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本編
お、お母さん?
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「おはおはおはよっ!小太郎!」
「おはよう葛西」
朝の下駄箱で葛西とバッタリ出会った
俺のことをナチュラルに苗字から名前呼びに移行したらしい葛西のお目付け役?として一緒に過ごしたり過ごさなかったりしてはや一週間
なんだかんだで、うまくやれている自分にかなり驚いている
葛西はやっぱりダメなことはダメだと伝えればある程度は理解してくれるし、俺にも懐いてくれてるみたいで、これは内緒だが懐きたての子犬のように見えたり見えなかったりする
「おっ、お、おはよ!笹島くん!」
「あ、おはよー!西条」
俺の初オタ友の西条君は、毎日俺と朝の挨拶をするぐらいには仲良くなった
クラスは違うけどなぜかバッタリ出会うんだよな、、、
登校時間が一緒なのかな?
「笹島くん、これ前話してた漫画、、、よければ読んで」
「えっ!貸してくれんの!!まじで!ありがと~!」
「えっえへ、、、僕のことをもっと知ってくれるの、、、嬉しい」
「ん?そうか?まぁ、俺も西条君のこと知れて嬉しいよ
なんか好みのジャンルめちゃくちゃ俺とドンピシャだし!教えてくれてさんきゅな!」
「笹島君と、、、ドンピシャ、、、えへっえへへ、、、う、うれしい」
??
西条君が急にぶつぶつ言い出した
まだまだ話すことにはなれてないようでたまーにこんなふうになっちゃうんだよな
でも、葛西が小型犬なら西条君は大型犬っぽい(犬に例えるのは失礼かもしれないが)
ちなみに生徒会役員である西条君と仲良くしていてトラブルは起きないの?と思ったそこのあなた!
こちらのVTRをどうぞ
...西条君と連絡先を交換した翌日の昼休み...
「お食事中失礼します。3年b組の花巻です
こちらに笹島小太郎さんはいらっしゃいますか?」
「えっ!あの人無口書記の親衛隊隊長の先輩じゃん!笹島何やらかしたんだよ!!」
「う、うるさい藤川!大声出すなっ!
、、、、、、心当たりは、、、ないこともないこともないこともない、、、」
「どっちだよ?!」
「失礼、、、笹島小太郎さんですか?」
「あ、こいつですこいつ!!!!!!!!!」
「あ、ばっ、藤川っ!」
「休憩中に申し訳ありませんが、、、少しお話ししたいことが、、、ついてきてください」
拒否権はないんですね!
~空き教室~
「ついて来てくださってありがとうございます」
「あ、その、はい、、、えっと、昨日は西条君とは何もないですしみなさまのライバルとかそんなの全く考えておりませんし、でももしよければ西条君との友情を育むことをお許しいただけたらと、、、!!
もちろん皆さんの活動は邪魔しませんし!!独り占めとかそんなこともするわけもないので!!!!!!!!!」
「あ、そのことについて私もお話しさせていただくのですが、、、その、親衛隊隊長と言っても西条様とは深い関係というわけではないのですが、でしゃばらせていただいて親衛隊の総意の話をさせていただきます」
「ひ、ひゃい」
「結論から申し上げると、西条様と善きご学友になられることを一同は願っております」
「え?」
「西条様の入学初期の話をお聞きしたのでしょう?」
「あ、はい、なんか、、、いろいろ聞きました」
「私どもは西条様の学園生活をより良くさせていただけるようにお手伝いさせていただきたいと思っています
それもひとえにあの麗しい美貌と真面目に書記に取り組む勤勉さに、見え隠れしている優しさなどに惹かれてのことで、、、私たち親衛隊の中で恋情を抱くものはおりません
そして、私たちは入学初期の西条様をお守りできなかった、、、
そのせいで今もお心を閉ざされていらっしゃいます、、、本当はご自身の好きなものをお話ししたいでしょうに、、、」
「え、でもそんな初めの頃には先輩方もどうしようもないじゃないですか、、、悪いのはあんな言葉を口にした当時の生徒で先輩方が落ち込む必要はないんじゃ、、、」
「それでもです、、、言葉にしたいことを口にできない西条様を目にして私どもはお助けしたくもできないままでした
そんな時に西条様から昨日親衛隊に向けてお言葉が届いたのです
『笹島小太郎という名前の子には自分が何をしても何をされても、絶対に手を出すな』、、、と」
お、おお、そんなことしてくれてたのか
なんだかちょっと感動だ
「お話を聞けば、やっと自分を話せるお相手を見つけたのだと、、、私たちは初めて西条様が微笑んでいる姿を見ました、、、
たとえあなたが、西条様を救った、、、などと認識がなかったとしても
私どもや、、、きっと西条様も、あなたが救いになったのでしょう、、、」
「えっ!救いだなんてそんな大袈裟な、
それに、、、俺たちまだ昨日話し込んだばかりだし!そんなたいそうなことしたわけでもないですよ!」
「たとえそう感じていても、、、私たちは嬉しかったのです
西条様がお話しできるお相手を見つけたのが
、、、ですのでどうか、差し出がましい願いではありますが、西条様をよろしくお願いします」
「え、あ、う、は、い?そ、そんな頭を下げなくても!!
