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第二章
始まりの終わり《十二》
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「元は、清廉なモノであっただろうに」
その桜の大木をみた僧侶は、ポツリと呟く。雪の中、山越えをしてきた若い旅人が僧侶であることを知ると、村人達はこぞって僧侶に縋った。
「お助け…を。どうか、お助け下さい! このままでは、この村は潰れてしまいます!!」
それは禍々しくもあり、それでいて哀れにも見えた。何故なら、僧侶にはその桜が泣いているように思えたからだ。
僧侶は、大きな街にある大きな寺院で育った。戦で家族を亡くし、幼くして他の孤児達と寺院で暮らした彼は、誰よりも早く観音経を覚え諳んじる。
それを見た和尚様は彼に僧侶としての道を指し示し、彼もまた自らその道へと進み若くして修行を終え寺院を出ると、寺や道観すらない小さな村や辺境の地へと足を運び、仏の教えを説く道を選んだ。
彼がいた寺院の御本尊は阿弥陀如来であるが、本堂の隣にある小さなお堂に置かれた十一面観音の前で観音経を諳んじるのが、彼の幼き日からの日課であった。
彼は村人の願いを聞き入れ、ハラハラと舞う雪を厭うこともなくその場に座り込むと、観音経を唱え始める。
「観世音」
「十一面、どうかしたのか」
「見てもらいたいものがあるのだ」
仏界の一角で、突然観世音菩薩は十一面観音から声をかけられ振り返った。十一面観音は床が濡れるのも構わず、手に持つ水瓶を傾ける。
すると、蓮華の蕾が入っていた水瓶から八功徳水が流れ出て、その場に水溜りができた。観世音菩薩がその水溜りを覗き込むと、そこには禍々しいまでの桜の木が映し出されている。それを見た観世音菩薩の表情が、僅かに歪む。
「あれは、元は道界のものであろう。あれの前で観音経を唱えるのは、幼き日より私に経を唱えてきたものだ。村人に請われ、助けを求めている。あの者の親もまた、毎日観音経を唱えることを忘れなかった心根の優しい者であった。私はずっとあの者を見守っているのだ、助けてやりたい。」
十一面観音はそう言うと、観音菩薩を見つめた。あれが仏界のものならば、十一面観音がなんとでもできる。だが、あれは道界のものなのだ。
「心優しい天女であっただろうに、あのように憎しみにまみえては、この地は穢れる一方だ。観世音菩薩、助けておやりなさい」
「阿弥陀如来」
二人の菩薩に声をかけたのは、阿弥陀如来だった。阿弥陀如来は二人に近づくと足元の水溜りを覗き込み
「この地に寺院を建立させ、浄化させなさい。あの者の力ならば、時をかければ何とか浄化できよう。桜は、蒼光帝にまかせましょう」
「承知致しました。では、私は道界に行ってまいります」
「それでは私は、あの者に声を届けましょう」
阿弥陀如来の指示を受けた観世音菩薩と十一面観音は、すぐさま動きだす。
まだ年若い僧侶が観音経を唱えて三日が過ぎた夜、雪が舞う中この村の為に凍える寒さも厭わず地面に座り込む僧侶の為、村人は交代で僧侶の後ろに控え雪をはらい近くに火を灯し、少しでも寒さがやわらぐようにと動き、そして手を合わせて祈っていた。
その時、雲の合間から薄っすらと十三夜月が姿を現し、スッーと一筋の月光が真っ白な地面まで降りてきて人形を形作る。輝く月光の中には、白磁の水瓶を持った十一面観音の姿があった。十一面観音の降臨である。
月光から十一面観音が姿を現すのと同時にハラハラと舞っていた雪がやみ、何故だが暖かな空気が辺を包み込む。これは仏の慈悲が為せる技なのかと、村人が冷たいはずの雪が降り積もる地面に頭を垂れ両手をおきその上に額をこすりつけるようにしていると、頭の中に誰かの声が響いてきた。
