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コールド帝国
四十五話 決断
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ほんの数分前のことだった
レンside
「ダーリン!」
「ん?おお、おかえり」
「ただいま~じゃなくて~!リンジェ、帰ってない~!?」
「え?居ないよ?」
「リンジェさんの姿が見当たりません、何処に居るのかも分からないです……ただ」
「ただ?」
「とてつもない威圧が感じられます」
「威圧………まさか、アイツかもしれないぞ、レン」
「もしかしてサカキか?」
「ああ、だとしたら、リンジェが危ないかもしれない」
てかどこに居るんだ……マジで分からない、索敵スキルも持ってない訳だしな………威圧だけで探すことが出来るのか?それとも勘で見つけるしかないのか?てか考えてる暇がない!行かないと、いくらなんでもリンジェが殺られちまう!
走り出す
「レン!危ないぞ!奴は!」
「仲間を助けるなら、強くても関係ねぇ!」
向かい出した
クレアside
「今のレンは勝てるのか?」
「分からないって言った方が早いかも」
「ダーリンがリンジェを連れて帰ってくるのを願うしかないよ~」
「うん………あ、2人は倒したの?ブラックナイト」
「いいえ、倒してません………なにかやっぱり辞めたとか言って帰っていきました」
帰ってった?ブラックナイトなのに……?なんかおかしいね、ブラックナイトは………なんかサカキより殺る気が無い……感じられないというか、優しく感じられる………争う気は無いんじゃないかな、他の人達は……でもサカキは私達を本気で殺ろうとしてる
(必ず連れ戻してきてよ、レン………サカキにドンッとかましてきて、今のレンはどれくらい強かって)
レンside
「どこに居る、威圧を感じられるのは………こっち!」
左右が分かれている道を左に曲がった
すると叫び声が聞こえてきた
(誰かが殺られた!?リンジェか!?)
いや余計な妄想はよそう、まだ生きてるはず………絶対に助けるからな、リンジェ!
リンジェside
「殺っちゃっおうかな~君、つまんないし………レンちゃんの方が面白いやつだからね~、君、死になよ、バイバイ」
(さようなら………レンさん……みんな………英雄ギルドからはもう居なくなるから………ごめんね……)
「フッ!」
キンッとぶつかり合う音が鳴る
「なッ!何故君がここに居る!!!」
「遅くなっちまったな、リンジェ」
頼もしい背中が目の前に現る
レンside
「ぁ………あぁ………ぁっ………」
ハイライト無しで涙を流す
抱き着いた
「ごめんな、お前に辛い思いをさせちまった………怖かったよな、ごめん」
「はぁ、はぁ、レン………早いってば」
「なんだ、クレアも来たのか」
「うん」
(ハイライトが無い………リンジェばっか辛い思いさせちゃってたんだね)
「こんなに傷がついて………ごめんね、リンジェ」
頭を撫でながら、抱き着いた
「辛かったね」
「ぁ………ぁぅ………ぁ………」
「大丈夫だよ、よしよし」
「クレア、リンジェを頼む………離れててくれ、コイツは俺がぶっ倒すからよ」
「うん、絶対に倒して」
「ああ」
「君が?僕っ」
切り裂く
「グッ!早っ!」
「言ったよな?ぶっ倒すって、追いつけるもんなら追いついてみろよ、クソ野郎」
スキル 加速
切り裂く
「グッ!かハッ!」
「は、早い………」
「本気、出てないだろ?なあ、チート野郎が」
「君も同じだよね~」
「キモッ、同じにして欲しくないかも」
カインド村から思ったけどさ、意外と気持ち悪いから俺は好きではないかな………てか本気出してないのがイラついてきた、なんなんだコイツは………自由なやつだな
「なんでソイツを庇うんだい?君は………ソイツ雑魚だよ?使えないなら捨てればいいのに」
「リンジェはお前より強いぞ」
「はあ?そんな雑魚が僕より強い!?冗談もいい加減に………」
「それ、それだよ、お前の弱い所」
「馬鹿にしてるのか!この僕を!」
「え?だって事実だろ」
「あの村の時はクソ弱かった奴が僕に歯向かうなァァァァッ!!」
こいつ、カインド村より頭おかしくなったのか?てかカインド村の時より弱く感じられる………あ、俺が強いのか………ごめん、カインド村の俺は卵の殻剥いてなかったからさ、ただの腰抜け野郎だったよ、あの時の俺は………けど、あの時の俺とは違う
「クソガキガァァァァ!!」
「馬鹿面だな、今のお前」
「うるさい!うるさいうるさいうるさい!」
全部受け流す
(馬鹿な、僕より上だと言うのか……!?)
