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第5章 ルネッサンス攻防編
第566話 お前はまず二流を目指しなさい。
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ステファノは鴉たちに配るためにゴダール一座の似姿を手早く描いた。それを魔示板でサントスに送り、大量に複製させる。
マルチェルの指示を受けて、ステファノは各地の拠点にでき上がった手配書を持って飛んだ。
久しぶりに「ギルモアの獅子」を描いた遠眼鏡が、身分証代わりに役立った。
鴉の連絡係は手配書と似姿の束を受け取ると、あいさつもせずに姿を消した。
手配書を配り終わると、しばらくステファノにできることはない。ゴダール一座発見の知らせをウニベルシタスで待つことにした。
「いっそのこと手配書と一緒に魔耳話器も配れば良かったでしょうか?」
「あれば便利なものではあるが、まだその時期ではあるまい。大量に配ればどこかで秘密が漏れる。それにまだ、広域通信網の敷設が追いついておるまい」
ネルソンの言う通りだった。中継器を敷設していない場所では、魔耳話器は短距離通話しかできない。
「こういう場面を考えると、広域通信網《WAN》の整備は早ければ早い方が良いでしょうね」
「うむ。緊急事態に備えるには魔耳話器がいつでも使えるようにしたいな」
「この機会に俺が飛び回って、中継器を設置して来ましょうか?」
焦るステファノの様子を見て、ネルソンが言った。
「お前1人ですべてを行えるわけではない。そう学んだのではなかったか?」
ずばりと言われて、ステファノは言葉に詰まった。
「『自分でできる』は三流、『人にやらせる』のが二流。『人を育てて』初めて一流になれる。お前はまず二流を目指しなさい」
ネルソンの言葉には実践の重みがあった。
ステファノは言い返すことができなかった。
「駅馬車の御者に金を払えば、街道沿いへの中継器設置はできる。まず王都と十大都市を結ぼう。1か月もあればできるはずだ」
いくらステファノが飛び回ったとしても、十大都市を網羅するには1か月では済まない。常時街道を往来している駅馬車の便を活用すれば、全国への中継器敷設が同時に進行する。
優秀な個人よりも平凡な組織の方が高い成果を上げられるものなのだ。
「お前の出番はゴダール一座を見つけてからだ。攻撃の段取りをマルチェルと相談しておきなさい」
ネルソンの指示は冷たいように聞こえるが、「やるべきこと」にステファノを専念させる内容であった。自分の役割をまっとうすれば余計なことを考えずに済む。
「そうですか。旦那さまに人を使えと言われましたか」
「すべてを自分でやるのは三流だと言われました」
「お前も人の上に立てばわかります。『個』がやるべきことと、『衆』を頼むべきこととの違いが」
ウニベルシタスには武術講師マルチェルとしての準備室がある。ステファノはそこでヤンコビッチ兄弟討伐の打ち合わせをしていた。
「はじめに方針を決めておきましょう。現場で迷うのは命取りですからね」
「俺にとっては初めての討伐なので、決めておかないと混乱しそうです」
事前に方針を決めておかないと、参加者の動きがバラバラになる。数々の修羅場をくぐってきたマルチェルの言葉には、経験者ならではの説得力があった。
「第一に、ヤンコビッチ兄弟はその場で討ち取ります。捕らえるという考えは捨てること」
「兄についてはわかりますが、弟も命を奪う必要がありますか?」
怪力を誇るミケーレだが、マルチェルやステファノの前では野良犬程度の脅威でしかない。殺さずに捕らえることは容易に思えた。
「ミケーレとトゥーリオは切り離せない。無理に切り離して捕えようなどとすれば、必ずこちらに隙が生まれる。現場では何が起きるかわからないのです」
兄弟がかばい合うことが容易に予想されるし、トゥーリオはミケーレを盾にするかもしれない。
その時にミケーレを生かそうとすれば、攻撃のパターンに制約が生まれる。