それが、目の前に佇む十一面観音の声だと気付くと、村人達の睛眸から泪がこぼれ落ちる。“十一面観音がお助け下さる” 、その事実に。
十一面観音の降臨があった日から二日。今は、血塗れの桜と呼ばれた桜の付近には人影はない。あの日、十一面観音は
『二日後の満月の夜、桜の木を貰い受ける。だが、決してその様子を見てはならぬ。よいか、心して聞くがいい。この地は血で穢れた、この穢れを祓うにはこの場所に寺院を建立し浄化するより他に道はない。すぐに寺院を建立せよ。お前ならば時がかかろうとも、いつかはこの地を浄化できるはずだ。私は、お前達を見ている。お前の経を、いつも聞いている』
と村人や僧侶に声をかけると、月光の中に溶けるように消えて行った。
十一面観音が、いつもこの地を見ていて下さると安心した村人達は、すぐに寺院建立の為の準備を始める。新たに建立する寺院には、十一面観音に “いつもお前の経を聞いている” と言われた若い僧侶。
この新たな寺院の住職となるべく、僧侶は放浪の旅に別れを告げることになった。村人達は、十一面観音に言われた通り満月の今宵は桜の大木には近づかず、僧侶と共に寺院建立について話し合う為村長の家に集まっていた。
「なんとしたことか。穢れなき天女が、この様な姿になろうとは」
満月の下、静まり返ったその場所に声が響く。桜の大木を見上げるその双眸と髪色は、見事なまでの灰簾石色。その身に纏う山吹色の衣を見れば、誰もが天帝であるとわかるだろう。
蒼光帝は観世音菩薩から話を聞き、自ら下界に降りてこの場所にやって来た。道界では、天女は天帝のモノであると言われる。本来穢れとは真反対の場所にいるはずの天女が、何があって下界を穢す程に姿を変えたと言うのか。
蒼光帝は、その理由を知らねばならないと思ったのだ。
『憎…い。あの鬼の命を…、幸せを奪った…天人達が憎い。あの鬼は、私を助けてくれた…。ただ、それたけ…なのにッ』
禍々しい氣を辺り一面に撒き散らしながら、それでも桜は泣いていた。蒼光帝は桜の大木に手を添えると
「ソナタの心の内を、全て申してみよ。何か訳があって、このような姿になってしまったのであろう」
蒼光帝の言葉に、元は天女であったその桜は、その身に起こった全てを話した。桜は、自分のことなどどうでもよかったのだ。ただただ、心優しい鬼が幸せに穏やかに暮して行けさえすれば、それだけでよかったのだ。
「我が、間違ったのだな。すまなかった、天女奪還の許可など、出すのではなかった。だが、この地にソナタを置くことはできぬ。この地が、穢れてしまうのだ。鬼は、桜が好きだったのだろう。この美しき桜並木が穢れる事を望むまい。我と一緒に、上界へ戻ろう。いつか、ソナタの願いが叶うように」
『願…い…?』
「わからぬか、自分の願いが。よい、今はソナタの願いを叶えられる者はおらぬ。だが、長い年月を上界で過ごせば、いつか願いを叶えられる者が現れるやもしれぬ。我が離宮の一つ蒼宮に、ソナタを迎え入れよう」
こうして、元は天上界から下界に降りて来た一人の天女が、穢れた桜の大木と成り果てて、天上界へと戻って行った。
桜並木が有名なその地に建立された十一面観音を御本尊とする寺院には、多くの旅人が訪れる。村人達の十一面観音信仰も有名で、この寺院はこの地方の中でも最も大きく立派だった。
十一面観音の言葉に従い、この地を浄化することに心血を注いだ住職がその役目を終えたのは、三十有余年の時が過ぎた頃だった。浄化を終えた住職は弟子の一人に後を任せ、寺院の奥にある離れで隠居生活を送った。
この時、人生の半分以上を浄化に捧げた僧侶に、仏界より賜り物があった。その昔、禍々しい桜の大木があった場所、今は隠居生活を送る僧侶が暮らす離れの周りに、春には珍しい桜の花がどの場所からでも見られるようにと、仏界の一部にしか咲かぬその四つの桜の木を贈った。
