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本編
体育祭の手となり犬となってやろうじゃないか😁
しおりを挟む「えっ!本当!
やったぁ!!小太郎くん大好きっ!!」
「う~、、、あー」
押しに負けてしまった!
いやーこないだ、めちゃ心配かけちゃったし、、、
せめてもの罪滅ぼし、、、というか
年々レオンの押しに弱くなってる俺がいるっていうか、、、
う、ん、まぁ
もう運動神経はどうしようもねぇし
これまで我慢させてしまってたし
なんなら『運動神経ダメダメな小太郎くん可愛いっ!』とかそんな感じの反応だろ、レオンなら
ま、あとで色々考えよ
--------------------------------------------------------
「笹島は今年の体育祭でアナウンスしてもらうからな」
「はにゃ?」
クレープデートも無事?に帰宅して
金曜日にもマリモは身を潜めて頂いて
日曜日に漫画も置いてある図書館にレオンとデートしに行って
そんで週明けの月曜日
担任に呼び出されて、なんかしたかなー?って職員室に入ったらこの通告
え?なんで?
俺放送委員じゃないぞ?
「お前肋骨ヒビ入ってんのに体育祭で競技とか全力でやらせれねーよ
また悪化とかしたらヤベェだろ
教育委員会は怖いんだぞ?」
!!!!!!!!
青天の霹靂ってこういう瞬間だろうか
そうだよ!俺怪我人だわ!!!
うわっ!最高じゃん!走んなくていいじゃん!やば!怪我負わせて来た、マリモに一応感謝しとくわ!
、、、いや、やっぱゆるさねぇ
--------------------------------------------------------
今話してる俺のクラスの担任である小室先生はホスト教師?らしい
これもまた王道学園のセオリーって藤川が言ってた
ちなみに漫画とか小説でも
『あっ!進⚪︎ゼミでやったところだ!』
的な既視感でめちゃくちゃ出て来てた
小室先生はホスト?かはわかんないけど、チャラいし、香水クセェ
まぁ、でもいい先生ではある?と思う
「小室先生、教育委員会になんかされたんですか?」
「、、、いや、この俺の見た目のことについてちょいとお話ししただけだ」
あ、ちゃんと叱られてたんだ
確かに髪色明るすぎだし、服も派手ではあるな
「それでも変えないんですか?そのスタイル」
「当たり前だ!俺のアイデンティティはこのチャラさにつまってんだ
この服脱いだら俺自身の心が裸に晒されるのと一緒だ」
いや、物理的にも裸になるとは思うけどさ
「ていうか先生
今更なんですが、俺の怪我ってこの学校でどういうふうに処理されたんですか?
なんか保険?とか学校内での怪我だったら関係してくるとか病院から言われたんですけど」
そもそもマリモにも謝罪されてないんですけど
「、、、すまんなぁ、笹島
俺は並の教師なモンだから上の意向に従うしかねぇんだ」
「、、、というと?」
「その~お前がぶつかった?ぶつけられた?
あの転校生いるだろう?
あいつはな~ちょっと面倒な立ち位置でな」
「、、、理事長の甥っ子」
「なんで知ってんだ?!」
「、、、王道学園漫画で予習してましたもんで」
やっぱりというかなんというか
藤川も言ってた通り、職権濫用ができる立ち位置の人間なんだなぁ
そりゃ授業にも出てこないわけだ
「?、うん、、、だから、と言っていいものか、、、
自分の甥っ子の校内での不祥事を理事長は良しとしなかったんだ
、、、多分お前のご両親にはお話しが言ってたと思うが、今回の件は内密に収めてもらった、、、というわけだ」
おい、かあさーん?
当事者である息子何にも聞いてないんですけどー?
「その、面倒なことに巻き込まれて、お前も災難だったな」
「はぁ、でも、今の学校の状況に比べるとまだ些細なことって言えますから、、、」
「、、、確かに
教師としても今の現状に何も手が出せないことがとても不甲斐ないんだが
いかんせん、生徒会にはそもそも授業免除の特別資格が与えられているし、転校生にもバックには理事長がついているからな
授業に強制的に連行というわけにもいかない、、、
そこだけでの問題ならまだ良かったんだが、生徒会にはファンが多すぎる、、、
転校生が反感を喰らうのもかわいそうではあるが、転校生も転校生で色々やり返しているし、、、はぁ」
「、、、お疲れ様です」
心労で倒れないだろうか、、、この教師
それにしても見た目はホストなのに、きちんと教師やってんだよな
そこは信頼できるというか
比較的常識人で、この人のいいところだよな
まぁ、、、そもそもこの高校自体が世間一般から見て異端な存在な訳だけども
この高校に順応している奴らがおかしいだけ
という説が否定しきれない
「とりあえず、お前は競技には不参加で、当日にはアナウンス、、、と少し裏仕事を手伝ってもらうが、良いか?」
「はいっっ!!!!!!喜んでッッッ!!!!」
多分めちゃくちゃいい返事だったと思う
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