「わかりました」
兄に対するミケーレの献身を、ステファノはその目で見ている。マルチェルの正しさを認めざるを得なかった。
「第二に、兄弟以外のゴダール一座については抵抗するなら殺しますが、無抵抗であれば生け捕りにします」
ヤンコビッチ兄弟の共犯かどうか事前にわかれば対応が決められるのだが、それを見極めるには時間がかかる。共犯者だという前提で行動を起こす。
「最後に討伐の優先順位は、トゥーリオ、ミケーレ、他の3人という順番です」
これにはステファノも異論がなかった。トゥーリオさえ倒してしまえば、後はどうとでもなる。
「トゥーリオよりも先にミケーレを討つ機会があれば、容赦なく殺します」
ミケーレを放置すればトゥーリオが逃走する可能性がそれだけ増える。兄弟はセットで考えねばならない。
「ここまではいいですね、ステファノ? では、次は襲撃の手順です」
マルチェルはテーブルの上に手のひら大の小箱を置いた。
「この箱を奴らの馬車と見立てます。狙うのは街道を移動している時です」
馬車が街を出ると同時に、ステファノがマルチェルを背負って滑空術で先行する。鴉の別動隊5名は5分後騎馬で馬車の後を追う。
「別動隊は『後始末係』です。討伐はお前とわたしで行います」
ステファノは5キロ先の街道上にマルチェルを下ろし、自身は街道から1キロ離れた草叢に潜む。
「馬車がやって来たらわたしが止めます」
御者が自ら馬車を止めれば良し。止めなければマルチェルが御者台に飛び乗って、御者を気絶させる手はずだった。
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第567話 相手は人ではない――けだものです。」
「馬車を止めたら手綱を切って走れないようにします。中の人間が馬車から下りてきたらわたしが遠当てで倒します」
魔視脳を開放したマルチェルは、近距離ならばイドを飛ばせる。
「お前が狙うべきはトゥーリオだけです。それ以外の相手は私に任せなさい」
トゥーリオは「陽炎」でマルチェルの目を欺くことができる。存在を隠したステファノでなければ、彼を撃ち倒せない。
……
◆お楽しみに。
マルチェルの指示を受けて、ステファノは各地の拠点にでき上がった手配書を持って飛んだ。
久しぶりに「ギルモアの獅子」を描いた遠眼鏡が、身分証代わりに役立った。
鴉の連絡係は手配書と似姿の束を受け取ると、あいさつもせずに姿を消した。
手配書を配り終わると、しばらくステファノにできることはない。ゴダール一座発見の知らせをウニベルシタスで待つことにした。
「いっそのこと手配書と一緒に魔耳話器も配れば良かったでしょうか?」
「あれば便利なものではあるが、まだその時期ではあるまい。大量に配ればどこかで秘密が漏れる。それにまだ、広域通信網の敷設が追いついておるまい」
ネルソンの言う通りだった。中継器を敷設していない場所では、魔耳話器は短距離通話しかできない。
「こういう場面を考えると、広域通信網《WAN》の整備は早ければ早い方が良いでしょうね」
「うむ。緊急事態に備えるには魔耳話器がいつでも使えるようにしたいな」
「この機会に俺が飛び回って、中継器を設置して来ましょうか?」
焦るステファノの様子を見て、ネルソンが言った。
「お前1人ですべてを行えるわけではない。そう学んだのではなかったか?」
ずばりと言われて、ステファノは言葉に詰まった。
「『自分でできる』は三流、『人にやらせる』のが二流。『人を育てて』初めて一流になれる。お前はまず二流を目指しなさい」
ネルソンの言葉には実践の重みがあった。
ステファノは言い返すことができなかった。
「駅馬車の御者に金を払えば、街道沿いへの中継器設置はできる。まず王都と十大都市を結ぼう。1か月もあればできるはずだ」
いくらステファノが飛び回ったとしても、十大都市を網羅するには1か月では済まない。常時街道を往来している駅馬車の便を活用すれば、全国への中継器敷設が同時に進行する。
