俺にはラブラブな超絶イケメンのスパダリ彼氏がいるので、王道学園とやらに無理やり巻き込まないでくださいっ!!

しおりんごん

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本編

全力帰宅RTA(体力、運動神経、共にないため結果は記録圏外)

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「では笹島君には各クラスの組分け表の回収及び整理と鉢巻分配を担当してもらいます」
「は、い」
「何かご不満でも?」
「い、いえ、その」
「なんです?はっきり言いなさい」
「あー、、、その、副会長、、、ネクタイがリボン結びになってます、、、」

why?




--------------------------------------------------------


生徒会を抜け出した翌日、の放課後

またまた生徒会に呼び出されてあの修羅場再来か?って思ってたけど、今日は副会長一人らしく

案の定副会長からそこそこ怒られはしたけど、会計がほぼ原因とわかっていたからか、そこまでのお咎めはなかった


そんで
本来の目的だった俺の体育祭準備で担当することを説明してもらってたんだけど、、、



えらく可愛い格好してらっしゃいますね?

というか、ネクタイでリボン結びはかなり難しいと思いますけど


「、、、あの双子庶務の悪戯です、、、ええ、もういいですこれは」
「どうしたんですか副会長!自棄になっちゃって!いつものヒステリックはどこに行ったんですか?!」
「失礼ですね!なんですかヒステリックとは!!」

あ、よかった
まだ怒る元気はあるみたいだ


ただ、隈もすごいし、いつもの生徒会が背負ってるキラキラオーラが一切なくなってる
なんだか生気もうっすいし


これはまるで、、、あれだ
ブラック会社勤めの3年目社員さん的な


「あはは、、、すみません、、、でも、副会長、ほんとなんか。疲れが目に見えてやばいですよ」
「仕方ないでしょう、、、体育祭は一年の中でも特に大きなイベントですし、、、生徒会はやることが多いんですよ」
「教員たちから手伝ってもらうことはできないんですか?生徒に全部任せるなんて」
「生徒が主体となって学園を回していく、、、これが理事長の思想です。この学園にいる限り、教員も生徒もそれに従っていくしかありません」


理事長、、、
あの、怖い甥っ子ガチ勢のことか

なんだってそんな理想を掲げてるんだ?



「うーん、、、ほどほどに休憩してくださいね?俺、できるだけ準備手伝いますから!」

副会長には冷たい対応しかされた覚えがないけど、ここまで疲れてるやつを放置して手伝わないのもな、、、

「、、、やれと言われたことを完璧にこなしてからそのようなことを口にできるんですよ」


やっぱやなやつかも!!💢




--------------------------------------------------------


もー!
せっかく善意で手助けしようとしたのに、、、あんな言い方ないだろぉ?!
 
生徒会から追い出された俺はぷりぷり怒りながら教室に戻っていた

怒っていいよな?!怒ってるよー!


やや早足で戻ってたら







どんっっ!

うわっ!人とぶつかっちゃった!


「おわっ!あ、コタロー君じゃん」
「あっ!えっ?ごめん、ぶつかっ、、、うわぁ!!き、き、北本くん!!」

昨日の今日でですか?!?!

「あはは、何焦ってんのー?」
「い、やぁ別に焦ってなんかないですとも、ええ、はい」

どうしよう
俺日本語喋れてる?!

いや、それよりも昨日のこと謝らなきゃ!!




「あ、あのぉ北本君、、、昨日のことなんだけども」
「ん?昨日?」
「ほら、二人でファミレスで話した時、、、俺ちょっと気に触る態度だったよなーって、、、ごめんなさい!」
「え、え?そうなん?全然わかんなかったけど?」
「えー、っと、、、空返事って言うか、反応薄すぎたし、、、帰りも特に話さず逃げるように帰っちゃったし、、、」
「えー、、、コタロー君にげたかったのぉ?」
「い、やいや!!!逃げるようにっていうのは比喩であって決して逃げ出したかったわけでもなんでもないですし」

多分!!!!!!!!!


「あは、そんな気にしなくてもいいよー俺全然そんなこと感じなかったし
てか、時間潰し付き合ってくれてあんがとねぇ」
「あー、、、うん、こちらこそ?」


と、とりあえず和解?できた?

いや、北本君は特に気にしてなさそうだけども

くそ~ここにきて友達が少ないことによる知識不足が仇となるとは、、、
コミュニケーション苦手すぎて人の反応に過敏になってるな

気にしすぎ?というやつだったのかも



「あ、そーだコタロー君副会長見なかったぁ?」
「副会長なら生徒会室だと思うけど、、、」
「そっかー!あんがと~備品無くして困ってたんだよね~」
「え?備品?」
「そ~買い出し行ってきたんだけど、そこでなんかちょっと柄の悪い男性に絡まれちゃって、、、」
「え!大丈夫だった?!」
「うん~一緒に遊んであげたんだけど、、、荷物ほったらかしてたらどこに置いちゃったのか忘れてさ~」



遊んで、、、
遊んで?

柄の悪い大人と?

遊んで?!?!?!(意味深)







「そ、その男性は、、、生きてますか?」
「伸びてますねぇ」






やっぱやばいやつだぁぁぁぁぁ!!!



小太郎君は今回こそ明確な意思を持って逃げ出した



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