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本編
過保護も行き過ぎれば虐待なんだよな、、、(過去最高潮に真面目な小太郎)
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「、、、失礼します」
「 あぁ、、、いらっしゃい。君が充の学校生活のサポート係に名乗り出てくれた子かな?」
「あ、いえ、あの、いや、、、別に立候補とかそんなわけではないんですけど」
「そうかそうか!充は可愛いから、この学園ではトラブルに巻き込まれざるを得ないんだ、、、君みたいな黒子がいてくれるならひとまず安心だね」
おい、、、話聞け理事長
それとなんだ黒子って
影薄いってディスってんですか?
藤川にカミングアウトした数日後の放課後、、、誠に不本意ながら王道転校生こと葛西充のお目付け役を押し付けられた俺は、葛西の叔父である学園の理事長による採用面談に呼び出されていた、、、
理事長の両側にはなんかいかついボディーガードのようなおっさんが立ってて、、、
理事長もなんかニコニコしてるけどわざとらしすぎる顔面で、、、
あれ?俺消される?
「充はね、、、私と歳の離れた兄の息子で、私にとっても弟みたいな存在なんだ
昔からあの愛嬌で多くのものを虜にしてきたよ。それはこの学園でも変わらないようだ」
あ、うん。多分ハマる人にはハマるって感じですよね
なんで口走ったらそれこそ終わりだ
「もともと私は充が集団生活に入ることを良しとしなかったんだよ。純粋な充には汚い外の世界を見せるわけにはいかなかった。それをこれまでは通してきたんだ。充はいつでも私の手元にいた
だけども高校だけは行きたいと充が駄々をこねてね」
ん?
と言うことは、葛西は小学校も中学校も通ってなかったのか?
「最大限妥協した結果が、私の保護下にあるこの学園に極力他人と接触しないように通わせることだったんだけど、、、
どこかの誰かが充と仲良くなりたいから教室に来てほしいと懇願したらしくてね」
、、、おっ?雲行き怪しくないですか?
「私としては多少邪な気持ちを持っている生徒会でも教室よりはマシだと判断して生徒会室で充を二年間置いておくつもりだったのだけれど、、、
今までに見たことない笑顔で教室に行きたいなんておねだりしてくるものだからつい許してしまったんだ、、、
本当想定外だったよ、、、ねぇ?笹島小太郎くん?」
「ひゃ、ひゃい!そのとおりでふ!」
やばっ!なんか怖過ぎて変に噛んじゃった!!
と言うかこれって、、、葛西を教室に誘った俺に対していやみを言ってるんじゃないでしょうか?!
やっぱ消される?!?!
「本当に有象無象の集団に充が入ってしまうのは心配だけど、、、
君が助けになってくれると聞いたからね、、、少しは安心できる、、、
、、、それに、充を誘った落とし前はつけてもらわないとね」
「ひゃい!よろこんで!!」
ばか!おれ!!なんで喜んでんだ!!
でもこの人怖すぎるだろ!!ここで「いや、そんな気はなかったんです」なんて口にできるか!!
なんとかはぐらかしてこの場をとりあえず切り抜けたほうがよかっただろ!
はぐらかした瞬間に俺消されるだろうが!
(小太郎くんの脳内会議)
「うんうん。それじゃあ、充が困ってたら助けてあげてくれ、、、くれぐれも、充を傷つけないようにね」
「は、い、失礼しますだ」
あ、また噛んだ
--------------------------------------------------------
と、とりあえず理事長室からは出れた、、、
あー!やべぇ!心臓バクバクしてる!!
なんなんだあの人?!やべぇよ!まじやべぇよ!(語彙力皆無)
なんだあの理事長の葛西に対する過保護っぷり、、、
いや、過保護というか。なんだか葛西を愛でるペットみたいな例えで話してたよな、、、
これまでずっとあの人の監視下で葛西は過ごしてきたのかな?