今じゃ、どんな強敵でも勝てる
「ハッ!」
反転して剣を振った
めちゃくちゃ重い攻撃を剣で抑えた
「グッ………!なんだっ、君は!何故そこまで強くなっている……!レベルでは負けているはずなのに……!」
「レベル?関係ないだろ、仲間の仇……それだけで十分だ!」
スキル アブソリュート・ゼロ
「クッ!」
ギリ避けられた
「へぇ、ちゃんと避けれるんだ……じゃあ、外さないように強化させようか」
「は?」
スキル アブソリュートゼロ・冷徹
後ろ以外は全て氷の棘だらけ
現実じゃ、存在しないであろう………てか俺がずっと隠してたやつ、てへぺろ、あ、気持ち悪い言うなよ?心読めてるからな?
「かハッ………」
「ほら、外れなかっただろ?」
(レン………どんだけスキルを隠し持ってるの………私、まだ80レベルくらいだけど、スキル1個も隠し持ってない………)
「ケホッケホッ………かハッ………」
(なんだなんだなんだコイツは………強すぎる!)
「どう?強い?カインド村より強いでしょ?」
「かい……ふく……スキル……!」
「持ってる訳ねぇよな?お前、他に振りすぎてるんだからよ」
「クッ…………」
「てめぇが俺に勝てると思ってんじゃねぇよ、てか俺の仲間に何してくれてんだ、お前は」
なんかスキルを発動しようとしているが………無駄に決まってんのによ、コイツは何やってるんだ?
スキル パーフェクトインヴァリッド
無効化させた
「んなッ!何故お前が無効化スキルを!」
「ん?そりゃ持ってるだろ、めちゃ使えるし」
(あ、そっち?なんかただ強そうだから持ってるのかと思った………ちゃんと管理してるんだね)
「貴方、まさかこの人に負けたの?」
「だらしねぇ~、だらしなお前」
急に目の前に現れてきた
誰だコイツら………まさか、トップ2とトップ3か?威圧がサカキと同じって事はそうだ………この2人もブラックナイトだ
「ブラックナイト……!」
「もうあんた、要らねぇわ」
「ね~ちょっと弱すぎるかも」
剣と銃を取り出した
「や、やめろ………やめろ!お前ら!」
「じゃあね、リーダー」
「またな、使えない野郎が」
斬撃を食らわす
「んだ?あっぶねぇな」
「あれ、よく見たら、レン君じゃん」
「おお」
「君が………なん……で」
「勘違いするな、助けた訳ではない………俺が殺すと決めた相手は俺が殺す」
「レン………」
助けてもないし、コイツを助ける意思もないし、助ける理由もない……仲間は傷つけるし、仲間は馬鹿にするし………めちゃくちゃ嫌いだけど、でもこいつらに殺させる訳にはいかない。俺が殺すって決めたから
「まさかコイツの味方する気~?なら私の味方して欲しいんだけど」
「お前らの味方になる気ねぇよ、てか邪魔だから……早く帰れ」
「ふぅ~怖いな~」
「仕方ないなぁ………また会えるのを楽しみにしてるね?レン君」
「はいはい、会いたくもないからお帰りください」
「冷たいなぁ」
「帰るぞ」
「は~い」
一瞬で消えて帰って行った
「さて、回復くらいしてやるから好きに生きろ………俺を殺すなら殺すで、またいつでもかかってくりゃいいしな」
スキル パーフェクトヒール
「レン!いいの?本当に」
「ああ、喧嘩売ってきたら、また買うだけだし」
「そっか、じゃ、背負って帰ろっか」
「待て!」
「んだよ、眠いから帰りたいんだが」
「か………必ず君に恩は返す!絶対、絶対だから!覚えてよ!」
と言ってどっか行った
「なんだアイツは」
「さぁ~?」
ミッション4「ブラックナイトを討伐」がクリアされました
(あれ討伐クリアに入んのか?まぁ、ラッキーか………これでアイツは撃破したが、まだ残ってる奴らが居るから、後はそいつらだけだな)
マジで今回の戦いは疲れた、てかまだ残ってるクエストはあるが……まぁ、今日はいい………1回戦いのことを忘れたい
