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親友の彼氏
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〈丸井編〉
俺はよく学校をさぼる。
朝普通に登校しても、午後から急にやる気がなくなって、遊びに行くことがよくある。同じような悪い仲間もいて、馬鹿をやるのが楽しかった。
あるとき、その悪い仲間たちとファミレスでだべっていると、見たことのある男が隣のテーブルに座った。
見間違いようがない、倉知のイケメン彼氏だ。確か、加賀さん、という名前。
スーツ姿は初めてで、一瞬人違いかと思ったが、こんなイケメンはそういない。
連れの男もスーツだったが、社会人というより就活中の学生に見えた。
「主任、僕、今日パフェの気分です」
大声で子どもじみた発言をする男を、呆れた顔で見て、「食べれば」と短く答えた。
「やったー、どれにしようかな。チョコかなー」
「なんで先にデザート決めてんの?」
二人の会話を盗み聞きしながら、こっちに気づかないかな、と淡い期待を抱いた。俺のことを覚えているかも怪しいが、なんとなく、気づけ、気づけ、と視線を送り続けた。
「丸井、何見てんの?」
仲間の一人が不思議そうに訊いた。
「隣? 誰? 知り合い?」
もう一人の奴が、俺の頭の上から隣を見る。
「女見てんのかと思ったら男じゃん」
「なんかすげえイケメンじゃね?」
その声に、加賀さんの連れがこっちを見る。お前じゃねえよ、と舌打ちをする。
「イケメンだから見てたの? 丸井そっち系?」
「違うよ。あの人、俺のダチの彼氏」
え、と二人が顔を見合わせる。
「ダチって学校の? 誰?」
やばい、と思って口を閉ざす。
「ねえ主任、隣の人、主任のお知り合いですか?」
連れがでかい声で訊いた。こっちの二人もやかましいが、向こうの連れもいい大人なのに声のボリュームがおかしい。
「え? 誰?」
加賀さんがこっちを見る。目が合った。すぐにはわからなかったようで、じっと俺を見つめる。
「ああ、丸井君?」
気づいてくれた。何故だか妙に嬉しくて、立ち上がって「はい!」と頭を下げてから、隣の席にのこのこと飛んでいった。
「あれ? なんでこんな時間に制服でこんなところにいるのかな? さぼり?」
「えっ、う、は、はい」
「悪い子だな」
ドキッとした。悪い子、と言いながら、ひたいをツンとやられたい。
と思ってから、なんだそれはと自分でツッコミを入れる。
「補導されないようにね」
「は、はい!」
「あと、倉知君は絶対に巻き込まないでね」
それが一番重要だ、というように、語調が厳しくなった。
「大丈夫です。あいつ誘ってもさぼらないんで」
俺が慌てて言うと、急に優しい顔になって「そうだよね」と笑った。
うわあ、イケメンすぎる。神々しくて目が潰れそうだ。
一生懸命瞬きを繰り返す俺を、加賀さんは下から見上げて、言った。
「倉知君みたいにクソ真面目になれとは言わないけど、学校さぼるのはよくないな。さぼり癖つくよ」
あ、これは説教されているのだろうか。
もっと言われたい、とムラッときた。
「あんまりだらけてると、社会に出たとき人からゆとりって呼ばれて馬鹿にされるからね」
「あー、ちょっと主任、それ僕のことですかぁ?」
連れの男が口を尖らせて言った。
「僕、学校さぼってファミレスとか、したことないですよ、そんな不良なこと」
「そうだな、ずる休みして家でゲームだもんな」
「そうですよ」
誇らしげに胸を張る。ああ、馬鹿なんだ。さぼっていたら、こうなるんだ、と寒気がした。
「あの、もうしません」
「ん、おう、そうか。よし、いい子だな」
いい子、と言われてキュンとなった。なんだこれ。
加賀さんは俺から目を離して、連れに「決まった?」と訊いた。
「はい、押しますね」
呼び出しボタンを押すと、ピンポーンと音がして、店員が「今お伺いします!」と奥で叫んだ。
「あのー、お願いがあります」
「何?」
