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第4章 魔術学園奮闘編
第470話 怪我の1つが頭部への重傷であった。
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「た、立つ瀬ですか、先生?」
「そうだ。ただでさえ不始末で出遅れておる。そこに学園創設以来の異才が現れるとは、不運にも程があろう」
そう言われればそうではあるが、不始末はジローが自分で仕出かした。ステファノの陰で目立たないのは、新入生全体の境遇でもある。
ジロー・コリントに不遇なことなどないのだ。
ヨハンセンは目の前の師を改めて見直した。そこにいたのはかつて「疾風」と恐れられた魔術師ではなく、孫の素行に心を痛める老人のような姿であった。
「先生、いささか過保護なのでは?」
「わしは――何もしてやれなかった」
ヨハンセンの諫言は届かず、マランツは自分の世界に入り込む。我が師はこんな人だっただろうかと、ヨハンセンは当惑していた。
「ジローはわしにとって最後の弟子だ」
マランツの独白はまだ続いていた。
「そして、ジローにとってわしは初めての師であった」
「それは……確かに。先生にとってジローが特別な存在であることはわかります」
しかし、ジローの学園生活はジローのものである。どう過ごすかは部外者であるマランツが口をさしはさむべきことではないだろう。
たとえ、特別な師であったとしてもだ。
久しぶりに師匠と会ったヨハンセンには、今のマランツは孫の歓心を買おうと気をもむ老爺に見えて仕方なかった。
(老いか? それとも酒で気力が損なわれたか?)
あるいはその両方なのであろう。ヨハンセンにとっては情けない話であった。
「コリント伯爵閣下に、わしは命を救われている。当代ではない。先代閣下だ」
「先生がご先代の側近であったことは、重々存じております」
ヨハンセン自体がコリント家の家来であったのだから。近習を強化する訓練の1つに、マランツを指導者とした魔術訓練があった。ヨハンセンはそこで魔術師としての才能を発掘されたのである。
「先代閣下は死にかけのわしを救ってくださった。閣下がいらっしゃらなければ、わしはあのまま戦場に骸を晒していただろう」
老人の述懐をヨハンセンは黙って聞いた。その話なら何度も聞いた。
曰く、先代閣下は意識不明のマランツを鞍の前に乗せ、敵中を突破して落ち延びた。
曰く、その逃避行で閣下は右足に矢を受け、死ぬまで足を引きずっていた。
曰く、帰還後マランツは3日間生死の境をさまよい、目覚めると今までにない魔力の深奥を会得していたこと。
「死の淵をのぞいた魔術師が限界を超える現象は、過去にも報告されておりますな。先生も瀕死の重傷が魔力覚醒のきっかけとなったのでしょう」
「怪我の1つが頭部への重傷であった」
意識を失い、死体同様なマランツの姿を見て、周囲の家臣は捨てていくことを進言した。しかし、コリント伯爵は見捨てなかった。
コリント家に近習を見捨てる風習などない。ただ一言そう言って、マランツを負け戦から救出したのだ。
「その先代閣下が死の床で言い残されたのだ。『ジローを頼む』と」
その一言を受け止めて、マランツは魔力の衰えた身でありながらジローに仕え、教導したのだ。不幸にもジローにギフトが発現しなかった際にも、魔力の萌芽を見出し、育てることに全精力を傾けた。
その甲斐あって、ジローは王立アカデミー魔術学科の首席となれる程の魔術の才を現したのだ。
ステファノという例外さえいなければ。
「同期にそのような化け物がいるとは、何たる不運! いかに努力しようと、甲斐がないではないか」
「それは……」
「世の中とはそういうものでしょう」という言葉が、ヨハンセンの口まで出かかった。上には上がいるものである。いちいちそれに腐っていたら生きてはいけないだろう。
「ジローはそれを悩んでおる。それなのに酒に溺れたわしは気づいてやれなかった! 何たることだ!」
「それで、先生はどうしようとお考えなのですか?」
問題はそこだ。そして、「この道場」に来た意味は何なのか?
