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機械工場
九十二話 引き継がれる魔法
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フォルス区
武翠side
破雷姉さんは元から私より強い、私では到底敵わない。騎士団である、クレインと協力しているのだがやはり破雷姉さんは強い
「まだまだね、武翠」
(どうやったら、破雷姉さんに勝てる………騎士団と協力しても勝てない相手はどうやって勝つんだ)
「立ち止まって考えてもどうにも出来ません、答えは戦いの中で見つけるしかないですよ」
「ああ、そうだな」
立ち止まってちゃ何も始まらないし、多分破雷姉さんには勝てない。まずは相手がどう動くか、どんな魔法を使ってくるか、まずそれを分からなきゃいけない、相手に魔法を使わせたい、戦ってはいるが、一度も魔法を使ってくれない
スキル コマンダー・藁人形
号令、周りに現れてきた藁人形。藁人形達はぶつかり合い、複製される藁人形の数は20体
「な、なんだ?」
「藁人形ですよ、あれ、気をつけてください。タダならぬ悪が感じられます」
こちらに放ってきた
10体ずつ藁人形は私とクレインに張り付く
「張り付いたぞ!しかも取れない……!」
「くっ、これはまずいですね……!」
「はは、これで終わりよ!食らいなさい!張り付かなったら弱い、張り付いたら数百倍強い!その威力を受けてみなさい!」
藁人形を刺した瞬間、藁人形が一つ一つ爆破していく
武翠とクレインはその数百倍の爆破を受け、重症、まともに立てることは無いだろう。
「「……………」」
2人は無言
勝敗はついた
「私の勝ちね、まぁ、せいぜいこの世界が破壊される瞬間を見届けるのね~それじゃあね~」
インフレ攻撃なんて効かない訳が無い
勝敗は最初から分かっていた、なのに私は勝てるとか言ってブラックナイトに勝負を挑んでいた。最初から挑んでいなければ良かったのかもしれないがブラックナイトに勝つ為には諦めてはらない
「コホッコホッ………」
「まだ生きてたのね」
「妹………を………そんな風に………扱うやつだとは………思わなかった………!見損なったぞ………!」
「なんとでも言いなさい、騎士団とあんたは私に負けた。見逃してあげるから早くお家に帰りなさい」
私達はブラックナイトに敗北した、私はなんとか喋れはするがクレインは重症。あの魔法は1体で十分な程だったが20体となると重症じゃすまない、私達は運良く重症で済んだが………回復魔法が無いからこの怪我を治すことも出来ないのが悔しい
(もう打つ手無し………か)
クレインside
(あれ?ここは……第3王国?)
重症で倒れていたクレインは何故か第3王国に居た
人も居る
すると
「おーい?どうしたんだ?さっきからボーッとしてよ」
「アレク?なんで………」
「ん?何言ってんだ?大丈夫か?」
心配した顔でこちらを見てきた
「虐められたか?おい?それとも体調悪いか?」
「大丈夫、ちょっと目眩がしただけだから」
「余計大丈夫かよ………まぁ、何かあったら言えよ」
「うん、言うよ」
第3王国の王国に入る
ジェイルも居る、こんなの夢みたいだ
「ん?どうかしたか?クレイン、俺の顔になんか付いてるか?」
少し見すぎてしまったようだ
「いやなんでもないよ」
「そうか?ならいいが」
懐かしい顔を見たくなってしまったのは内緒にしておこう
まだこの状況を理解出来ていない、僕はブラックナイトにやられて気を失っていたはず。なのに夢から目覚められない、でもこの夢は終わらないで欲しい、ずっとこのままで居たい
「そうだ、レンは最近元気にしているか?第3王国を旅立ってからそこそこ経つが」
「丁度昨日、レンから手紙届いてたぜ。手紙の内容を見たら、心配しなくてもめちゃくちゃ元気だって、良かったな、ルリシア」
「な、何故!/////私に聞く!/////」
夢の正体が分かった
リーダーこと、英雄ギルドのレンさんがこの王国を救い、誰も犠牲ならずのハッピーエンドの世界、こんな日々がこのまま続いて欲しい………でも、僕にはまだ使命が残ってるから行かなきゃならない
