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第5章 ルネッサンス攻防編
第644話 サントスは嘘をついたのです。
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「それがどうした? 魔道具工房に短杖が置いてあっただけだろう?」
王都に戻ったディクスンに問い返す男の姿があった。
王立騎士団長のシュルツだ。
ディクスンを裏で操っているのはシュルツであった。
「不思議はないと思うが」
不審気なシュルツの言葉にディクスンは首を振った。
「あの短杖は商品ではありません。明らかに使い込まれた道具でした」
ディクスンは経験豊富な商人の目で見て、そう判断した。
「おかしいだろう。工房主サントスは非魔力保持者だと聞く。奴に短杖は使えないはずだ」
実際にサントスは短杖を「魔術発動具」の試作品だと言った。魔力を持たないサントスに、それを扱うことはできない。
「サントスは嘘をついたのです。商品だとしたら、あれだけが机の上に置いてあるのはおかしい」
試作品であろうと他の商品はすべて棚に並べられていた。使えもしない短杖を机の上に飾る理由などない。
「あの短杖は非魔力保持者にも使える『魔術具』でしょう」
ディクスンは自信を持ってそう言った。
メシヤ流に魔術具を作る技術があることは知られていた。アカデミー在学中のステファノが、その実例をいくつか発表している。
ディクスンの注意を引いた魔法具は複製機だった。術式を記録した鉄粉をセットするだけで、魔道具を量産できる極秘の魔法具である。
本来人目につかぬよう管理すべきものだが、うっかりサントスが仕舞い忘れていたのだった。
「あの工房に出入りしているウニベルシタス職員は、マランツ師とステファノだけです」
マランツは既に魔力を失っている。ならば、工房に並ぶ魔道具を作っているのはステファノだということになる。
「ウニベルシタスにはヨシズミという魔法師がいると聞いている。昔は『千変万化』という二つ名持ちだったとか。そいつが魔術具を作っているという可能性はないのか?」
戦場の生き残りとなればそれだけでも魔法師としての実力がうかがえる。戦功の1つもない若造であるステファノより、実力が上ではないかと思われた。
「どうやらそれはありません。生徒たちに裏を取りましたが、魔道具作りではステファノの方がはるかに腕がいいそうです」
「そうか。ステファノは『メシヤ流』とやらの末弟と称していたが、実力を隠していたようだな」
頷くシュルツに大きな驚きはない。王国魔術競技会での準優勝など、ステファノが端倪すべからざる実力を有していることは既に確信していたからだ。
シュルツの精神には「まつろわぬもの」のジェーンが憑依していた。
王立騎士団長の立場を利用してシュルツは幅広い情報を集めていた。つまりそれはジェーンの情報でもある。
「相手を選ばぬ魔法教授法、そして魔道具の数々。そのどちらの中心にもステファノがいた。奴のことをもっと知らねばならない。サントスが持つ魔術具の正体を探れ」
「かしこまりました」
頭を下げて去っていくディクスンを見送りながら、シュルツは問題の魔術具について正体を想像していた。
(隠すからには知られたくない秘密があるということ。ううむ。直接調べてみるしかないかもしれん)
シュルツは冷めてしまった紅茶を口に運んだ。
マルチェル、ドイル、ドリーの3人が訪れたときも、シュルツの精神にはジェーンが憑依していた。ネロの精神が汚染されていることに気づいた彼らだが、シュルツが乗っ取られていることには気づかなかった。
ネロの場合は精神攻撃により意志の自由を奪われていた。マルチェルたちはネロの精神に取りついた外部意識を「異物」として認識することができた。
シュルツの場合は違う。ジェーンの意識がシュルツの精神を完全に支配し、存在自体を乗っ取っていた。
それほどジェーンはシュルツと一体化していた。
若い頃のシュルツを知るマルチェルでさえ、ジェーンによる憑依を見破ることができなかったのはそのためだ。違和感を感じたとしても、年齢を重ねたことによる変化だと思い込まされた。
ジェーンはシュルツを完全に演じ切っていた。
(わたしに上級魔術師の手駒があれば……)
アリスがハンニバルを操っていることはわかっている。「雷神」ガルか、「白熱」サレルモを支配できればウニベルシタスを制圧することも容易いはずだが、ジェーンにはその力がなかった。
いざとなったら自ら調査に乗り出さねばならず、戦闘の可能性さえあった。
(アリスに正体を知られるわけにはいかない。自分で動くとしても、正体は隠したままでいなければ)
アリスは自分の「失敗」を待ち構えているに違いない。アリスとしては焦る必要がないのだ。
放っておけばウニベルシタスが「メシヤ流」の普及という方法で、魔法を世間に広げてくれる。その時は目の前まで迫っていた。
焦らねばならないのはジェーンの方だった。
(何とかしてウニベルシタスを止める!)
