電車の男 番外編

月世

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兄と妹 ※

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※この話は「母と息子」の続きです

〈加賀編〉

 休日の朝に、ベッドの中でまどろむのが好きだ。
 半分起きて、半分寝ている状態。
 薄暗い部屋の中、狭いベッドで密着する他人の素肌。足の裏で、ふくらはぎを撫でた。
「おはようございます」
「あれ、起きてた?」
「今起きました」
 布団の中で脚を絡ませ合っていると、倉知が抱きついてきた。
「あー、当たってる」
 腰に、硬い物が触れている。
「お前大体朝立ちしてるよな」
「え、変ですか?」
「まあ、若い証拠か」
「勃ったついでに、合体しましょう」
 耳を口に含まれて、身震いをする。こういうとき、成長を実感する。「キスするか?」と訊いただけで爆発していた男と同一人物だと思えない。
「激しくすんなよ」
 昨日、何時間もセックスした。正直腰がだるい。倉知は早漏だが、最近だいぶ保つようになった。早漏は精神的なものだと聞いたことがある。多分慣れてきたのだろう。
 早漏が改善されると、一回の行為の時間が延びるのは自然な流れだ。ずっと挿れているわけじゃないにしても、確実に体力を消耗する。現役高校生の倉知の体力は、もうすぐ三十路の俺には無尽蔵に思えた。
 起きたばかりなのに、随分元気だ。意気揚々と腰を振っている。激しくするなと言ったのに、充分激しい。力強く体の中を出入りされて、声も出ない。
 いいところを散々擦られ、あっけなく達した俺の上で、倉知が動きを止めて大きく息を吐いた。
「加賀さん」
 息を荒げながら、俺を呼ぶ。
「ん……、何?」
「電話です」
 サイドテーブルに置いた携帯が、振動音を鳴らして動いていた。
「ちょっと、取って」
「え、でも、俺まだ」
「うん、抜かなくていいから取って。仕事だったらまずい」
 俺の中に入ったまま、長い腕を伸ばして、携帯を掴んだ。
「日曜日ですよ。誰ですか?」
 俺の手に携帯を握らせると、不満そうな声を出す。着信の相手は、弟だった。枕元に携帯を投げて倉知の腰を、両足で引き寄せた。
「政宗だから、別に出なくてもよさそう。動いていいよ」
「でも」
 バイブ音は、止まらない。倉知は携帯を見て、ためらいがちに言った。
「結構長い間、ずっと鳴ってます。一回切れたけど、またかかってきて」
「え、そうなの?」
 この音に気づかないほど余裕がなかった自分が情けない。
「すいません、気づいてたんですけど、止まらなくて」
 恥ずかしそうに言って、反省しているのかいないのか、ゆるゆると腰を動かしてくる。
「加賀さん、気持ちいい」
「ちょ、ストップ、動くな」
「駄目、無理です、だって」
 切なそうな顔で俺の腰を掴むと、気持ちいい、と言いながら、激しく揺すって、絶叫し、果てた。
 俺の腹の上に倒れ込んだ倉知の背中が、大きく波打っている。汗ばんだ背中を無言で撫でて、呼吸を整える。
「……すいません」
 申し訳なさそうに謝る倉知が、俺の中から出て起き上がった頃には、携帯は鳴り止んでいた。
「うー、あー、携帯どこいった?」
 寝転がったまま、枕元をまさぐる俺の手に、倉知が携帯を握らせてきた。
「あの」
「ん?」
 寝ながら携帯を操作する俺の隣で膝を抱え、言いにくそうに口を開く。
「もっと、したいです」
 携帯が手から滑り落ちて顔面に落ちてきた。
「ぶわっ、いって」
「大丈夫ですか?」
 なかなかここまで欲望をさらけ出せる奴も少ないだろう。求められて悪い気はしないし、素直なのはいいことだが、限度がある。
「挿れなくてもいいです。キスしたり、触ったり、舐めたり、させてください」
 餌を前にして待てをされた大型犬が、耳を垂らしてクンクン鼻を鳴らしながら、必死でお手をする映像が浮かんだ。もはや、「よし」というしかない。
 緩みそうになる頬を引き締めて咳払いをする。
「いいけど、先電話させて」
 携帯を拾って、画面を見ると「通話中」の文字とともに通話時間が表示されていた。10、11、と刻々と進んでいく数字に、血の気が引く。落とした弾みで通話ボタンが押されていたらしい。
「やべえ、……今の聞こえた?」
 耳を当てて恐る恐る反応をうかがった。倉知が「え?」と驚いた顔をする。
