上 下
30 / 128
第一章 イギリスお嬢様とメイド

30話「少年の勝利を祝ってくれるのは、まさかのクラスの女子達!!―前編―」

しおりを挟む
 検査を終えたあと望六は体を労わる為に、その日は特に何もせずに寮の自室でゆっくりと過ごそうと決めていた。そして彼が自室のベッドの上でスマホを触りながらゴロゴロしていると、一樹と月奈が一緒に部屋に戻ってきて唐突にもこう言ってきたのだ。

「明日は望六の勝利祝いを食堂でするぞ!!」
「うむ、だから明日は空けておくように。……しかし普段から私の胸ばかりを見ているお前があそこまで強いとは思わなかったぞ」

 望六はその言葉を聞くとスマホをベッドの端に置いて起き上がると、姿勢を正してから二人へと視線を向けた。

 一樹は決闘を終えたばかりだと言うのに、もういつも通りの動きと爽やかな笑顔を望六に見せてくる。本当に彼の体力と回復力は人間離れしているように見えて仕方がない。
 さっきまで望六と一緒に傷だらけの体で息も絶え絶えになっていたと言うのに。

 さらに月奈はちょっとモジモジした雰囲気で彼を褒めてきた。
 きっと明日は雪でも降るのだろう。
 彼女には悪いが望六は心の片隅で少しそう思ってしまったのだ。

「なるほどな……。別にそれは構わないが、だったら他に招待したい人が居るんだが良いか?」
「ほう、お前には私達以外の親友が居たのだな。無論連れてきても良いぞ。何せこの祝いの会を企画したのはクラスの女子達だからな」

 望六は月奈の放った祝いの会の企画者に表情筋が固まったのを感じた。
 一体それは何がどうしてそうなったのか、なぜ自分を嫌っている筈の女子達が祝いの会を企画したのかと言う不信感。

 ……そんなのは誰に聞かずとも分かる。十中八九何か意味深な部分があるに違いない。
 きっと祝いと称して何かしてくる気ではないだろうかと。

 寧ろそれなら容易に望六は想像できた。恐らくだが祝いの会に、のこのこと出席したら女子達から「うわっ本当に来たこの男」とか「うける。本気で祝って貰えると思ったんだ」とか言われて心が粉々に砕け散るという展開が。

「あ、あの……。やっぱりその祝いの会はやめ「心配しなくても大丈夫だぞ! クラスの女子達が企画したのは本当だが、皆は何か望六に伝えたいらしいんだ!」そ、そう……」

 どうやら一樹は彼の表情を見て悟ったらしくそんな言葉を言ってきた。
 だがしかし女子達が何か伝えたいと言うのは、それ即ち望六が今考えていた事だと同じ事ではないだろうか。

「おい望六。今更辞めるとか巫山戯た事は言うなよ。男が一度言った言葉は最後まで責任を持て。そしてもし明日ドタキャンしたら覚悟しておけよ? 一応迎えには来るがな」
「大丈夫だぜ月奈! 俺が逃げられないように見張っとくからな!」

 望六の表情は月奈にも見破られていたようで、二人して彼の逃げ道を確実に塞いできている。
 これは逃げようにも逃げられないだろう。

「わ、分かったよ……。ちゃんと出るよ……はぁ」

 彼の口から深い溜息が出て行くと、思えばこの学園に入学してから望六は一度も落ち着く時間が無い気がしてしょうがない。彼としては本当にこれ以上の問題事は増やしたくないのだ。

 そして一樹と月奈がそれだけ伝えると、その日は夜は特段何か起こる事はなかった。
 強いて言うなら夕食を食べに食堂に行こうとすると、クラスの女子達が今までにない視線を多数望六に向けていた事ぐらいだろう。

 だがその視線は別に嫌悪感とかを孕んでいる訳ではなく、どこか興味を抱いてるような不思議な視線だったのだ。

 あと食堂に着くと何故かシルヴィアとメリッサがタイミングを見計らったかのように現れて、一緒に夕食を食べた事ぐらいだ。
 
 しかし流石はお嬢様とメイドだ。食べる物が全然庶民ぽっくなかった。
 二人は肉厚なA5ランクステーキをレアで食べていたからだ。
 おかげで望六達は周りからは変に注目を浴びていたが、きっと浮いている訳ではないだろう。

 あと恋人同士にしか許されない禁断の行為『あーん』をシルヴィアが何の躊躇もなく一樹にやっていて、月奈から阿修羅のような怒りのオーラが滲み出ていて凄く怖かったのを望六は覚えている。