自分の席に戻らず、立ち続ける俺を、不思議そうに見上げる。
「いい子いい子って、頭撫でて貰えませんか?」
「はあ?」
若干引き気味に眉間に皺を寄せた。
「それでがんばれると思うんで」
「なんかよくわかんねえけど、いいよ。しゃがんで」
俺は犬のように尻尾を振ってしゃがんだ。
「はい、いい子いい子。がんばれよー」
棒読みでそう言って、俺の頭をがしがし撫でた。
雑な撫で方で、まったく心がこもっていない励ましの言葉だったが、俺の心は躍った。
「ありがとうございます!」
「変な奴だな」
「またうち食べにきてください、サービスします」
「うん、五月ちゃんと六花ちゃんが目当てだろ?」
あの二人がいたら嬉しいことは嬉しい。でも今頭の中になかった。
「いえ、倉知と二人でも、お一人でも、歓迎します」
「また近いうち行くよ。ありがとね」
「ああ、……社交辞令ですね?」
「はは、ホントに行くって。疑り深いね」
加賀さんが苦笑する。
店員が現れたところで、「あざっした、失礼しました!」と頭を下げて、席に戻った。
頭を撫でて貰えたことが嬉しくて、ひひっと笑い声が出た。
「丸井」
二人がこっちを見ていた。
「お前何やってんの?」
声を潜めて訊かれた。
「何って、何が?」
「頭撫でてくださいって、おかしくね?」
「おかしいか?」
「おかしいよ、なあ」
二人が顔を見合わせてうなずき合う。
ストローでコーラを飲み干して、ちら、と隣を見る。
「あの人、エッロいよね?」
小声で二人に確認する。二人は同じ顔で裏返った声を上げた。
「……はあ?」
「あれ? 思わない?」
倉知はこの人を、抱いている。それを知っているからか、俺の目がおかしいのか、仕草の一つひとつがエロく見える。
コップに口をつけても、頬杖をついても、髪を掻き上げても、全部エロい。
「とりあえず、俺はもう少し真面目に生きてみようと思う」
いよいよおかしくなった、という目で二人が俺を見る。
別にこいつらになんと思われようと構わない。
とにかくあの人に、笑われないような人間に、少しでも近づこうと思った。
〈おわり〉
俺はよく学校をさぼる。
朝普通に登校しても、午後から急にやる気がなくなって、遊びに行くことがよくある。同じような悪い仲間もいて、馬鹿をやるのが楽しかった。
あるとき、その悪い仲間たちとファミレスでだべっていると、見たことのある男が隣のテーブルに座った。
見間違いようがない、倉知のイケメン彼氏だ。確か、加賀さん、という名前。
スーツ姿は初めてで、一瞬人違いかと思ったが、こんなイケメンはそういない。
連れの男もスーツだったが、社会人というより就活中の学生に見えた。
「主任、僕、今日パフェの気分です」
大声で子どもじみた発言をする男を、呆れた顔で見て、「食べれば」と短く答えた。
「やったー、どれにしようかな。チョコかなー」
「なんで先にデザート決めてんの?」
二人の会話を盗み聞きしながら、こっちに気づかないかな、と淡い期待を抱いた。俺のことを覚えているかも怪しいが、なんとなく、気づけ、気づけ、と視線を送り続けた。
「丸井、何見てんの?」
仲間の一人が不思議そうに訊いた。
「隣? 誰? 知り合い?」
もう一人の奴が、俺の頭の上から隣を見る。
「女見てんのかと思ったら男じゃん」
「なんかすげえイケメンじゃね?」
その声に、加賀さんの連れがこっちを見る。お前じゃねえよ、と舌打ちをする。
「イケメンだから見てたの? 丸井そっち系?」
「違うよ。あの人、俺のダチの彼氏」
え、と二人が顔を見合わせる。
「ダチって学校の? 誰?」
やばい、と思って口を閉ざす。
「ねえ主任、隣の人、主任のお知り合いですか?」
連れがでかい声で訊いた。こっちの二人もやかましいが、向こうの連れもいい大人なのに声のボリュームがおかしい。
「え? 誰?」
加賀さんがこっちを見る。目が合った。すぐにはわからなかったようで、じっと俺を見つめる。
「ああ、丸井君?」
気づいてくれた。何故だか妙に嬉しくて、立ち上がって「はい!」と頭を下げてから、隣の席にのこのこと飛んでいった。