『兄ちゃん』
 政宗の声がすぐに聞こえた。
『なんか楽しそうだね』
「あー、……聞かなかったことにしてください」
 近年まれに見る恥ずかしい事故だ。聞かれていたことを悟った倉知が、俺の隣でうつぶせに突っ伏した。
「つーかなんだよ、日曜の朝早くに」
 逆ギレする俺に、政宗は冷静に言い返す。
『もう十時だけど』
「え、マジか」
『朝からイチャイチャしてたらそりゃ時間の感覚なくなるよな』
「用件を言え、用件を」
『昨日、ありがと。病院、来てくれたんだね』
 照れくさそうな声で政宗が言った。
『母ちゃん、めちゃくちゃ喜んでたよ』
「あー、そっか。それはよかった」
『うん、それで』
 政宗が口ごもる。何か言いにくいことがあるらしい。携帯を胸に置いて、ため息をつく。再び耳にあてて、倉知の髪に指を絡めながらきつめに言った。
「言っとくけど、別にこれから積極的に関わっていこうとか、思ってないからな」
『……うん、それはわかってる』
「じゃあなんだよ」
『今週の木曜日、小春の中学の卒業式あるんだけど』
 小春。そうだ、厄介な妹のことを忘れていた。
『母ちゃんも入院しちゃったから、その』
 次に言う科白は簡単に想像できる。倉知の髪を指にくるくると巻き付けながら、携帯を切りたい欲求をなんとか堪えた。
『保護者として出席してやってくれない?』
「やだ」
『そんな、子どもみたいなこと言わないでさ』
 高校生のくせに大人びた口調で諭すように言った。チッと舌打ちが出てしまった。
「仕事がある」
『俺も学校がある。ていうか大人に混じって高校生がいたら変だろ?』
「別に、いいんじゃない?」
『卒業式に誰も来ないなんて、小春が可哀想だよ。お願い、一生のお願い!』
 政宗の一生のお願いは今までも何度かあった。
「お前は俺のキャパシティが無限大だと思ってるみたいだな」
『えー、うん、だって、兄ちゃんだもん』
「意味わかんねえ」
『じゃあ、もう卒業式はこの際いいよ。一回会ってやって。今からでも時間作れない?』
「なんで今なんだよ」
『昨日、兄ちゃんが見舞いに来たって知って、小春の奴、ずるいずるいってずっと言ってるんだよね』
 ずるいの意味がわからないが、小春の口癖だ。
『母ちゃんにも八つ当たりするし、……こんなこと言ったら怖がるかもしれないけど』
 もうすでにいろいろ怖いのだが、政宗は平然と続けた。
『俺のスマホ勝手に見ようとしたり、あとつけ回したり、探偵雇おうとしたり、居場所突き止めようとしてエスカレートしてんだよね。ああ、あとさ、前会ったときに二人で撮った写真、引き伸ばしてポスターみたいにして部屋貼ってて、寝る前にキスしてる』
「怖い。何それ」
『うん』
 だからさ、と疲れたように一息置く。
『夢見る少女じゃいられないってこと、教えてやってよ』
 隣に寝転がる倉知が、俺を見上げていた。電話の内容が聞こえているのかは、その表情からは判断がつかない。
「あのな」
 濁りのない、倉知の澄んだ目を見て口を開く。
「俺、休みはずっと、倉知君といたいんだよ」
 倉知の上腕二頭筋を揉みながら恥ずかしげもなく本音を吐いた。政宗と倉知が同時に「うっ」とうめいた。
「人に会ってる時間がもったいない」
『うわー、恥っずー』
 政宗が棒読みでぼやく。倉知も耳を赤くしてシーツに顔をうずめて隠している。
「一分一秒でも長く一緒にいたい」
「……加賀さん」
 突っ伏したまま頭を抱えるようにした倉知が身もだえている。
『わかった』
 政宗が急に、きっぱりと言い切った。
『兄ちゃんが倉知にベタ惚れだってのは、わかった。でも、ほっといていいの? 俺じゃ小春を正しい道に戻せない』
 小春は今年の四月から、高校一年になる。もうそろそろ現実と妄想の区別がつく頃だ。放っておいても我に返る頃合いだと思う。
『兄ちゃん、小春を助けてよ』
 深刻な声でそう言った政宗を、大げさだと笑い飛ばしたかった。
 助けてよ。
 電話を切ってからも、政宗の声が耳に残っていた。
「俺も、加賀さんと少しでも長く一緒にいたいです」
 全裸の倉知がベッドの上で正座して、俺を見ていた。
「でも、やらなきゃいけないことがあるなら、待てます。だって、これから先ずっと一緒じゃないですか。来年の今頃は、一緒に暮らしてるんですよ」
「電話、聞こえてた?」
「ところどころですけど。妹さんのことですよね」
