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第5章 ルネッサンス攻防編
第592話 空を撃て、漆黒!
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「始め!」
審判ガル老師の号令がかかった。
(行け、雷丸!)
ステファノの肩から雷丸が一筋の光となって飛び出した。
相手方の開始線からは黒鉄ヒョウが黒い颶風となって走り出す。
その時、試合場からステファノの姿が消えた。
(土遁、高跳びの術!)
どんっ!
ステファノが飛び立った足元には敷き詰められた平石に太いひび割れが放射状に残されていた。
(上か!)
開始線から飛び下がりながら、ウラルは上空を見上げた。
「馬鹿な! 何だ、あの高さは?」
ステファノが浮遊する位置があまりにも高い。うつぶせの姿勢のステファノは、地上50メートルの上空にいた。
滑空術では静止が難しいが、ここまで上空に来れば常時上昇気流が存在する。ステファノはイドの翼で気流を捉え、ほぼ一箇所に留まっていた。
短杖を上空に向けて構えかけたウラルだったが、これだけ離れては攻撃が届かない。
「くそっ! これでは勝負にならん」
ウラルが焦れて石畳を蹴りつけた時、ステファノの姿がはるか上空の雲に溶け込むように薄くなった。
(水遁、雲雀隠れの術)
雲雀は春の鳥だ。上空高く舞い上がり、明るい日の中で美しくさえずる。はっきりと声は空から下りて来るのに地上からその姿を見失うことがある。雲の模様に紛れたか、春の霞が隠したか。
ステファノが使ったのは「霧隠れ」に近い術理だった。体を覆うイドの翼に空洞を作り、その中に霧を発生させたのだ。
「ぬ! どこに消えた? いかん!」
ステファノは姿を隠し、自分の姿は丸見えになっている。これでは格好の的にされてしまう。
危機を悟ったウラルはその場から走り出した。
「守れ! 氷洞!」
短杖を向けた前方の地面から氷の壁が左右に立ち上がり、2メートルの高さでアーチ状の天井を作った。
走り続けるウラルは氷のトンネルをうねうねと創り出していく。
あっという間に半径20メートルの円周状にトンネルを創り出し、ウラルはその中に籠った。
これで、ステファノからもウラルの位置は視認できなくなった。
(雪豹の術――)
ウラルは気配を殺し、イドを薄くした。あるかなしかの存在感は氷のトンネルに紛れた。
ステファノの探知魔法でも上空からウラルの位置を知るのは難しい。
(互いに攻撃はできないが、俺には「漆黒」がいる)
従魔同士も戦っていたはずだが、黒鉄ヒョウの漆黒はとっくに相手のネズミをかみ殺したろう。
(漆黒の土魔法なら上空まで届く! ふふふ、魔獣の眼をいつまでごまかせるかな?)
魔獣の感覚器官は人間と異なる。魔石と共に生きる彼らは魔力の存在に敏感だ。
ウラルには捉えられないステファノの気配だが、漆黒ならば見つけ出せるはずだった。
「空を撃て、漆黒!」
トンネル全体を震わせて、ウラルの命令が響き渡った。
このまま身を守れば勝てる。ウラルがそう確信した時――。
「ピィイ―ッ!」
雲雀ではない、雷丸の鳴き声が響き渡った。
「よくやった、雷丸! これからトンネルをつぶす! 身を守らないと大怪我をするぞ!」
上からステファノの声が降ってきた。後半のせりふはウラルに向けられたものだった。
「土遁、鬼ひしぎ!」
ガシュッ、どんっ!
身を潜めたウラルに地響きが伝わってきた。ステファノが土魔法を使い、トンネルの一部を押しつぶしたのだ。
その範囲は2メートル。
60回繰り返せば、直径20メートルのトンネルが消えてなくなる。
ガシュッ、どんっ!
1秒に1回、ステファノの土魔法がトンネルに落とされる。
(くそっ! 漆黒はどうした? あのネズミに倒されたというのか?)
ウラルの心に迷いが生じたが、強い意志の力がそれを封じ込めた。
(迷うな! 最悪を受け入れ、それを乗り越えよ! 勝負はこれからだ)
ウラルは漆黒は死んだものとして頭から払いのけた。自分1人の力でこの苦境を打破するのだ。
ガシュッ、どんっ!
(まずは氷洞の強化を)
ピシッ、ガツッ!