俺達はリンジェを背負って仲間の所へ戻った、さっき何があったのかを皆に話した
「リンジェ………貴方………」
「リンジェは暫く休ませた方がいいかもね~」
「ああ、ちゃんと考えてやれば良かったな………」
「そうだね………リンジェがここまで悩んでるなんて分からなかった」
「それはそうと、サカキ?って人は逃がしちゃっていいのかしら?」
「………まぁ、大丈夫だろ」
「とりあえず、宿に戻って………今日はもう寝よう」
「ああ」
宿に戻った
それから、帰り途中で心の中でリンジェの状態を考えて判断をした
「………色々あったな、アテナの調子はどうだ?」
「体温が上がってきたな、大丈夫だ」
「そっか………」
「リンジェは?」
「…………これからの冒険は危険と判断した」
「と言うことは?」
「……………ああ」
「………そうか」
言葉は発せなくなってる………感情も……あの笑顔も………全部無くなった、自分のせいだ………悩んでることも理解してやれなかった……クエストばかりを考えていた俺は仲間の事を気にかけてやれなかった、馬鹿だよ………本当に………
「………クッソ……」
拳を強く握りながら、涙を流した
「レン………」
クレアside
今日は空気が悪い、みんな、黙り込んでしまってる……先程レンからリンジェの事を聞いた、これからの冒険は危険だって
「………今日はどうだった?みんなの戦績は」
「………そうね、お父様から受け継いだ剣でなんとかなったわ」
「スレイヴ街で言ってたね~、あの速さはお父さんからの遺伝~?」
「ええ、お父様は私より強いわよ、親だから」
「皆さん、強いんですね」
「まあまあだね、私は」
「お兄様が1番強いんじゃないかしら?」
「そうだね~」
「………今日はもう寝よっか、また明日元気いっぱいで行こう」
「ええ」
レンside
「寝るか」
「ああ、そうだな………おやすみ」
「おやすみ、ゼウス」
レンside
「ダーリン!」
「ん?おお、おかえり」
「ただいま~じゃなくて~!リンジェ、帰ってない~!?」
「え?居ないよ?」
「リンジェさんの姿が見当たりません、何処に居るのかも分からないです……ただ」
「ただ?」
「とてつもない威圧が感じられます」
「威圧………まさか、アイツかもしれないぞ、レン」
「もしかしてサカキか?」
「ああ、だとしたら、リンジェが危ないかもしれない」
てかどこに居るんだ……マジで分からない、索敵スキルも持ってない訳だしな………威圧だけで探すことが出来るのか?それとも勘で見つけるしかないのか?てか考えてる暇がない!行かないと、いくらなんでもリンジェが殺られちまう!
走り出す
「レン!危ないぞ!奴は!」
「仲間を助けるなら、強くても関係ねぇ!」
向かい出した
クレアside
「今のレンは勝てるのか?」
「分からないって言った方が早いかも」
「ダーリンがリンジェを連れて帰ってくるのを願うしかないよ~」
「うん………あ、2人は倒したの?ブラックナイト」
「いいえ、倒してません………なにかやっぱり辞めたとか言って帰っていきました」
帰ってった?ブラックナイトなのに……?なんかおかしいね、ブラックナイトは………なんかサカキより殺る気が無い……感じられないというか、優しく感じられる………争う気は無いんじゃないかな、他の人達は……でもサカキは私達を本気で殺ろうとしてる
(必ず連れ戻してきてよ、レン………サカキにドンッとかましてきて、今のレンはどれくらい強かって)
レンside
「どこに居る、威圧を感じられるのは………こっち!」
左右が分かれている道を左に曲がった
すると叫び声が聞こえてきた
(誰かが殺られた!?リンジェか!?)
いや余計な妄想はよそう、まだ生きてるはず………絶対に助けるからな、リンジェ!