帰る方法のキーマンとなる人物は多分アレク
僕はアレクを部屋に呼び出した
「お前から部屋に呼び出すなんて珍しいな、今日は様子がおかしかったし………なんか俺に伝えたいことがあんだろ、言ってみ」
アレクはもう気付いていた
僕は一度深呼吸
「僕はまだ騎士団としてみんなを守れるのかな………アレクからみて僕は強い?どうしても自分で弱いと思い込んでしまう。この未熟な騎士団だ………だから君の言葉で僕の背中を押して欲しい」
不安ばかりアレクにぶつけた
「クレインは十分強いし、騎士団としてちゃんと守れてると思うぜ。クレインはまだ本気を出してないから不安になるんだ」
「僕の本気………?」
「そう、第2武器………ハートブレイカーなんて一度も使ってねぇじゃんか。俺はもう使ったがな」
ハハッと笑うアレク
「ハートブレイカーって寿命を削るんだよね………?なんでそんな軽い気持ちで使える?」
「軽い気持ちでやってない、戦う時なんてガチだ。でも流石に毎回は使えないからたまにしか…………ハートブレイカーは騎士団の証と言っても過言じゃねぇ」
「騎士団の証………」
軽い気持ちでやってた訳では無いんだ、軽い気持ちでやっていたら騎士団は名乗れない。寿命を削るが人を救う唯一の武器でもある、けど僕はそれが怖くて使えていない
「怖いのか?大丈夫だ、使う時が来たら一緒に使おう。一緒に使用すれば大丈夫か?」
「それなら………」
「使う時は自分で今って思った時だ、俺が例え死んでも傍には居る。怖がらず使え、いいな?」
「今使う時、僕は今その状況だよ」
「はは、なら使ってドンッとぶっ飛ばしてやれ!やり返せないものはパワーアップしてやり返せ!行け!クレイン!」
背中を押してくれたと同時に目を覚ます
「ほんっと、何処まで良い人なんだ」
立ち上がる
「あの攻撃で起き上がれるとわね、驚いたわ」
武翠を安全な所で横たわらせた
「もう負けやしないよ」
「クレ………イン………」
「後は僕に任せて、もう大丈夫だから」
武翠は頷いた
クレインは再びブラックナイトの元へ
「今更どうしたの?また死にたいのかしら?」
「いや、勝ちに来た」
「は?」
どうやら勝ちという言葉は嫌いみたいだ
「そんな死にたいのね、死なせてあげるわ!!」
スキル グランドコマンダー・藁人形
20体全ての藁人形が合体して1つになり、巨大な藁人形になる
「これが私の最大火力!」
心臓に手を当てる
(行くよ、アレク)
「ハートブレイカー」
ハートブレイカー発動
心臓の辺りから炎が
「な、なによ、それ!」
武器を取り出す
手に持っているのはフレイムソード、アレクから引き継がれた
「ふ、ふんっ!そんな弱っちい魔法じゃ、私に勝てないわ!」
「焦りを見せたね、ブラックナイト」
「くっ!黙りなさい!さっきまでボコボコにやられて倒れてた癖に!雑魚は黙っていればいいのよ!」
「それは違うぞ、破雷姉さん」
いつの間にか、重症から回復していた
その後ろにはエレナお嬢様とルリシアが居た、どうやらあの二人が武翠さんを回復させたようだ
武翠side
「あんたまでっ、さっきボコボコにされたはず………」
「破雷姉さん、騎士団も英雄ギルドも強いさ。だからそんな雑魚なんて二度と口にするな!」
「ッ!な、なによ………私に反抗する気……?私に反抗するなんて良い度胸じゃない」
巨大な藁人形を放つ
だが爆破には10秒かかる
「あの人を助けられるのは君だけ、僕はあの藁人形を破壊する。君はあの人を救ってあげてくれ」
「ああ」
姉に向かって走る
スキル クリムゾンフレイム
キンッと硬い、切れない、まるでダイヤモンド
「くっ!なんて硬さ………!」
「ちょ、武翠、なにすんのよっ!」
肩を持つ
「私は破雷姉さんを救いに来た!武翠姉さん!なあ!目を覚ましてくれ!」
「目を覚ます?馬鹿言ってんじゃないわよ、もう覚ましてるわ。でもあんた達の傍に着くつもりは無いわ」
残り5秒
私が破雷姉さんを救う
私は破雷姉さんを救う
私の手で破雷姉さんを救う
私がこの手で
「さあ!フィニッシュよ、あんた達は終わりよ!死になさい!」
残り3秒
クレインside
(アレク、最後まで付き合ってくれるよね)