その決意は強まるばかりだった。
そのためにはステファノを何とかしなければならない。彼に憑依して自分のものとするか。それとも真名を聞き出して抹殺するか。
(憑りつきたいのはやまやまだが……、ステファノにはアリスの目が向けられているだろう)
当然アリスもステファノを警戒している。むしろジェーンが手を出すことを待ち構えているはずだ。
監視下にあるステファノに憑依しようとすれば、たちどころにアリスに発見されることだろう。
(やはり抹殺の一手しかないか……。惜しいことだな)
一切の感情を動かすことなく、ジェーンは損得バランスの計算を片づけた。測られたのはジェーンにとっての損得だけであり、命の重さは考慮されていなかった。
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第645話 やはり狙うなら女か?」
(真名が鍵になる。真名さえ手に入れれば……)
ジェーンはかつて聖スノーデンを排除したことがある。付き人として全幅の信頼を獲得し、遂にスノーデンから真名を聞き出したのだ。
(ステファノの真名を聞き出せれば、すべてを終わらせられるのだが)
アリスの監視が予想される中、それだけステファノに近寄り、心を開くほど交流を深めることなどできるわけがなかった。
……
◆お楽しみに。
王都に戻ったディクスンに問い返す男の姿があった。
王立騎士団長のシュルツだ。
ディクスンを裏で操っているのはシュルツであった。
「不思議はないと思うが」
不審気なシュルツの言葉にディクスンは首を振った。
「あの短杖は商品ではありません。明らかに使い込まれた道具でした」
ディクスンは経験豊富な商人の目で見て、そう判断した。
「おかしいだろう。工房主サントスは非魔力保持者だと聞く。奴に短杖は使えないはずだ」
実際にサントスは短杖を「魔術発動具」の試作品だと言った。魔力を持たないサントスに、それを扱うことはできない。
「サントスは嘘をついたのです。商品だとしたら、あれだけが机の上に置いてあるのはおかしい」
試作品であろうと他の商品はすべて棚に並べられていた。使えもしない短杖を机の上に飾る理由などない。
「あの短杖は非魔力保持者にも使える『魔術具』でしょう」
ディクスンは自信を持ってそう言った。
メシヤ流に魔術具を作る技術があることは知られていた。アカデミー在学中のステファノが、その実例をいくつか発表している。
ディクスンの注意を引いた魔法具は複製機だった。術式を記録した鉄粉をセットするだけで、魔道具を量産できる極秘の魔法具である。
本来人目につかぬよう管理すべきものだが、うっかりサントスが仕舞い忘れていたのだった。
「あの工房に出入りしているウニベルシタス職員は、マランツ師とステファノだけです」
マランツは既に魔力を失っている。ならば、工房に並ぶ魔道具を作っているのはステファノだということになる。
「ウニベルシタスにはヨシズミという魔法師がいると聞いている。昔は『千変万化』という二つ名持ちだったとか。そいつが魔術具を作っているという可能性はないのか?」
戦場の生き残りとなればそれだけでも魔法師としての実力がうかがえる。戦功の1つもない若造であるステファノより、実力が上ではないかと思われた。
「どうやらそれはありません。生徒たちに裏を取りましたが、魔道具作りではステファノの方がはるかに腕がいいそうです」
「そうか。ステファノは『メシヤ流』とやらの末弟と称していたが、実力を隠していたようだな」
頷くシュルツに大きな驚きはない。王国魔術競技会での準優勝など、ステファノが端倪すべからざる実力を有していることは既に確信していたからだ。
シュルツの精神には「まつろわぬもの」のジェーンが憑依していた。
