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一方その頃
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※「仕事始め」の加賀さん視点です
〈加賀編〉
愛車のシフトノブを握った感覚が、いつもと違う。
それでようやく、指輪を外し忘れていたことに気がついた。会社に着いたら外そうと思ったが、運転しているうちに考えが変わった。
俺たちは結婚した。つまりこれは結婚指輪だ。
厳密には、俺という人間の公的なデータベースにはなんの変更もない。式を挙げる前と後で何かが変わったかといえば、何も変わらない。
結婚の定義からは外れているかもしれない。
でも、とにかくこれを、外したくなかった。
今頃倉知も指輪を外し忘れていることに気がついただろう。
そして、きっと、外したくないと苦悶している。
その光景が目に浮かび、笑ってしまった。
指輪外せよ、といちいち連絡はしない。倉知は倉知の考えで、行動できる。
職場に到着し、フロアに向かうまで数人の社員とあいさつを交わしたが、指輪には誰も気がつかなかった。当然だ。誰もいちいち他人の左手を気にしない。
気づかれないならいい、というわけでもない。とりあえず部長に相談して、判断を仰ごう。外せと言われれば、外す。それだけだ。
「加賀君おはよう」
営業フロアの入り口で待ち構えていたらしい後藤と前畑が、飛び出してきた。
「びっくりしたー。あけましておめでとう」
「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします」
後藤が頭を下げて、丁寧に返してくる。
「あけおめ、今年もよろしくね。それより、おめでとう!」
前畑が早口でまくし立てて、手のひらを向けた。
「ん?」
「写真ないの?」
「あー、ハワイの? あ、これ営業の皆さんにお土産」
前畑の手のひらに、紙袋を握らせた。
「ありがとう。で、写真は?」
「うん、ちょっと待って」
デスクに荷物を置いて、スマホを取り出した。覗き込んでくる前畑と後藤に、ハワイで撮った写真を見せびらかす。
「はい、ハワイの空。で、海。これは別荘のプール。肉食ってる倉知君、倉知君と夕焼け、倉知君とロコモコ」
「わあ、可愛い……、可愛いけど、いいんだけど、式の写真は? ツーショットは? タキシード、ないの?」
前畑が足踏みを始めた。
「それは撮ってないわ。そもそも俺携帯で写真撮る習慣ないから。これでもめっちゃ撮ったほう」
周囲の人々がよく撮るので、わざわざ自分が撮らなくてもいいというのもある。
後藤が肩をすくめ、前畑が絶望的な顔になる。
「加賀君らしいと言えばらしいけど」
「挙式の写真が見られないなんて、嘘だと言って」
「あ、嘘。六花ちゃんが撮ったやつ、送ってもらったのあるわ」
「ナイス、六花ちゃんナイス」
小躍りする前畑にスマホを託し、コートを脱ぐ。
二人がフロアの隅に移動して、こそこそとスマホを見ながらワアキャア小さく悲鳴を上げている。始業前だからこそ、許される。
とはいえ、今日はわりと気忙しい。全体朝礼があるし、得意先への挨拶回りもある。朝礼のあとすぐに出られるように名刺を準備し、パソコンを点けてメールチェックをしながら 後藤と前畑を見た。
背後にもう一人、立っている。二人の隙間から覗き込んでいる人物は、営業部長だ。普段はもっと遅いが、全体朝礼のある日は早く出社する。
腰を上げ、三人の後ろから声をかける。
「部長、あけましておめでとうございます」
「えっ」
「あっ」
後藤と前畑が振り返り、至近距離の部長に驚いて声を上げる。前畑が慌ててスマホの画面を胸に当てて隠したが、確実に、手遅れだ。
「ごめん、見えちゃったけど、加賀君、結婚したの? ついに?」
部長の顔は嬉しそうだった。
「はい、実は」
営業部の人間は倉知との関係を知っている。年月をかけてじわじわと、もしかしてという噂が広まっていた。決定打は去年の運動会の借り物競争だった。あれで、社内で公認の仲になった。
恋人かと問われれば、否定をせずに認めた。自分から改まって「男と付き合っています」と宣言する必要もなく、真実が知れ渡ってくれた。手間が省けてよかったと思っている。
今のところ、嫌な思いはしていない。勤続十年を越えているし、上司や同僚との付き合いは浅いものじゃない。急に態度を変えたり、蔑んだ目で見たり、嫌悪をむき出しにする奴はいなかった。
俺が特別鈍感だとしても、居心地の悪さを感じる瞬間は、一度もなかった。
みんないい奴で、そもそも堂々としていれば、後ろ指をさされることもないのだ。
「おめでとう。どこでやったの? 海外?」
「ありがとうございます、ハワイです。でもほんと、式挙げただけなんで、何も変わらないんですよ。総務に出す書類もないし」