リンジェside
「殺っちゃっおうかな~君、つまんないし………レンちゃんの方が面白いやつだからね~、君、死になよ、バイバイ」
(さようなら………レンさん……みんな………英雄ギルドからはもう居なくなるから………ごめんね……)
「フッ!」
キンッとぶつかり合う音が鳴る
「なッ!何故君がここに居る!!!」
「遅くなっちまったな、リンジェ」
頼もしい背中が目の前に現る
レンside
「ぁ………あぁ………ぁっ………」
ハイライト無しで涙を流す
抱き着いた
「ごめんな、お前に辛い思いをさせちまった………怖かったよな、ごめん」
「はぁ、はぁ、レン………早いってば」
「なんだ、クレアも来たのか」
「うん」
(ハイライトが無い………リンジェばっか辛い思いさせちゃってたんだね)
「こんなに傷がついて………ごめんね、リンジェ」
頭を撫でながら、抱き着いた
「辛かったね」
「ぁ………ぁぅ………ぁ………」
「大丈夫だよ、よしよし」
「クレア、リンジェを頼む………離れててくれ、コイツは俺がぶっ倒すからよ」
「うん、絶対に倒して」
「ああ」
「君が?僕っ」
切り裂く
「グッ!早っ!」
「言ったよな?ぶっ倒すって、追いつけるもんなら追いついてみろよ、クソ野郎」
スキル 加速
切り裂く
「グッ!かハッ!」
「は、早い………」
「本気、出てないだろ?なあ、チート野郎が」
「君も同じだよね~」
「キモッ、同じにして欲しくないかも」
カインド村から思ったけどさ、意外と気持ち悪いから俺は好きではないかな………てか本気出してないのがイラついてきた、なんなんだコイツは………自由なやつだな
「なんでソイツを庇うんだい?君は………ソイツ雑魚だよ?使えないなら捨てればいいのに」
「リンジェはお前より強いぞ」
「はあ?そんな雑魚が僕より強い!?冗談もいい加減に………」
「それ、それだよ、お前の弱い所」
「馬鹿にしてるのか!この僕を!」
「え?だって事実だろ」
「あの村の時はクソ弱かった奴が僕に歯向かうなァァァァッ!!」
こいつ、カインド村より頭おかしくなったのか?てかカインド村の時より弱く感じられる………あ、俺が強いのか………ごめん、カインド村の俺は卵の殻剥いてなかったからさ、ただの腰抜け野郎だったよ、あの時の俺は………けど、あの時の俺とは違う
「クソガキガァァァァ!!」
「馬鹿面だな、今のお前」
「うるさい!うるさいうるさいうるさい!」
全部受け流す
(馬鹿な、僕より上だと言うのか……!?)
今じゃ、どんな強敵でも勝てる
「ハッ!」
反転して剣を振った
めちゃくちゃ重い攻撃を剣で抑えた
「グッ………!なんだっ、君は!何故そこまで強くなっている……!レベルでは負けているはずなのに……!」
「レベル?関係ないだろ、仲間の仇……それだけで十分だ!」
スキル アブソリュート・ゼロ
「クッ!」
ギリ避けられた
「へぇ、ちゃんと避けれるんだ……じゃあ、外さないように強化させようか」
「は?」
スキル アブソリュートゼロ・冷徹
後ろ以外は全て氷の棘だらけ
現実じゃ、存在しないであろう………てか俺がずっと隠してたやつ、てへぺろ、あ、気持ち悪い言うなよ?心読めてるからな?
「かハッ………」
「ほら、外れなかっただろ?」
(レン………どんだけスキルを隠し持ってるの………私、まだ80レベルくらいだけど、スキル1個も隠し持ってない………)
「ケホッケホッ………かハッ………」
(なんだなんだなんだコイツは………強すぎる!)
「どう?強い?カインド村より強いでしょ?」
「かい……ふく……スキル……!」
「持ってる訳ねぇよな?お前、他に振りすぎてるんだからよ」
「クッ…………」
「てめぇが俺に勝てると思ってんじゃねぇよ、てか俺の仲間に何してくれてんだ、お前は」
なんかスキルを発動しようとしているが………無駄に決まってんのによ、コイツは何やってるんだ?