東の方角には水色の花が咲く龍水桜、西の方角には白色と黄色の花が咲く白黄桜、南の方角には桃色に中央が朱色の花が咲く朱王桜、北の方角には白に黒い縁取りの花が咲く黒仙桜。
そしてまた長い年月を経て、桜の大木は天上界で血の泪を流し “天上の桜” として、再びこの地に舞い降りることになる。
*******
清廉→心が清らかで私欲がないこと。また、そのさま
縋る→頼りとするものにつかまる。助力を求めて頼りとする
禍々しい→縁起が悪く、不気味なさまを意味する表現
観音経→お経の一つ。『法華経』の第二十五章「観世音菩薩普門品」にあたるお経
諳んじる→書いたものを見ないで、そのとおりに言う。そらで覚える
御本尊→宗教の信仰対象物となる仏像や掛け軸のこと
厭わない→行動するのをためらわない、と言った意味の言い回し
水瓶→仏語。比丘(びく)の必需品。大乗僧が持つ十八物の一つ
八功徳水→仏教用語。8種類のすぐれた性質をそなえた水のこと
請う→他人に、物を与えてくれるよう求める。また、何かをしてくれるよう願う
穢れ→仏教、神道における観念の一つで、不潔•不浄等、理想ではない状態のこと
建立→寺院や堂、塔などを建てること
白磁→白素地に無色の釉薬(ゆうやく)をかけた磁器の総称
降臨→天上に住むとされる神仏が地上に来臨すること
山吹色→山吹の花のような、鮮やかな赤みを帯びた黄色のこと
奪還→奪われたものを取り戻すこと。奪い返すこと
有余年→年を現す際に「年以上」「願い余り」という意味で使われる表現
隠居→戸主が家督を他の者に譲ること。または家督に限らず、それまであった立場などを他人に譲って自らは悠々自適の生活を送ることなどを指す
賜り物→いただいた品物
次回、やっと “始まりの終わり” が完結です。少しの道界の話と、玄奘一行のお話の予定。
次の更新は14日か15日が目標です。
その桜の大木をみた僧侶は、ポツリと呟く。雪の中、山越えをしてきた若い旅人が僧侶であることを知ると、村人達はこぞって僧侶に縋った。
「お助け…を。どうか、お助け下さい! このままでは、この村は潰れてしまいます!!」
それは禍々しくもあり、それでいて哀れにも見えた。何故なら、僧侶にはその桜が泣いているように思えたからだ。
僧侶は、大きな街にある大きな寺院で育った。戦で家族を亡くし、幼くして他の孤児達と寺院で暮らした彼は、誰よりも早く観音経を覚え諳んじる。
それを見た和尚様は彼に僧侶としての道を指し示し、彼もまた自らその道へと進み若くして修行を終え寺院を出ると、寺や道観すらない小さな村や辺境の地へと足を運び、仏の教えを説く道を選んだ。
彼がいた寺院の御本尊は阿弥陀如来であるが、本堂の隣にある小さなお堂に置かれた十一面観音の前で観音経を諳んじるのが、彼の幼き日からの日課であった。
彼は村人の願いを聞き入れ、ハラハラと舞う雪を厭うこともなくその場に座り込むと、観音経を唱え始める。
「観世音」
「十一面、どうかしたのか」
「見てもらいたいものがあるのだ」
仏界の一角で、突然観世音菩薩は十一面観音から声をかけられ振り返った。十一面観音は床が濡れるのも構わず、手に持つ水瓶を傾ける。
すると、蓮華の蕾が入っていた水瓶から八功徳水が流れ出て、その場に水溜りができた。観世音菩薩がその水溜りを覗き込むと、そこには禍々しいまでの桜の木が映し出されている。それを見た観世音菩薩の表情が、僅かに歪む。
「あれは、元は道界のものであろう。あれの前で観音経を唱えるのは、幼き日より私に経を唱えてきたものだ。村人に請われ、助けを求めている。あの者の親もまた、毎日観音経を唱えることを忘れなかった心根の優しい者であった。私はずっとあの者を見守っているのだ、助けてやりたい。」
