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コールド帝国
四十九話 圧勝
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朝
また宿の外に集合して、みんなに手伝ってもらおうとしたんだが………事件が起きた
「何言ってるんだ?レン」
「ダーリン~いくら寝惚けてるからって~」
(ミラエルのことを忘れてる?いや消された?たった1日でか、この1日で何があった?)
「お兄様、ちょっと」
「え、あ、おう」
人に聞かれない場所まで連れて行かれた
「こんな人気の無い所まで来てどうした?」
「お兄様、ミラエル………覚えてるわよね?」
「ああ………ってエレナもか?」
「はい、この1日………いや、夜明けに必ず忘れる、300年前に消された記憶抹消魔法………それがなんで今存在するんですの?」
「分からない」
夜明けに必ず起こる………記憶抹消スキル
300年前に禁じられて封印されたスキルは使ってはならない、それはこのゲームでも禁じられてることだ………ゲームで言うとチートだ、チートを使うとアカウントが削除される。この世界で使った者は死刑され、このゲームから消される………だが死刑されるには第三王国………いや、その先にある第0帝王国に報告を届けなければならないんだが………長いし、面倒くさいしで死刑されるのは長い
「でも………私だけ、何故覚えてたのかしら………」
「もし何かに触れていたら、それが守ってくれたのかもな」
(もしかしてあの手紙………あの子は、全く)
「俺ら2人だけでもいい、ミラエルを救いに行くぞ」
「お兄様が頼ってくださるの久しぶりですわね」
「期待してるぞ、エレナ」
「はい!」
再び夜になってから、2人だけで本地へ向かう
「段々寒くなってきましたわね、お兄様」
「俺の着るか?」
「お兄様は寒くありませんの?」
「俺は全然、ほれ、やる」
エレナにコートを着させた
「ありがとうございますわ、お兄様」
「おう」
記憶抹消されたら、情報も聞けない………まぁ、ミラエルが居る場所なんて手紙を見りゃ分かる話だ。だがよ、この帝国をどうやって入りゃいいんだよ。階段があるけどさ、絶対滑るだろこれ………悪意しかねぇな、まぁ、ぶっ壊せばいいんだけどね
「よし、ぶっ壊すからちょっと離れて」
「ちょっとお兄様、脳筋すぎじゃありませんの?」
「えぇ、そうか?」
「文句は言わないけれど………なんか言われても知りませんわよ」
「おう」
割ろうとした瞬間
「こっから入れますよ」
「「・・・・・」」
急に隣へと現れてきた、ミラエル
「「うわぁぁぁぁぁ!!」」
「そんなに驚かなくてもいいじゃないですか」
だが出てきたのはもうミラエルじゃなかった、この前の可愛らしい姿のミラエルはもう居ない………だいぶ大人気な姿、だが暴走はしてない、ただ優しいミラエルは変わりない
「な、なんでミラエルがここに?」
「それが先じゃありませんわ、お兄様」
「そうだな………」
「なんであの手紙を出して、帝国の人々は記憶が消えてるんですの?」
「まず、あの手紙を出したのは………書いた通りですよ、そして記憶が消えたのは………記憶抹消魔法をお母様が使ったからです」
「やっぱりか………」
「それは300年前に消されたはずですわ、なんでお母様が使えますの?」
もしもここで書庫から禁断書をを取りだしてそれを読んだのなら、それは歴とした犯罪だ。さっきも説明した通り死刑にされる………ミラエルのお母さんがなんでそこまでして取り出して皆の記憶を消したがるのか分からない、本当になんで使ってるんだ?なんか俺らや帝国の人々に恨みでもあるのだろうか
「禁断書を取り出したからですよ」
(やっぱりか)
「それ犯罪ですわよ?」
「犯罪?私達がやってることは犯罪じゃなくて、正義ですよ」
「何言ってんだよ、ミラエル」
「レンさん達も一緒に正義になりませんか?そしたら、ずっと一緒ですよ」
「ならん、そんな正義かっこ悪いだろうが」
「なんで………なんでなんで!私と来たら、きっと楽しいですよ!私とお母様とレンさん、エレナさんで」
「なあ、どうしちまったんだ?ミラエル」
「貴方、お母様に心酔しすぎよ、どうかしてるわ」
「お母様と私は正義でやっているんです、正義で何が悪いんですか、エレナさん」
「それは正義じゃないわ、犯罪よ」
「なんで認めてくれないんですか?私達がやってる事は正義だって」
「そんくらいで正義なんて語るんじゃねぇよ、うざったいぞ」
「っ」
「お兄様………」
