17 / 221
スレイヴ街
十七話 クエスト失敗
しおりを挟む
失敗の確率が多いクエストをクリアする為に俺達は今、城へ向かっている
「行けるか?」
「はい、お兄様が居ますから」
「ああ、俺の後ろに着いておけ」
「はい!」
再び城へ入る
するとすぐさま、手下が囲んでくる
「通しなさい」
「「「「はっ!」」」」
女王様の指示により、端によった
「それでなんのようかしら?レン、そして我が娘、アイシャ・エレナ」
(こんな冷静だったか?さっきまで荒れてたのに……何かがおかしい、誰かが来ることと説得することを予想して対応の仕方を指示したのか?)
「お母様、お話があります」
「私は話など無いわ、話したくないから出て行きなさい」
「ちょっとだけ、娘の話を聞いてもらいませんか」
「5分だけよ、それ以上経ったら追い出すわ」
「だってさ」
「単刀直入に言います、何故お母様は冷たくされるようになったんですの?あんなに甘えさせてくれましたのに」
「何故……ね……もう貴方の母親では無いからよ」
(それ以上の事は話さないで、話したら命貰うね?)
「うっ………はぁ……」
急に苦しみだした、一体何が起きてるんだ……?さっきまでは平然としてたのに……なんだこの違和感は、何か……なにか見逃してるのか?俺が気づいてないだけか?どうすればいい
「お母様、本当の事を話して欲しいの……お母様の本音を聞きたいの」
(さあ、断って、娘を追い払って遊ぼ?5分は長いよ~)
「も、もううんざりなのよ、貴方の教育は……いつも甘えてきてばかりでこっちの事を考えないからよ……少しは理解したらどう?それより早く出て行って邪魔よ……もう私を見捨てて……」
最後の方は良く聞こえなかった、だが苦しんでる……絶対本音じゃないあれ……でもまだ確証を掴めてない、だから何も言えない
でもエレナは
「それはお母様の本音じゃないって私分かってるわ」
「本音に決まってるじゃない!もうやめて……出て行って……早く出て行ってぇぇぇぇ!!」
「エレナ!」
風圧を抑える
「くっ!はぁぁっ!」
跳ね返した
「ひっ」
尻餅を着く、母親
「一旦話を聞くんだ、それあんたの本音じゃないだろ?」
「何度も言わせないでくれるかしら?本音と言っているのよ、なんで分からないのかしら」
(お願い……ここを去って……)
(あの人達が去らないと貴方の命、危ないかもね~?)
「貴方達!何してるの!この者達を外に出しなさい!」
「「「「はっ!」」」」
数名の手下に槍で突きつけられ、押されで城からだされた。今のでなんとなく分かった、エレナのお母さんには本当に何者かが居ると……だが今の俺にはそれを追い払うスキルを持っていない、だから対処法がない
「ごめん、エレナ、追い出されちまった」
「いえ、お兄様は十分に役目を果たしてくれましたわ」
「お~い、レン~」
外で待っていたクレア達がこちらに来てくれた
「どうだった?」
「追い出されちまった、でもこれで分かった……エレナのお母さんは何者かが操ってる」
「やっぱり、本当だったんだね」
「お兄様も気づいていたんですね」
「まぁな、だが対処法がない」
対処スキルがあるのだが……俺はそれを持っていない、最強だからってなんでも持ってる訳じゃないからな、だから対処法がない、だからクエストは失敗だ……
「話し合いはもう出来なさそうだね……」
「ああ、もう無理だろうな」
「ちょっと来てレン」
「ちょっ」
引っ張られる俺
あ……怒られる、覚悟しよう
「どうするのレン、このままクエスト失敗して街がモンスターまみれになるんだよ!もう時間も無い!」
「俺も分かってるよ!だから考えてんだろうが、追い払わない限り……まともに会話ができない……でもスキルが無いんだよ、それの」
「あんた最強でしょ!?それくらいのスキルないの!?」
「最強だからってある訳無いだろ、無理矢理作り出せってか?より無理だろうが」
「ちょちょ、2人ともなに喧嘩してるの!」
「2人ともやめろ!」
「お兄様とクレア落ち着いて」
「俺に出来ない事を言ってくんだよ、クレアが」
俺にも出来ない事はある、だけどやれって言ってくるクレア……俺にどうしろって言うんだよ、ったく……現実ではただの頼りないぼっちなのに……こんな信用されて、こんなに頼られて……最強だからってなんだよ……最強だからってなんでも出来んのかよ……期待すんなよ……俺に
回想
同級生からは
「頼りないな、お前って」
幼馴染からも
「頼りないよ、蓮」
亡くなる前の父親からも
「頼りないぞ、蓮」
母親からも
「もう頼りないよ、蓮ったら」
妹からも
「頼りないよ、お兄ちゃん」
回想終了
クエスト失敗
クエスト失敗により、ペナルティ発生
街にモンスターが出現しました
街にモンスターが出現しました
街にモンスターが出現しました
ずっと流れてくる、あ~頭おかしくなる、うるさいうるさいうるさい!こんなのぶっ殺してやる!