「ああ、籍とかそのままなんだ? あの子も働いてるんだよね。そしたら福利厚生のこととか、考えなくていいよね。自由でいいんじゃない? 愛さえあれば」
部長が後藤と前畑に、「ねえ?」と同意を求めた。二人は深刻な表情で首を縦に振り続けている。うなずきながら、前畑が素早くスマホを返してくる。スマホを受け取ると、部長が声を上げた。
「おっ、指輪?」
「気づかなかった!」
後藤と前畑の声がハモる。
「ちょっと見せて」
後藤が俺の手首をつかんで持ち上げると、指輪を険しい顔で観察し始めた。
「これって、いつものペアリング?」
「うん、もうなんか、これ以外にいらないかなって。せっかく倉知君が買ってくれたのに、引き出しで永眠するの悲しいじゃん」
「ありがてえ」
なぜか江戸っ子口調で言って、前畑が鼻をすする。
「あー、でも、部長、これ、やっぱり社内では外すべきですよね」
「なんで?」
今度は三人の声がハモった。
「え、だって」
「だってじゃないよ、そんな、外すなんて、七世君が泣くよ?」
前畑が涙目で訴えた。
「いや、多分あいつも今頃外してると思うけど」
「外してないよ」
後藤が自信満々に言い切った。見てきたみたいに言うのが面白くて、笑った。
「ええ? めぐみさん、言い切るね」
「だって、結婚式で、お互いの指にはめた指輪でしょ? 七世君があっさり外すと思えない」
「営業でも、結婚指輪はオッケーですよね? 部長」
前畑が訊くと、部長はとぼけた表情で「うん」と言った。
「それは知ってるんだけど、これ、結婚指輪になるのかなって」
「何言ってるの?」
後藤と前畑が、本当にわからない、という顔をしている。
「加賀君が言いたいこと、わかるよ」
部長が俺の腕をポンポンと叩いて言った。
「挙式のみで籍入れてなくても、夫婦やってる人だっているんだし。本人が結婚指輪だって言えば、通ってるよ。それはちゃんと、立派な結婚指輪だから。誰かに何か言われたら、さっきの写真、見せてあげたらいい。きっと納得するよ」
「部長……、ありがとうございます」
「どう、いいこと言うでしょ?」
得意げになる部長に、後藤と前畑が拍手を浴びせた。
そうか、そういうものかと目から鱗が落ちた。
願わくは、倉知の職場もそうであって欲しい、寛大であって欲しい。とは思うものの、教師はなかなか難しいだろう。万が一許されるなら、めちゃくちゃ幸せではあるのだが、期待はできない。
でも、充分だ。
左手を見下ろして、微笑んだ。
もう二度と外さなくていいと、倉知に報告するのが楽しみだ。
喜ぶ顔が、早く見たい。
〈おわり〉
〈加賀編〉
愛車のシフトノブを握った感覚が、いつもと違う。
それでようやく、指輪を外し忘れていたことに気がついた。会社に着いたら外そうと思ったが、運転しているうちに考えが変わった。
俺たちは結婚した。つまりこれは結婚指輪だ。
厳密には、俺という人間の公的なデータベースにはなんの変更もない。式を挙げる前と後で何かが変わったかといえば、何も変わらない。
結婚の定義からは外れているかもしれない。
でも、とにかくこれを、外したくなかった。
今頃倉知も指輪を外し忘れていることに気がついただろう。
そして、きっと、外したくないと苦悶している。
その光景が目に浮かび、笑ってしまった。
指輪外せよ、といちいち連絡はしない。倉知は倉知の考えで、行動できる。
職場に到着し、フロアに向かうまで数人の社員とあいさつを交わしたが、指輪には誰も気がつかなかった。当然だ。誰もいちいち他人の左手を気にしない。
気づかれないならいい、というわけでもない。とりあえず部長に相談して、判断を仰ごう。外せと言われれば、外す。それだけだ。
「加賀君おはよう」
営業フロアの入り口で待ち構えていたらしい後藤と前畑が、飛び出してきた。
「びっくりしたー。あけましておめでとう」
「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします」
後藤が頭を下げて、丁寧に返してくる。
「あけおめ、今年もよろしくね。それより、おめでとう!」
前畑が早口でまくし立てて、手のひらを向けた。
「ん?」
「写真ないの?」
「あー、ハワイの? あ、これ営業の皆さんにお土産」
前畑の手のひらに、紙袋を握らせた。
「ありがとう。で、写真は?」
「うん、ちょっと待って」
デスクに荷物を置いて、スマホを取り出した。覗き込んでくる前畑と後藤に、ハワイで撮った写真を見せびらかす。
「はい、ハワイの空。で、海。これは別荘のプール。肉食ってる倉知君、倉知君と夕焼け、倉知君とロコモコ」
「わあ、可愛い……、可愛いけど、いいんだけど、式の写真は? ツーショットは? タキシード、ないの?」
前畑が足踏みを始めた。
「それは撮ってないわ。そもそも俺携帯で写真撮る習慣ないから。これでもめっちゃ撮ったほう」
周囲の人々がよく撮るので、わざわざ自分が撮らなくてもいいというのもある。
