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本編
興奮すると口が滑るなんてことよくある?
しおりを挟む「笹島~生きてっかー?」
「限りなく死に近い極限状態だが、かろうじて生きている」
「おーよかったなー」
「……ウン」
ニヤニヤした顔で呑気に帰ってきた藤川の右頬に少し手が引き寄せられそうになったが、かろうじて止める
俺平和主義なんで
「まぁ、やっぱりというか、なんというか
平凡枠確定おめでとうなっ!!!
わくわく王道学園生活の始まりだなっっ!」
よろしいならば戦争だ
----------------------------------------------------------------------
「笹島~帰りどっか寄ってかね?」
「あー悪い今日は無理だ」
「あ、なんか用事?……でも俺以外に友達いねぇだろお前」
「ウルセェお互い様だろうが」
昼にマリモに絡まれ、生徒会長から理不尽な睨みを受け
たった今友人に否定しきれない罵倒を受けたにも関わらず、俺の気分は上上だ
それはなぜかというと……
「今からデート行ってくる」
「はぁ?寝言は寝て言えって」
いゃ~それがほんとなんだなぁぁ
久しぶりの!レオンと!放課後デート!!!!
俺の心はウキウキワクワク
とめどないビート溢れ出す感情(ラップ)
ついぽろっと藤川に口にするほど俺は浮かれていた!
そう、ついぽろっと、、、
……
……!!!!!!
やべぇ!!!マジで口にしてしまった!!!
やばいやばいやばい!ばれた?!?!
「あー、、、なんちゃって
実は肋骨の経過を見てもらいに行くんだよ」
「だよな!信じてなかったけど少し焦ったわ
お前に恋人がいたなんて天変地異が起きるはずないわ」
はい起きてます~!天変地異起きちゃってるもんね!
はぁ。まぁ誤魔化せたならいいわなんでも
「じゃあな、また誘って」
「おー!気をつけろよ~」
うん。根はいいやつなんだよ
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