「モンスターが!」
「やばい!」
「レンさん!レンさん?」
「お兄様?」
「クッ、クハハハッ、アハハハッ、もううっざ……頼られるくらいなら自分からぶっ殺してやる」
モンスターに向かって走り出す
「お兄様!」
「レン!!」
もう誰も頼んなよ、期待出来ないやつだからさ……誰も頼んないでくれ……
剣を取り出す
「くっ!はぁぁぁぁぁ!!」
ペナルティモンスターvsレン
「行けるか?」
「はい、お兄様が居ますから」
「ああ、俺の後ろに着いておけ」
「はい!」
再び城へ入る
するとすぐさま、手下が囲んでくる
「通しなさい」
「「「「はっ!」」」」
女王様の指示により、端によった
「それでなんのようかしら?レン、そして我が娘、アイシャ・エレナ」
(こんな冷静だったか?さっきまで荒れてたのに……何かがおかしい、誰かが来ることと説得することを予想して対応の仕方を指示したのか?)
「お母様、お話があります」
「私は話など無いわ、話したくないから出て行きなさい」
「ちょっとだけ、娘の話を聞いてもらいませんか」
「5分だけよ、それ以上経ったら追い出すわ」
「だってさ」
「単刀直入に言います、何故お母様は冷たくされるようになったんですの?あんなに甘えさせてくれましたのに」
「何故……ね……もう貴方の母親では無いからよ」
(それ以上の事は話さないで、話したら命貰うね?)
「うっ………はぁ……」
急に苦しみだした、一体何が起きてるんだ……?さっきまでは平然としてたのに……なんだこの違和感は、何か……なにか見逃してるのか?俺が気づいてないだけか?どうすればいい
「お母様、本当の事を話して欲しいの……お母様の本音を聞きたいの」
(さあ、断って、娘を追い払って遊ぼ?5分は長いよ~)
「も、もううんざりなのよ、貴方の教育は……いつも甘えてきてばかりでこっちの事を考えないからよ……少しは理解したらどう?それより早く出て行って邪魔よ……もう私を見捨てて……」
最後の方は良く聞こえなかった、だが苦しんでる……絶対本音じゃないあれ……でもまだ確証を掴めてない、だから何も言えない
でもエレナは
「それはお母様の本音じゃないって私分かってるわ」
「本音に決まってるじゃない!もうやめて……出て行って……早く出て行ってぇぇぇぇ!!」
「エレナ!」
風圧を抑える
「くっ!はぁぁっ!」
跳ね返した
「ひっ」
尻餅を着く、母親
「一旦話を聞くんだ、それあんたの本音じゃないだろ?」
「何度も言わせないでくれるかしら?本音と言っているのよ、なんで分からないのかしら」
(お願い……ここを去って……)
(あの人達が去らないと貴方の命、危ないかもね~?)
