最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ

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オーシャン村

六十九話 裏の顔

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俺達は次のクエスト、クエスト6-2「海底ダンジョンから脱出せよ」をクリアする為に海底ダンジョンに来たのだが、ボコボコにしすぎて早くも第S6階層に来てしまった。

第S6階層のボスは人魚

「え?人魚?」

「海底ダンジョンをクリアする為に早くやるか」

杖を構える

「待て」

抑える

「んだよ?止めたら進まないぞ?」

「それは分かってる、でも攻撃してくる様子が無いんだ」

攻撃する所か、怯えている

俺は話しかけようと、そっと近く

「大丈夫か?」

首を横に振った、意思はあるらしい

「大丈夫だ、俺らは敵じゃない」

「ほ、本当……?」

「ああ」

顔真っ青だったが、敵じゃないと判断したのか安心し始めた

「でもなんで海底ダンジョンに、S6階層に居るのよ?」

「わ、私………ここの住民に放り込まれたんです………分からずに無我夢中に走ってたらここに着いて………ここで気絶して………貴方達に出会ったんです…………」

「ここの住民ってことはオーシャン村の住民ってことですわ」

「マジかよ、アイツら、こんなことする奴らだったのか?」

「信用なんか無かったけど………まぁ、怪しくはあったな」

このオーシャン村に来た時からそうだった、なんかずっと隠してる感じだったし………明らかに怪しいとは思っていたが………てか待て、もしかしてかもしれないが

「あの時俺に語りかけてきたのって」

「わ、私です………私………ランダムに人に語りかけられる魔法持ってます…………」

「その魔法は確か………ヒューマンハートとかいうダサい魔法ですね」

「わ、私もダサいって思います…………あ、あの………私を………」

「言われなくても分かってる、絶対助けるから」

「は、はい………!」

涙目でありがとうございますと感謝された

こんな所で放っておけないし、助けないという選択肢は無い

俺達は早く脱出させる為に手加減無しでこの海底ダンジョンのボス達をボコボコにして脱出した。本当にごめん、海底ダンジョンのボス達よ、悪気は無いんだ

と謝って外へ出た

クエスト6-2「海底ダンジョンから脱出せよ」がクリアされました

「は、早い………ってウァーリ!」

「なんだ?知り合いなんか?」

「幼馴染なんですよ~!心配したよ~!ウァーリ!」

「ごめんね………ここの住民に放り込まれちゃって…………」

「私の幼馴染になんて事を!!」

あまりの酷さに怒りの感情を現すシェラ

「誰にやられたの!?」

「三大海王にやられて…………」

「あの人達、人を守るとか言っといて何やってるの………!」

三大海王とはなんなのだろうか、ここのオーシャン村に着いてから一度も聞いた事がない。

シェラに誰なのか聞いてみた所、この村を守る王みたいらしい

「三大海王………裏で裏の顔を出す、とんでもない奴らってことだけは分かった」

「裏は悪で、表は正義を語るカス共か」

「そういうこった」

裏では悪のやつに正義を語る価値なんてないというのを証明してやる。正義には悪がない、俺達が正義に、いや英雄になるからな

この子もこの残酷な世界から救い出す

「とりあえず、女子部屋に泊めてやってくれ」

「分かりました」

「ええ、分かったわ」

「私も一緒に泊まるね」

「おう、一緒に居てやってくれ」

宿前

「あ、後、宿の外から出させるな、外に出て三大海王と鉢合わせたら大変だからな」

「ここからは自由行動しよ、私達は買い物あるから」

「そうですわね、ウァーリさんの管理はシェラさんに任せますわね」

「任せて~傍から離れないでね~ウァーリ」

「うん」

「んじゃ、自由行動だ」

エレナ ミラエル 紫織 莉乃香で買い物

レン カグルでどっかぶらぶらする

なんだろう、2人にしたら嫌な予感しかしない

紫織side

「本当に2人にして大丈夫だったの?」

「どういう事ですか?」

「あの二人には信用してるけど…………私達があの場を離れたら、なんか嫌な予感しかしなくて」

「気の所為よ、きっと」

「そうかな………」

この兄妹の嫌な予感は当たってしまう

レンside

「武器屋なんて見てどうすんだよ」

「良い武器無いかな~って」

「いやもう武器2個もあるだろ」

ここに来たのは武器を見に来たからでは無い

三大海王の監視だ、今俺の後ろに通っている人物のこと。街はキャーキャーワイワイ騒いでいる

「三大海王、居るからな、監視だ」

「なるほどな、最初からそう言ってくれよ」

「はは、悪い」

明らかに怪しそうには見えない

でも三大海王の1人は糸目だ、そうオタク界隈では糸目の目をした男は怪しいという

何それ~

オタク界隈の話だ、そういう設定なんだよ

へ~じゃあ、糸目の人は怪しいってこと?

