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開拓計画4・現状について考えよう
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「はっっっ!!!!!!!!」
気がつけば自室のベッドの上だった
過去を振り返りながら、意識を失ったようだ
、、、多分生魚の影響だと思うが
少しふらつくが、吐き気はもうおさまっている
俺はベッドから起き上がり、自室の鏡を覗いた
今、俺の年齢は14だと記憶している
どうやら前世を思い出したとしても記憶を塗り替えられるわけでもなく、今世の今まで経験した記憶は残っているみたいだった
身長は、、、飛び抜けて高いわけではないが、低いわけでもない
これからに大いに期待しておこう
、、、ん?人間の14歳というのは成長期は終わっているのだろうか?
魔王の頃には自分の楽なように姿形を変えていて、成長という概念を持たずにいたから、よくわからない
俺としてはもっと身長が欲しいから、頑張ってくれ。成長期くん。
容姿は、、、うん
前世と変わらないな
不細工ではないが、美形とも言えない
特徴といえば、ただちょっと耳が大きいくらいかな
父上はあんなに美丈夫だったのに、、、なぜだろうか
それに、、、
炭のような黒髪と、まるで血を煮込んだような赤黒い瞳
魔王の血族にしか現れないその髪と瞳の色は俺はあまり好きではなかった
、、、ただ1人、理解し難いほどほめそやしていたものもいたが、、、
過去の話だ
----------------------------------------------------------------------
誰もいない自室で、今度は今世の記憶を整理していた
名前はキリシュタイン・アイルツ
名は変わらなかった
アイルツ公爵家の嫡男だ
貴族の中でも権力で言えば三本の指に入るアイルツ公爵家
なんと、世代で言えば、俺の父上の代から始まった新米貴族だというのに、圧倒的な統治力を発揮して、国の三分の一の領地を管理している
この国は、世界の中でも有数の大国だから、身分としてはかなり高いのだろう、、、
、、、一体父上はどのような手を、、、
と、ここまで整理したところでふと思いかえす
あれ?今世の父上って、、、記憶を持っているのだろうか?
--------------------------------------------------------
今世の記憶の父上↓
『息子よ。我は数日家を開ける。何かあれば我の名前を呟け。飛んでこよう。』
『見ろ。息子よ。これがユニコーンという生物だ。、、、部分によって肉の柔らかさも違うのだろうか?』
『あ、あはは。いやですなぁ。アイルツ公爵。ユニコーンを食そうなんて、、、冗談にも程があります
ユニコーンは愛でるものですよ』
『む?そうか。なら、愛玩動物として励むが良い。』
『なぜ我の育てた花は枯れてしまうのだ!!理解し難い!!!』
前世の記憶の父上↓
『息子よ。我は数日キャンピングとやらを行ってくる。何かあればこの魔道具を使え。飛んでこよう。』
『見ろ。息子よ。こやつは先ほど引っ捕まえたエメラルドドラゴンだ。3日ほどは同じメニューの晩酌になるやもしれんが、、、』
【ヒィぃぃ!!わた、私は食用ではありませんので!!!!どうか、どうかご勘弁をッッッ!!!!!!!!!】
『む、そうか。なら、舎弟とやらに励むが良い』
『なぜ我の育てた花は枯れてしまうのだ!!理解し難い!!!』
~回想終了~
----------------------------------------------------------------------
100、、、いや500%覚えているなこれ
というか、花を育てるのは諦めましょうよ
俺も覚えてますけど、前世の頃、父上が立派に育てると息巻いていた小さな花の種を植えてから3日で枯らして、なんでそうなった?!?!?!?!って本気で困惑しましたからね
多分、成長魔法やら、補助魔法やら、プロテクターやら、色々過保護に負荷をかけたんでしょうけど。
兎にも角にも、、、。
父上が覚えているのであれば、この状況を理解してもらうのも容易い
果たしてこの俺の現状はなんなのか
きっと今世でもいろんな方面を牛耳ってるであろう我が父ならば、ある程度のことは掌握していると思うから、、、
気がつけば自室のベッドの上だった
過去を振り返りながら、意識を失ったようだ
、、、多分生魚の影響だと思うが
少しふらつくが、吐き気はもうおさまっている
俺はベッドから起き上がり、自室の鏡を覗いた
今、俺の年齢は14だと記憶している
どうやら前世を思い出したとしても記憶を塗り替えられるわけでもなく、今世の今まで経験した記憶は残っているみたいだった
身長は、、、飛び抜けて高いわけではないが、低いわけでもない
これからに大いに期待しておこう
、、、ん?人間の14歳というのは成長期は終わっているのだろうか?