十一面観音はそう言うと、観音菩薩を見つめた。あれが仏界のものならば、十一面観音がなんとでもできる。だが、あれは道界のものなのだ。
「心優しい天女であっただろうに、あのように憎しみにまみえては、この地は穢れる一方だ。観世音菩薩、助けておやりなさい」
「阿弥陀如来」
二人の菩薩に声をかけたのは、阿弥陀如来だった。阿弥陀如来は二人に近づくと足元の水溜りを覗き込み
「この地に寺院を建立させ、浄化させなさい。あの者の力ならば、時をかければ何とか浄化できよう。桜は、蒼光帝にまかせましょう」
「承知致しました。では、私は道界に行ってまいります」
「それでは私は、あの者に声を届けましょう」
阿弥陀如来の指示を受けた観世音菩薩と十一面観音は、すぐさま動きだす。
まだ年若い僧侶が観音経を唱えて三日が過ぎた夜、雪が舞う中この村の為に凍える寒さも厭わず地面に座り込む僧侶の為、村人は交代で僧侶の後ろに控え雪をはらい近くに火を灯し、少しでも寒さがやわらぐようにと動き、そして手を合わせて祈っていた。
その時、雲の合間から薄っすらと十三夜月が姿を現し、スッーと一筋の月光が真っ白な地面まで降りてきて人形を形作る。輝く月光の中には、白磁の水瓶を持った十一面観音の姿があった。十一面観音の降臨である。
月光から十一面観音が姿を現すのと同時にハラハラと舞っていた雪がやみ、何故だが暖かな空気が辺を包み込む。これは仏の慈悲が為せる技なのかと、村人が冷たいはずの雪が降り積もる地面に頭を垂れ両手をおきその上に額をこすりつけるようにしていると、頭の中に誰かの声が響いてきた。
それが、目の前に佇む十一面観音の声だと気付くと、村人達の睛眸から泪がこぼれ落ちる。“十一面観音がお助け下さる” 、その事実に。
十一面観音の降臨があった日から二日。今は、血塗れの桜と呼ばれた桜の付近には人影はない。あの日、十一面観音は
『二日後の満月の夜、桜の木を貰い受ける。だが、決してその様子を見てはならぬ。よいか、心して聞くがいい。この地は血で穢れた、この穢れを祓うにはこの場所に寺院を建立し浄化するより他に道はない。すぐに寺院を建立せよ。お前ならば時がかかろうとも、いつかはこの地を浄化できるはずだ。私は、お前達を見ている。お前の経を、いつも聞いている』
と村人や僧侶に声をかけると、月光の中に溶けるように消えて行った。
十一面観音が、いつもこの地を見ていて下さると安心した村人達は、すぐに寺院建立の為の準備を始める。新たに建立する寺院には、十一面観音に “いつもお前の経を聞いている” と言われた若い僧侶。
この新たな寺院の住職となるべく、僧侶は放浪の旅に別れを告げることになった。村人達は、十一面観音に言われた通り満月の今宵は桜の大木には近づかず、僧侶と共に寺院建立について話し合う為村長の家に集まっていた。
「なんとしたことか。穢れなき天女が、この様な姿になろうとは」
満月の下、静まり返ったその場所に声が響く。桜の大木を見上げるその双眸と髪色は、見事なまでの灰簾石色。その身に纏う山吹色の衣を見れば、誰もが天帝であるとわかるだろう。
蒼光帝は観世音菩薩から話を聞き、自ら下界に降りてこの場所にやって来た。道界では、天女は天帝のモノであると言われる。本来穢れとは真反対の場所にいるはずの天女が、何があって下界を穢す程に姿を変えたと言うのか。
蒼光帝は、その理由を知らねばならないと思ったのだ。
『憎…い。あの鬼の命を…、幸せを奪った…天人達が憎い。あの鬼は、私を助けてくれた…。ただ、それたけ…なのにッ』
禍々しい氣を辺り一面に撒き散らしながら、それでも桜は泣いていた。蒼光帝は桜の大木に手を添えると
「ソナタの心の内を、全て申してみよ。何か訳があって、このような姿になってしまったのであろう」