後藤が肩をすくめ、前畑が絶望的な顔になる。
「加賀君らしいと言えばらしいけど」
「挙式の写真が見られないなんて、嘘だと言って」
「あ、嘘。六花ちゃんが撮ったやつ、送ってもらったのあるわ」
「ナイス、六花ちゃんナイス」
小躍りする前畑にスマホを託し、コートを脱ぐ。
二人がフロアの隅に移動して、こそこそとスマホを見ながらワアキャア小さく悲鳴を上げている。始業前だからこそ、許される。
とはいえ、今日はわりと気忙しい。全体朝礼があるし、得意先への挨拶回りもある。朝礼のあとすぐに出られるように名刺を準備し、パソコンを点けてメールチェックをしながら 後藤と前畑を見た。
背後にもう一人、立っている。二人の隙間から覗き込んでいる人物は、営業部長だ。普段はもっと遅いが、全体朝礼のある日は早く出社する。
腰を上げ、三人の後ろから声をかける。
「部長、あけましておめでとうございます」
「えっ」
「あっ」
後藤と前畑が振り返り、至近距離の部長に驚いて声を上げる。前畑が慌ててスマホの画面を胸に当てて隠したが、確実に、手遅れだ。
「ごめん、見えちゃったけど、加賀君、結婚したの? ついに?」
部長の顔は嬉しそうだった。
「はい、実は」
営業部の人間は倉知との関係を知っている。年月をかけてじわじわと、もしかしてという噂が広まっていた。決定打は去年の運動会の借り物競争だった。あれで、社内で公認の仲になった。
恋人かと問われれば、否定をせずに認めた。自分から改まって「男と付き合っています」と宣言する必要もなく、真実が知れ渡ってくれた。手間が省けてよかったと思っている。
今のところ、嫌な思いはしていない。勤続十年を越えているし、上司や同僚との付き合いは浅いものじゃない。急に態度を変えたり、蔑んだ目で見たり、嫌悪をむき出しにする奴はいなかった。
俺が特別鈍感だとしても、居心地の悪さを感じる瞬間は、一度もなかった。
みんないい奴で、そもそも堂々としていれば、後ろ指をさされることもないのだ。
「おめでとう。どこでやったの? 海外?」
「ありがとうございます、ハワイです。でもほんと、式挙げただけなんで、何も変わらないんですよ。総務に出す書類もないし」
「ああ、籍とかそのままなんだ? あの子も働いてるんだよね。そしたら福利厚生のこととか、考えなくていいよね。自由でいいんじゃない? 愛さえあれば」
部長が後藤と前畑に、「ねえ?」と同意を求めた。二人は深刻な表情で首を縦に振り続けている。うなずきながら、前畑が素早くスマホを返してくる。スマホを受け取ると、部長が声を上げた。
「おっ、指輪?」
「気づかなかった!」
後藤と前畑の声がハモる。
「ちょっと見せて」
後藤が俺の手首をつかんで持ち上げると、指輪を険しい顔で観察し始めた。
「これって、いつものペアリング?」
「うん、もうなんか、これ以外にいらないかなって。せっかく倉知君が買ってくれたのに、引き出しで永眠するの悲しいじゃん」
「ありがてえ」
なぜか江戸っ子口調で言って、前畑が鼻をすする。
「あー、でも、部長、これ、やっぱり社内では外すべきですよね」
「なんで?」
今度は三人の声がハモった。
「え、だって」
「だってじゃないよ、そんな、外すなんて、七世君が泣くよ?」
前畑が涙目で訴えた。
「いや、多分あいつも今頃外してると思うけど」
「外してないよ」
後藤が自信満々に言い切った。見てきたみたいに言うのが面白くて、笑った。
「ええ? めぐみさん、言い切るね」
「だって、結婚式で、お互いの指にはめた指輪でしょ? 七世君があっさり外すと思えない」
「営業でも、結婚指輪はオッケーですよね? 部長」
前畑が訊くと、部長はとぼけた表情で「うん」と言った。
「それは知ってるんだけど、これ、結婚指輪になるのかなって」
「何言ってるの?」
後藤と前畑が、本当にわからない、という顔をしている。
「加賀君が言いたいこと、わかるよ」
部長が俺の腕をポンポンと叩いて言った。
「挙式のみで籍入れてなくても、夫婦やってる人だっているんだし。本人が結婚指輪だって言えば、通ってるよ。それはちゃんと、立派な結婚指輪だから。誰かに何か言われたら、さっきの写真、見せてあげたらいい。きっと納得するよ」
「部長……、ありがとうございます」
「どう、いいこと言うでしょ?」
得意げになる部長に、後藤と前畑が拍手を浴びせた。
そうか、そういうものかと目から鱗が落ちた。
願わくは、倉知の職場もそうであって欲しい、寛大であって欲しい。とは思うものの、教師はなかなか難しいだろう。万が一許されるなら、めちゃくちゃ幸せではあるのだが、期待はできない。
でも、充分だ。
左手を見下ろして、微笑んだ。
もう二度と外さなくていいと、倉知に報告するのが楽しみだ。
喜ぶ顔が、早く見たい。
〈おわり〉
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