「貴方達!何してるの!この者達を外に出しなさい!」
「「「「はっ!」」」」
数名の手下に槍で突きつけられ、押されで城からだされた。今のでなんとなく分かった、エレナのお母さんには本当に何者かが居ると……だが今の俺にはそれを追い払うスキルを持っていない、だから対処法がない
「ごめん、エレナ、追い出されちまった」
「いえ、お兄様は十分に役目を果たしてくれましたわ」
「お~い、レン~」
外で待っていたクレア達がこちらに来てくれた
「どうだった?」
「追い出されちまった、でもこれで分かった……エレナのお母さんは何者かが操ってる」
「やっぱり、本当だったんだね」
「お兄様も気づいていたんですね」
「まぁな、だが対処法がない」
対処スキルがあるのだが……俺はそれを持っていない、最強だからってなんでも持ってる訳じゃないからな、だから対処法がない、だからクエストは失敗だ……
「話し合いはもう出来なさそうだね……」
「ああ、もう無理だろうな」
「ちょっと来てレン」
「ちょっ」
引っ張られる俺
あ……怒られる、覚悟しよう
「どうするのレン、このままクエスト失敗して街がモンスターまみれになるんだよ!もう時間も無い!」
「俺も分かってるよ!だから考えてんだろうが、追い払わない限り……まともに会話ができない……でもスキルが無いんだよ、それの」
「あんた最強でしょ!?それくらいのスキルないの!?」
「最強だからってある訳無いだろ、無理矢理作り出せってか?より無理だろうが」
「ちょちょ、2人ともなに喧嘩してるの!」
「2人ともやめろ!」
「お兄様とクレア落ち着いて」
「俺に出来ない事を言ってくんだよ、クレアが」
俺にも出来ない事はある、だけどやれって言ってくるクレア……俺にどうしろって言うんだよ、ったく……現実ではただの頼りないぼっちなのに……こんな信用されて、こんなに頼られて……最強だからってなんだよ……最強だからってなんでも出来んのかよ……期待すんなよ……俺に
回想
同級生からは
「頼りないな、お前って」
幼馴染からも
「頼りないよ、蓮」
亡くなる前の父親からも
「頼りないぞ、蓮」
母親からも
「もう頼りないよ、蓮ったら」
妹からも
「頼りないよ、お兄ちゃん」
回想終了
クエスト失敗
クエスト失敗により、ペナルティ発生
街にモンスターが出現しました
街にモンスターが出現しました
街にモンスターが出現しました
ずっと流れてくる、あ~頭おかしくなる、うるさいうるさいうるさい!こんなのぶっ殺してやる!
「モンスターが!」
「やばい!」
「レンさん!レンさん?」
「お兄様?」
「クッ、クハハハッ、アハハハッ、もううっざ……頼られるくらいなら自分からぶっ殺してやる」
モンスターに向かって走り出す
「お兄様!」
「レン!!」
もう誰も頼んなよ、期待出来ないやつだからさ……誰も頼んないでくれ……
剣を取り出す
「くっ!はぁぁぁぁぁ!!」
ペナルティモンスターvsレン
0
お気に入りに追加
53
あなたにおすすめの小説

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
異世界で俺だけレベルが上がらない! だけど努力したら最強になれるらしいです?
澤檸檬
ファンタジー
旧題 努力=結果
異世界の神の勝手によって異世界に転移することになった倉野。
実際に異世界で確認した常識と自分に与えられた能力が全く違うことに少しずつ気付く。
異世界の住人はレベルアップによってステータスが上がっていくようだったが、倉野にだけレベルが存在せず、行動を繰り返すことによってスキルを習得するシステムが採用されていた。
そのスキル習得システムと異世界の常識の差が倉野を最強の人間へと押し上げていく。
だが、倉野はその能力を活かして英雄になろうだとか、悪用しようだとかそういった上昇志向を見せるわけでもなく、第二の人生と割り切ってファンタジーな世界を旅することにした。
最強を隠して異世界を巡る倉野。各地での出会いと別れ、冒険と楽しみ。元居た世界にはない刺激が倉野の第二の人生を彩っていく。
【第1章完結】王位を捨てた元王子、冒険者として新たな人生を歩む
凪木桜
ファンタジー
かつて王国の次期国王候補と期待されながらも、自ら王位を捨てた元王子レオン。彼は自由を求め、名もなき冒険者として歩み始める。しかし、貴族社会で培った知識と騎士団で鍛えた剣技は、新たな世界で否応なく彼を際立たせる。ギルドでの成長、仲間との出会い、そして迫り来る王国の影——。過去と向き合いながらも、自らの道を切り開くレオンの冒険譚が今、幕を開ける!

痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる