電車の男ー社会人編ー番外編

月世

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I'm home

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※「明ける」を先にお読みください。


 私には、いとこが五人いる。
 父の弟の子が三人、母の姉の子が二人の内訳だ。
 特に仲がいいのは、父方の三人のほうだった。自転車で五分ほどの近所に住んでいて、子どもの頃によく遊んだ。家族ぐるみでキャンプをしたり、私と兄といとこたちの子どもだけでプールに行ったり、夏休みにうちでお泊り会もした。歳も近く、気も合った。
 あんなに頻繁に交流したのに、大人になった今では正月に顔を合わせる程度になった。
 やんちゃな五月と、物静かな六花と、真面目な七世の三人姉弟。
 私は五月と六花を姉妹のように慕い、三つ下の七世のことは、弟のように可愛がっていた。
 泣き虫だった七世は、バスケを始めるとどんどん背が伸びてカッコよくなっていった。
 彼女は? と訊くといないと答え、モテるでしょ? と訊くと首をかしげた。典型的なスポーツ馬鹿だ。
 恋愛には興味がなさそうな七世に変化があったのは、高校二年の正月だった。
 クソ真面目で行儀のいい七世が、食事の席でスマホを触っていたのだ。五月も六花もテーブルのごちそうを撮影しているが、七世は違った。新年おめでとうの乾杯を交わしたあとも、料理に手をつけない。テーブルの下でスマホを見ていた。深刻そうな顔だった。
「何見てるの?」
 画面を覗き込もうとすると、七世が唐突に席を立った。
「ちょっと、失礼します」
 せかせかと、部屋を飛び出していった。チラッと見えたのは、誰かとのメールのやり取りだった。もしや、と顔がにやけてしまう。
「あの子、もしかして彼女できた?」
 対面でローストビーフを一気に何枚も頬張る五月が、「彼女っていうかー」とつまらなそうな顔で言った。そこから先は、続かなかった。
「ていうか?」
 なんなのだ。六花に「何?」と訊ねると、にっこりと微笑まれた。
 私は素早く立ち上がり、静かにふすまを開けて縁側を覗いた。
 突き当りに長身が立っている。ガラス戸の結露を手のひらで拭いながら、何か喋っている。
「加賀さんがモテるのは諦めてます。でも、なんていうか、もやもやして、心配で」
 彼女じゃん、とツッコミを入れそうになった。しかも、相手を「さん付け」で呼んでいて、敬語だ。ということは、年上か。
「会いたくて、泣きそう」
 七世が言った。表情は、ここからはわからない。
 声が出そうになるのを、口を塞いで堪えた。ニヤニヤが止まらない。あの七世が、少女漫画みたいなことになっている。笑いを飲み込んでいると、背中に重みがあった。振り仰ぐ。六花が私の頭の上から縁側を覗いていた。
「加賀さん、大好き」
 七世の声が聞こえる。ファー、と六花が小さく異音を発した。違和感があった。六花のこの顔、この反応は。
「あれ、七世は? せっかくの揚げたてエビフライが冷めちゃうよ」
 大皿を抱えた三穂さんが、スーッと息を吸った。
「七世ー、食べるよーっ!」
 家のどこにいても聞こえそうな大声で、七世を呼んだ。夫の実家であろうとも、猫を被らず素になれる三穂さんが、私は大好きだった。
 席に戻った七世は正座をして箸を持ち、「いただきます」と頭を下げた。
 私はポテトサラダを皿に盛りながら、チラ、と七世を見た。顔が、恋する乙女だった。耐えきれずに「カハッ」と咳き込むと、七世が私を見た。
「わこちゃん、大丈夫?」
 私の名前は十和子《とわこ》だ。七世は昔から私を「わこちゃん」と呼ぶ。まだほとんど喋れない、二歳か三歳のときが起源だ。たどたどしく「わこちゃ」と呼んでいたのが、「わこちゃん」になり、「とわこちゃん」にはならずに進化は止まった。以来ずっと「わこちゃん」だ。
「うん、面白くって」
「何が?」
「ねえねえ、加賀さんってどんな人?」
 ひそひそと訊いた。七世が目を大きく見開いて、六花を見た。
「私は何も喋ってないよ」
「電話してるの聞いちゃって。水臭いじゃん、言ってよね」
 七世が部屋の中を見回した。
 祖父と父と英二叔父さんは、一升瓶のラベルを眺めながら、辛口がどうとかキレがどうだとか品評会を始めている。祖母はニコニコ笑ってそれを見ていて、母と三穂さんが楽しそうに揚げ物を運んでいて、それはすごい勢いで、兄と五月の胃袋の中に消えていく。