「あれ? なんでこんな時間に制服でこんなところにいるのかな? さぼり?」
「えっ、う、は、はい」
「悪い子だな」
ドキッとした。悪い子、と言いながら、ひたいをツンとやられたい。
と思ってから、なんだそれはと自分でツッコミを入れる。
「補導されないようにね」
「は、はい!」
「あと、倉知君は絶対に巻き込まないでね」
それが一番重要だ、というように、語調が厳しくなった。
「大丈夫です。あいつ誘ってもさぼらないんで」
俺が慌てて言うと、急に優しい顔になって「そうだよね」と笑った。
うわあ、イケメンすぎる。神々しくて目が潰れそうだ。
一生懸命瞬きを繰り返す俺を、加賀さんは下から見上げて、言った。
「倉知君みたいにクソ真面目になれとは言わないけど、学校さぼるのはよくないな。さぼり癖つくよ」
あ、これは説教されているのだろうか。
もっと言われたい、とムラッときた。
「あんまりだらけてると、社会に出たとき人からゆとりって呼ばれて馬鹿にされるからね」
「あー、ちょっと主任、それ僕のことですかぁ?」
連れの男が口を尖らせて言った。
「僕、学校さぼってファミレスとか、したことないですよ、そんな不良なこと」
「そうだな、ずる休みして家でゲームだもんな」
「そうですよ」
誇らしげに胸を張る。ああ、馬鹿なんだ。さぼっていたら、こうなるんだ、と寒気がした。
「あの、もうしません」
「ん、おう、そうか。よし、いい子だな」
いい子、と言われてキュンとなった。なんだこれ。
加賀さんは俺から目を離して、連れに「決まった?」と訊いた。
「はい、押しますね」
呼び出しボタンを押すと、ピンポーンと音がして、店員が「今お伺いします!」と奥で叫んだ。
「あのー、お願いがあります」
「何?」
自分の席に戻らず、立ち続ける俺を、不思議そうに見上げる。
「いい子いい子って、頭撫でて貰えませんか?」
「はあ?」
若干引き気味に眉間に皺を寄せた。
「それでがんばれると思うんで」
「なんかよくわかんねえけど、いいよ。しゃがんで」
俺は犬のように尻尾を振ってしゃがんだ。
「はい、いい子いい子。がんばれよー」
棒読みでそう言って、俺の頭をがしがし撫でた。
雑な撫で方で、まったく心がこもっていない励ましの言葉だったが、俺の心は躍った。
「ありがとうございます!」
「変な奴だな」
「またうち食べにきてください、サービスします」
「うん、五月ちゃんと六花ちゃんが目当てだろ?」
あの二人がいたら嬉しいことは嬉しい。でも今頭の中になかった。
「いえ、倉知と二人でも、お一人でも、歓迎します」
「また近いうち行くよ。ありがとね」
「ああ、……社交辞令ですね?」
「はは、ホントに行くって。疑り深いね」
加賀さんが苦笑する。
店員が現れたところで、「あざっした、失礼しました!」と頭を下げて、席に戻った。
頭を撫でて貰えたことが嬉しくて、ひひっと笑い声が出た。
「丸井」
二人がこっちを見ていた。
「お前何やってんの?」
声を潜めて訊かれた。
「何って、何が?」
「頭撫でてくださいって、おかしくね?」
「おかしいか?」
「おかしいよ、なあ」
二人が顔を見合わせてうなずき合う。
ストローでコーラを飲み干して、ちら、と隣を見る。
「あの人、エッロいよね?」
小声で二人に確認する。二人は同じ顔で裏返った声を上げた。
「……はあ?」
「あれ? 思わない?」
倉知はこの人を、抱いている。それを知っているからか、俺の目がおかしいのか、仕草の一つひとつがエロく見える。
コップに口をつけても、頬杖をついても、髪を掻き上げても、全部エロい。
「とりあえず、俺はもう少し真面目に生きてみようと思う」
いよいよおかしくなった、という目で二人が俺を見る。
別にこいつらになんと思われようと構わない。
とにかくあの人に、笑われないような人間に、少しでも近づこうと思った。
〈おわり〉
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