上 下
7 / 184
第一章 カインド村

七話 作戦会議、皆の意思

しおりを挟む
最終任務は「この村を守りきれ」

そして俺達は戦いに向けて作戦会議を行う為、皆を集めた、これより作戦会議を開始する

「皆にはそれぞれ居て欲しい位置がある!この村は3方向入れる場所がある」

入口は3方向あり、3方向から攻めてくる可能性が大だ。その方向は東西南北の東、南、北だ、そして村の家を守る人材も必要だ

「まずは東に槍使いの2人、弓使いの2人、そして引っ張って行くリーダーはクレアだ」

「リーダーは私か、上等よ」

「よっしゃ!任せろ!」

「槍のプロ舐めんな~!」

「お任せ下さい」

「1発も外しませんわ」

「東は任せて!レン!」

「ああ」

皆やる気のようだ、しかもちゃんと強い

「そして西!西は弓2人、剣2人、引っ張って行くリーダーはリンジェだ」

「わ、私ですか!?」

「ああ、お前ならやれるって信じてるぜ」

「は、はい!」

「「お願いします!リーダー!」」

「よろしく頼む!」

「よろしくね!リンジェさん!」

「が、頑張りましょう!」

「「「おぉーー!!」」」

「うん!頑張ろう!」

こちらもやる気満々のようだ、リンジェは本番に強いからな、必ず引っ張ってくれるって信じてるぞ。よし、次は

「村の家を守れる、盾持ちでモンスターを倒せるやつは居るか!」

「なら僕にお任せください」

「俺もだな」

青年2人が前へ出てきた、この人達も相当な実力の持ち主だ。頼り甲斐があるかもしれない

「よし、じゃあ、頼んだぞ」

「おう!」

「はい、お任せ下さい」

そして残りは

「遠距離回復師だな、遠距離でも回復出来るって人は居る?居なかったら大丈夫なんだが」

「適任が1人居るじゃないですか」

「あ~あの人ね、凄く助かったよ」

「ここに居るわよ、気付きなさい」

「うわぁ!?」

いつの間にか後ろに居た、マジでびっくりした、隠蔽でも使ったのだろうか。それともただ単に気付かなかっただけか?それはすまない

「じゃあ、遠距離回復役はカーファルさんで」

「ええ、任せて」

最後の北は

「北は俺一人で挑む」

「て事は確定で北にあの人が来るって事ですよね?危険です!レンさん一人で行かせられません!」

「ああ、分かってる……」

確かに危険だ、このままで戦ってもまた猛毒を受けて戦意喪失になるだけ、けどアイツだけは許さない、絶対倒すって決めた

「レン……分かった、任せたよ」

「レンさん、村長の仇を取ってくれ!頼む!」

「最後の希望なんだ!」

「ああ、任せろ」

「レンさん、危険があればすぐに引き返してください、約束です!」

「………分かった」

多分守れそうにないが、でも本当に危険であったら、一旦引いて体勢を立て直した方がいい。そっちの方が安全だと思ったから

「よし、行くよ!」

「「「「「おぉーーー!!」」」」」

東、南、北、村の家を守るナイト、遠距離回復師、それぞれ役割を果たし、村人&プレイヤーvsベルアとの決戦が始まろうとしている

クレアside

「来たわね、ボス達が……あんた達!緊張してる!?」

「してないぜ!」

「もう戦う気満々だ、絶対倒そう!」

「緊張は全くしていません、何故ならクレアさんが居ますから!」

「ええ、任せてクレアさん」

「全力で行くよ!」

「「おう!」」

「はい!」

「ええ」

東陣営vsゴブリンの親玉6体、ゴブリン20体

リンジェside

「け、結構居るっすね」

「み、見慣れない光景す」

「おいおい、緊張しすぎだぞ」

「そ、そそそうですよ!わ、私は大丈夫です!」

「皆さん聞いてください!」

「ん?」

私はレンさんに西側の防衛を託されたリーダー、そして村を守る、最後の希望……ここで負ける訳には行きません!今の私はリーダーですから!

「緊張、恐怖があるのは分かります……私もそうです、でも!ここを守らなければ村は壊滅です!レンさんから託された西側を必ず守り切りましょう!絶対に!」

「「はい!リーダー!」」

「おう!」

「はい!」

西陣営vsケルベロス、オルトロス、ゴブリン20体

レンside

「来たな、ベルア!」

「久しぶりだねぇ~、レンちゃん?」

「流石にキモイからちゃん付けはやめてくれ」

男からちゃん付けされるのはあまり好きじゃない、てかめちゃくちゃ嫌だ

「どうやら猛毒から完治したみたいだね、てっきりもう死んじゃったのかと思ったよ、あははは!」

「そんなんじゃ、死なないよ、だって戦い終わってないしな俺達は」

「ぷっ、あははは!君面白いね!面白いよ!」

こいつはなんなんだろうか、全ての発言に笑うタイプの特殊なやつなのか?びっくりするほど、怖いんだが……まぁ、そんな事より

「あの時の戦い、続けるぞ」

「くくっ、あ~あ、殺ろうか」

一気に雰囲気が変わった

「さあ、終わらせよう、この戦いで倒す!」

「やってみなよ、出来るものならね?」

レンvsベルア

東、西、北の戦いが今始まる!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。

猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。 そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。 あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは? そこで彼は思った――もっと欲しい! 欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。 神様とゲームをすることになった悠斗はその結果―― ※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。

異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい

増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。 目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた 3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ いくらなんでもこれはおかしいだろ!

女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません

青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。 だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。 女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。 途方に暮れる主人公たち。 だが、たった一つの救いがあった。 三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。 右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。 圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。 双方の利害が一致した。 ※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います

霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。 得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。 しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。 傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。 基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。 が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

迷い人 ~異世界で成り上がる。大器晩成型とは知らずに無難な商人になっちゃった。~

飛燕 つばさ
ファンタジー
孤独な中年、坂本零。ある日、彼は目を覚ますと、まったく知らない異世界に立っていた。彼は現地の兵士たちに捕まり、不審人物とされて牢獄に投獄されてしまう。 彼は異世界から迷い込んだ『迷い人』と呼ばれる存在だと告げられる。その『迷い人』には、世界を救う勇者としての可能性も、世界を滅ぼす魔王としての可能性も秘められているそうだ。しかし、零は自分がそんな使命を担う存在だと受け入れることができなかった。 独房から零を救ったのは、昔この世界を救った勇者の末裔である老婆だった。老婆は零の力を探るが、彼は戦闘や魔法に関する特別な力を持っていなかった。零はそのことに絶望するが、自身の日本での知識を駆使し、『商人』として新たな一歩を踏み出す決意をする…。 この物語は、異世界に迷い込んだ日本のサラリーマンが主人公です。彼は潜在的に秘められた能力に気づかずに、無難な商人を選びます。次々に目覚める力でこの世界に起こる問題を解決していく姿を描いていきます。 ※当作品は、過去に私が創作した作品『異世界で商人になっちゃった。』を一から徹底的に文章校正し、新たな作品として再構築したものです。文章表現だけでなく、ストーリー展開の修正や、新ストーリーの追加、新キャラクターの登場など、変更点が多くございます。

鑑定能力で恩を返す

KBT
ファンタジー
 どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。 彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。 そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。  この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。  帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。  そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。  そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

処理中です...