「気が重いんだよ。いまいち扱い方がわからないっていうか」
 倉知はニコッと笑って「大丈夫ですよ」と言った。
「加賀さんなら、できます」
 拳を握りしめて頼もしく言い切られると、そうかも、という気になってきた。
「わかった」
 倉知の膝頭を撫でて、にじり寄る。
「今度、会う」
「今度? 今からじゃなくて?」
「今は無理。お前と離れたくない。今日は離れないって決めた」
 瞬時にしてゆでだこになる倉知の首に抱きついた。
 加賀さんなら、できます。
 自信満々な倉知の言葉に背中を押された。
 卒業式に保護者として主席する、と政宗に連絡したときは、感極まった声で何度も礼を言われた。
 そして木曜日。
 小春の中学校に着くと、すでに卒業式は終わっていて、学校の入り口は生徒と保護者であふれていた。
 出席する決心をしたが、結局休みは取れなかった。仕事の隙を見て出てきたのはいいが、式には間に合わなかった。
 俺が来ると思っていただろう。一応、行くと約束した。今頃ブチ切れているかもしれない。
 小春は携帯を持ってはいるが、俺は番号を知らない。とりあえず、政宗に連絡してとっとと帰ろう、と思った。
 仕事を抜け出してここまで来た、という誠意だけは評価してほしい。「学校来たけど終わってた。ごめん、仕事戻るし小春に謝っておいて」とメールを送ると、すぐに返事が来た。
『校門で待ってて!』
 その一言にため息が出た。小春を寄越すつもりだ。
 大人しく学校の外で待つ俺の前を、男子生徒が三人、肩を組んで通り過ぎていく。その後ろを母親らしき三人がほほえましそうに笑ってついていく。
 自分の中学の卒業式には、母は来なかった。来られても困る。その頃には離婚していたからだ。父は仕事が忙しくて来なかったが、それを悲しいとか寂しいとか思わなかったし、自分を可哀想だと卑下はしなかった。
 政宗は小春を可哀想、と言ったが、きっと本人は気にしていない。
「お兄ちゃん!」
 甲高い声が上がった。小春だ。制服のスカートをひるがえして駆け寄ってくる。二年ほど会わなかったうちに、背も伸びた。前に会ったときは、小学生と見紛うほど幼かった。成長した、と思うと少し安心できる。
「久しぶり」
 言い終わると同時に突進してそのまま抱きついてきた。ぐえっと声を上げる俺に構わずに力一杯しがみついてくる。
「会いたかったよう」
 泣き声で言って頬をすり寄せてくる。それから何かに気づいたようにガバッと離れて、後ずさり、俺から距離を取った。視線を上から下に移動させて、じろじろ見てくる。
「何?」
「スーツだ」
 小春の顔が、花が咲いたように輝いた。
「カッコイイ」
「仕事抜けてきてるから、あんまり長居できない」
 俺が言うと、小春は申し訳なさそうな顔をした。
「来てくれてありがとう」
 そんなふうに言われるとは思わなかった。仕事くらい休んでよ、と責められるかと思った。
「間に合わなくてごめん」
「いいよ、だって、会えたんだもん。なんだっていいよ」
 再び飛びついてきて無理やり腕を組まれた。
「でも、お詫びにステーキ奢ってよ。お腹空いた、早くいこ」
 子どもなのか大人なのか、よくわからない。卒業証書の入った筒をぶんぶんと振り回して上機嫌だ。
 小春は俺に会うと必ずステーキをたかる。この近くに老舗の高級ステーキ店があり、小学生の頃からことあるごとに俺をそこに連れていく。小春はしたたかだと思う。
「小春」
「なあに?」
「お前、まだ俺と結婚したいと思ってる?」
 小春が足を止める。立ち止まり、ニュアンスを変えてもう一度聞き直した。
「結婚できると思ってる?」
 小春は俺を見上げて、黙って二度、ゆっくりと瞬きをした。それからほんのり笑顔になって耳に髪をかけながら、「難しいよね」と鼻から息を吐き出した。
「兄弟ってことになってるもんね。本当は違うのに」
 少しは大人になってくれた、と淡い期待を抱いたのに。発言に成長は見られない。俺の顔を下から覗き込んで「大丈夫」と口の両端を持ち上げて笑う。
「兄弟じゃないって説明したら、結婚できるよ、きっと」
 頭痛がした。
「百歩譲って血が繋がってないとして」
 こめかみを押しながら言った。
「俺の気持ちは無視?」
 小春は、意味がわからない、という顔で首をかしげる。
「結婚ってのは、お互いに好き同士がするもんだろ」
「だってお兄ちゃんも私のこと好きだよね」
 何がどうなったらそうなるのか。もういい加減に疲れた。
