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本編
おっふ
しおりを挟むまだ5月に入りたての今は、ちょうど良い感じの気候で、太陽の日差しがあったかい
デートの待ち合わせ場所は、甘音学園からバスで十分ちょいぐらいの場所にある大きめの公園
放課後デートの時にはいつもここで待ち合わせ
レオンの学校の方が遠いのに、いつも俺より先に来ていることに関しては、もう魔法だと思ってる
ちょうど3月の終わりらへんにここでお花見デートして
最近は放課後デートできてなかったから久しぶりに来たなぁ
お花見デート楽しかったなぁ
桜めちゃくちゃ綺麗だったし
公園でのんびりするの案外好きかもしれない
基本インドアだけどね
「小太郎くんっ!」
うん。
でも、桜より何より
俺の自慢の彼氏が一番綺麗だな
------------------------------------------
「ねねっ、こないだできたクレープの屋台行きたい」
「うん。もちろんいいよ。小太郎くん行きたがるだろうなって思ってたんだ」
「さすがですね、、、俺のことはなんでもお見通しで」
「ふふふ。小太郎検定一級ですよ僕は」
「ははっ。なんだよそれ!」
隣に並んでゆっくり歩き出す
放課後デートは、基本その時に予定を決める
公園でそのままゆっくりする時もあるし
少し大きめのショッピングモールを見に行くこともあるし
今日は甘党の俺に着いて来てもらおう
「じゃあ、俺は今何考えてるでしょーか?」
俺検定一級のレオンくんは当てられるだろうか?
「うーん、、、」
首を傾げて考えているように歩きながら、しばらくして俺の手に指を絡めてくる
「手を繋ぎたいなーとか?」
う、
ちがう、、、けど、
ま、まぁそれはそう思ってたし(??)
てかそんな嬉しそうな顔してる前で、『いや、ちがうけど』なんて言えるわけないだろバカ!!
「うそうそ。僕が繋ぎたかっただけ」
「、、、いや、俺も、繋ぎたかったし」
「そーう?」
「、、、そう」
「ならよかった」
嬉しそうに手をぶんぶん降ってくる
普段はすごく大人びててカッコいいのに、ふと歳下要素を突き出してくるもんだからたまらない
俺はいつまでも、ときめきでレオンに勝てる気はしない
そう思いながらレオンの顔を見つめていると
「?どうしたの?僕の顔になんか着いてる?」
「いや、、、」
「?」
よし、少しからかってやろう
「俺の世界一大好きな人の顔がついてるよ」
「っっっ!!ちょ、っと
いきなりデレないでよ!!」
「レオンは四六時中デレデレだろ」
「当たり前じゃん!!小太郎くんのこと大好きだもん!」
「、、、おっふ」
急な被弾に、キモオタみたいな声が出てしまった
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