「付き合ってる人はいるんだけど、でも、あの、なんていうか」
「男の人だよね」
 声を潜めて訊ねると、七世が「えっ」と飛び上がり、再び六花を見た。
「濡れ衣。何も言ってないってば」
「六花の反応でわかったんだよ」
「ごめん、私が犯人だ……」
 六花が顔を覆う。腐女子とは、とても素直な人々だと思う。
「いいけど、わこちゃんだし」
 七世が息をついた。私は信用されているらしい。
「写真見せてよ。どんな人?」
 そのときに見た「加賀さん」の実物に会うのは、それから六年後のことだった。
 五月の結婚式に、親族として彼が出席したのだ。
「初めまして」
 爽やかな笑顔で会釈する様は、さながら王子だった。えぐいほどに整った顔面だなと感心した。細身で、姿勢が良く、サラサラな黒髪が美しい。
 容姿の良さが際立つものの、それがなくてもおそらく心証は変わらなかっただろう。親戚一同の場に放り込まれたというのに、誰に話しかけられてもにこやかに対応し、一切たじろがなかった。堂々としている姿がカッコよかった。
 兄は彼を見て、「なるほど」と言った。
 当初兄は、七世が男と付き合っていることに懐疑的だった。七世はゲイじゃないとごねたし、悪い大人に騙されてるんじゃないかとやたら心配していた。
 でも、リアルで彼を見た瞬間、兄は納得した。彼は倉知家に、見事に溶け込んでいた。
 七世が連れてきた人なら、きっといい人なのだろう。
 兄を含め、みんなその結論に至った。
 今思うと五月の披露宴は、親戚へのお披露目に最適な場だった。
 あの場にいた誰もが、加賀さんに一目を置いたのではないだろうか。いろいろと、すごかった。少なくとも私は感動したし、いつか本人にそれを伝えたいと思っていた。
 今日、やっと叶う。
 毎年一月二日は叔父一家が訪ねてくる。二年ぶりだ。去年は彼らのハワイ旅行もあって、新年会は我が家のみで行った。静かな年始を迎え、来年も彼らは来ないかもしれないと覚悟した。おそらくこんなふうに、親戚の付き合いは自然と途切れていくものなのだ。
 勝手に決めつけ、たそがれてみたが、私の予想は外れた。今年は挽回するかのように、ついに、加賀さんを連れてきてくれたのだ。
 私は、いや、私たちは、舞い上がっていた。
 特に祖父だ。
 加賀さんをそばに置いて、独占した。上機嫌で酒を酌み交わしている。
 五月夫婦がいれば、祖父の興味も分散されただろう。でも二人は夫の実家に顔を出していて、遅れてやってくる。
 祖父は加賀さんを下の名前で「定光君」と呼びたがった。客間と居間の間のふすまを全開にしてあるので、祖父が「定光くぅん」と嬉しそうに連呼する声が筒抜けだった。胸焼けがしそうだ。
「すんごい気に入られてるね」
 六花がルマンドを頬張りながら言った。私は客間を覗いてため息をつく。
「なんか申し訳ない。大丈夫かな」
 私は六花と二人で、居間のこたつでひたすらお菓子を食べていた。
 祖母と母と三穂さんは料理を作っているが、私たちが手伝わないのは人手が足りているからであって、決して楽をしているわけではない。
 客間には、男性陣が集結している。加賀さんを上座に座らせて、祖父と父と英二叔父さんと兄が取り囲んでいる。七世は加賀さんのとなりで、ボディガード然として正座している。
「酔っ払いの相手にうんざりして、もう二度と来てくれないかも……」
「加賀さんだから大丈夫。あれは楽しんでる顔。私なら旦那の実家でじいさんと酒飲むなんて絶対無理だけどね」
「私も」
 開封前のルマンドをコツンとぶつけ合ってから、私は「ん?」と眉間にしわを寄せた。
「ん? 何?」
 六花が訊き返す。
「もしかしてそろそろ結婚?」
「誰が?」
 とぼける六花の顔に、ルマンドの先を向けた。
「なんで?」
「だってなんか、今の、旦那って言い方が実感こもってるっていうか」
 上手く言えないが、直感的にそう思った。
「五月の結婚式に来てた彼だよね?」
「うん、多分来年連れてくるよ」
 六花が急にあっさりと認めた。私は一度深呼吸をしてから口を開く。
「おめでとう」
「ありがとう」
 冷静なやり取りのあとで、腹の奥でじわじわと興奮が沸き起こってきた。
「おめでとう」
 もう一度言って、六花に抱きついた。六花は私の背中をポンポンして「ふふ、うん」とクールに返事をする。体を離して、私は「あーあ」とぼやく。
「みんな次々結婚しちゃうなあ。私も結婚したーい」
「全然心がこもってない」
