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本編
Q.どうして体育祭の『〇組頑張ってください』はめちゃくちゃ心こもってないように聞こえるの?A.所詮他人事だからです
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『藤川くん。頑張ってください』
あぁ、、、可哀想な藤川、、、
唯一の個人競技である徒競走に頑張って参加したのに、、、なぜか嫌がらせの如く藤川の列の参加者が全員体育部員なんて、、、
あまりにも差が開いてしまったばかりに名指しで応援されてる藤川、、、可哀想に、、、
------------------------------------------------------------------------------------
「体育祭なんてっ、、、、、、体育祭なんてっ!好きな人だけでやればいい!!!!!!!」
「そう言うな藤川、、、お前はよくやったよ」
「うっうぅぅ、、、」
その6の数字の旗も、お前が持てば一番輝いてるぜ!!(見学という権利を持った高みの見物人の余裕の煽り)
『3番レーン 白組 葛西充くん』
「あ、葛西だ。写真撮りたいから俺前行くわ、一緒行く?」
「燃え尽きたよ、、、何もかも」
「、、、ゆっくりしとけな」
あ、藤川がどんどん灰色に、、、
------------------------------------------------------------------------------------
何度かシャッターを切ったからこのお高めカメラにもだいぶ慣れてきた気がする
それにしても人多いなぁ、、、
前に行くほど歴戦の我が子専属カメラマンのご家族が多くなってく
ちなみに俺の家族は今日は家で待機だ
流石に我が子不参加のイベントにまでは来ないらしい
この学園自体の生徒数も多いからその家族や友達が来てるってなるとそりゃ多いだろうけど、、、
この人混みの中、レオン、、、見つけられるかな?藤川曰く分かりやすいとか言ってたけど
分かりやすかったら目立たないようにって変装してるのに本末転倒なんじゃ?
『よーーい』
パンッッッ!!
あ、やべはやく構えなきゃ
『一斉にスタートしまっ?!』
アナウンスの声色が急に驚いた様子に変わった
それもそうだろう
一斉にスタートしたはずの列は一瞬で葛西の独壇場に早替わりしていた
『し、白組、早いです』
かしゃ、、、かしゃ、、、
、、、ヤッベェ、、、カメラの標準に葛西が収まらないんだが?!
早すぎるだろあいつ!人間じゃねぇ!!(ただの悪口)
ブレブレにしか撮れないぞ!一瞬でいいから止まれ!!(試合放棄)
『い、一位、白組、、、』
うっわぁ、、、ぶっちぎり、、、
伊達に学園で野生児やってるだけあるなぁ、、、
「あっ!!小太郎!!おれのことみてたか!?」
「おーお疲れ!ごめん葛西、、、写真うまく撮れなかった」
「いーぜ!俺も多分それうまく使えねぇもん!あ、じゃあ今って撮れるか?」
「うん。いける、、、ほら、旗持って、もうちょい横にじゃあ撮るぞ」
「おっし!」
1の旗を持った葛西くんはとても良き笑顔でございました
------------------------------------------------------------------------------------
パン食い競争、、、
それは、身長が高いものが優遇される、あまりにも不愉快で不平等な競技である、、、
別に俺が去年参加してどれだけとんでも結局パンを咥えられなかったから、私念で嫌ってるとかそんなことはない
全くない、全然ない
だが、俺的には一刻も早く排除すべき競技である
「そういや笹島、去年の時のパン食い競争でっ、、、」「シャラップ!!!!!!!」
「うおっ」
もー!藤川くんったら~存在しない記憶の話するほど疲れてたのぉ~?
「いってぇ、、、なんだよーいきなり手ェ叩いて、、、って、あ、これ塩飴?」
「、、、疲れてるみたいだからな!」
「おー!サンキュー!!」
よ、よし話を逸らせ、、、「なんだ?去年の話俺も聞き、、、」「シャラーーーップ!!!!」
葛西には蜂蜜レモン飴をやろう
『次は、麗しき美貌と皆を圧倒するカリスマを備えた我らが生徒会長、田中誠一郎様の登場です!』
ん?放送に私情を持ち込んでる生徒がいますよー
まぁ、我々生徒は日々巻き起こる異常に慣れてしまったばかりに通常と感じてしまってるが、親御からしたらこの学風はあまりにも驚くんじゃ、、、
「あらー!あれが噂の生徒会長様?私の息子がとても崇拝しててねぇ」
「そちらのご家庭でも?私の子もなのよー!とてもいい子らしくて、、、初めて見たけど確かにかっこいいわぁ」
、、、、、、この世は意外と寛容である
『我らが生徒会長様が圧倒的一位でゴールされました!今からご感想をお聞きしたいと思います!』
この学校では役職付きにインタビューというプログラムが学園公式で入っている、、、
いいかみんな、あまりにもおかしな学校だと思うだろ?
