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『そ、そなたは、、、なんなのだ?使い魔、いや、人?』
「私?私は神~っと、あーと、かー、みーかーみー
そ、そう!私はミカ!リューちゃんの使い魔です!」
『そ、うか。いや、名前ではない。そなたの種族を問いているのだ』
「え~。種族とかなんでも良くない?おじさん。今どき種族に縛られてる人間はモテないぞぉ」
ご、ごめんなさいごめんなさい!!神父さんこちらを睨まないで!
金髪碧眼の美少年で顕現した神、ことミカ(反対から呼んだだけ)は壇上の上で神父と問答を繰り返していた。
周りの人間も空気を読んで?一言も口にしてない。
『、、、君は人間ではないのか?』
「人間ではないね!」
『魔族、、、?』
「魔族でもないね!」
『それならなんだというのだ!!!』
『し、神父様!落ち着かれてください!!』
うわぁ。これどうすんの、、、どう収めるの、、、。
『リュー・クランベルくん。心当たりは?』
「全く身に覚えがありません。」
「そんな!酷いよリューちゃん!あの夜のことを忘れてしまったの?!あんなことやこんなことを共に過ごしたのに、、、!」
「お前は黙っとけ!」
こいつ
絶対面白がってる!!絶対いつかしばく!!
「神父よ。これは何事だ?」
『国王様、、、!申し訳ありません。お見苦しいところを、、、!』
こ、国王まで出てきたぞ、、、
(大丈夫だよリューちゃん。私にお任せ!)
こ、こいつ、直接脳内に!
、、、って言ってる場合か!お任せできねぇよ!お任せした結果がこれだろうが!
(まぁまぁ。今度は真面目にやったりますよ!)
「国王様!」
『ち、近づくでない!国王様!お下がりください!』
「国王様。《私を使い魔として見てめてくれますよね?》」
「、、、。あ、あぁ。神父よ。こやつをリュー・クランベルの使い魔として登録せよ」
『え、そんな!なんの種族かもわからぬ未知の生物を、、、』
「国王の命令に異議があるのか?」
『そ、そんなこと!!、、、了解いたしました』
(んね!私は神だよ?認識をちょちょいと弄るのぐらい楽勝よ!)
こ、えぇ~
------------------------------------------------------------------------------------
ミカのゴリ押し戦法はうまくいき、無事母と合流し帰路に着く。
あの後、謎のバリアの範囲がさらに広がり悪い意味で目立ちすぎていた俺を朗らかな笑みで迎えてくれた母はある意味強者なのかもしれない。
「お疲れ様リューちゃん!この子がリューちゃんの使い魔なのねぇ!とても綺麗な子!」
「初めまして!ミカと言います。リューちゃんをお守りするためにやってきました!」
「まぁまぁ!頼もしいわぁ。私たちとも仲良くしてね!ママって呼んでもいーのよ」
「うん!ママ、よろしくね!」
ミカの容姿はまるで天使のように可愛らしい。
この可愛らしいのが、洗脳用法でゴリ押しとかしてくる神様だなんて誰も気づかないだろう。
まぁ、そもそも。初対面でこいつを俺の使い魔など思う奴もいないだろうけど。
「それにしても愛子だなんて!リューちゃんすごいわねぇ」
「う、ん。ありがとうママ」
「他の愛子の子たちもすごかったわぁ。まさか全属性の愛子が一つの年に一気に現れるなんて!直接見れるなんてすごい体験だったわ。ご利益あるかもねぇ」
「きっとあるよー!なんたって私がリューちゃんの使い魔になったんだしね!」
「うふふ。そうねぇ。ミカちゃんが奇跡を持ってきてくれたのかしらねぇ。」
そうなのだ。光の愛子はルキ。闇の愛子は俺。
その後に火、水、風、土、それぞれの愛子も選ばれた。
おそらく続編の主要人物たちだろう。美少年と美少女で構成されてたし。
きっとこれから憧れと羨望の眼差しに囲まれて立派な英雄に成長するんだろう。そんな奴らと同期の闇の愛子、、、。しかも使い魔におそらく人間を召喚したヤバい奴、、、。
目立つなという方が無理あるだろう!
「リューちゃん。今日はご馳走よ!パパも早く戻ってくるって言ってたわ。街のお料理持ち帰って食べましょうか!」
「私ご飯食べるの初めて!」
「あら!ならミカちゃんの好きな味も探さないとね!」
「わぁい!」
胃が痛い、、、が。
ひとまず忘れて、純粋に楽しんだ方がいいよな。
「ミカ、これ食べなよ」
「え、なになに?!、、、。べ、ベロが痛い!!」
「ミカちゃん。それは辛いって言うのよ。お水飲んで!リューちゃんも意地悪しないの!」
「ははは。ミカくんは、新鮮な反応してくれるから一緒に食事するのも楽しいなぁ」
得体の知れない生物をもう家族のように対応している両親はやはり強者だと思う。
「私?私は神~っと、あーと、かー、みーかーみー
そ、そう!私はミカ!リューちゃんの使い魔です!」
『そ、うか。いや、名前ではない。そなたの種族を問いているのだ』
「え~。種族とかなんでも良くない?おじさん。今どき種族に縛られてる人間はモテないぞぉ」
ご、ごめんなさいごめんなさい!!神父さんこちらを睨まないで!