 六花が苦笑する。
 私と六花はどことなく感性というか価値観が似通っていた。二人とも結婚願望がなく、恋愛への興味が薄かった。代わりに五月は男が大好きで、一時期は男受けのする格好でふわふわ女子を演じていた。あるとき突然我に返り、本来の姿に戻ったが、原因はなんだったのか怖くて聞けずじまいだ。
「ご飯前にこんなにお菓子食べて」
 母親の小言みたいな科白が降ってきた。七世だった。
「あれ、おじいちゃん解放してくれたんだ」
 六花が訊いた。
「酔っぱらって寝ちゃった」
 客間を見ると、祖父が机に突っ伏していた。普段からそんなに酒を飲む人ではないし、強くもない。年末年始はなぜか張り切って、酒豪のフリをしたがるのだ。
「酔っ払いのウザがらみ、すみませんでした」
 七世と加賀さんが並んでこたつに潜り込むと、私はテーブルにおでこがつく勢いで謝罪した。彼は「いえいえ」と爽やかに笑った。
「楽しかったですよ。おじいさん、めっちゃ面白いね」
「えー、加賀さん優しい」
 お世辞かもしれないが、お世辞っぽさが一切ない。本当に楽しかったのかもしれない。なんだか清々しい前向きなオーラを感じる。顔も性格もいいなんて、奇跡だ。
 それにしても、本当に顔がいい。
 ずっと見ていられる。加賀さんの顔を見続ける耐久レースがあったら、私は結構上位に食い込む自信がある。優勝は、もちろん七世だ。隙あらばとなりの加賀さんを見ている。その目は優しくて、いとしげで、見ているこっちは少し照れくさかった。
 前に座った二人が、私たちの食べ散らかしたお菓子の包み紙を、仲良くせっせと集めている。ただ並んで座っているだけで、好きという感情がだだ漏れになっている。可愛いなあと思った。
「あ」
 頬杖をついたまま、私は声を漏らした。
「ほのぼのしてる場合じゃない」
 何事だ、とみんなの視線が集中する。頬杖をやめて、背筋を伸ばし、んんっと咳払いをした。
「私、加賀さんにずっと言いたかったことがあって」
「うん、何かな」
「あのときの歌声が忘れられないんです」
 一瞬の間ののち、加賀さんが「はいはい」と気がついた。
「五月ちゃんの結婚式?」
「はい、もう、本当に感動して、衝撃だったんです、ほんとに、あの、歌で泣いたの初めてで、とにかくこの感動をずっと伝えたくて、あれから二年、二年も経ってないか、約一年半? やっとゆっくりお話しできて嬉しいです」
 一気にまくしたてる私を不気味がることもなく、優しい微笑みで返してくれた。
「そんなに? ありがとう」
 加賀さんのとなりで、自分のことのようにドヤ顔をする七世が面白い。
「あの動画あるよ」
 お菓子の山を物色していた六花が言った。
「うわ、やめて」
「嘘、観たい」
 加賀さんと私の声が重なった。思わず無言で彼を拝むと、どうぞと笑って快諾してくれた。
 六花のスマホにかじりつく、私と七世。
 私は泣いていた。号泣する新郎新婦につられた、というよりも、やはり感動の涙だった。
「私の結婚式でも歌ってもらおう」
 鼻をすすってそう言うと、加賀さんと七世が「おっ」という目で私を見る。
「よーし、結婚したくなってきたぞー」
「なんでそんなに棒読み?」
「はは、したくなさそう」
 七世と加賀さんが的確なツッコミを入れる。
 いとこたちが結婚していくのを見ていると、幸せそうで何よりとは思うものの、羨ましいとか、焦りのようなものは一切感じなかった。
 まあそのうち、いいなと思う人が現れたら考えよう。
 私は私のペースでやる。
 やがてごちそうが完成すると、見計らったかのように五月夫婦が到着した。五月の夫は、テンションの高い人だった。五月が二人いるみたいに騒がしい。
 騒々しさで目を覚ました祖父は、寝ぼけまなこで乾杯の音頭を取ると、客間に集結したみんなの様子を無言でニコニコと見守っていた。
 大人になったみんなの成長ぶりが、嬉しい。 
 そんな顔だった。
 祖父と目が合うと、親指を立ててきた。同じ仕草を返すと、祖父が満足そうに笑った。
 私は東京で就職し、現在一人暮らしをしている。あまり頻繁に帰らない私に、祖父は「俺が生きてるうちは、年に一回は必ず顔を見せにきてくれ」と言った。
 実は帰省が面倒だとバレている。
 でも、帰ってくると、来てよかったと素直に思える。
 わかっている。みんなが好きで、大切だ。
 ここが私の帰る場所。

〈おわり〉
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