電車の男ー同棲編ー番外編

月世

文字の大きさ
上 下
82 / 162

モテキングの終末

しおりを挟む
〈千葉編〉

 会社の近くに、ランチを出すカフェがある。加賀さんと六花さんが、その店で頻繁に会っているのを俺は知っている。
 知っているからこそ、行きにくい。ストーカーと思われるのも嫌だし、しつこい男が嫌われるのはわかっている。
 六花さんは、あっさりとした性格だ。引くところは引いて、そういえばあいつはどうしてるだろう、と気にかけて貰うほうが効果的だ。
 一応、連絡先の交換はしてある。でも、一度も向こうから送られたことはない。先日、一か月ぶりに「お元気ですか?」とメッセージを送ってみた。「元気ですよ」と、たった五文字の返信のみ。何かこのあとに続くのかもしれないと、スマホを両手で持って正座で待機を続けたが、三十分経っても、一時間経っても、反応はなかった。一方的に会話を続ける度胸は俺にはなかった。
 会いたい。
 悲しいほどに、会いたかった。
 切なすぎて彼女を想うと涙が出た。
 これは重症だ。モテ続けた俺の人生が、こんな形でつまずくとは思ってもみなかった。毎日が灰色で、職場の上司や先輩にも「目が死んでる」と心配される始末だ。
 そんなとき、加賀さんがふらりと企画課のフロアに顔を出した。
「千葉君、お昼食べた?」
 コンビニで購入した菓子パンの封を開いた瞬間だった。
「あ、それ? パン一個?」
「食欲がないんです」
 ぶっきらぼうに答えた。加賀さんはポケットに両手を突っ込んで腰を折り曲げて、俺のパソコンの画面を覗きながら言った。
「倉知君が午後から休講なんだよ。千葉君も一緒にランチでもどうかなって」
「行きませんよ。めちゃくちゃお邪魔虫じゃないですか」
「邪魔じゃないよ」
 すぐ隣にある加賀さんの横顔。毛穴の一つも見当たらない、きめの細かい、女性のように美しい肌だった。目が、俺を見ている。
「六花ちゃんも一緒だよ」
「え」
 腰を伸ばして体をまっすぐに戻すと、「千葉君もおいでよ」と優しく微笑んだ。
「でも」
「パンは三時のおやつにすれば?」
「そういうことじゃなくて、俺、嫌われてますし」
「好きだよ?」
 平然と、加賀さんが言った。フロアにいた女性たちがザワッと色めき立つ気配。背後を確認すると、先輩たちがみんなこっちを見ていた。うっとりしたり、箸を咥えていたり、ハンカチを噛みしめていたり、いろいろだが、相変わらず加賀さんは人気がある。
「加賀さんにじゃなくて、六花さんにです」
「嫌ってないって。ただひたすらに興味がないだけ」
「それ、かなり凹むんですけど」
 加賀さんが笑いながらポケットから左手を出し、腕時計を見た。高級ブランドの時計だ。腹が立つくらいいい男なのに、身に着けているものも超一流。地団太を踏みたくなる。
「どうする? 来る? 来ない? どっち?」
 加賀さんが首の後ろを掻きながら訊いた。
 開封した菓子パンの封を折り曲げて、デスクの上に転がっていたクリップで止めた。そして、腰を上げる。
「行きます」
「よしよし」
 加賀さんが俺の頭を撫でてくる。ギャー、キャー、イヤーとあちこちから聞こえてくる悲鳴に見送られてフロアを出た。
 二人で並んで社内を歩くと、女性社員は必ず俺たちを見る。加賀さんを見て、俺を見て、加賀さんを見る。加賀さんがモテる理由を、俺はとっくに知っている。
 いつも笑顔で親切で、誰かが困っていると手を貸し、解決するまで一緒に頭を悩ませる。みんな、その姿を見てきている。結果、いろんな部署の人間から絶大な支持を得ることになったのだ。
 外見がカッコイイから。そんな単純なものとは違う。
 男も女も年上も年下も上司も部下も区別しない。分け隔てなく平等に優しい。みんなが加賀さんを頼るから、常に仕事を抱えている。俺から見るとすごく損をしているとは思うが、彼はおそらくそんなふうに感じたことなど一度もないはずだ。
 そこが、俺との差。
 上っ面だけでモテてきた俺との差だ。
 という具合に自分を振り返り、反省できるようになっただけでも俺は成長していると思う。そうですよね、と自分の考えを披露して同意を求めると、加賀さんは「お、おう」と引き気味に笑った。
「千葉君は本当にそういう、なんての、分析? 好きだよな」
「分析というか、研究です。モテの研究です」
「あれ? まだモテたいの? 六花ちゃんは? 諦めた?」
「俺はモテキングですよ。俺からモテを取ったらただのキングじゃないですか」
「いやいや、キングじゃないだろ。ただの千葉だよ」
 そんな会話をしていると、あっという間にカフェに着いた。六花さんに会えると思うと少しだけ緊張する。店の中を見回した。一番奥のテーブルに、六花さんの後姿と倉知君の横顔を発見した。
「お待たせ」
 加賀さんが声をかけると、倉知君が笑顔を咲かせ、スマホを触っていた六花さんと同時に俺に気づく。
「あれ、千葉さん」
「お久しぶりです。ご一緒してもいいですか?」
 顔色を窺った。六花さんは表情を変えずに「どうぞ」と空いている席に手のひらを向けた。腰を下ろし、差し出されたメニューを受け取って、横目で六花さんを盗み見た。
 運動会以来、会っていなかった。数か月ぶりだ。好きな女性とそれほど長く会わなかったなんて。ありえない。この俺が。
 会わない間も健気にずっと想い続けていた。彼女を美化しているところもあるだろうと思っていたが、久しぶりに会って、確信する。
 六花さんは美しい。鎖骨の辺りまで髪が伸び、女性らしさが増して、色っぽい。真っ白なニットのセーターがよく似合う。髪を片方の耳にかけている。控えめなピアスが揺れていた。ああ、綺麗だな、と見惚れていると、加賀さんが俺を呼んだ。
「千葉君」
「はい?」
「六花ちゃんじゃなくてメニュー見て」
 片肘をついて、ニヤニヤしながら言った。
「すいません、じゃあ、Bランチで」
 加賀さんが店員を呼び止めて、オーダーを入れる。一息ついて、沈黙が下りた。加賀さんと倉知君が、目配せをしている。
「あの、千葉さん、えっと、あっ、なんか痩せました?」
 倉知君が言った。何か話題を作ろうと無理やりひねり出した質問だ。
「そうでもないよ。鍛えてるし、体重は増えたかな」
「そっか、引き締まったってことですね」
「顔つきが精悍になったよな」
「はい、なんかそんな感じです」
 加賀さんの科白に、倉知君がうんうんと同意している。二人のアシストはありがたいが、若干わざとらしい。
 加賀さんが眉間を掻きながら六花さんを見た。六花さんは黙って話を聞いているように見えたが、目線は遠くに逸れている。俺にはとことん興味がないんだな、と肩を落とした瞬間、六花さんが早口で言った。
「めんどくさいのが来た」
「え?」
 それは俺のことか、と思ったが、どうやら違う。俺たちのテーブルに近づいてくる男がいた。六花さんが小さくため息をつく。
「六花ちゃん」
「何か?」
 六花さんが無表情でそっけない返事をした。眼鏡で太った男だ。加賀さんと倉知君が軽く頭を下げたが男は俺を見ていた。敵対心を剥き出しにした顔だった。チッとかすかに舌打ちが聞こえた。
「この人は? もしかして三人目の彼?」
 三人目? どういうことだ?
「はい、彼氏ですけど。何か問題でも?」
 六花さんが肩をすくめて言った。男が唇を舐めて急に下卑た顔になった。
「そんなに男が好きなら、僕も仲間に入れてよ」
 加賀さんと倉知君が目を見合わせている。話がよく見えないが、六花さんがこの男を嫌っていることだけはわかる。
「四人目になりたいんですか?」
 六花さんが淡々とした口調で訊いた。
「いいでしょ? 三人も四人も一緒じゃん」
「却下ですね」
「え?」
「この三人を見てください」
 六花さんが両手を広げてみせた。男が倉知君、加賀さん、俺、と順番に視線をずらす。
「何回も言ってますよね、あなたとはお付き合いできないって。理由は言わなくてもわかってくれると助かります」
 男は明らかに怯んでいた。しょんぼりと肩を落とし、背中を丸めて去っていく。
「いいの? めちゃくちゃビッチキャラになっちゃってるけど」
 加賀さんが苦笑いしてから俺を見た。あの男は、六花さんの職場の人間で、言い寄られるのがうっとうしかったから彼氏のふりをした、と説明してくれた。加賀さんと倉知君、それぞれ二人でいるところを見られてしまい、浮気だ二股だとやかましかったので、三人で付き合っていることにしたらしい。
「あの人、まだ諦めてなかったんだ」
 倉知君が言った。
 さっきの男は六花さんを好きなのだ。彼氏が何人いてもまだ未練があって、四人目でもいいから、と名乗り出たくなる気持ちはわかる。
 俺とあの男の違いはなんだろう。
 好意を受け入れて貰えず、それでも諦めきれない。暑苦しく想いを寄せ続けている。六花さんにとって、俺とあの男は同列なのだ。
 まだ諦めてなかったんだ。
 倉知君が言った言葉は、俺にも当てはまる。
 いつか、諦めなければならない。
 うつむいて、顔を覆った。
 俺は馬鹿だ。なんて間抜けなんだ。
 六花さんの「彼氏ですけど」という嘘が、嬉しくて堪らなかった。嘘でも冗談でも三人目でも、なんでもいい。さっきの男の前でだけ、ほんのわずかな間だけ、俺は六花さんの彼氏になれた。
 もうそれで、いいじゃないか。
「大丈夫?」
 加賀さんの心配そうな声。
「大丈夫です」
 顔を上げて、満面の笑みで答えた。テーブルの上のグラスをつかんで一気に飲み干すと、息をつく。
「なんか、吹っ切れました」
 三人が俺を見た。
「俺は六花さんのことが好きです。ずっと、付き合いたいと思ってました。でもそうですよね、付き合う気はないって断ってるのに、好きだ好きだって言い寄られたって、気持ち悪いに決まってる。さっきのあの人は、自分自身の姿なんだって思うと、目が覚めました」
 六花さんは静かに俺を見据えている。
「気持ち悪かったですよね、俺。ほんと、すいませんでした」
 テーブルに両手をついて六花さんに頭を下げる。顔を上げたとき、六花さんは難しい顔になっていた。
「あの人のことは気持ち悪いなって思ってて、迷惑してます。でも千葉さんを気持ち悪いと思ったことはありません」
 俺のほうに体を向けて、目を見て言った。胸がキュンと鳴り、むず痒くなる。ということは? と次の言葉に期待が満ちる。
「かと言って、好きだって言い続けられるのは確かに困ります。千葉さんの時間を奪ってるようで心苦しいし、私のことは忘れて次に進んでください」
 そうできたらどんなにいいだろうか。できないから悩んでいる。
「六花は、千葉さんのことが嫌いじゃないんだよね?」
 倉知君が口を挟んだ。六花さんがあいまいに「はあ」と息をつくと、加賀さんが言葉を継いだ。
「少なくとも山中氏よりは、望みあるよな」
「私、時間が大事なんです。創作が楽しくて、だから彼氏に時間を割くわけにはいきません。望みなんてないんです。千葉さんだって、モテるなら私じゃなくてもいいはずです」
「六花さんじゃないと……っ」
 席を立っていた。このまま勢いで、彼女の足元にひざまずいてもいい。
 待ちます。あなたの時間が空くまで、気の済むまで好きなことに没頭したあとで、他のものにも目を向けようというときになったら、俺と。
 喉の奥のほうで堰き止められた科白を、ごくりと飲み下す。
 息を吐いて、椅子に腰を下ろした。
「すいません、もう、やめますね」
 彼女を困らせるのはやめた。今日で終わらせよう。
 注文した人数分の料理がテーブルに運ばれてくる。全員の目の前に揃うと、加賀さんが咳払いをした。
「食べよっか」
「はい、食べましょう」
 倉知君が明るい声で答えて、両手を合わせた。三人が、声を揃えて「いただきます」と合唱する。
 俺は無言でフォークにパスタを巻きつけた。
 なんだろう、泣きそうだ。こんなことで、こんなところで泣いたら、一生後悔する。カッコ悪いにもほどがある。
 我慢だ、我慢しろ。そうだ、何か楽しいことを考えよう。楽しいこと? たとえば? 楽しいことが思い浮かばない。
「ちょっと喋っていい?」
 加賀さんがスプーンにすくったドリアにふう、と息を吹きかけてから、誰にともなく言った。喋るな、とは誰も言わない。加賀さんが口を開く。
「人それぞれ物事には優先順位ってもんがあって、その時々で入れ替わるよな。たとえば恋愛が一位の人でも、趣味とか仕事とか家族とかを優先したい時期もある」
 俺は加賀さんの持つスプーンの上で、湯気を上げるドリアをぼんやりと見ていた。
「俺も数年前まで仕事が一番で、他はどうでもよかったんだけど、今は倉知君が一番」
 この人はどうしてものろけないと気が済まないらしい。倉知君が照れ臭そうにサラダをかき混ぜている。
「ずっと同じものが優先順位のトップってことは、長い人生でありえないと思う。まあ、俺はこれからも倉知君が一番上に君臨し続けるんだけどね」
 ぐっふふ、と六花さんが肩を震わせた。一瞬俺を横目で見て、さっと目を逸らす。
「六花ちゃんにとって創作活動は、俺の中の倉知君と同じくらい、揺るがないもの?」
「いえ」
 思いのほか、六花さんの反応は早かった。
「うん」
 加賀さんが、にこ、と笑った。スプーンを口に運び、しばらくしてから再び口を開く。
「アウトプットし続けたら、適度にインプットしないといいものは作れないよね」
「それすごくわかります」
 六花さんがうなずいた。二口目のスプーンをドリアに差し込んで、加賀さんが上目遣いで六花さんを見る。
「インプット、したくなった?」
「今は特に」
「はは、だよな。今はそうでもいつかは、可能性ある?」
「わかりませんね」
 六花さんは口の端を少し持ち上げて、面白そうに加賀さんの話を聞いている。
「デメリットばっかりでもないよな。彼氏の存在が創作の糧になることもあると思うし。俺の個人的な意見だけど、千葉君ならわきまえててちゃんと待てもできる。とりあえず付き合ってみるってのもありだと思うよ。俺はそれが大正解だったわけだし?」
 気づくと、身を乗り出して加賀さんを見つめていた。ハッとなって姿勢を正す。ふと視線を感じた。六花さんが俺を見ていた。
「私、すごくめんどくさい女ですよ」
「え?」
「基本、構われるのが嫌いだし、女らしくもないし、物騒なこと言ったりもするし、根っからの腐女子です」
「それは知ってます……、え?」
「男二人組を見たら漏れなく妄想を開始しますけど」
「え?」
 唖然としていると、加賀さんが倉知君と拳をぶつかり合わせた。二人とも嬉しそうだ。
「え?」
「それでもいいなら、よろしくお願いします」
 六花さんが軽く頭を下げた。何が起きたのか理解できなかった。
 もしかしたら、そういうことだろうか。
 よろしくお願いします、というのは、そういうことだろうか。
 俺は、もしかして、六花さんの彼氏になれたのだろうか。
 頭が混乱していて何も喋ることができなくなった。
「よかったな」
 二人と別れ、会社に戻る道すがら、黙り込む俺の肩を加賀さんが叩いた。
「よかった?」
「あれ? 嬉しくないの?」
「え? 喜んでいいんですか?」
「付き合いたいんじゃなかったの?」
「待ってください」
 脚を止めた。加賀さんも立ち止まり、俺を振り返る。
「俺、付き合えるんですか? 六花さんと?」
「そうなんじゃないの?」
「そうなんですか?」
 とぼけた声で訊き返す。加賀さんが吹き出して、俺の頭を軽く小突いた。
「しっかりしろよ、モテキング」
 俺はもう、モテなくたっていい。いや、むしろモテたくない。大勢の女性の視線は必要ない。彼女さえ、俺を見てくれればそれでいい。
 人目もはばからず、両手にガッツポーズを作り、雄たけびを上げた。

〈おわり〉
しおりを挟む
感想 21

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】ぎゅって抱っこして

かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。 でも、頼れる者は誰もいない。 自分で頑張らなきゃ。 本気なら何でもできるはず。 でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

ある少年の体調不良について

雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。 BLもしくはブロマンス小説。 体調不良描写があります。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

処理中です...