 そしてこれが一番驚いたのだが一樹は何を思ったのか、望六の勝利を祝した会にシルヴィアとメリッサを招待したのだ。
 しかも二人は一樹から事情を聞くと二つ返事で承諾していたのがまた謎であった。

 本当に大丈夫なのだろうか、特にメリッサは。
 一応、形式上は彼の勝利を祝う会になっているはずだ。
 
 望六はそんな微妙な気持ちのまま夕食を過ごすと、やがて各自の自室へと戻る事になった。
 あと自室へと戻っている最中に一樹が唐突にも言っていた事だが、望六のデバイスに雷属性の魔法を勝手に入れたのは彼らしい。

 なんでも朝寝ぼけている時にUSBを間違えて望六のデバイスに挿していたとの事だ。
 一体どう寝ぼけていたら間違えられるのやら。
 流石は能天気キャラの一樹の所業といったところだろう。

「さてさて、飯風呂も済ませたし後は寝るだけだな」
「そうだな。……てかお前は時間が経つにつれてどんどん体調が回復しているようだな。どういう原理? 本当に人間か?」

 望六と一樹が自室へと戻ってから色々としていると消灯時間が迫ってきて、今はベッドに寝転がりながら他愛のない会話をしている。消灯時間まではあと数分と言った所だ。
 
「人間に決まってるだろ。何を言ってるんだ望六は」
「……すまない。疲れのせいで適当に話していたかも知れん……」
「あー。まぁ今日は何気にハードな一日だったから仕方ないな。明日は祝いがあるし、もう寝ようぜ?」

 一樹はそう言いながら触っていたスマホを横に置くと寝る体勢へと入った。
 やはり人間とは疲れていると返事や行動が適当になってくるようだ。
 つまり望六の体力の限界が来たということ。

「ああ、そうだな。言う通り寝る事にするわ。おやすみ」
「良い夢を~。おやすみ~」

 一樹の軽い返事を聞きつつ望六は目を閉じると意識を夢の世界へと向けた。
 思い返せば今日一日で脳内に変な数字と英語の羅列が大量に入り込んできて、気分はまるで改造人間のようだったと彼は思った。

 しかし疲労が今までにないぐらい溜まっていたこともあり、望六が眠りに落ちるのにはそう時間は掛からなかった。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「おい起きろ望六! 朝だぞ!」
「……もう朝かよ。さっきまで夢の中で激辛麻婆豆腐を食っていたんだけどな」

 一樹の大きな声で起こされると望六は体を起こしてスマホで時刻を確認した。
 どうやら今の時間は朝の七時のようだ。
 祝いの会は昼食時にやるらしいので、しばらくは暇だろう。

「なんだそれ? いやでも、何か急に麻婆豆腐が食べたくなってきな……。ってそうじゃなくて! 望六が早く起こしてくれって昨日頼んだんじゃないのかよ?」
「……あっ。そうだった」

 実は昨日の夜の内に一樹に早く起こしてくれと望六は頼んでいたのだ。
 その理由は至って簡単。祝いの会に先輩を呼びたいからだ。

 何故なら先輩は魔法特訓に毎日付き合ってくれて、そのおかげで勝てたと言っても過言ではないからだ。それに試合に勝ったら先輩から名前を教えて貰う約束もまだ生きているのだ。

 しかし当日に誘うというのは些か悪い気もするが、生憎望六は先輩の電話番号を知らないからどうしようもないのだ。ゆえにその辺は許して欲しい所だったりする。

「取り敢えず起こしてくれてサンキューな。俺は今から第二グラウンドに行ってくるわ」
「えっ何でだ? もう特訓しなくても良いんじゃないのか?」
「まあ、色々とあってな」

 望六は休日だというのに制服に着替えると急ぎ足で寮から飛び出して、いつもの特訓に使っていたグラウンドへと向かった。
 彼の考えが正しければきっと先輩はグラウンドに居ると思ったのだ。





「おっと、先輩やっぱり居ましたね!」

 望六がグラウンドへと着くと端の方で魔法の練習をしている先輩を見つけて声を掛けた。 
 やはり彼の勘は正しかったようで先輩はいつもここで魔法の練習をしているようだ。