『ああ、一緒に行くぞ!相棒!』
隣にアレクが居る
居なくても僕の心の中には居る
僕は更なる高みへ
スキル クリムゾンフェニックス
深紅色の不死鳥
「はぁぁぁっ!終わりだッッ!!!」
巨大な藁人形を斬る
「んなっ!そんな……私の藁人形が………こんなにもあっさり……」
わずか0.1秒を残し、藁人形を斬って止めた
武翠side
「目を覚ませ!破雷姉さん!どう足掻こうとも私達に勝てないことを認めて諦めるんだ!!」
多分人に向かって感情のこもった言葉を放つのは初だ
破雷姉さんは膝を着く
「もう無理って気付いたわよ………これが私の全力で最大火力だもの………私の負けよ」
勝てないと判断したのか、降参した
ここまでにさせるとは流石騎士団No.2
私は破雷姉さんに抱き着いた、久しぶりの再会でこんな事してる場合では無かったからな。久しぶりに会ったと思ったら、いきなり勝負が始まるし、ボコボコにされるしで何も話せなかった
破雷姉さんは私に抱き着かれたのか、少し照れている
「私、武翠に対して口悪かったわね………もう姉と見なくていいわよ、こんな姉好きじゃないでしょ………?」
「今も昔も好きだ、これからもずっと私の姉だ」
涙を流す
「馬鹿………じゃないのっ………」
「ああ、馬鹿だ、私は。でも同じくらい破雷姉さんも馬鹿だ」
「っ………こんな………人の心も無い姉を許す………なんてあんた変わってるわよっ………」
「そうだな、それでも私は破雷姉さんを尊敬してるし、家族として、姉としてずっと好きでいる」
抱き着く力が強まった
ここは頭を撫でるべきだろうか、嫌がるからやめておこう。
私はこの状況を幸せに感じた
武翠&クレインvs破雷
勝者 武翠&クレイン
武翠side
破雷姉さんは元から私より強い、私では到底敵わない。騎士団である、クレインと協力しているのだがやはり破雷姉さんは強い
「まだまだね、武翠」
(どうやったら、破雷姉さんに勝てる………騎士団と協力しても勝てない相手はどうやって勝つんだ)
「立ち止まって考えてもどうにも出来ません、答えは戦いの中で見つけるしかないですよ」
「ああ、そうだな」
立ち止まってちゃ何も始まらないし、多分破雷姉さんには勝てない。まずは相手がどう動くか、どんな魔法を使ってくるか、まずそれを分からなきゃいけない、相手に魔法を使わせたい、戦ってはいるが、一度も魔法を使ってくれない
スキル コマンダー・藁人形
号令、周りに現れてきた藁人形。藁人形達はぶつかり合い、複製される藁人形の数は20体
「な、なんだ?」
「藁人形ですよ、あれ、気をつけてください。タダならぬ悪が感じられます」
こちらに放ってきた
10体ずつ藁人形は私とクレインに張り付く
「張り付いたぞ!しかも取れない……!」
「くっ、これはまずいですね……!」
「はは、これで終わりよ!食らいなさい!張り付かなったら弱い、張り付いたら数百倍強い!その威力を受けてみなさい!」
藁人形を刺した瞬間、藁人形が一つ一つ爆破していく
武翠とクレインはその数百倍の爆破を受け、重症、まともに立てることは無いだろう。
「「……………」」
2人は無言
勝敗はついた
「私の勝ちね、まぁ、せいぜいこの世界が破壊される瞬間を見届けるのね~それじゃあね~」
インフレ攻撃なんて効かない訳が無い
勝敗は最初から分かっていた、なのに私は勝てるとか言ってブラックナイトに勝負を挑んでいた。最初から挑んでいなければ良かったのかもしれないがブラックナイトに勝つ為には諦めてはらない
「コホッコホッ………」
「まだ生きてたのね」
「妹………を………そんな風に………扱うやつだとは………思わなかった………!見損なったぞ………!」
「なんとでも言いなさい、騎士団とあんたは私に負けた。見逃してあげるから早くお家に帰りなさい」
私達はブラックナイトに敗北した、私はなんとか喋れはするがクレインは重症。あの魔法は1体で十分な程だったが20体となると重症じゃすまない、私達は運良く重症で済んだが………回復魔法が無いからこの怪我を治すことも出来ないのが悔しい
(もう打つ手無し………か)
クレインside
(あれ?ここは……第3王国?)
