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ついつい口車に乗ってしまい、上手いように言質を取られた気がしなくもなくもない。
そもそもあいつも転生してるって、、、信憑性ないだろう。神もあの会合以来出てこないし。
どうしたらいいのか。俺はどうしたいのか。
悶々考えていたのだけれど、どうやら神が言っていたことは本当だったらしい。
『特報!我が国の第二王子。ルキ・カディルシア殿下の社交界デビュー!』
号外で配られていた新聞にはデカデカと俺が前世で愛した男の幼い姿が載っていた。
相変わらずキラキラピカピカしたツラだ。
「ふはっ。不機嫌そ。」
社交界はいつまでも慣れないって前世でもぼやいてたっけ。彼の魂は変わってないみたいだ。
記憶があろうとなかろうと。彼がいる世界なら俺は、、、。
-----------------------------------------------------------
「おい神様。これからどーすりゃいい。」
『もー愛想ないねぇ。そんなに邪険にしなくても私は君の味方だよ⭐︎』
「うるせぇ。俺の覚悟が決まるまで出てこようとしなかったくせに」
『ありゃばれてたか。』
号外を受け取った翌日。俺はまた鏡の前で神と対面している。
神は俺に委ねたように見せて、こちらの覚悟がはっきりと決まるまで出てこないと思っていた。
神が困ってるのは本気っぽかったし。どうせ号外でわざわざあいつの姿を見せてきたのも神のお導きってやつだろう。
争いに巻き込まれるのは前世で散々体験した。正直なところもう誰かと敵対などしたくないのだけれど、、、。
結局俺は、あいつが幸せになれる確証がない世界は許せないみたいだ。
「、、、あいつは前世の記憶はあるのか?」
『あいつって~?』
「わかってるだろ、、、!ルキ、、、第二王子様だよ」
『うーんどうだろうね~。私が君の助けを借りようと魂引っ張ってきた時には、彼はすでに別の神に転生準備されてたから私は知らないな~』
「神って複数いるものなのか?!」
『いるいる~なんなら君たちが思ってるよりもそこまで高潔なものでもないんだよ~。君の前前世で言う社畜みたいなもん。それぞれの世界に複数の神が担当としてついてんだ。でも私はこの世界担当の一番偉い神なんだよ!えへん。』
「へー」
『うんうん!興味がないお返事!でも、彼が転生するタイミングは偶然だったんだよー!やっぱり君たちはいろんな意味で深~いズッポリした関係だったから縁が繋がってるのかも?』
「神様でも下ネタ話すってわかってちょっと残念だわ」
『だからそこまで高潔なものじゃないんだって!』
深い縁、、、か。
あっちからしたらぶちぎりたい悪縁にも程がある。記憶、、、持ってなくても持っていても、あいつがあいつである限り俺は守るけど。
できれば、、、俺とのことは思い出さないでほしいな。
『リューちゃん、聞いてる?』
「あ、えごめん?てか、リューちゃんって呼ぶなよ。」
『いーじゃない。可愛いじゃんリューちゃん』
「はぁ、、、。で、なんだって?」
『そうそう。私もやっぱりそちらに顕現した方がいいかなー?って思ってさ。今度神殿で儀式があるでしょ?あれ、1000年前から変わらず使い魔の召喚も同時にするから、私がリューちゃんの使い魔として召喚されるのが都合いいかって。』
「は?!そ、それって大丈夫なのか?その、、、神様として、、、」
こいつが本当に神ならば(いまだに少し信用してない)神が人間の傘下に下るようなものだ。
それは、、、なんか、なんとも言い難いが世の理的にアリなのか?
『いいよー。リューちゃんにはお助けしてもらうんだしー。一応巻き込んでしまって申し訳ないと思ってるし、今回は特別だよー。』
「一応が余計だよ。」
『はぁい。とにかくさ!神様を使い魔になんてありえないことだけど、アリエールにしちゃうんだからちゃんとこれから頼むよー相棒!』
、、、はぁ。残念ながら今世でも穏やかに暮らすのは難しそうだ、、、。
--------------------------------------------------------
「まー!王都は人が多いわねぇ。リューちゃん離れちゃダメよ。」
「うん。わかったー」
今日は例の神殿での儀式の日だ。
この国では10の歳になる子供には教会で精霊から祝福を受け、自分が得意とする属性を定めてもらう。
神父様の前に出てピカーと水晶を光らせるファンタジーあるあるのあれだ。
『仮初の世界と愛子の意志』と言うゲームタイトルの『愛子』についてだが、これは精霊王から直々に祝福を受けた特別な人間のことを指す。
他の人間よりも多くの魔力を持つのはもちろんで、『愛子』となるだけで王家に関心の目を向けられるし、他の民衆からも憧れと羨望の眼差しを受ける。勝ち組将来確定演出のようなものだ。
愛子には手の甲にそれぞれの属性紋章が現れ、炎の愛子には赤。水の愛子には青。風の愛子には翠。土の愛子には黄色。
そして、光の愛子には輝く紋章が。闇の愛子には深黒の紋章が神殿の儀式で授かれる。
シアは闇の愛子だった。そして、闇魔法というのは昔は嫌悪の対象だった。そのためまぁ色々なことがあったのだが、、、。