もう考えるな、、、感じろ
『生徒会長様!一位でのゴールおめでとうございます!何かコメントをいただけないでしょうか?』
『、、、、、、フランスパンは硬い』
『ありがとうございました!!!』
ありがとうございました?!?!あまりにも謎コメントだろ!そこのボケ?拾えよ!!
チワワたちは会長様の言葉ならなんでも受け入れる風習があるらしい(藤川談)
受け入れるもなにも理解できない俺はどうすれば、、、(困惑)
、、、と、とりあえずカメラ撮っとこ
フランスパンを咥えた会長様の写真は後日めちゃくちゃ好評で俺も副会長から褒められた
------------------------------------------------------------------------------------
さて
なんやかんや午前のプログラムが無事終わって、いまからお待ちかねのお弁当タイムなのだが、、、
一緒に食べると約束していたレオンが一向に見つからない、、、
その旨を藤川に伝えると
『やっぱりちょっと恥ずかしいんじゃないかな?』
と、言っていたがなにが恥ずかしいのか、その話題が関係してるのか、そもそもレオンのことなのか
何にもわからないまま藤川は家族の元に、葛西は理事長に呼び出され、、、俺は1人彷徨っている、、、
ど、どうしよう、、、
メッセージ送ったけど、一向に既読つかないし(初めて)
、、、すでになにかしらのトラブルに巻き込まれてたり?!
そ、そんな、、、!!!そうだったらどうしよう!!
俺のために来てくれたのに、、、レオンが傷つけられてしまったら俺、どうしたらっ!
「れ、レオ、、、あぶっっ!!」
「あ、あごめん!小太郎くん!!」
焦ってレオンを探さなきゃと振り返ったら誰かの胸元にぶつかってしまった
この胸の感覚は、、、女性?!?!?!?!?!?!
え、でも俺の名前なんで知って、、、ていうかどこかで聞き覚えがある声、、、
いや、まず離れなきゃ!!!!!!!
「ごごごご、ごめんなさいッッッ!!」
俺よりもはるかに高い身長の女性から剥がれて顔を上げると、、、
そこにはめちゃくちゃめちゃくちゃこの世の人とは思えないほど麗しき美女、、、っていうか、、、
、、、、、、ん、、、、ん?
「れ、レオン??」
「う、うん、、、お待たせ小太郎くん」
カ、カワイイナ~(脳死)
あぁ、、、可哀想な藤川、、、
唯一の個人競技である徒競走に頑張って参加したのに、、、なぜか嫌がらせの如く藤川の列の参加者が全員体育部員なんて、、、
あまりにも差が開いてしまったばかりに名指しで応援されてる藤川、、、可哀想に、、、
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「体育祭なんてっ、、、、、、体育祭なんてっ!好きな人だけでやればいい!!!!!!!」
「そう言うな藤川、、、お前はよくやったよ」
「うっうぅぅ、、、」
その6の数字の旗も、お前が持てば一番輝いてるぜ!!(見学という権利を持った高みの見物人の余裕の煽り)
『3番レーン 白組 葛西充くん』
「あ、葛西だ。写真撮りたいから俺前行くわ、一緒行く?」
「燃え尽きたよ、、、何もかも」
「、、、ゆっくりしとけな」
あ、藤川がどんどん灰色に、、、
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何度かシャッターを切ったからこのお高めカメラにもだいぶ慣れてきた気がする
それにしても人多いなぁ、、、
前に行くほど歴戦の我が子専属カメラマンのご家族が多くなってく
ちなみに俺の家族は今日は家で待機だ
流石に我が子不参加のイベントにまでは来ないらしい
この学園自体の生徒数も多いからその家族や友達が来てるってなるとそりゃ多いだろうけど、、、
この人混みの中、レオン、、、見つけられるかな?藤川曰く分かりやすいとか言ってたけど
分かりやすかったら目立たないようにって変装してるのに本末転倒なんじゃ?
『よーーい』
パンッッッ!!
あ、やべはやく構えなきゃ
『一斉にスタートしまっ?!』
アナウンスの声色が急に驚いた様子に変わった
それもそうだろう
一斉にスタートしたはずの列は一瞬で葛西の独壇場に早替わりしていた
『し、白組、早いです』
かしゃ、、、かしゃ、、、
、、、ヤッベェ、、、カメラの標準に葛西が収まらないんだが?!
