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第一章 ぼくの居場所
暖かいブローチ
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ボクがギルと出会ってから4年と数ヶ月たった
ボクはもう、明後日には10歳になる
、、、、、、後8年
大丈夫!!わかってる!!!!
ギルとさよならしなくちゃいけないのはすごく寂しいけど
後8年も残ってるのだから
学園生活も楽しみなことばかりだし
やりたいことたくさんあるし
楽しまなくちゃ!!
ギルとはほぼ毎日連絡している
ボクは認識阻害の付与をギルがつけてくれたブローチを肌身離さず持っている限り誰からも気付かれない
だから僕は毎日胸のポケットに
寝る時でさえカバーをつけて入れている
多分公爵家からは家出したと思われてる
だろうなぁ
そのおかげでお義母様も、お義姉様も
ここに来ることもないし
庭園には毎日通えるようになった!
ギルと初めて出会った特別な場所だからボクは毎日庭園を手入れしていて
最近、、、ふわふわしたものが庭園にたくさん飛んでいて
掴みたいけど掴めないものだから
なんだろうと気になっている
でも、今の悩みは本当にそれぐらいしかなくて
認識阻害で他の部屋からこっそり持ち出したもので物置部屋は溢れている
あ!もちろん使わなくなったものだよ?!泥棒はダメだからね!
あの日ギルがくれたブローチのおかげで
寂しくて切なかったボクの居場所は
暖かい部屋になった
ギルはたまに鳥を使ってプレゼントを
送ってくる
洋服とかすごく高価そうなものばかりで
いくら商人の息子だからって
こんなに高い服どこで買ったの?
ってこの間聞いたら
はぐらかされた、、、
ギルはボクの大切な唯一の友達で
ギルもきっとボクのことをそう思ってくれている、、、だけど!!
毎日毎日可愛いとか、好きだとか
恋人にかける甘い言葉を言ってくるの!
恥ずかしい気持ちになるからやめてほしい
勘違いしそうになるし、、、
少し恥ずかしいことばかり言ってくるギルだけど
鳥を使って送ってくれた写真にはもう、、、えげつないイケメンな姿だった!!
キラキラ眩しい、、、
ボクもあの頃から少し背が伸びて
顔つきはあまり変わらない、、、
もうちょっと男らしい顔になりたいのに
でも、自画自賛できるレベルの
美少女よりの男の子に育った
まぁ、周りから見たボクはふくよかで好ましい外見ではないのだろうけれど
ギルも魔法学園に通うと前から話していて、一緒のクラスがいいね~とか
楽しい話で盛り上がるけど
イケメンなギルの隣に
ボクがいたらきっと嫉妬されまくりだよね、、、
ほんと!この悪役修正はいらないでしょ!なんで本当の姿は僕にしか見えないの!!
どうせなら男らしい顔つきにしてよ、、、
まぁ、いくら悩んでも、どうしようもないこともある
あ!!でもでも、前髪はきちんと切れるようになったんだ!!
そのことをギルに伝えたら
「今も可愛いけど眉毛の上のぱっつんも
すごく可愛かったよ」
って言われた
もーイケメンは言うことやることも
イケメンなんだからー、、、
ボクはハイハイって流したけどね
5年ちょっと前では
ボクは毎日泣いて一人で過ごしていたのに
今は毎日が楽しいと嬉しいで溢れてる
それも全部ギルのおかげ
後8年しかない時間が
もうちょっと伸びたらなーって思ったり
、、、わがまますぎだね
あ!でもでもわがままが一つ叶うんだ!
明後日のボクの誕生日にギルが会いにきてくれるって!!!!!
ギルとは毎日会話してるけど
実際に会うのは最初ぶりで
とっても楽しみ!!!!!
なんか、ギルも
「ようやく、準備ができたからね」
とか興奮気味に言ってて
ボクは誕生日プレゼントか~
って気付いちゃったけど
何も言わないであげてる
前世の時間も合わせると
ボクのほうが年上のお兄ちゃんだからね!
ふふっ、ギルもずっと準備してくれてたなんて可愛いところあるよね~
学園での生活が始まるまで
あと5年
第一王子にも主人公にも関わらずに
やりたいことやり切るぞ!