重症で倒れていたクレインは何故か第3王国に居た
人も居る
すると
「おーい?どうしたんだ?さっきからボーッとしてよ」
「アレク?なんで………」
「ん?何言ってんだ?大丈夫か?」
心配した顔でこちらを見てきた
「虐められたか?おい?それとも体調悪いか?」
「大丈夫、ちょっと目眩がしただけだから」
「余計大丈夫かよ………まぁ、何かあったら言えよ」
「うん、言うよ」
第3王国の王国に入る
ジェイルも居る、こんなの夢みたいだ
「ん?どうかしたか?クレイン、俺の顔になんか付いてるか?」
少し見すぎてしまったようだ
「いやなんでもないよ」
「そうか?ならいいが」
懐かしい顔を見たくなってしまったのは内緒にしておこう
まだこの状況を理解出来ていない、僕はブラックナイトにやられて気を失っていたはず。なのに夢から目覚められない、でもこの夢は終わらないで欲しい、ずっとこのままで居たい
「そうだ、レンは最近元気にしているか?第3王国を旅立ってからそこそこ経つが」
「丁度昨日、レンから手紙届いてたぜ。手紙の内容を見たら、心配しなくてもめちゃくちゃ元気だって、良かったな、ルリシア」
「な、何故!/////私に聞く!/////」
夢の正体が分かった
リーダーこと、英雄ギルドのレンさんがこの王国を救い、誰も犠牲ならずのハッピーエンドの世界、こんな日々がこのまま続いて欲しい………でも、僕にはまだ使命が残ってるから行かなきゃならない
帰る方法のキーマンとなる人物は多分アレク
僕はアレクを部屋に呼び出した
「お前から部屋に呼び出すなんて珍しいな、今日は様子がおかしかったし………なんか俺に伝えたいことがあんだろ、言ってみ」
アレクはもう気付いていた
僕は一度深呼吸
「僕はまだ騎士団としてみんなを守れるのかな………アレクからみて僕は強い?どうしても自分で弱いと思い込んでしまう。この未熟な騎士団だ………だから君の言葉で僕の背中を押して欲しい」
不安ばかりアレクにぶつけた
「クレインは十分強いし、騎士団としてちゃんと守れてると思うぜ。クレインはまだ本気を出してないから不安になるんだ」
「僕の本気………?」
「そう、第2武器………ハートブレイカーなんて一度も使ってねぇじゃんか。俺はもう使ったがな」
ハハッと笑うアレク
「ハートブレイカーって寿命を削るんだよね………?なんでそんな軽い気持ちで使える?」
「軽い気持ちでやってない、戦う時なんてガチだ。でも流石に毎回は使えないからたまにしか…………ハートブレイカーは騎士団の証と言っても過言じゃねぇ」
「騎士団の証………」
軽い気持ちでやってた訳では無いんだ、軽い気持ちでやっていたら騎士団は名乗れない。寿命を削るが人を救う唯一の武器でもある、けど僕はそれが怖くて使えていない
「怖いのか?大丈夫だ、使う時が来たら一緒に使おう。一緒に使用すれば大丈夫か?」
「それなら………」
「使う時は自分で今って思った時だ、俺が例え死んでも傍には居る。怖がらず使え、いいな?」
「今使う時、僕は今その状況だよ」
「はは、なら使ってドンッとぶっ飛ばしてやれ!やり返せないものはパワーアップしてやり返せ!行け!クレイン!」
背中を押してくれたと同時に目を覚ます
「ほんっと、何処まで良い人なんだ」
立ち上がる
「あの攻撃で起き上がれるとわね、驚いたわ」
武翠を安全な所で横たわらせた
「もう負けやしないよ」
「クレ………イン………」
「後は僕に任せて、もう大丈夫だから」
武翠は頷いた
クレインは再びブラックナイトの元へ
「今更どうしたの?また死にたいのかしら?」
「いや、勝ちに来た」
「は?」
どうやら勝ちという言葉は嫌いみたいだ
「そんな死にたいのね、死なせてあげるわ!!」
スキル グランドコマンダー・藁人形