早すぎるだろあいつ!人間じゃねぇ!!(ただの悪口)
ブレブレにしか撮れないぞ!一瞬でいいから止まれ!!(試合放棄)
『い、一位、白組、、、』
うっわぁ、、、ぶっちぎり、、、
伊達に学園で野生児やってるだけあるなぁ、、、
「あっ!!小太郎!!おれのことみてたか!?」
「おーお疲れ!ごめん葛西、、、写真うまく撮れなかった」
「いーぜ!俺も多分それうまく使えねぇもん!あ、じゃあ今って撮れるか?」
「うん。いける、、、ほら、旗持って、もうちょい横にじゃあ撮るぞ」
「おっし!」
1の旗を持った葛西くんはとても良き笑顔でございました
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パン食い競争、、、
それは、身長が高いものが優遇される、あまりにも不愉快で不平等な競技である、、、
別に俺が去年参加してどれだけとんでも結局パンを咥えられなかったから、私念で嫌ってるとかそんなことはない
全くない、全然ない
だが、俺的には一刻も早く排除すべき競技である
「そういや笹島、去年の時のパン食い競争でっ、、、」「シャラップ!!!!!!!」
「うおっ」
もー!藤川くんったら~存在しない記憶の話するほど疲れてたのぉ~?
「いってぇ、、、なんだよーいきなり手ェ叩いて、、、って、あ、これ塩飴?」
「、、、疲れてるみたいだからな!」
「おー!サンキュー!!」
よ、よし話を逸らせ、、、「なんだ?去年の話俺も聞き、、、」「シャラーーーップ!!!!」
葛西には蜂蜜レモン飴をやろう
『次は、麗しき美貌と皆を圧倒するカリスマを備えた我らが生徒会長、田中誠一郎様の登場です!』
ん?放送に私情を持ち込んでる生徒がいますよー
まぁ、我々生徒は日々巻き起こる異常に慣れてしまったばかりに通常と感じてしまってるが、親御からしたらこの学風はあまりにも驚くんじゃ、、、
「あらー!あれが噂の生徒会長様?私の息子がとても崇拝しててねぇ」
「そちらのご家庭でも?私の子もなのよー!とてもいい子らしくて、、、初めて見たけど確かにかっこいいわぁ」
、、、、、、この世は意外と寛容である
『我らが生徒会長様が圧倒的一位でゴールされました!今からご感想をお聞きしたいと思います!』
この学校では役職付きにインタビューというプログラムが学園公式で入っている、、、
いいかみんな、あまりにもおかしな学校だと思うだろ?
もう考えるな、、、感じろ
『生徒会長様!一位でのゴールおめでとうございます!何かコメントをいただけないでしょうか?』
『、、、、、、フランスパンは硬い』
『ありがとうございました!!!』
ありがとうございました?!?!あまりにも謎コメントだろ!そこのボケ?拾えよ!!
チワワたちは会長様の言葉ならなんでも受け入れる風習があるらしい(藤川談)
受け入れるもなにも理解できない俺はどうすれば、、、(困惑)
、、、と、とりあえずカメラ撮っとこ
フランスパンを咥えた会長様の写真は後日めちゃくちゃ好評で俺も副会長から褒められた
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さて
なんやかんや午前のプログラムが無事終わって、いまからお待ちかねのお弁当タイムなのだが、、、
一緒に食べると約束していたレオンが一向に見つからない、、、
その旨を藤川に伝えると
『やっぱりちょっと恥ずかしいんじゃないかな?』
と、言っていたがなにが恥ずかしいのか、その話題が関係してるのか、そもそもレオンのことなのか
何にもわからないまま藤川は家族の元に、葛西は理事長に呼び出され、、、俺は1人彷徨っている、、、
ど、どうしよう、、、
メッセージ送ったけど、一向に既読つかないし(初めて)
、、、すでになにかしらのトラブルに巻き込まれてたり?!
そ、そんな、、、!!!そうだったらどうしよう!!
俺のために来てくれたのに、、、レオンが傷つけられてしまったら俺、どうしたらっ!
「れ、レオ、、、あぶっっ!!」
「あ、あごめん!小太郎くん!!」
焦ってレオンを探さなきゃと振り返ったら誰かの胸元にぶつかってしまった
この胸の感覚は、、、女性?!?!?!?!?!?!
え、でも俺の名前なんで知って、、、ていうかどこかで聞き覚えがある声、、、
いや、まず離れなきゃ!!!!!!!
「ごごごご、ごめんなさいッッッ!!」
俺よりもはるかに高い身長の女性から剥がれて顔を上げると、、、
そこにはめちゃくちゃめちゃくちゃこの世の人とは思えないほど麗しき美女、、、っていうか、、、
、、、、、、ん、、、、ん?
「れ、レオン??」
「う、うん、、、お待たせ小太郎くん」
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