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プロローグ

だから僕は死を選んだ

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※暴言がすごく書かれています。
苦手な方は閲覧をお控えください。


———————————————————-





、、、、、、、、、真っ暗だ。




あたり一面真っ暗な場所に
ボクは座っていた。



ここは、、、?

というか、、、「ボク」って誰だ?





手と足そして顔

いわゆる人間の形をしているのは
自分自身で確認できるが


自分が誰だかわからない。




、、、、、、、、、?




目の前に女の人がボヤァと映ってきた。

話しかけようと手を伸ばすと




「いらない子」



女の人はそう言葉にしてボクの手を弾いた。



周りに人影が増える。


「いらない子」
「いらない子」
「いらない子」


口を揃えて言葉を放つ。



「ボク」の名前とか、顔とか、年齢とか
全然思い出せないけど、これだけは分かった。

「ボクはいらない子だ、、、。」


そう言葉にすると、とてもすんなり
身に染みた。


それと同時に鮮明な記憶が頭に流れてくる。



「なんでまだいるの?」
「やめてっていってるでしょ?!」
「話しかけないで!!!!」
「触らないで、近寄らないで!!」
「本当に邪魔ね!どっかに消えて!」
「あんたなんか産まなきゃよかった!」

、、、お母さん




「なにをしているんだ、邪魔だ」
「話しかけないでくれ、疲れる」
「またこんなこともわからないのか?」
「お前はバカだな本当に」
「もう少し達海を見習え。弟に負けていて恥ずかしくないのか?!」
「お前はうちの子ではない」

、、、お父さん




「お前みたいなのが兄ですごく恥ずかしいよ」
「え?僕の兄さん?あいつの話なんかしたくもないよ、時間の無駄だ」
「お前、何もかもが俺より下で恥ずかしくないの?」
「ほんっとに何にもできないよな。家の金ばかり使わせて。お前、生きてる意味ねーよ??」

、、、達海




「うわっあいつの隣の席とか、終わった~」
「ねぇ、なんかあいつがジロジロみてくるんだけどwきっしょ」
「おーい、お前ゴミだからゴミ捨て場に行くだろーお仲間も持っていけよー
ギャハハ」
「はぁ?お前これ落とし物って、、、
お前が触った時点でゴミになっちまったじゃねーか!!マジでふざけんなよ!」

、、、学校の人たち



「死ねよ」
「死ねよ」
「死ねよ」
「死ねよ」
「死ねよ」
「死ね死ね死ね死ね死ね」

、、、、、、みんな




生きているだけで迷惑な僕が
唯一叶えることができる
みんなの願い。




今まで生きてきて不快をかけてしまった
罪滅ぼし。最大の謝罪。



だから僕は、、、、、、






前世で死を選んだ。
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感想 40

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