優秀な個人よりも平凡な組織の方が高い成果を上げられるものなのだ。
「お前の出番はゴダール一座を見つけてからだ。攻撃の段取りをマルチェルと相談しておきなさい」
ネルソンの指示は冷たいように聞こえるが、「やるべきこと」にステファノを専念させる内容であった。自分の役割をまっとうすれば余計なことを考えずに済む。
「そうですか。旦那さまに人を使えと言われましたか」
「すべてを自分でやるのは三流だと言われました」
「お前も人の上に立てばわかります。『個』がやるべきことと、『衆』を頼むべきこととの違いが」
ウニベルシタスには武術講師マルチェルとしての準備室がある。ステファノはそこでヤンコビッチ兄弟討伐の打ち合わせをしていた。
「はじめに方針を決めておきましょう。現場で迷うのは命取りですからね」
「俺にとっては初めての討伐なので、決めておかないと混乱しそうです」
事前に方針を決めておかないと、参加者の動きがバラバラになる。数々の修羅場をくぐってきたマルチェルの言葉には、経験者ならではの説得力があった。
「第一に、ヤンコビッチ兄弟はその場で討ち取ります。捕らえるという考えは捨てること」
「兄についてはわかりますが、弟も命を奪う必要がありますか?」
怪力を誇るミケーレだが、マルチェルやステファノの前では野良犬程度の脅威でしかない。殺さずに捕らえることは容易に思えた。
「ミケーレとトゥーリオは切り離せない。無理に切り離して捕えようなどとすれば、必ずこちらに隙が生まれる。現場では何が起きるかわからないのです」
兄弟がかばい合うことが容易に予想されるし、トゥーリオはミケーレを盾にするかもしれない。
その時にミケーレを生かそうとすれば、攻撃のパターンに制約が生まれる。
「わかりました」
兄に対するミケーレの献身を、ステファノはその目で見ている。マルチェルの正しさを認めざるを得なかった。
「第二に、兄弟以外のゴダール一座については抵抗するなら殺しますが、無抵抗であれば生け捕りにします」
ヤンコビッチ兄弟の共犯かどうか事前にわかれば対応が決められるのだが、それを見極めるには時間がかかる。共犯者だという前提で行動を起こす。
「最後に討伐の優先順位は、トゥーリオ、ミケーレ、他の3人という順番です」
これにはステファノも異論がなかった。トゥーリオさえ倒してしまえば、後はどうとでもなる。
「トゥーリオよりも先にミケーレを討つ機会があれば、容赦なく殺します」
ミケーレを放置すればトゥーリオが逃走する可能性がそれだけ増える。兄弟はセットで考えねばならない。
「ここまではいいですね、ステファノ? では、次は襲撃の手順です」
マルチェルはテーブルの上に手のひら大の小箱を置いた。
「この箱を奴らの馬車と見立てます。狙うのは街道を移動している時です」
馬車が街を出ると同時に、ステファノがマルチェルを背負って滑空術で先行する。鴉の別動隊5名は5分後騎馬で馬車の後を追う。
「別動隊は『後始末係』です。討伐はお前とわたしで行います」
ステファノは5キロ先の街道上にマルチェルを下ろし、自身は街道から1キロ離れた草叢に潜む。
「馬車がやって来たらわたしが止めます」
御者が自ら馬車を止めれば良し。止めなければマルチェルが御者台に飛び乗って、御者を気絶させる手はずだった。
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第567話 相手は人ではない――けだものです。」
「馬車を止めたら手綱を切って走れないようにします。中の人間が馬車から下りてきたらわたしが遠当てで倒します」
魔視脳を開放したマルチェルは、近距離ならばイドを飛ばせる。
「お前が狙うべきはトゥーリオだけです。それ以外の相手は私に任せなさい」
トゥーリオは「陽炎」でマルチェルの目を欺くことができる。存在を隠したステファノでなければ、彼を撃ち倒せない。
……
◆お楽しみに。
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