「おや望六君じゃないですか。どうしました? もう試合は終わってここに来る理由はないと思いますが?」

 先輩はガントレット型の魔術デバイスを外すと顔を望六に向けてきた。
 見れば額には汗が少し滲んでいる事から、結構前から練習していたことが想像できる。

「何を言ってるんですか先輩! 俺は先輩のおかげで試合に勝てたんですよ! だからちゃんとお礼を言いたいんです。本当にありがとうございましたっ!」

 彼はまず常識的に考えて特訓のお礼を言う事にした。
 いきなり祝いの会に誘うというのは順序的におかしくなりそうだからだ。
 そのまま望六はお礼を言いながら深々とお辞儀をすると先輩は困ったような声で、

「お、お礼なんて大丈夫ですよ! 特訓だって私から言い出した事ですからっ! それにあの戦いを見て私は驚きましたよ。まさか望六君が無属性の他に雷属性が使えるだなんて」

 先輩はお礼を言われるのが恥ずかしいのか手を小さく左右に振りながら照れている仕草をすると、直ぐに話を逸らすように話題を切り替えてきた。

「あ、あれはその……自分でも何で使えたのか、よく分からないんですよね~。ははっ」

 しかし彼は七瀬から口止めをされていることから、その事に関しては何も言えない。
 せっかく色々としてもらったのに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

「……あっそうだ先輩! 昼頃に食堂で俺の勝利をクラスメイト達が祝ってくれるんですけど、良ければ来てくれませんか?」
「おお、それは良いですね。もちろん参加させて頂きます。私の弟子をここぞとばかりに自慢できるわけですからね!」

 先輩は望六の誘いに微笑みながら答えてくれると少しだけ不安が積もった。
 今更だがその祝いの会が本当に祝いの会なら良いのだけれどと。
 彼の脳内で昨日考えていた最悪の妄想が高速で過ぎっていくのだ。

「さて、じゃぁ私は今からシャワーを浴びて色々と準備をしないといけませんね。では昼頃に食堂に向かうので皆さんによろしく伝えておいて下さい」
「分かりました! ではまた後で」

 先輩はタオルで額の汗を拭ってバッグにデバイスやタオルを片付けると、そのまま二学年の寮へと戻っていった。そして先輩の姿が見えなくなってから望六は思い出した。

「そう言えば、先輩の名を聞くの忘れてた……」

 だけど先輩は祝いの会に来てくれると言っていたので、その時にまた聞けるだろう。
 そう思いながら彼も自分の寮へと戻ると時刻はあっという間に昼頃となり、望六は一樹と月奈に両脇を固められて食堂へと連行されていた。

 さながらそれはロズウェル事件のエイリアンが黒服二人に連行されるような場面である。
 望六としても別に逃げる気はないのだが、如何せん不安を払拭できないでいるも事実だ。

「ああ、心なしか胃が痛くなってきた気が……」

 腹部を摩りながら歩いていると彼は食堂へと到着して視線をとある一角に向けると、そこには大勢の女子達が居て――――
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

可愛すぎるクラスメイトがやたら俺の部屋を訪れる件 ~事故から助けたボクっ娘が存在感空気な俺に熱い視線を送ってきている~

蒼田
青春
 人よりも十倍以上存在感が薄い高校一年生、宇治原簾 (うじはられん)は、ある日買い物へ行く。  目的のプリンを買った夜の帰り道、簾はクラスメイトの人気者、重原愛莉 (えはらあいり)を見つける。  しかしいつも教室でみる活発な表情はなくどんよりとしていた。只事ではないと目線で追っていると彼女が信号に差し掛かり、トラックに引かれそうな所を簾が助ける。  事故から助けることで始まる活発少女との関係。  愛莉が簾の家にあがり看病したり、勉強したり、時には二人でデートに行ったりと。  愛莉は簾の事が好きで、廉も愛莉のことを気にし始める。  故障で陸上が出来なくなった愛莉は目標新たにし、簾はそんな彼女を補佐し自分の目標を見つけるお話。 *本作はフィクションです。実在する人物・団体・組織名等とは関係ございません。

ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~

三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】 人間を洗脳し、意のままに操るスキル。 非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。 「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」 禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。 商人を操って富を得たり、 領主を操って権力を手にしたり、 貴族の女を操って、次々子を産ませたり。 リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』 王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。 邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!

 女を肉便器にするのに飽きた男、若返って生意気な女達を落とす悦びを求める【R18】

m t
ファンタジー
どんなに良い女でも肉便器にするとオナホと変わらない。 その真実に気付いた俺は若返って、生意気な女達を食い散らす事にする

女神の手違いで殺された俺は、異世界にて機械装甲を纏い美少女達と共に冒険ス!