金髪碧眼の美少年で顕現した神、ことミカ(反対から呼んだだけ)は壇上の上で神父と問答を繰り返していた。
周りの人間も空気を読んで?一言も口にしてない。
『、、、君は人間ではないのか?』
「人間ではないね!」
『魔族、、、?』
「魔族でもないね!」
『それならなんだというのだ!!!』
『し、神父様!落ち着かれてください!!』
うわぁ。これどうすんの、、、どう収めるの、、、。
『リュー・クランベルくん。心当たりは?』
「全く身に覚えがありません。」
「そんな!酷いよリューちゃん!あの夜のことを忘れてしまったの?!あんなことやこんなことを共に過ごしたのに、、、!」
「お前は黙っとけ!」
こいつ
絶対面白がってる!!絶対いつかしばく!!
「神父よ。これは何事だ?」
『国王様、、、!申し訳ありません。お見苦しいところを、、、!』
こ、国王まで出てきたぞ、、、
(大丈夫だよリューちゃん。私にお任せ!)
こ、こいつ、直接脳内に!
、、、って言ってる場合か!お任せできねぇよ!お任せした結果がこれだろうが!
(まぁまぁ。今度は真面目にやったりますよ!)
「国王様!」
『ち、近づくでない!国王様!お下がりください!』
「国王様。《私を使い魔として見てめてくれますよね?》」
「、、、。あ、あぁ。神父よ。こやつをリュー・クランベルの使い魔として登録せよ」
『え、そんな!なんの種族かもわからぬ未知の生物を、、、』
「国王の命令に異議があるのか?」
『そ、そんなこと!!、、、了解いたしました』
(んね!私は神だよ?認識をちょちょいと弄るのぐらい楽勝よ!)
こ、えぇ~
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ミカのゴリ押し戦法はうまくいき、無事母と合流し帰路に着く。
あの後、謎のバリアの範囲がさらに広がり悪い意味で目立ちすぎていた俺を朗らかな笑みで迎えてくれた母はある意味強者なのかもしれない。
「お疲れ様リューちゃん!この子がリューちゃんの使い魔なのねぇ!とても綺麗な子!」
「初めまして!ミカと言います。リューちゃんをお守りするためにやってきました!」
「まぁまぁ!頼もしいわぁ。私たちとも仲良くしてね!ママって呼んでもいーのよ」
「うん!ママ、よろしくね!」
ミカの容姿はまるで天使のように可愛らしい。
この可愛らしいのが、洗脳用法でゴリ押しとかしてくる神様だなんて誰も気づかないだろう。
まぁ、そもそも。初対面でこいつを俺の使い魔など思う奴もいないだろうけど。
「それにしても愛子だなんて!リューちゃんすごいわねぇ」
「う、ん。ありがとうママ」
「他の愛子の子たちもすごかったわぁ。まさか全属性の愛子が一つの年に一気に現れるなんて!直接見れるなんてすごい体験だったわ。ご利益あるかもねぇ」
「きっとあるよー!なんたって私がリューちゃんの使い魔になったんだしね!」
「うふふ。そうねぇ。ミカちゃんが奇跡を持ってきてくれたのかしらねぇ。」
そうなのだ。光の愛子はルキ。闇の愛子は俺。
その後に火、水、風、土、それぞれの愛子も選ばれた。
おそらく続編の主要人物たちだろう。美少年と美少女で構成されてたし。
きっとこれから憧れと羨望の眼差しに囲まれて立派な英雄に成長するんだろう。そんな奴らと同期の闇の愛子、、、。しかも使い魔におそらく人間を召喚したヤバい奴、、、。
目立つなという方が無理あるだろう!
「リューちゃん。今日はご馳走よ!パパも早く戻ってくるって言ってたわ。街のお料理持ち帰って食べましょうか!」
「私ご飯食べるの初めて!」
「あら!ならミカちゃんの好きな味も探さないとね!」
「わぁい!」
胃が痛い、、、が。
ひとまず忘れて、純粋に楽しんだ方がいいよな。
「ミカ、これ食べなよ」
「え、なになに?!、、、。べ、ベロが痛い!!」
「ミカちゃん。それは辛いって言うのよ。お水飲んで!リューちゃんも意地悪しないの!」
「ははは。ミカくんは、新鮮な反応してくれるから一緒に食事するのも楽しいなぁ」
得体の知れない生物をもう家族のように対応している両親はやはり強者だと思う。
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