正義は悪役が語ることじゃない、帝国の人々がなにをしようとこの世界では生きた人間や種族………確かに救いがない人は殴ったり、殺ったりしてきたが、ここは違う………俺は忘れてないぞ、優しくしてくれたあの武器屋おっちゃん、そしてギルドが結成した時、冒険者達が一緒に喜んでくれたことを、そいつらの記憶を奪う?それが正義?馬鹿言うんじゃねぇ、良いか、悪役は正義じゃない、悪役は悪役だ、しかも俺の仲間にまで手を出した
「悪役は悪役だ、味方に着く気もない………それでも味方にしたいなら俺を倒してから言えよ」
「あら、私達に着かないと」
「来たな、女王」
「やっぱり、女王の威圧が凄いわね」
「さあ、2対2よ、勝てるかしら?」
武器を取り出した
「ミラエル、本当に女王側に着くなら戦うしかないぞ」
「出来るならやってみて下さい、私はもう英雄ギルドではありません。お母様の手下です」
「そうか、なら俺はやらない………仲間と勝負なんか」
「お兄様?」
「お前一人で来いよ、ミラエル」
辛いことがあったから、ミラエルのことを分かってあげられる………勿論悩みは違うが、けど仲間だから頼って欲しい。俺もそれだけは同じ経験した、仲間を頼らず一人で悩んで、馬鹿みたいだった………だからあれだ、一人で悩ませちゃいけない子だ。だから俺はミラエルの手を取り、お母様を倒す
ミラエルの手を引っ張った
「え、れ、レンさん?」
「これならずっと一緒に居られるだろ?」
「裏切ってしまったのになんで私を…………」
「裏切ったのは確かだが………仲間は仲間だろ?それにリーダーの俺は認めてない訳だしな」
「レンさん…………」
「ふふ、お兄様らしいわね」
(この2人を守りながら戦うのはちょっとキツイな、どうしよ)
「私達の援護は居る?蓮」
「お兄ちゃん、来ちゃった」
「莉乃香!紫織!マジGoodタイミング」
「あ、あんた達は何者よ!記憶抹消したはず!」
「記憶抹消?効かないわよ、そんな古くさい魔法」
効かないというよりかは範囲内に居なかったろってツッコミたい所は山々なんだけど、それは心の中にしまっておこう。しかしなんて良いタイミングで来るんだ、自由に動ける………自由に暴れられる、ちなみにこの2人がずっと見守ってくれてたのは気づいていた、てかバレバレだった、そんなに心配だったのだろうかとか言ったら………多分莉乃香に、違うわよ!って怒られるから辞めておこう
「よし、後ろは任せた、莉乃香、紫織」
「ええ、存分に暴れなさい」
「後ろは任せて!」
新しい武器を取り出す
(またこの剣の見せ時か)
「さ、寒いわね………」
「あの剣はレアドロップでしか、作れないレアの剣………運良すぎだね、お兄ちゃん」
「一発で終わらせるから覚悟しな」
「やれるものならやってみなさいよ!」
鞘と剣を持ち
「な、なによ、その体勢!」
「ふぅ」
スキル アブソリュートゼロ・冷徹
「っ!ど、何処よ!」
「もう終わったよ、あんたは生かしておけない人間だ」
鞘に収めた
「なっ!や、やめなさい!やめなさいと言っているのよ!」
「ただ凍らせるだけだ、殺さないさ」
全身凍った
「一瞬すぎない?」
「流石お兄様………」
「終わっちゃったね」
「まぁ、こんなもんか」
「大丈夫かしら、あのまま凍らせておいて」
「暫くは封印させとけ、解除されたら目覚ますだろうしな」
「あの…………ごめんなさい………」
「今回の事は目を瞑るよ、次は無しだからな?ミラエル」
「レンさん…………はい!次は裏切ったりしません!」
莉乃香と紫織に礼を言おうかと思ったんだが、既にここから姿を消していた。早い………早いよ………言わせてよ、せめて、まぁ、また会えるから、その時に言うとしますかね。でも実際あの二人が来てくれなかったら守りきれなかったし、自由に戦えなかったと思う………あの女王結構な威圧だったから
「エレナなら多分、ミラエルの辛さは分かると思う」
「私もミラエルと同じ経験をしたから、分かるわ」
「そうなんですね………お互い辛かったみたいですね」
「ええ、だからお互い頑張るわよ、ミラエル」
「はい!」
クエスト4-2「ミラエルを救出」がクリアされました
クエスト4-3「ミラエルの親を討伐」がクリアされました
あ、記憶抹消スキルについてなんだが…………使用者を倒したら、解除されるらしい、だからもうみんなの記憶は元に戻っている。あのまま放置をしていたら、今度はみんなの記憶から俺やエレナの存在を消される所だった
そして俺達は仲間の元へ戻った
また宿の外に集合して、みんなに手伝ってもらおうとしたんだが………事件が起きた
「何言ってるんだ?レン」
「ダーリン~いくら寝惚けてるからって~」
(ミラエルのことを忘れてる?いや消された?たった1日でか、この1日で何があった?)