R666
ファンタジー
日々己を鍛える為に、親友とも機械装甲を纏っての訓練を日課にしていた少年。 そんな彼はある日突然、親友との訓練中に視界と聴覚を奪われ気を失ってしまう。 そして次に少年が目を覚ますとそこには……目を奪われるほどの美しい女神が居た! 女神は少年に異世界を救って欲しいと頼み。少年は笑顔でそれに頷いた。 かくして少年は異世界で”ギャンブル好きの女神”と”紅茶狂いの聖騎士”と”人の苦痛に歪む顔が好物の賢者”と共に魔王を討伐できるのか!? 更に後半ではアイツが性別と世界を越えて現る……かも知れないです。 そんな愉快なメンバーが織り成す、異世界ファンタジーコメディ小説です。

俺がカノジョに寝取られた理由

下城米雪
ライト文芸
その夜、知らない男の上に半裸で跨る幼馴染の姿を見た俺は…… ※完結。予約投稿済。最終話は6月27日公開

彼女をイケメンに取られた俺が異世界帰り

あおアンドあお
ファンタジー
俺...光野朔夜(こうのさくや)には、大好きな彼女がいた。 しかし親の都合で遠くへと転校してしまった。 だが今は遠くの人と通信が出来る手段は多々ある。 その通信手段を使い、彼女と毎日連絡を取り合っていた。 ―――そんな恋愛関係が続くこと、数ヶ月。 いつものように朝食を食べていると、母が母友から聞いたという話を 俺に教えてきた。 ―――それは俺の彼女...海川恵美(うみかわめぐみ)の浮気情報だった。 「――――は!?」 俺は思わず、嘘だろうという声が口から洩れてしまう。 あいつが浮気してをいたなんて信じたくなかった。 だが残念ながら、母友の集まりで流れる情報はガセがない事で 有名だった。 恵美の浮気にショックを受けた俺は、未練が残らないようにと、 あいつとの連絡手段の全て絶ち切った。 恵美の浮気を聞かされ、一体どれだけの月日が流れただろうか? 時が経てば、少しずつあいつの事を忘れていくものだと思っていた。 ―――だが、現実は厳しかった。 幾ら時が過ぎろうとも、未だに恵美の裏切りを忘れる事なんて 出来ずにいた。 ......そんな日々が幾ばくか過ぎ去った、とある日。 ―――――俺はトラックに跳ねられてしまった。 今度こそ良い人生を願いつつ、薄れゆく意識と共にまぶたを閉じていく。 ......が、その瞬間、 突如と聞こえてくる大きな声にて、俺の消え入った意識は無理やり 引き戻されてしまう。 俺は目を開け、声の聞こえた方向を見ると、そこには美しい女性が 立っていた。 その女性にここはどこだと訊ねてみると、ニコッとした微笑みで こう告げてくる。 ―――ここは天国に近い場所、天界です。 そしてその女性は俺の顔を見て、続け様にこう言った。 ―――ようこそ、天界に勇者様。 ...と。 どうやら俺は、この女性...女神メリアーナの管轄する異世界に蔓延る 魔族の王、魔王を打ち倒す勇者として選ばれたらしい。 んなもん、無理無理と最初は断った。 だが、俺はふと考える。 「勇者となって使命に没頭すれば、恵美の事を忘れられるのでは!?」 そう思った俺は、女神様の嘆願を快く受諾する。 こうして俺は魔王の討伐の為、異世界へと旅立って行く。 ―――それから、五年と数ヶ月後が流れた。 幾度の艱難辛苦を乗り越えた俺は、女神様の願いであった魔王の討伐に 見事成功し、女神様からの恩恵...『勇者』の力を保持したまま元の世界へと 帰還するのだった。 ※小説家になろう様とツギクル様でも掲載中です。

彼女の浮気相手からNTRビデオレターが送られてきたから全力で反撃しますが、今さら許してくれと言われてももう遅い

うぱー
恋愛
彼女の浮気相手からハメ撮りを送られてきたことにより、浮気されていた事実を知る。 浮気相手はサークルの女性にモテまくりの先輩だった。 裏切られていた悲しみと憎しみを糧に社会的制裁を徹底的に加えて復讐することを誓う。 ■一行あらすじ 浮気相手と彼女を地獄に落とすために頑張る話です(●´艸`)ィヒヒ

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

処理中です...