ウラルが氷の厚みを増やして強化すると、ステファノの土魔法を受けてもトンネルがつぶれなくなった。
(これならいける!)
ウラルがそう思った時――。
ガゴッ、どごんっ!
それまでよりも鈍い音を立てて、強化したはずのトンネルが陥没した。ステファノも土魔法の威力を増やしたのだ。
(あいつは化け物か? ――それなら討って出るまで)
ウラルは隠形をやめ、自らまとうイドをできるだけ厚くした。
(これだけの威力でつぶしにかかっているからには、相手は近くにいるはず。不意を突ければ倒せる)
できるだけ体を低くして自ら起こそうとしている爆風に備える。土と火の複合魔術。
「食らえっ! 爆裂火山弾!」
――しん。
耳を流れる血の音まで聞こえそうな静寂がウラルを包んでいた。
「魔術が……俺の魔力が消えた」
ウラルは2つ間違いを犯していた。
第一に氷洞をより強い引力でつぶしにかかったステファノは、近い距離に降りてきていると考えた。
強い威力の魔術は近距離でしか発動できない。その「常識」はステファノに通用しなかった。
ステファノは相変わらず50メートルの上空から「鬼ひしぎの術」をかけていた。ただその因果を大きくしただけだ。
そして、土と火の複合魔術「爆裂火山弾」がステファノを脅かすという予測。
ウラルが魔力を練り始めたことを上空で感知したステファノは、大量の陰気を氷のトンネルに投下した。
ダム湖の底で線香花火に火がつくだろうか?
ウラルは体内の魔核ごと、魔力をごっそりと押し流された。
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第593話 その前に――。こいつを倒す。」
(襲え! 漆黒!)
主の命令を受けて「漆黒」は走った。自らの使命は敵を殺さずに倒すこと。小さき人とゴミのような生き物。
彼らを軽く傷つければ良いのだ。
本気でかんではいけない。あんなに小さき敵たちでは、我が牙の間で容易く砕けてしまう。
どんっ!
小さき人が地面を蹴って跳び上がった。ぐんぐんと空を目掛けて上がっていく。
……
◆お楽しみに。
審判ガル老師の号令がかかった。
(行け、雷丸!)
ステファノの肩から雷丸が一筋の光となって飛び出した。
相手方の開始線からは黒鉄ヒョウが黒い颶風となって走り出す。
その時、試合場からステファノの姿が消えた。
(土遁、高跳びの術!)
どんっ!
ステファノが飛び立った足元には敷き詰められた平石に太いひび割れが放射状に残されていた。
(上か!)
開始線から飛び下がりながら、ウラルは上空を見上げた。
「馬鹿な! 何だ、あの高さは?」
ステファノが浮遊する位置があまりにも高い。うつぶせの姿勢のステファノは、地上50メートルの上空にいた。
滑空術では静止が難しいが、ここまで上空に来れば常時上昇気流が存在する。ステファノはイドの翼で気流を捉え、ほぼ一箇所に留まっていた。
短杖を上空に向けて構えかけたウラルだったが、これだけ離れては攻撃が届かない。
「くそっ! これでは勝負にならん」
ウラルが焦れて石畳を蹴りつけた時、ステファノの姿がはるか上空の雲に溶け込むように薄くなった。
(水遁、雲雀隠れの術)
雲雀は春の鳥だ。上空高く舞い上がり、明るい日の中で美しくさえずる。はっきりと声は空から下りて来るのに地上からその姿を見失うことがある。雲の模様に紛れたか、春の霞が隠したか。
ステファノが使ったのは「霧隠れ」に近い術理だった。体を覆うイドの翼に空洞を作り、その中に霧を発生させたのだ。
「ぬ! どこに消えた? いかん!」
ステファノは姿を隠し、自分の姿は丸見えになっている。これでは格好の的にされてしまう。
危機を悟ったウラルはその場から走り出した。
「守れ! 氷洞!」
短杖を向けた前方の地面から氷の壁が左右に立ち上がり、2メートルの高さでアーチ状の天井を作った。
走り続けるウラルは氷のトンネルをうねうねと創り出していく。
あっという間に半径20メートルの円周状にトンネルを創り出し、ウラルはその中に籠った。
これで、ステファノからもウラルの位置は視認できなくなった。
(雪豹の術――)
ウラルは気配を殺し、イドを薄くした。あるかなしかの存在感は氷のトンネルに紛れた。
ステファノの探知魔法でも上空からウラルの位置を知るのは難しい。
(互いに攻撃はできないが、俺には「漆黒」がいる)
従魔同士も戦っていたはずだが、黒鉄ヒョウの漆黒はとっくに相手のネズミをかみ殺したろう。
(漆黒の土魔法なら上空まで届く! ふふふ、魔獣の眼をいつまでごまかせるかな?)