もしそれが本当なら、、、
あんなに活発で、元気が歩いてますって言う例えがぴったりの葛西が、理事長のお手元って言う鳥籠の中にいたとしたなら、、、
それはきっと、葛西にとっていいことではないよな
「 あぁ、、、いらっしゃい。君が充の学校生活のサポート係に名乗り出てくれた子かな?」
「あ、いえ、あの、いや、、、別に立候補とかそんなわけではないんですけど」
「そうかそうか!充は可愛いから、この学園ではトラブルに巻き込まれざるを得ないんだ、、、君みたいな黒子がいてくれるならひとまず安心だね」
おい、、、話聞け理事長
それとなんだ黒子って
影薄いってディスってんですか?
藤川にカミングアウトした数日後の放課後、、、誠に不本意ながら王道転校生こと葛西充のお目付け役を押し付けられた俺は、葛西の叔父である学園の理事長による採用面談に呼び出されていた、、、
理事長の両側にはなんかいかついボディーガードのようなおっさんが立ってて、、、
理事長もなんかニコニコしてるけどわざとらしすぎる顔面で、、、
あれ?俺消される?
「充はね、、、私と歳の離れた兄の息子で、私にとっても弟みたいな存在なんだ
昔からあの愛嬌で多くのものを虜にしてきたよ。それはこの学園でも変わらないようだ」
あ、うん。多分ハマる人にはハマるって感じですよね
なんで口走ったらそれこそ終わりだ
「もともと私は充が集団生活に入ることを良しとしなかったんだよ。純粋な充には汚い外の世界を見せるわけにはいかなかった。それをこれまでは通してきたんだ。充はいつでも私の手元にいた
だけども高校だけは行きたいと充が駄々をこねてね」
ん?
と言うことは、葛西は小学校も中学校も通ってなかったのか?
「最大限妥協した結果が、私の保護下にあるこの学園に極力他人と接触しないように通わせることだったんだけど、、、
どこかの誰かが充と仲良くなりたいから教室に来てほしいと懇願したらしくてね」
、、、おっ?雲行き怪しくないですか?
「私としては多少邪な気持ちを持っている生徒会でも教室よりはマシだと判断して生徒会室で充を二年間置いておくつもりだったのだけれど、、、
今までに見たことない笑顔で教室に行きたいなんておねだりしてくるものだからつい許してしまったんだ、、、
本当想定外だったよ、、、ねぇ?笹島小太郎くん?」
「ひゃ、ひゃい!そのとおりでふ!」
やばっ!なんか怖過ぎて変に噛んじゃった!!
と言うかこれって、、、葛西を教室に誘った俺に対していやみを言ってるんじゃないでしょうか?!
やっぱ消される?!?!
「本当に有象無象の集団に充が入ってしまうのは心配だけど、、、
君が助けになってくれると聞いたからね、、、少しは安心できる、、、
、、、それに、充を誘った落とし前はつけてもらわないとね」
「ひゃい!よろこんで!!」
ばか!おれ!!なんで喜んでんだ!!
でもこの人怖すぎるだろ!!ここで「いや、そんな気はなかったんです」なんて口にできるか!!
なんとかはぐらかしてこの場をとりあえず切り抜けたほうがよかっただろ!
はぐらかした瞬間に俺消されるだろうが!
(小太郎くんの脳内会議)
「うんうん。それじゃあ、充が困ってたら助けてあげてくれ、、、くれぐれも、充を傷つけないようにね」
「は、い、失礼しますだ」
あ、また噛んだ
--------------------------------------------------------
と、とりあえず理事長室からは出れた、、、
あー!やべぇ!心臓バクバクしてる!!
なんなんだあの人?!やべぇよ!まじやべぇよ!(語彙力皆無)
なんだあの理事長の葛西に対する過保護っぷり、、、
いや、過保護というか。なんだか葛西を愛でるペットみたいな例えで話してたよな、、、
これまでずっとあの人の監視下で葛西は過ごしてきたのかな?
もしそれが本当なら、、、
あんなに活発で、元気が歩いてますって言う例えがぴったりの葛西が、理事長のお手元って言う鳥籠の中にいたとしたなら、、、
それはきっと、葛西にとっていいことではないよな
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