ

その事をみんなは疲れた、長い戦いだったねと言った、だがまだレンの戦いが残っている

ミラエルはエレナに抱きついた

「よしよし、良く頑張りましたわ、ミラエル」

「はい………頑張りました………」

「紫織も来るかしら?」

「私も一緒に慰めて」

紫織もエレナに抱きついて完全にママになる

「はは、完全にママじゃねぇか」

「なあ、レンは勝てるだろうか。ブラックナイトに」

「勝てるよ、きっと。だって僕達や王国を救ってるから」

「ああ、そうだな」

みんなはレンの無事を祈って待ち続ける

ミラエル&ファルコ・クートvsロン・ジルファン

ミラエル&ファルコ・クート 敗北

英雄ギルド&騎士団vsロン・ジルファン

英雄ギルド&騎士 勝利
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