魔獣の感覚器官は人間と異なる。魔石と共に生きる彼らは魔力の存在に敏感だ。
ウラルには捉えられないステファノの気配だが、漆黒ならば見つけ出せるはずだった。
「空を撃て、漆黒!」
トンネル全体を震わせて、ウラルの命令が響き渡った。
このまま身を守れば勝てる。ウラルがそう確信した時――。
「ピィイ―ッ!」
雲雀ではない、雷丸の鳴き声が響き渡った。
「よくやった、雷丸! これからトンネルをつぶす! 身を守らないと大怪我をするぞ!」
上からステファノの声が降ってきた。後半のせりふはウラルに向けられたものだった。
「土遁、鬼ひしぎ!」
ガシュッ、どんっ!
身を潜めたウラルに地響きが伝わってきた。ステファノが土魔法を使い、トンネルの一部を押しつぶしたのだ。
その範囲は2メートル。
60回繰り返せば、直径20メートルのトンネルが消えてなくなる。
ガシュッ、どんっ!
1秒に1回、ステファノの土魔法がトンネルに落とされる。
(くそっ! 漆黒はどうした? あのネズミに倒されたというのか?)
ウラルの心に迷いが生じたが、強い意志の力がそれを封じ込めた。
(迷うな! 最悪を受け入れ、それを乗り越えよ! 勝負はこれからだ)
ウラルは漆黒は死んだものとして頭から払いのけた。自分1人の力でこの苦境を打破するのだ。
ガシュッ、どんっ!
(まずは氷洞の強化を)
ピシッ、ガツッ!
ウラルが氷の厚みを増やして強化すると、ステファノの土魔法を受けてもトンネルがつぶれなくなった。
(これならいける!)
ウラルがそう思った時――。
ガゴッ、どごんっ!
それまでよりも鈍い音を立てて、強化したはずのトンネルが陥没した。ステファノも土魔法の威力を増やしたのだ。
(あいつは化け物か? ――それなら討って出るまで)
ウラルは隠形をやめ、自らまとうイドをできるだけ厚くした。
(これだけの威力でつぶしにかかっているからには、相手は近くにいるはず。不意を突ければ倒せる)
できるだけ体を低くして自ら起こそうとしている爆風に備える。土と火の複合魔術。
「食らえっ! 爆裂火山弾!」
――しん。
耳を流れる血の音まで聞こえそうな静寂がウラルを包んでいた。
「魔術が……俺の魔力が消えた」
ウラルは2つ間違いを犯していた。
第一に氷洞をより強い引力でつぶしにかかったステファノは、近い距離に降りてきていると考えた。
強い威力の魔術は近距離でしか発動できない。その「常識」はステファノに通用しなかった。
ステファノは相変わらず50メートルの上空から「鬼ひしぎの術」をかけていた。ただその因果を大きくしただけだ。
そして、土と火の複合魔術「爆裂火山弾」がステファノを脅かすという予測。
ウラルが魔力を練り始めたことを上空で感知したステファノは、大量の陰気を氷のトンネルに投下した。
ダム湖の底で線香花火に火がつくだろうか?
ウラルは体内の魔核ごと、魔力をごっそりと押し流された。
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第593話 その前に――。こいつを倒す。」
(襲え! 漆黒!)
主の命令を受けて「漆黒」は走った。自らの使命は敵を殺さずに倒すこと。小さき人とゴミのような生き物。
彼らを軽く傷つければ良いのだ。
本気でかんではいけない。あんなに小さき敵たちでは、我が牙の間で容易く砕けてしまう。
どんっ!
小さき人が地面を蹴って跳び上がった。ぐんぐんと空を目掛けて上がっていく。
……
◆お楽しみに。
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Amebloにて研究成果報告中。小説情報のほか、「超時空電脳生活」「超時空日常生活」「超時空電影生活」などお題は様々。https://ameblo.jp/hyper-space-lab
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