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小ネタ集7
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【ひとくち】
バラエティ番組で、一口ちょうだいについて議論が繰り広げられていた。厚かましさが嫌だからあげない、という意見もあれば、他人が口にしたものが気持ち悪い、という意見もある。俺は特に何も感じずに「どうぞ」というタイプだ。
育った環境もあるかもな、と倉知を見る。
「倉知君平気なタイプだよね」
ソファの下で腕立て伏せをしていた倉知が、テレビのほうを横目で見ながらリズムを崩さずに返事をした。
「俺、ダメです」
「あれ? そう?」
「ペットボトルとか、回し飲みできません。なんていうか、生理的に」
「え?」
お前、あーんが好きじゃないか、と喉元まで出かかった。もしかして、生理的に苦手なのに無理をしていたのだろうか。そういえば倉知は潔癖だ。
「あ」
倉知が動きを止めた。
「違います、俺、他人は無理だけど、家族は平気なんです」
倉知が思い出したように言い訳を始めた。
「親と姉二人は昔から平気なんです。でも他人は無理で」
体を起こし、今度はスクワットをしながらテレビに顔を向け、「うんうん」とコメンテーターに同意している。
「俺も、どんなに仲良くても無理です。その場の空気は読みますけど、苦手ですね」
「丸井君でも?」
「無理です」
「風香ちゃんは?」
「ダメです」
「俺は?」
「え?」
「俺が口つけたの気持ち悪くないの?」
倉知が驚いた顔をした。
「加賀さん」
「うん」
スクワットを中断すると、ソファで寝そべっていた俺に顔を寄せる。唇を軽く重ねて、すぐに離すとおかしそうに笑った。
「加賀さんとキスするの大好きなのに、気持ち悪いわけないじゃないですか」
「キスとはまた別の話じゃない?」
「そうですか?」
家族以外は駄目だと宣言したくせに、俺なら平気、ということは。
深読みして顔がにやけてくる。
倉知が何かに気づいた顔になり、にこりと微笑んだ。
「俺たちもう家族ですね」
異論はない。
〈おわり〉
【広く浅く】
今日は二人で電気屋に来ている。加賀さんは電気屋が好きで、特に買いたいものがなくても定期的に訪れている。
家電コーナーで新製品を見て、結局何も買わずに帰る、というパターンだ。ウインドウショッピングが苦手なのに、電気屋は別らしい。
「これ面白い。燻製作れるんだって」
「燻製って、ベーコンとか?」
「チーズとかな。酒飲みにはいいかな」
商品のパンフレットをパラパラとめくりながら、へえとかふうんとか感心している。
「欲しいんですか?」
「まあ、いるかいらないかって言ったら、いらないけどね」
笑って肩をすくめてみせた。
「さて、大体見たし、帰るか」
「晩御飯の食材買って帰りましょう」
「ん、ワインとスモークサーモンでも買ってくか」
「燻製のやつ、やっぱり欲しいんですか?」
「いらないよ。出来上がったの買えばいいんだし」
身も蓋もないが、加賀さんのこういうドライなところも好きだ。
エレベーターに向かう途中で、電子ピアノのコーナーを横切った。高校生くらいの女子が二人、椅子に座ってねこふんじゃったを連弾している。楽しそうだな、と思った。
「加賀さん、ピアノも弾けそう」
つぶやくと「あー」と残念そうな声を出した。
「ピアノは長続きしなかったな」
加賀さんは幼少期から習い事を多くこなしてきたらしい。
「ちょっと弾いてみて」
「えー?」
ピアノは三台並んでいる。女子高生たちが立ち上がったのを見届けて、乗り気じゃない加賀さんを無理やり座らせた。
「何弾けばいい?」
「なんでもいいです」
何か、童謡的なのをイメージしていると、加賀さんが鍵盤に指を這わせ、聞いたことのあるメロディをすらすらと奏で始めた。
「お、鍵盤軽い。すげえな、今時の電子ピアノ」
曲名が咄嗟に出てこないが、何かクラシックの曲だ。
「エリーゼの憂鬱? でしたっけ?」
「ちょっ、笑わすな」
うすうす、そうじゃないかとは思っていた。
加賀さんは、なんでもできる。
死角がない。不得意なことがない。
本人は謙遜して「広く浅くだよ」と言うが、浅くはないと思う。
細くて長い指が、美しく鍵盤を舞っている。淀みのない綺麗な音色にうっとりとため息をつく。
「すごい、加賀さん、ピアニストになれる」
加賀さんが「はは」と軽く笑った。
「これめっちゃ簡単で、ピアノ経験者なら大体誰でも弾けるから」
「そうなんですか?」
キャアッと黄色い声が上がり、拍手が鳴った。さっきの女子高生がこっちを見ていた。すごい、カッコイイ、上手い、と褒めちぎっている。
加賀さんは手を止めて、淡々と電源を切ると腰を上げた。女子高生の他にも数人、脚を止めてこっちを見ていた。簡単な曲であろうが、弾けない人間からすれば「なんかすごい」となるのはわかる。純粋に、なんかすごい。
「はずっ」
何も恥じることはないのに、と思ったが、スタスタと店の出口に向かった。
「ピアノ、どれくらい習ってたんですか?」
「二年くらい?」
駐車場を歩きながら加賀さんが返事をする。
「なんで辞めたんですか?」
「やってみたいことが多かったんだよ」
やっぱり加賀さんはすごい。なんでもできるのは、能動的に多くを経験してきたからだ。その、「やってみたい」という気持ちがすでにカッコイイ。
「加賀さん、カッコイイ」
フェアレディZのドアを開けて、加賀さんが振り返る。
カッコイイ加賀さんが、カッコよく笑った。
〈おわり〉
【こたつがかり】
季節は冬。すっかり寒くなった。
外に出るのが億劫な時期だ。温かい室内にいられることが幸せだと感じるのは、俺が歳を取った証拠なのだろうか。
「こたつ欲しくない?」
テレビを眺めていると、こたつでみかんを食べている映像が流れた。
「いりません」
「こたつでみかん食いたい」
「あとでみかん、買ってきますか」
「こたつも買う?」
「買いません」
「なんで? 魅力的じゃない?」
「だって加賀さん、なんかそのまま寝そうだし」
「あー、気持ちよさそう」
実家暮らしのときも、アパート暮らしのときも、こたつはなかった。
俺の人生に何かが欠けているとしたら、こたつだ。
「こたつの中で向かい合って、足が触れ合ってキャッとかできるよ?」
倉知をその気にさせようと、プレゼンを開始する。
「向かい合って座りたくないです。並んで座りたいです」
「お、おう、そうくるか」
確かに並んで座っていると、体をくっつけていられるメリットがある。
「じゃあ大きいの買おう」
「うーん、邪魔じゃないですか?」
「小さいの買って、お前が後ろから俺を抱っこすればいいよ。いいね、やったね、ラブラブ」
「抱っこ」
つぶやいて、考え込んでいる。妄想タイムだ。よし、もう一押し。
「六花ちゃんが言ってたけど、四十八手にこたつでヤる体位あるって」
「え」
「なんだっけ、こたつがかり。はい、スマホで検索」
倉知がためらいながらも馬鹿正直にスマホを取り出した。吹き出しそうになるのを堪えてニヤニヤしながら顔を背けた。
「……あの、これはこれで……、その、よさそうですけど……」
グラグラに揺れ始めている。ちょろい。よし、俺の勝ちだ、と拳を握り締めた途端、冷静な声で倉知が言った。
「ここに置くとして、テレビが近すぎるし、それにこの部屋にこたつ合いませんよね」
う、と声をつまらせた。
確かに、洋風の部屋にこたつは合わない。ちぐはぐ感は逆に落ち着かないかもしれない。
俺は結構、景観にはこだわるタイプだ。こたつに対する熱が、音を立てて引いていく。
「でも、今はいろんなこたつあるし、合わないこともないかな」
倉知がスマホを見ながら言った。なぜか倉知のほうが乗り気になってきている。こたつがかりが効いたのだろうか。
「いいよ、俺ますます堕落しそうだし、ほら、こたつは倉知家にあるんだった」
「うちですか?」
「よし、行くか」
腰を上げて伸びをした。
「え? 今から?」
「うん、途中でみかん買ってくか」
「こたつがかりは?」
「え?」
「留守だといいな」
何か企む顔で、倉知がつぶやいた。
〈おわり〉
バラエティ番組で、一口ちょうだいについて議論が繰り広げられていた。厚かましさが嫌だからあげない、という意見もあれば、他人が口にしたものが気持ち悪い、という意見もある。俺は特に何も感じずに「どうぞ」というタイプだ。
育った環境もあるかもな、と倉知を見る。
「倉知君平気なタイプだよね」
ソファの下で腕立て伏せをしていた倉知が、テレビのほうを横目で見ながらリズムを崩さずに返事をした。
「俺、ダメです」
「あれ? そう?」
「ペットボトルとか、回し飲みできません。なんていうか、生理的に」
「え?」
お前、あーんが好きじゃないか、と喉元まで出かかった。もしかして、生理的に苦手なのに無理をしていたのだろうか。そういえば倉知は潔癖だ。
「あ」
倉知が動きを止めた。
「違います、俺、他人は無理だけど、家族は平気なんです」
倉知が思い出したように言い訳を始めた。
「親と姉二人は昔から平気なんです。でも他人は無理で」
体を起こし、今度はスクワットをしながらテレビに顔を向け、「うんうん」とコメンテーターに同意している。
「俺も、どんなに仲良くても無理です。その場の空気は読みますけど、苦手ですね」
「丸井君でも?」
「無理です」
「風香ちゃんは?」
「ダメです」
「俺は?」
「え?」
「俺が口つけたの気持ち悪くないの?」
倉知が驚いた顔をした。
「加賀さん」
「うん」
スクワットを中断すると、ソファで寝そべっていた俺に顔を寄せる。唇を軽く重ねて、すぐに離すとおかしそうに笑った。
「加賀さんとキスするの大好きなのに、気持ち悪いわけないじゃないですか」
「キスとはまた別の話じゃない?」
「そうですか?」
家族以外は駄目だと宣言したくせに、俺なら平気、ということは。
深読みして顔がにやけてくる。
倉知が何かに気づいた顔になり、にこりと微笑んだ。
「俺たちもう家族ですね」
異論はない。
〈おわり〉
【広く浅く】
今日は二人で電気屋に来ている。加賀さんは電気屋が好きで、特に買いたいものがなくても定期的に訪れている。
家電コーナーで新製品を見て、結局何も買わずに帰る、というパターンだ。ウインドウショッピングが苦手なのに、電気屋は別らしい。
「これ面白い。燻製作れるんだって」
「燻製って、ベーコンとか?」
「チーズとかな。酒飲みにはいいかな」
商品のパンフレットをパラパラとめくりながら、へえとかふうんとか感心している。
「欲しいんですか?」
「まあ、いるかいらないかって言ったら、いらないけどね」
笑って肩をすくめてみせた。
「さて、大体見たし、帰るか」
「晩御飯の食材買って帰りましょう」
「ん、ワインとスモークサーモンでも買ってくか」
「燻製のやつ、やっぱり欲しいんですか?」
「いらないよ。出来上がったの買えばいいんだし」
身も蓋もないが、加賀さんのこういうドライなところも好きだ。
エレベーターに向かう途中で、電子ピアノのコーナーを横切った。高校生くらいの女子が二人、椅子に座ってねこふんじゃったを連弾している。楽しそうだな、と思った。
「加賀さん、ピアノも弾けそう」
つぶやくと「あー」と残念そうな声を出した。
「ピアノは長続きしなかったな」
加賀さんは幼少期から習い事を多くこなしてきたらしい。
「ちょっと弾いてみて」
「えー?」
ピアノは三台並んでいる。女子高生たちが立ち上がったのを見届けて、乗り気じゃない加賀さんを無理やり座らせた。
「何弾けばいい?」
「なんでもいいです」
何か、童謡的なのをイメージしていると、加賀さんが鍵盤に指を這わせ、聞いたことのあるメロディをすらすらと奏で始めた。
「お、鍵盤軽い。すげえな、今時の電子ピアノ」
曲名が咄嗟に出てこないが、何かクラシックの曲だ。
「エリーゼの憂鬱? でしたっけ?」
「ちょっ、笑わすな」
うすうす、そうじゃないかとは思っていた。
加賀さんは、なんでもできる。
死角がない。不得意なことがない。
本人は謙遜して「広く浅くだよ」と言うが、浅くはないと思う。
細くて長い指が、美しく鍵盤を舞っている。淀みのない綺麗な音色にうっとりとため息をつく。
「すごい、加賀さん、ピアニストになれる」
加賀さんが「はは」と軽く笑った。
「これめっちゃ簡単で、ピアノ経験者なら大体誰でも弾けるから」
「そうなんですか?」
キャアッと黄色い声が上がり、拍手が鳴った。さっきの女子高生がこっちを見ていた。すごい、カッコイイ、上手い、と褒めちぎっている。
加賀さんは手を止めて、淡々と電源を切ると腰を上げた。女子高生の他にも数人、脚を止めてこっちを見ていた。簡単な曲であろうが、弾けない人間からすれば「なんかすごい」となるのはわかる。純粋に、なんかすごい。
「はずっ」
何も恥じることはないのに、と思ったが、スタスタと店の出口に向かった。
「ピアノ、どれくらい習ってたんですか?」
「二年くらい?」
駐車場を歩きながら加賀さんが返事をする。
「なんで辞めたんですか?」
「やってみたいことが多かったんだよ」
やっぱり加賀さんはすごい。なんでもできるのは、能動的に多くを経験してきたからだ。その、「やってみたい」という気持ちがすでにカッコイイ。
「加賀さん、カッコイイ」
フェアレディZのドアを開けて、加賀さんが振り返る。
カッコイイ加賀さんが、カッコよく笑った。
〈おわり〉
【こたつがかり】
季節は冬。すっかり寒くなった。
外に出るのが億劫な時期だ。温かい室内にいられることが幸せだと感じるのは、俺が歳を取った証拠なのだろうか。
「こたつ欲しくない?」
テレビを眺めていると、こたつでみかんを食べている映像が流れた。
「いりません」
「こたつでみかん食いたい」
「あとでみかん、買ってきますか」
「こたつも買う?」
「買いません」
「なんで? 魅力的じゃない?」
「だって加賀さん、なんかそのまま寝そうだし」
「あー、気持ちよさそう」
実家暮らしのときも、アパート暮らしのときも、こたつはなかった。
俺の人生に何かが欠けているとしたら、こたつだ。
「こたつの中で向かい合って、足が触れ合ってキャッとかできるよ?」
倉知をその気にさせようと、プレゼンを開始する。
「向かい合って座りたくないです。並んで座りたいです」
「お、おう、そうくるか」
確かに並んで座っていると、体をくっつけていられるメリットがある。
「じゃあ大きいの買おう」
「うーん、邪魔じゃないですか?」
「小さいの買って、お前が後ろから俺を抱っこすればいいよ。いいね、やったね、ラブラブ」
「抱っこ」
つぶやいて、考え込んでいる。妄想タイムだ。よし、もう一押し。
「六花ちゃんが言ってたけど、四十八手にこたつでヤる体位あるって」
「え」
「なんだっけ、こたつがかり。はい、スマホで検索」
倉知がためらいながらも馬鹿正直にスマホを取り出した。吹き出しそうになるのを堪えてニヤニヤしながら顔を背けた。
「……あの、これはこれで……、その、よさそうですけど……」
グラグラに揺れ始めている。ちょろい。よし、俺の勝ちだ、と拳を握り締めた途端、冷静な声で倉知が言った。
「ここに置くとして、テレビが近すぎるし、それにこの部屋にこたつ合いませんよね」
う、と声をつまらせた。
確かに、洋風の部屋にこたつは合わない。ちぐはぐ感は逆に落ち着かないかもしれない。
俺は結構、景観にはこだわるタイプだ。こたつに対する熱が、音を立てて引いていく。
「でも、今はいろんなこたつあるし、合わないこともないかな」
倉知がスマホを見ながら言った。なぜか倉知のほうが乗り気になってきている。こたつがかりが効いたのだろうか。
「いいよ、俺ますます堕落しそうだし、ほら、こたつは倉知家にあるんだった」
「うちですか?」
「よし、行くか」
腰を上げて伸びをした。
「え? 今から?」
「うん、途中でみかん買ってくか」
「こたつがかりは?」
「え?」
「留守だといいな」
何か企む顔で、倉知がつぶやいた。
〈おわり〉
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