王立騎士団長の立場を利用してシュルツは幅広い情報を集めていた。つまりそれはジェーンの情報でもある。
「相手を選ばぬ魔法教授法、そして魔道具の数々。そのどちらの中心にもステファノがいた。奴のことをもっと知らねばならない。サントスが持つ魔術具の正体を探れ」
「かしこまりました」
頭を下げて去っていくディクスンを見送りながら、シュルツは問題の魔術具について正体を想像していた。
(隠すからには知られたくない秘密があるということ。ううむ。直接調べてみるしかないかもしれん)
シュルツは冷めてしまった紅茶を口に運んだ。
マルチェル、ドイル、ドリーの3人が訪れたときも、シュルツの精神にはジェーンが憑依していた。ネロの精神が汚染されていることに気づいた彼らだが、シュルツが乗っ取られていることには気づかなかった。
ネロの場合は精神攻撃により意志の自由を奪われていた。マルチェルたちはネロの精神に取りついた外部意識を「異物」として認識することができた。
シュルツの場合は違う。ジェーンの意識がシュルツの精神を完全に支配し、存在自体を乗っ取っていた。
それほどジェーンはシュルツと一体化していた。
若い頃のシュルツを知るマルチェルでさえ、ジェーンによる憑依を見破ることができなかったのはそのためだ。違和感を感じたとしても、年齢を重ねたことによる変化だと思い込まされた。
ジェーンはシュルツを完全に演じ切っていた。
(わたしに上級魔術師の手駒があれば……)
アリスがハンニバルを操っていることはわかっている。「雷神」ガルか、「白熱」サレルモを支配できればウニベルシタスを制圧することも容易いはずだが、ジェーンにはその力がなかった。
いざとなったら自ら調査に乗り出さねばならず、戦闘の可能性さえあった。
(アリスに正体を知られるわけにはいかない。自分で動くとしても、正体は隠したままでいなければ)
アリスは自分の「失敗」を待ち構えているに違いない。アリスとしては焦る必要がないのだ。
放っておけばウニベルシタスが「メシヤ流」の普及という方法で、魔法を世間に広げてくれる。その時は目の前まで迫っていた。
焦らねばならないのはジェーンの方だった。
(何とかしてウニベルシタスを止める!)
その決意は強まるばかりだった。
そのためにはステファノを何とかしなければならない。彼に憑依して自分のものとするか。それとも真名を聞き出して抹殺するか。
(憑りつきたいのはやまやまだが……、ステファノにはアリスの目が向けられているだろう)
当然アリスもステファノを警戒している。むしろジェーンが手を出すことを待ち構えているはずだ。
監視下にあるステファノに憑依しようとすれば、たちどころにアリスに発見されることだろう。
(やはり抹殺の一手しかないか……。惜しいことだな)
一切の感情を動かすことなく、ジェーンは損得バランスの計算を片づけた。測られたのはジェーンにとっての損得だけであり、命の重さは考慮されていなかった。
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第645話 やはり狙うなら女か?」
(真名が鍵になる。真名さえ手に入れれば……)
ジェーンはかつて聖スノーデンを排除したことがある。付き人として全幅の信頼を獲得し、遂にスノーデンから真名を聞き出したのだ。
(ステファノの真名を聞き出せれば、すべてを終わらせられるのだが)
アリスの監視が予想される中、それだけステファノに近寄り、心を開くほど交流を深めることなどできるわけがなかった。
……
◆お楽しみに。
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