この時代では時が進むにつれ、相互理解も深まり闇属性持ちの人間への差別はさっぱりなくなっている。
そもそもあいつも転生してるって、、、信憑性ないだろう。神もあの会合以来出てこないし。
どうしたらいいのか。俺はどうしたいのか。
悶々考えていたのだけれど、どうやら神が言っていたことは本当だったらしい。
『特報!我が国の第二王子。ルキ・カディルシア殿下の社交界デビュー!』
号外で配られていた新聞にはデカデカと俺が前世で愛した男の幼い姿が載っていた。
相変わらずキラキラピカピカしたツラだ。
「ふはっ。不機嫌そ。」
社交界はいつまでも慣れないって前世でもぼやいてたっけ。彼の魂は変わってないみたいだ。
記憶があろうとなかろうと。彼がいる世界なら俺は、、、。
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「おい神様。これからどーすりゃいい。」
『もー愛想ないねぇ。そんなに邪険にしなくても私は君の味方だよ⭐︎』
「うるせぇ。俺の覚悟が決まるまで出てこようとしなかったくせに」
『ありゃばれてたか。』
号外を受け取った翌日。俺はまた鏡の前で神と対面している。
神は俺に委ねたように見せて、こちらの覚悟がはっきりと決まるまで出てこないと思っていた。
神が困ってるのは本気っぽかったし。どうせ号外でわざわざあいつの姿を見せてきたのも神のお導きってやつだろう。
争いに巻き込まれるのは前世で散々体験した。正直なところもう誰かと敵対などしたくないのだけれど、、、。
結局俺は、あいつが幸せになれる確証がない世界は許せないみたいだ。
「、、、あいつは前世の記憶はあるのか?」
『あいつって~?』
「わかってるだろ、、、!ルキ、、、第二王子様だよ」
『うーんどうだろうね~。私が君の助けを借りようと魂引っ張ってきた時には、彼はすでに別の神に転生準備されてたから私は知らないな~』
「神って複数いるものなのか?!」
『いるいる~なんなら君たちが思ってるよりもそこまで高潔なものでもないんだよ~。君の前前世で言う社畜みたいなもん。それぞれの世界に複数の神が担当としてついてんだ。でも私はこの世界担当の一番偉い神なんだよ!えへん。』
「へー」
『うんうん!興味がないお返事!でも、彼が転生するタイミングは偶然だったんだよー!やっぱり君たちはいろんな意味で深~いズッポリした関係だったから縁が繋がってるのかも?』
「神様でも下ネタ話すってわかってちょっと残念だわ」
『だからそこまで高潔なものじゃないんだって!』
深い縁、、、か。
あっちからしたらぶちぎりたい悪縁にも程がある。記憶、、、持ってなくても持っていても、あいつがあいつである限り俺は守るけど。
できれば、、、俺とのことは思い出さないでほしいな。
『リューちゃん、聞いてる?』
「あ、えごめん?てか、リューちゃんって呼ぶなよ。」
『いーじゃない。可愛いじゃんリューちゃん』
「はぁ、、、。で、なんだって?」
『そうそう。私もやっぱりそちらに顕現した方がいいかなー?って思ってさ。今度神殿で儀式があるでしょ?あれ、1000年前から変わらず使い魔の召喚も同時にするから、私がリューちゃんの使い魔として召喚されるのが都合いいかって。』
「は?!そ、それって大丈夫なのか?その、、、神様として、、、」
こいつが本当に神ならば(いまだに少し信用してない)神が人間の傘下に下るようなものだ。
それは、、、なんか、なんとも言い難いが世の理的にアリなのか?
『いいよー。リューちゃんにはお助けしてもらうんだしー。一応巻き込んでしまって申し訳ないと思ってるし、今回は特別だよー。』
「一応が余計だよ。」
『はぁい。とにかくさ!神様を使い魔になんてありえないことだけど、アリエールにしちゃうんだからちゃんとこれから頼むよー相棒!』
、、、はぁ。残念ながら今世でも穏やかに暮らすのは難しそうだ、、、。
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「まー!王都は人が多いわねぇ。リューちゃん離れちゃダメよ。」
「うん。わかったー」
今日は例の神殿での儀式の日だ。
この国では10の歳になる子供には教会で精霊から祝福を受け、自分が得意とする属性を定めてもらう。
神父様の前に出てピカーと水晶を光らせるファンタジーあるあるのあれだ。
『仮初の世界と愛子の意志』と言うゲームタイトルの『愛子』についてだが、これは精霊王から直々に祝福を受けた特別な人間のことを指す。
他の人間よりも多くの魔力を持つのはもちろんで、『愛子』となるだけで王家に関心の目を向けられるし、他の民衆からも憧れと羨望の眼差しを受ける。勝ち組将来確定演出のようなものだ。
愛子には手の甲にそれぞれの属性紋章が現れ、炎の愛子には赤。水の愛子には青。風の愛子には翠。土の愛子には黄色。
そして、光の愛子には輝く紋章が。闇の愛子には深黒の紋章が神殿の儀式で授かれる。
シアは闇の愛子だった。そして、闇魔法というのは昔は嫌悪の対象だった。そのためまぁ色々なことがあったのだが、、、。
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