20体全ての藁人形が合体して1つになり、巨大な藁人形になる
「これが私の最大火力!」
心臓に手を当てる
(行くよ、アレク)
「ハートブレイカー」
ハートブレイカー発動
心臓の辺りから炎が
「な、なによ、それ!」
武器を取り出す
手に持っているのはフレイムソード、アレクから引き継がれた
「ふ、ふんっ!そんな弱っちい魔法じゃ、私に勝てないわ!」
「焦りを見せたね、ブラックナイト」
「くっ!黙りなさい!さっきまでボコボコにやられて倒れてた癖に!雑魚は黙っていればいいのよ!」
「それは違うぞ、破雷姉さん」
いつの間にか、重症から回復していた
その後ろにはエレナお嬢様とルリシアが居た、どうやらあの二人が武翠さんを回復させたようだ
武翠side
「あんたまでっ、さっきボコボコにされたはず………」
「破雷姉さん、騎士団も英雄ギルドも強いさ。だからそんな雑魚なんて二度と口にするな!」
「ッ!な、なによ………私に反抗する気……?私に反抗するなんて良い度胸じゃない」
巨大な藁人形を放つ
だが爆破には10秒かかる
「あの人を助けられるのは君だけ、僕はあの藁人形を破壊する。君はあの人を救ってあげてくれ」
「ああ」
姉に向かって走る
スキル クリムゾンフレイム
キンッと硬い、切れない、まるでダイヤモンド
「くっ!なんて硬さ………!」
「ちょ、武翠、なにすんのよっ!」
肩を持つ
「私は破雷姉さんを救いに来た!武翠姉さん!なあ!目を覚ましてくれ!」
「目を覚ます?馬鹿言ってんじゃないわよ、もう覚ましてるわ。でもあんた達の傍に着くつもりは無いわ」
残り5秒
私が破雷姉さんを救う
私は破雷姉さんを救う
私の手で破雷姉さんを救う
私がこの手で
「さあ!フィニッシュよ、あんた達は終わりよ!死になさい!」
残り3秒
クレインside
(アレク、最後まで付き合ってくれるよね)
『ああ、一緒に行くぞ!相棒!』
隣にアレクが居る
居なくても僕の心の中には居る
僕は更なる高みへ
スキル クリムゾンフェニックス
深紅色の不死鳥
「はぁぁぁっ!終わりだッッ!!!」
巨大な藁人形を斬る
「んなっ!そんな……私の藁人形が………こんなにもあっさり……」
わずか0.1秒を残し、藁人形を斬って止めた
武翠side
「目を覚ませ!破雷姉さん!どう足掻こうとも私達に勝てないことを認めて諦めるんだ!!」
多分人に向かって感情のこもった言葉を放つのは初だ
破雷姉さんは膝を着く
「もう無理って気付いたわよ………これが私の全力で最大火力だもの………私の負けよ」
勝てないと判断したのか、降参した
ここまでにさせるとは流石騎士団No.2
私は破雷姉さんに抱き着いた、久しぶりの再会でこんな事してる場合では無かったからな。久しぶりに会ったと思ったら、いきなり勝負が始まるし、ボコボコにされるしで何も話せなかった
破雷姉さんは私に抱き着かれたのか、少し照れている
「私、武翠に対して口悪かったわね………もう姉と見なくていいわよ、こんな姉好きじゃないでしょ………?」
「今も昔も好きだ、これからもずっと私の姉だ」
涙を流す
「馬鹿………じゃないのっ………」
「ああ、馬鹿だ、私は。でも同じくらい破雷姉さんも馬鹿だ」
「っ………こんな………人の心も無い姉を許す………なんてあんた変わってるわよっ………」
「そうだな、それでも私は破雷姉さんを尊敬してるし、家族として、姉としてずっと好きでいる」
抱き着く力が強まった
ここは頭を撫でるべきだろうか、嫌がるからやめておこう。
私はこの状況を幸せに感じた
武翠&クレインvs破雷
勝者 武翠&クレイン
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