「好きじゃない」
 投げやりにそう答えていた。小春が驚いたように目を見開いて、俺の腕から手を離した。
「好きなんて、言ったことあったか?」
 妹として可愛い、とか、妹として好きだとか、そんな言葉すらかけたことはない。とにかく勘違いされるような発言は、一度もしていない。だから、どうして小春がここまで俺に執着するのかがわからない。
「俺にはちゃんと、好きな奴がいる」
「……え?」
「もう一生離れたくないくらい、大事な奴がいる。愛してるんだ」
 小春がわなわなと震え出した。
「一緒に暮らす約束もしてる」
「キスしたの?」
 恨みがましい目で、俺を見上げて訊いた。俺たちの後ろを歩いていた卒業生とその保護者らしき通行人が、追い抜いてから振り返り、顔を寄せ合ってひそひそしている。
「その人と、キスしたの?」
 なんだよそれ、と頭を掻く。そういう質問が出るところが幼さの証明になっている。
「するよ、そりゃあ」
「じゃあ、エッチなこともするの?」
「小春」
「答えてよ!」
 今にも泣きそうだ。周囲を見回した。人が多い。何事だ、とじろじろと見てくる。信号待ちの車の運転手も、こっちを見ている。
「してるよ、普通に」
 小春の手から卒業証書がこぼれ落ちる。
「……して、る? って言った?」
 なんだかよくわからないが、ものすごく険しい顔で、頬を引きつらせながら後ずさる。
「まだ結婚してないのに、もうエッチなこと、したの?」
「え? 何言ってんの?」
「お兄ちゃん、せっ」
「せっ?」
「せっ……、くす、したことあるの?」
「え、俺もう二十七だよ? 童貞だと思ってたの?」
 それより落ちたよ、と卒業証書を指差したが、見向きもしない。
 拾おうと身を屈めると、ガバッと飛び退いて、自分の体を両手で抱きしめるようにして、何か呟いた。
「何?」
「変態っ!」
「は?」
「お兄ちゃんの、どスケベッ! 変態! エッチ! 最低!」
 何、どうしたの、と制服の生徒とその保護者がざわつき始める。
「小春、落ち着け」
「いやっ、触らないでよ! 汚らしい!」
 顔面を蒼白にして本気で嫌がっている。
「お兄ちゃんまで、そんなふしだらな人だと思わなかった」
「え、ええー……?」
「信じられない……、もう、お兄ちゃんとは結婚できない!」
「いや、うん、それはそうなんだけど」
 涙を浮かべて歯を食いしばり、スカートを握りしめてうつむいた小春が、「好きだったのに」と小さな声で、囁くように言った。
「大好きだったのに」
「小春」
「お兄ちゃんなんて、嫌い! 馬鹿! 見損なったんだから!」
 わめいて、踵を返し、そのまま走り去っていった。取り残された俺は、周囲の好奇の目にさらされた。
 何今の、援交? イケメンなのに変態、とクスクス笑われて居たたまれなくなった。小春が落とした卒業証書を拾い上げて、腕時計で時間を確認する。
 仕事に戻ろう。
 頭を切り換えて歩き出す。
 体が軽い。鼻歌が出そうだ。人に嫌われたのに、嬉しくて堪らない。
 どう思われようと、構わない。小春の、少女じみた俺への幻想は、もう掻き消えて、存在しない。
 ポケットで携帯が震えた。画面を見ると、政宗からの着信だった。
「お前、授業中じゃないの?」
『今終わった。昼休み。小春に会えた?』
「うん、会えた」
 卒業証書の入ったケースで肩を叩きながら「ふふふ」と含み笑いをする。
『え、何、なんかあった?』
「今日、来てよかったよ」
『えっ、なんで? どうしたんだよ』
「小春によると、俺は変態でどスケベらしい」
『はあ? なんかしたの? もしかして倉知とのこと言った?』
「相手が男だとは言わなかったけど、婚前交渉反対派で助かった」
 政宗が、理解したふうに「ああ」と納得した声を出す。
『俺も敦子さんの妊娠わかったとき、すごいなじられた。順番が違うでしょ、って説教されたよ。ていうかさ、なんでそういう話になったの? あいつ極度の下ネタ嫌いなのに』
「まあ、今度また話すよ。仕事戻るから切るわ」
 電話を切ると、大きくため息をついた。
 今日小春は、中学を卒業した。そして、俺からも卒業できた。
 空を見上げる。青い空に白い雲。太陽が、眩しい。
 卒業、おめでとう。
 太陽に手をかざし、祝福の言葉を囁いた。

〈おわり〉
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