「お兄様、ちょっと」
「え、あ、おう」
人に聞かれない場所まで連れて行かれた
「こんな人気の無い所まで来てどうした?」
「お兄様、ミラエル………覚えてるわよね?」
「ああ………ってエレナもか?」
「はい、この1日………いや、夜明けに必ず忘れる、300年前に消された記憶抹消魔法………それがなんで今存在するんですの?」
「分からない」
夜明けに必ず起こる………記憶抹消スキル
300年前に禁じられて封印されたスキルは使ってはならない、それはこのゲームでも禁じられてることだ………ゲームで言うとチートだ、チートを使うとアカウントが削除される。この世界で使った者は死刑され、このゲームから消される………だが死刑されるには第三王国………いや、その先にある第0帝王国に報告を届けなければならないんだが………長いし、面倒くさいしで死刑されるのは長い
「でも………私だけ、何故覚えてたのかしら………」
「もし何かに触れていたら、それが守ってくれたのかもな」
(もしかしてあの手紙………あの子は、全く)
「俺ら2人だけでもいい、ミラエルを救いに行くぞ」
「お兄様が頼ってくださるの久しぶりですわね」
「期待してるぞ、エレナ」
「はい!」
再び夜になってから、2人だけで本地へ向かう
「段々寒くなってきましたわね、お兄様」
「俺の着るか?」
「お兄様は寒くありませんの?」
「俺は全然、ほれ、やる」
エレナにコートを着させた
「ありがとうございますわ、お兄様」
「おう」
記憶抹消されたら、情報も聞けない………まぁ、ミラエルが居る場所なんて手紙を見りゃ分かる話だ。だがよ、この帝国をどうやって入りゃいいんだよ。階段があるけどさ、絶対滑るだろこれ………悪意しかねぇな、まぁ、ぶっ壊せばいいんだけどね
「よし、ぶっ壊すからちょっと離れて」
「ちょっとお兄様、脳筋すぎじゃありませんの?」
「えぇ、そうか?」
「文句は言わないけれど………なんか言われても知りませんわよ」
「おう」
割ろうとした瞬間
「こっから入れますよ」
「「・・・・・」」
急に隣へと現れてきた、ミラエル
「「うわぁぁぁぁぁ!!」」
「そんなに驚かなくてもいいじゃないですか」
だが出てきたのはもうミラエルじゃなかった、この前の可愛らしい姿のミラエルはもう居ない………だいぶ大人気な姿、だが暴走はしてない、ただ優しいミラエルは変わりない
「な、なんでミラエルがここに?」
「それが先じゃありませんわ、お兄様」
「そうだな………」
「なんであの手紙を出して、帝国の人々は記憶が消えてるんですの?」
「まず、あの手紙を出したのは………書いた通りですよ、そして記憶が消えたのは………記憶抹消魔法をお母様が使ったからです」
「やっぱりか………」
「それは300年前に消されたはずですわ、なんでお母様が使えますの?」
もしもここで書庫から禁断書をを取りだしてそれを読んだのなら、それは歴とした犯罪だ。さっきも説明した通り死刑にされる………ミラエルのお母さんがなんでそこまでして取り出して皆の記憶を消したがるのか分からない、本当になんで使ってるんだ?なんか俺らや帝国の人々に恨みでもあるのだろうか
「禁断書を取り出したからですよ」
(やっぱりか)
「それ犯罪ですわよ?」
「犯罪?私達がやってることは犯罪じゃなくて、正義ですよ」
「何言ってんだよ、ミラエル」
「レンさん達も一緒に正義になりませんか?そしたら、ずっと一緒ですよ」
「ならん、そんな正義かっこ悪いだろうが」
「なんで………なんでなんで!私と来たら、きっと楽しいですよ!私とお母様とレンさん、エレナさんで」
「なあ、どうしちまったんだ?ミラエル」
「貴方、お母様に心酔しすぎよ、どうかしてるわ」
「お母様と私は正義でやっているんです、正義で何が悪いんですか、エレナさん」
「それは正義じゃないわ、犯罪よ」
「なんで認めてくれないんですか?私達がやってる事は正義だって」
「そんくらいで正義なんて語るんじゃねぇよ、うざったいぞ」
「っ」
「お兄様………」
正義は悪役が語ることじゃない、帝国の人々がなにをしようとこの世界では生きた人間や種族………確かに救いがない人は殴ったり、殺ったりしてきたが、ここは違う………俺は忘れてないぞ、優しくしてくれたあの武器屋おっちゃん、そしてギルドが結成した時、冒険者達が一緒に喜んでくれたことを、そいつらの記憶を奪う?それが正義?馬鹿言うんじゃねぇ、良いか、悪役は正義じゃない、悪役は悪役だ、しかも俺の仲間にまで手を出した