そうだな、糸目は怪しい、後の2人は優しそうな顔してるけど優しそうな顔をしてればしてるほど、裏の顔はクズだ

レン君の言う通りなら警戒はしておいた方がいいね

ああ

会話は途切れた

「今日はアイツらを監視するしかないか」

「バレてなんか言われても知らないからな………ったく」

そんな事を言いながらもレンに着いて行った

三大海王の後を着いて行った

最初にやる事は買い物だ、このイケメン達の買い物なんて見たくないからパスだ、次は海底ダンジョン

「もしかして探しに来たのか?」

「それしか無いだろうな」

ウァーリを探しに来ていた

居なかった時の糸目野郎の反応は

『ちっ、勝手に消えましたね』

舌打ちだった

『あのガキ、勝手に消えんなよ』

『躾とけば良かったな』

※『』は盗み聞きや電話の時につけます

この2人もやはり悪

「やべぇな、アイツら」

「暫く目を付けとくか」

「ああ」

宿へ戻った

みんなは帰ってきてるみたいだ

「あ、おかえり、お兄ちゃん」

「おう」

「遅かったわね、もうすぐ出来るから椅子に座って待って」

「はいよ」

「了解」

椅子に座る

ウァーリの隣に座った

「三大海王と会った」

「っ………ほ、本当ですか………?」

「ああ、街中でな、化けの皮を被って街中を歩いてた」

「街中では正義で居るつもりなんだね」

(そういや喋り方変わったな、シェラ)

初めて会った時とは大違い

初めて会った時はキャシーみたいな喋り方だったんだが、今は幼馴染の前なのか普通に喋っている

「そういや、お前の事探してたな、三大海王は」

「や、やっぱりそうなんですね………」

「めっちゃ怒ってた、糸目イケメン野郎は舌打ちしてたし」

「裏の顔をみたんだね、海底ダンジョンで?」

「ああ、海底ダンジョンまで着いて行ったら裏の顔が見れた。アイツらが何やってくるか分からないからここの宿から離れるなよ」

「はい………ありがとうございます………!」

そしてご飯が来て俺達は女子軍が作ってくれたご飯を食べる

満腹に食べ終わった後は部屋に戻り、明日のことを話す

「明日も監視するか?」

「ん~あまり監視を続けると怪しまれるからなぁ、でももう少し監視が必要だな」

「分かった、俺はお前の言う通りにするわ」

「おう、助かる」

「じゃ、おやすみ」

「ああ、おやすみ」

電気を消した

(そういえば、紫織と莉乃香のレベルはどんな感じなんだろ)

紫織 120レベル

莉乃香 120レベル

(一緒だったんか、てか高いな、まぁあの強さで低かったら驚く)

それよりあの三大海王にウァーリが渡ったら多分躾じゃすまない、もしかしたら二度と出られなくなるかもしれない。その時はウァーリはカグルに任せて、俺は三大海王の1人をを倒す、残りの2人は他のみんなに任せよう、こういう時に頼ればいい

(さて、まだ見させてもらおう、三大海王の行動を)

眠りにつく

爆睡中に足音したのだが俺は隣の女子軍が部屋から出たのかなと思って無視をした

扉が開く音もして明らかにおかしかった、怖かったから目を思いっきり閉じる

「雑魚共は眠っているみたいですよ」

「じゃ、さっさと連れて行って去るぞ」

(マジかよ、三大海王だ)

三大海王の奴らが部屋に来ていた、俺らが寝ているのを確認しに来たのだろう。

幽霊ではなかった、ふぅ………

(って違う違う)

扉の隙間を見るとウァーリが連れて行かれるのを目撃する

「マジか………」

(どうする?助けるか?いや騒ぎになったら大変だ、1回カグルを起こすか)

カグルを起こした

事情を説明した

「追いかけるか?」

「ああ、だが戦うな、騒ぎになる」

「分かってる」

2人で外に出た

ウァーリを絶対救出する
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