というか、こっちこそ新しい友人ができてありがたいというか、そんな救いとかなんとかじゃなくて、平等に友達になれたらなって思ってるので!」
「うっうぅ、、、はい!」
「ないてる?!?!?!?!」
~回想終了~
と、まぁこんな感じで
親衛隊というよりかは、正直母親目線な親衛隊隊長とその後親衛隊の皆様のご挨拶して、なんだかんだお咎めとか話に仲良くしてる感じかな
いじめられなくてよかった(汗)
「おはよう葛西」
朝の下駄箱で葛西とバッタリ出会った
俺のことをナチュラルに苗字から名前呼びに移行したらしい葛西のお目付け役?として一緒に過ごしたり過ごさなかったりしてはや一週間
なんだかんだで、うまくやれている自分にかなり驚いている
葛西はやっぱりダメなことはダメだと伝えればある程度は理解してくれるし、俺にも懐いてくれてるみたいで、これは内緒だが懐きたての子犬のように見えたり見えなかったりする
「おっ、お、おはよ!笹島くん!」
「あ、おはよー!西条」
俺の初オタ友の西条君は、毎日俺と朝の挨拶をするぐらいには仲良くなった
クラスは違うけどなぜかバッタリ出会うんだよな、、、
登校時間が一緒なのかな?
「笹島くん、これ前話してた漫画、、、よければ読んで」
「えっ!貸してくれんの!!まじで!ありがと~!」
「えっえへ、、、僕のことをもっと知ってくれるの、、、嬉しい」
「ん?そうか?まぁ、俺も西条君のこと知れて嬉しいよ
なんか好みのジャンルめちゃくちゃ俺とドンピシャだし!教えてくれてさんきゅな!」
「笹島君と、、、ドンピシャ、、、えへっえへへ、、、う、うれしい」
??
西条君が急にぶつぶつ言い出した
まだまだ話すことにはなれてないようでたまーにこんなふうになっちゃうんだよな
でも、葛西が小型犬なら西条君は大型犬っぽい(犬に例えるのは失礼かもしれないが)
ちなみに生徒会役員である西条君と仲良くしていてトラブルは起きないの?と思ったそこのあなた!
こちらのVTRをどうぞ
...西条君と連絡先を交換した翌日の昼休み...
「お食事中失礼します。3年b組の花巻です
こちらに笹島小太郎さんはいらっしゃいますか?」
「えっ!あの人無口書記の親衛隊隊長の先輩じゃん!笹島何やらかしたんだよ!!」
「う、うるさい藤川!大声出すなっ!
、、、、、、心当たりは、、、ないこともないこともないこともない、、、」
「どっちだよ?!」
「失礼、、、笹島小太郎さんですか?」
「あ、こいつですこいつ!!!!!!!!!」
「あ、ばっ、藤川っ!」
「休憩中に申し訳ありませんが、、、少しお話ししたいことが、、、ついてきてください」
拒否権はないんですね!
~空き教室~
「ついて来てくださってありがとうございます」
「あ、その、はい、、、えっと、昨日は西条君とは何もないですしみなさまのライバルとかそんなの全く考えておりませんし、でももしよければ西条君との友情を育むことをお許しいただけたらと、、、!!
もちろん皆さんの活動は邪魔しませんし!!独り占めとかそんなこともするわけもないので!!!!!!!!!」
「あ、そのことについて私もお話しさせていただくのですが、、、その、親衛隊隊長と言っても西条様とは深い関係というわけではないのですが、でしゃばらせていただいて親衛隊の総意の話をさせていただきます」
「ひ、ひゃい」
「結論から申し上げると、西条様と善きご学友になられることを一同は願っております」
「え?」
「西条様の入学初期の話をお聞きしたのでしょう?」
「あ、はい、なんか、、、いろいろ聞きました」
「私どもは西条様の学園生活をより良くさせていただけるようにお手伝いさせていただきたいと思っています
それもひとえにあの麗しい美貌と真面目に書記に取り組む勤勉さに、見え隠れしている優しさなどに惹かれてのことで、、、私たち親衛隊の中で恋情を抱くものはおりません
そして、私たちは入学初期の西条様をお守りできなかった、、、
そのせいで今もお心を閉ざされていらっしゃいます、、、本当はご自身の好きなものをお話ししたいでしょうに、、、」
「え、でもそんな初めの頃には先輩方もどうしようもないじゃないですか、、、悪いのはあんな言葉を口にした当時の生徒で先輩方が落ち込む必要はないんじゃ、、、」
「それでもです、、、言葉にしたいことを口にできない西条様を目にして私どもはお助けしたくもできないままでした
そんな時に西条様から昨日親衛隊に向けてお言葉が届いたのです
『笹島小太郎という名前の子には自分が何をしても何をされても、絶対に手を出すな』、、、と」
お、おお、そんなことしてくれてたのか
なんだかちょっと感動だ
「お話を聞けば、やっと自分を話せるお相手を見つけたのだと、、、私たちは初めて西条様が微笑んでいる姿を見ました、、、
たとえあなたが、西条様を救った、、、などと認識がなかったとしても
私どもや、、、きっと西条様も、あなたが救いになったのでしょう、、、」
「えっ!救いだなんてそんな大袈裟な、
それに、、、俺たちまだ昨日話し込んだばかりだし!そんなたいそうなことしたわけでもないですよ!」
「たとえそう感じていても、、、私たちは嬉しかったのです
西条様がお話しできるお相手を見つけたのが
、、、ですのでどうか、差し出がましい願いではありますが、西条様をよろしくお願いします」
「え、あ、う、は、い?そ、そんな頭を下げなくても!!
というか、こっちこそ新しい友人ができてありがたいというか、そんな救いとかなんとかじゃなくて、平等に友達になれたらなって思ってるので!」
「うっうぅ、、、はい!」
「ないてる?!?!?!?!」
~回想終了~
と、まぁこんな感じで
親衛隊というよりかは、正直母親目線な親衛隊隊長とその後親衛隊の皆様のご挨拶して、なんだかんだお咎めとか話に仲良くしてる感じかな
いじめられなくてよかった(汗)
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