スキル パーフェクトインヴァリッド
無効化させた
「んなッ!何故お前が無効化スキルを!」
「ん?そりゃ持ってるだろ、めちゃ使えるし」
(あ、そっち?なんかただ強そうだから持ってるのかと思った………ちゃんと管理してるんだね)
「貴方、まさかこの人に負けたの?」
「だらしねぇ~、だらしなお前」
急に目の前に現れてきた
誰だコイツら………まさか、トップ2とトップ3か?威圧がサカキと同じって事はそうだ………この2人もブラックナイトだ
「ブラックナイト……!」
「もうあんた、要らねぇわ」
「ね~ちょっと弱すぎるかも」
剣と銃を取り出した
「や、やめろ………やめろ!お前ら!」
「じゃあね、リーダー」
「またな、使えない野郎が」
斬撃を食らわす
「んだ?あっぶねぇな」
「あれ、よく見たら、レン君じゃん」
「おお」
「君が………なん……で」
「勘違いするな、助けた訳ではない………俺が殺すと決めた相手は俺が殺す」
「レン………」
助けてもないし、コイツを助ける意思もないし、助ける理由もない……仲間は傷つけるし、仲間は馬鹿にするし………めちゃくちゃ嫌いだけど、でもこいつらに殺させる訳にはいかない。俺が殺すって決めたから
「まさかコイツの味方する気~?なら私の味方して欲しいんだけど」
「お前らの味方になる気ねぇよ、てか邪魔だから……早く帰れ」
「ふぅ~怖いな~」
「仕方ないなぁ………また会えるのを楽しみにしてるね?レン君」
「はいはい、会いたくもないからお帰りください」
「冷たいなぁ」
「帰るぞ」
「は~い」
一瞬で消えて帰って行った
「さて、回復くらいしてやるから好きに生きろ………俺を殺すなら殺すで、またいつでもかかってくりゃいいしな」
スキル パーフェクトヒール
「レン!いいの?本当に」
「ああ、喧嘩売ってきたら、また買うだけだし」
「そっか、じゃ、背負って帰ろっか」
「待て!」
「んだよ、眠いから帰りたいんだが」
「か………必ず君に恩は返す!絶対、絶対だから!覚えてよ!」
と言ってどっか行った
「なんだアイツは」
「さぁ~?」
ミッション4「ブラックナイトを討伐」がクリアされました
(あれ討伐クリアに入んのか?まぁ、ラッキーか………これでアイツは撃破したが、まだ残ってる奴らが居るから、後はそいつらだけだな)
マジで今回の戦いは疲れた、てかまだ残ってるクエストはあるが……まぁ、今日はいい………1回戦いのことを忘れたい
俺達はリンジェを背負って仲間の所へ戻った、さっき何があったのかを皆に話した
「リンジェ………貴方………」
「リンジェは暫く休ませた方がいいかもね~」
「ああ、ちゃんと考えてやれば良かったな………」
「そうだね………リンジェがここまで悩んでるなんて分からなかった」
「それはそうと、サカキ?って人は逃がしちゃっていいのかしら?」
「………まぁ、大丈夫だろ」
「とりあえず、宿に戻って………今日はもう寝よう」
「ああ」
宿に戻った
それから、帰り途中で心の中でリンジェの状態を考えて判断をした
「………色々あったな、アテナの調子はどうだ?」
「体温が上がってきたな、大丈夫だ」
「そっか………」
「リンジェは?」
「…………これからの冒険は危険と判断した」
「と言うことは?」
「……………ああ」
「………そうか」
言葉は発せなくなってる………感情も……あの笑顔も………全部無くなった、自分のせいだ………悩んでることも理解してやれなかった……クエストばかりを考えていた俺は仲間の事を気にかけてやれなかった、馬鹿だよ………本当に………
「………クッソ……」
拳を強く握りながら、涙を流した
「レン………」
クレアside
今日は空気が悪い、みんな、黙り込んでしまってる……先程レンからリンジェの事を聞いた、これからの冒険は危険だって
「………今日はどうだった?みんなの戦績は」
「………そうね、お父様から受け継いだ剣でなんとかなったわ」
「スレイヴ街で言ってたね~、あの速さはお父さんからの遺伝~?」
「ええ、お父様は私より強いわよ、親だから」
「皆さん、強いんですね」
「まあまあだね、私は」
「お兄様が1番強いんじゃないかしら?」
「そうだね~」
「………今日はもう寝よっか、また明日元気いっぱいで行こう」
「ええ」
レンside
「寝るか」
「ああ、そうだな………おやすみ」
「おやすみ、ゼウス」
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