蒼光帝の言葉に、元は天女であったその桜は、その身に起こった全てを話した。桜は、自分のことなどどうでもよかったのだ。ただただ、心優しい鬼が幸せに穏やかに暮して行けさえすれば、それだけでよかったのだ。
「我が、間違ったのだな。すまなかった、天女奪還の許可など、出すのではなかった。だが、この地にソナタを置くことはできぬ。この地が、穢れてしまうのだ。鬼は、桜が好きだったのだろう。この美しき桜並木が穢れる事を望むまい。我と一緒に、上界へ戻ろう。いつか、ソナタの願いが叶うように」
『願…い…?』
「わからぬか、自分の願いが。よい、今はソナタの願いを叶えられる者はおらぬ。だが、長い年月を上界で過ごせば、いつか願いを叶えられる者が現れるやもしれぬ。我が離宮の一つ蒼宮に、ソナタを迎え入れよう」
こうして、元は天上界から下界に降りて来た一人の天女が、穢れた桜の大木と成り果てて、天上界へと戻って行った。
桜並木が有名なその地に建立された十一面観音を御本尊とする寺院には、多くの旅人が訪れる。村人達の十一面観音信仰も有名で、この寺院はこの地方の中でも最も大きく立派だった。
十一面観音の言葉に従い、この地を浄化することに心血を注いだ住職がその役目を終えたのは、三十有余年の時が過ぎた頃だった。浄化を終えた住職は弟子の一人に後を任せ、寺院の奥にある離れで隠居生活を送った。
この時、人生の半分以上を浄化に捧げた僧侶に、仏界より賜り物があった。その昔、禍々しい桜の大木があった場所、今は隠居生活を送る僧侶が暮らす離れの周りに、春には珍しい桜の花がどの場所からでも見られるようにと、仏界の一部にしか咲かぬその四つの桜の木を贈った。
東の方角には水色の花が咲く龍水桜、西の方角には白色と黄色の花が咲く白黄桜、南の方角には桃色に中央が朱色の花が咲く朱王桜、北の方角には白に黒い縁取りの花が咲く黒仙桜。
そしてまた長い年月を経て、桜の大木は天上界で血の泪を流し “天上の桜” として、再びこの地に舞い降りることになる。
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清廉→心が清らかで私欲がないこと。また、そのさま
縋る→頼りとするものにつかまる。助力を求めて頼りとする
禍々しい→縁起が悪く、不気味なさまを意味する表現
観音経→お経の一つ。『法華経』の第二十五章「観世音菩薩普門品」にあたるお経
諳んじる→書いたものを見ないで、そのとおりに言う。そらで覚える
御本尊→宗教の信仰対象物となる仏像や掛け軸のこと
厭わない→行動するのをためらわない、と言った意味の言い回し
水瓶→仏語。比丘(びく)の必需品。大乗僧が持つ十八物の一つ
八功徳水→仏教用語。8種類のすぐれた性質をそなえた水のこと
請う→他人に、物を与えてくれるよう求める。また、何かをしてくれるよう願う
穢れ→仏教、神道における観念の一つで、不潔•不浄等、理想ではない状態のこと
建立→寺院や堂、塔などを建てること
白磁→白素地に無色の釉薬(ゆうやく)をかけた磁器の総称
降臨→天上に住むとされる神仏が地上に来臨すること
山吹色→山吹の花のような、鮮やかな赤みを帯びた黄色のこと
奪還→奪われたものを取り戻すこと。奪い返すこと
有余年→年を現す際に「年以上」「願い余り」という意味で使われる表現
隠居→戸主が家督を他の者に譲ること。または家督に限らず、それまであった立場などを他人に譲って自らは悠々自適の生活を送ることなどを指す
賜り物→いただいた品物
次回、やっと “始まりの終わり” が完結です。少しの道界の話と、玄奘一行のお話の予定。
次の更新は14日か15日が目標です。
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