「悪役は悪役だ、味方に着く気もない………それでも味方にしたいなら俺を倒してから言えよ」
「あら、私達に着かないと」
「来たな、女王」
「やっぱり、女王の威圧が凄いわね」
「さあ、2対2よ、勝てるかしら?」
武器を取り出した
「ミラエル、本当に女王側に着くなら戦うしかないぞ」
「出来るならやってみて下さい、私はもう英雄ギルドではありません。お母様の手下です」
「そうか、なら俺はやらない………仲間と勝負なんか」
「お兄様?」
「お前一人で来いよ、ミラエル」
辛いことがあったから、ミラエルのことを分かってあげられる………勿論悩みは違うが、けど仲間だから頼って欲しい。俺もそれだけは同じ経験した、仲間を頼らず一人で悩んで、馬鹿みたいだった………だからあれだ、一人で悩ませちゃいけない子だ。だから俺はミラエルの手を取り、お母様を倒す
ミラエルの手を引っ張った
「え、れ、レンさん?」
「これならずっと一緒に居られるだろ?」
「裏切ってしまったのになんで私を…………」
「裏切ったのは確かだが………仲間は仲間だろ?それにリーダーの俺は認めてない訳だしな」
「レンさん…………」
「ふふ、お兄様らしいわね」
(この2人を守りながら戦うのはちょっとキツイな、どうしよ)
「私達の援護は居る?蓮」
「お兄ちゃん、来ちゃった」
「莉乃香!紫織!マジGoodタイミング」
「あ、あんた達は何者よ!記憶抹消したはず!」
「記憶抹消?効かないわよ、そんな古くさい魔法」
効かないというよりかは範囲内に居なかったろってツッコミたい所は山々なんだけど、それは心の中にしまっておこう。しかしなんて良いタイミングで来るんだ、自由に動ける………自由に暴れられる、ちなみにこの2人がずっと見守ってくれてたのは気づいていた、てかバレバレだった、そんなに心配だったのだろうかとか言ったら………多分莉乃香に、違うわよ!って怒られるから辞めておこう
「よし、後ろは任せた、莉乃香、紫織」
「ええ、存分に暴れなさい」
「後ろは任せて!」
新しい武器を取り出す
(またこの剣の見せ時か)
「さ、寒いわね………」
「あの剣はレアドロップでしか、作れないレアの剣………運良すぎだね、お兄ちゃん」
「一発で終わらせるから覚悟しな」
「やれるものならやってみなさいよ!」
鞘と剣を持ち
「な、なによ、その体勢!」
「ふぅ」
スキル アブソリュートゼロ・冷徹
「っ!ど、何処よ!」
「もう終わったよ、あんたは生かしておけない人間だ」
鞘に収めた
「なっ!や、やめなさい!やめなさいと言っているのよ!」
「ただ凍らせるだけだ、殺さないさ」
全身凍った
「一瞬すぎない?」
「流石お兄様………」
「終わっちゃったね」
「まぁ、こんなもんか」
「大丈夫かしら、あのまま凍らせておいて」
「暫くは封印させとけ、解除されたら目覚ますだろうしな」
「あの…………ごめんなさい………」
「今回の事は目を瞑るよ、次は無しだからな?ミラエル」
「レンさん…………はい!次は裏切ったりしません!」
莉乃香と紫織に礼を言おうかと思ったんだが、既にここから姿を消していた。早い………早いよ………言わせてよ、せめて、まぁ、また会えるから、その時に言うとしますかね。でも実際あの二人が来てくれなかったら守りきれなかったし、自由に戦えなかったと思う………あの女王結構な威圧だったから
「エレナなら多分、ミラエルの辛さは分かると思う」
「私もミラエルと同じ経験をしたから、分かるわ」
「そうなんですね………お互い辛かったみたいですね」
「ええ、だからお互い頑張るわよ、ミラエル」
「はい!」
クエスト4-2「ミラエルを救出」がクリアされました
クエスト4-3「ミラエルの親を討伐」がクリアされました
あ、記憶抹消スキルについてなんだが…………使用者を倒したら、解除されるらしい、だからもうみんなの記憶は元に戻っている。あのまま放置をしていたら、今度はみんなの記憶から俺やエレナの存在を消される所だった
そして俺達は仲間の元へ戻った
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