魔王の頃には自分の楽なように姿形を変えていて、成長という概念を持たずにいたから、よくわからない
俺としてはもっと身長が欲しいから、頑張ってくれ。成長期くん。
容姿は、、、うん
前世と変わらないな
不細工ではないが、美形とも言えない
特徴といえば、ただちょっと耳が大きいくらいかな
父上はあんなに美丈夫だったのに、、、なぜだろうか
それに、、、
炭のような黒髪と、まるで血を煮込んだような赤黒い瞳
魔王の血族にしか現れないその髪と瞳の色は俺はあまり好きではなかった
、、、ただ1人、理解し難いほどほめそやしていたものもいたが、、、
過去の話だ
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誰もいない自室で、今度は今世の記憶を整理していた
名前はキリシュタイン・アイルツ
名は変わらなかった
アイルツ公爵家の嫡男だ
貴族の中でも権力で言えば三本の指に入るアイルツ公爵家
なんと、世代で言えば、俺の父上の代から始まった新米貴族だというのに、圧倒的な統治力を発揮して、国の三分の一の領地を管理している
この国は、世界の中でも有数の大国だから、身分としてはかなり高いのだろう、、、
、、、一体父上はどのような手を、、、
と、ここまで整理したところでふと思いかえす
あれ?今世の父上って、、、記憶を持っているのだろうか?
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今世の記憶の父上↓
『息子よ。我は数日家を開ける。何かあれば我の名前を呟け。飛んでこよう。』
『見ろ。息子よ。これがユニコーンという生物だ。、、、部分によって肉の柔らかさも違うのだろうか?』
『あ、あはは。いやですなぁ。アイルツ公爵。ユニコーンを食そうなんて、、、冗談にも程があります
ユニコーンは愛でるものですよ』
『む?そうか。なら、愛玩動物として励むが良い。』
『なぜ我の育てた花は枯れてしまうのだ!!理解し難い!!!』
前世の記憶の父上↓
『息子よ。我は数日キャンピングとやらを行ってくる。何かあればこの魔道具を使え。飛んでこよう。』
『見ろ。息子よ。こやつは先ほど引っ捕まえたエメラルドドラゴンだ。3日ほどは同じメニューの晩酌になるやもしれんが、、、』
【ヒィぃぃ!!わた、私は食用ではありませんので!!!!どうか、どうかご勘弁をッッッ!!!!!!!!!】
『む、そうか。なら、舎弟とやらに励むが良い』
『なぜ我の育てた花は枯れてしまうのだ!!理解し難い!!!』
~回想終了~
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100、、、いや500%覚えているなこれ
というか、花を育てるのは諦めましょうよ
俺も覚えてますけど、前世の頃、父上が立派に育てると息巻いていた小さな花の種を植えてから3日で枯らして、なんでそうなった?!?!?!?!って本気で困惑しましたからね
多分、成長魔法やら、補助魔法やら、プロテクターやら、色々過保護に負荷をかけたんでしょうけど。
兎にも角にも、、、。
父上が覚えているのであれば、この状況を理解してもらうのも容易い
果たしてこの俺の現状はなんなのか
きっと今世でもいろんな方面を牛耳ってるであろう我が父ならば、ある程度のことは掌握していると思うから、、、
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