そう意気込んでボクは眠りについた
そう、眠ってしまったんだ
ギルに会う時に見せようと思って
飾り付けていたブローチを
外してテーブルに置いたまま
ボクはもう、明後日には10歳になる
、、、、、、後8年
大丈夫!!わかってる!!!!
ギルとさよならしなくちゃいけないのはすごく寂しいけど
後8年も残ってるのだから
学園生活も楽しみなことばかりだし
やりたいことたくさんあるし
楽しまなくちゃ!!
ギルとはほぼ毎日連絡している
ボクは認識阻害の付与をギルがつけてくれたブローチを肌身離さず持っている限り誰からも気付かれない
だから僕は毎日胸のポケットに
寝る時でさえカバーをつけて入れている
多分公爵家からは家出したと思われてる
だろうなぁ
そのおかげでお義母様も、お義姉様も
ここに来ることもないし
庭園には毎日通えるようになった!
ギルと初めて出会った特別な場所だからボクは毎日庭園を手入れしていて
最近、、、ふわふわしたものが庭園にたくさん飛んでいて
掴みたいけど掴めないものだから
なんだろうと気になっている
でも、今の悩みは本当にそれぐらいしかなくて
認識阻害で他の部屋からこっそり持ち出したもので物置部屋は溢れている
あ!もちろん使わなくなったものだよ?!泥棒はダメだからね!
あの日ギルがくれたブローチのおかげで
寂しくて切なかったボクの居場所は
暖かい部屋になった
ギルはたまに鳥を使ってプレゼントを
送ってくる
洋服とかすごく高価そうなものばかりで
いくら商人の息子だからって
こんなに高い服どこで買ったの?
ってこの間聞いたら
はぐらかされた、、、
ギルはボクの大切な唯一の友達で
ギルもきっとボクのことをそう思ってくれている、、、だけど!!
毎日毎日可愛いとか、好きだとか
恋人にかける甘い言葉を言ってくるの!
恥ずかしい気持ちになるからやめてほしい
勘違いしそうになるし、、、
少し恥ずかしいことばかり言ってくるギルだけど
鳥を使って送ってくれた写真にはもう、、、えげつないイケメンな姿だった!!
キラキラ眩しい、、、
ボクもあの頃から少し背が伸びて
顔つきはあまり変わらない、、、
もうちょっと男らしい顔になりたいのに
でも、自画自賛できるレベルの
美少女よりの男の子に育った
まぁ、周りから見たボクはふくよかで好ましい外見ではないのだろうけれど
ギルも魔法学園に通うと前から話していて、一緒のクラスがいいね~とか
楽しい話で盛り上がるけど
イケメンなギルの隣に
ボクがいたらきっと嫉妬されまくりだよね、、、
ほんと!この悪役修正はいらないでしょ!なんで本当の姿は僕にしか見えないの!!
どうせなら男らしい顔つきにしてよ、、、
まぁ、いくら悩んでも、どうしようもないこともある
あ!!でもでも、前髪はきちんと切れるようになったんだ!!
そのことをギルに伝えたら
「今も可愛いけど眉毛の上のぱっつんも
すごく可愛かったよ」
って言われた
もーイケメンは言うことやることも
イケメンなんだからー、、、
ボクはハイハイって流したけどね
5年ちょっと前では
ボクは毎日泣いて一人で過ごしていたのに
今は毎日が楽しいと嬉しいで溢れてる
それも全部ギルのおかげ
後8年しかない時間が
もうちょっと伸びたらなーって思ったり
、、、わがまますぎだね
あ!でもでもわがままが一つ叶うんだ!
明後日のボクの誕生日にギルが会いにきてくれるって!!!!!
ギルとは毎日会話してるけど
実際に会うのは最初ぶりで
とっても楽しみ!!!!!
なんか、ギルも
「ようやく、準備ができたからね」
とか興奮気味に言ってて
ボクは誕生日プレゼントか~
って気付いちゃったけど
何も言わないであげてる
前世の時間も合わせると
ボクのほうが年上のお兄ちゃんだからね!
ふふっ、ギルもずっと準備してくれてたなんて可愛いところあるよね~
学園での生活が始まるまで
あと5年
第一王子にも主人公にも関わらずに
やりたいことやり切るぞ!
そう意気込んでボクは眠りについた
そう、眠ってしまったんだ
ギルに会う時に見せようと思って
飾り付けていたブローチを
外してテーブルに置いたまま
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