はっきり言って、ヨハンセンには関わりないことなのだ。
「この場所を貸してほしい」
「この場所とは道場のことですか?」
「そうだ。この道場にジローを呼び、魔術の訓練をさせてほしい」
「先生が指導されるのですか?」
もちろんそのつもりだろうが、ヨハンセンとしては聞かずにはいられなかった。つい最近まで普通に歩くこともできなかったマランツに、魔術の教授などできるのか。
かと言って、自分に教授を求められても困る。いくら元の主筋だと言っても、コリント伯爵家は今の自分とは関係ない。ジローの扱いを、他の門弟と変えるわけにはいかないのだ。
「指導はもちろんわしがする。場所を貸してほしい。それと……すまぬが、わしの寝泊まりする部屋を」
「それくらいは容易いことですが……」
体を壊す以前、マランツは優れた魔術師であり、一流の魔術教授だった。何よりも、人の才能を見出し、それを伸ばすことに秀でていたのだ。
ヨハンセンもマランツの手によって才能を開花させた1人である。
「言ってみれば、今日この道場があるのも先生のお陰です。御恩の一部でもお返しできるのならば、道場をご自由にお使いください」
「すまんな。門弟の目もあろう。道場を使うのは夜だけで良い」
それはヨハンセンとしてもありがたかった。他の門弟と道場の使用時間が重ならないのであれば、日課の訓練にも支障はない。
「これを、アカデミーにいるジローに届けてほしい」
マランツは懐から1通の封書を取り出した。
「わしの心をそこに書いた。『強くなりたければ、毎夜ここへ来い』とな」
「先生……」
「わしの全てをジローに伝える。そのつもりでここに来た」
封書を差し出すマランツの手は、微動だにしていなかった。
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第471話 泣くのは構わんが、それより先に敵を憎め。」
「立て。戦場で敵が休ませてくれると思うか?」
冷たい声で老人は、ぼろきれのように床に倒れた少年を罵った。
「ぐっ。はあ、はあ……」
少年は床板に片手を突いたが、腕が震えるだけで一向に体が持ち上がらない。
汗で手のひらが滑り、どさりと転がってしまった。
「立て! 立たねば死ぬと思え!」
鋭い語気と共に、老人は爪先で少年の脇腹を蹴りつけた。肉の一番柔らかい部分に、親指が突き刺さる。
……
◆お楽しみに。
「そうだ。ただでさえ不始末で出遅れておる。そこに学園創設以来の異才が現れるとは、不運にも程があろう」
そう言われればそうではあるが、不始末はジローが自分で仕出かした。ステファノの陰で目立たないのは、新入生全体の境遇でもある。
ジロー・コリントに不遇なことなどないのだ。
ヨハンセンは目の前の師を改めて見直した。そこにいたのはかつて「疾風」と恐れられた魔術師ではなく、孫の素行に心を痛める老人のような姿であった。
「先生、いささか過保護なのでは?」
「わしは――何もしてやれなかった」
ヨハンセンの諫言は届かず、マランツは自分の世界に入り込む。我が師はこんな人だっただろうかと、ヨハンセンは当惑していた。
「ジローはわしにとって最後の弟子だ」
マランツの独白はまだ続いていた。
「そして、ジローにとってわしは初めての師であった」
「それは……確かに。先生にとってジローが特別な存在であることはわかります」
しかし、ジローの学園生活はジローのものである。どう過ごすかは部外者であるマランツが口をさしはさむべきことではないだろう。
たとえ、特別な師であったとしてもだ。
久しぶりに師匠と会ったヨハンセンには、今のマランツは孫の歓心を買おうと気をもむ老爺に見えて仕方なかった。
(老いか? それとも酒で気力が損なわれたか?)
あるいはその両方なのであろう。ヨハンセンにとっては情けない話であった。
「コリント伯爵閣下に、わしは命を救われている。当代ではない。先代閣下だ」
「先生がご先代の側近であったことは、重々存じております」
ヨハンセン自体がコリント家の家来であったのだから。近習を強化する訓練の1つに、マランツを指導者とした魔術訓練があった。ヨハンセンはそこで魔術師としての才能を発掘されたのである。
「先代閣下は死にかけのわしを救ってくださった。閣下がいらっしゃらなければ、わしはあのまま戦場に骸を晒していただろう」
老人の述懐をヨハンセンは黙って聞いた。その話なら何度も聞いた。
曰く、先代閣下は意識不明のマランツを鞍の前に乗せ、敵中を突破して落ち延びた。
曰く、その逃避行で閣下は右足に矢を受け、死ぬまで足を引きずっていた。
曰く、帰還後マランツは3日間生死の境をさまよい、目覚めると今までにない魔力の深奥を会得していたこと。
「死の淵をのぞいた魔術師が限界を超える現象は、過去にも報告されておりますな。先生も瀕死の重傷が魔力覚醒のきっかけとなったのでしょう」
「怪我の1つが頭部への重傷であった」
意識を失い、死体同様なマランツの姿を見て、周囲の家臣は捨てていくことを進言した。しかし、コリント伯爵は見捨てなかった。
コリント家に近習を見捨てる風習などない。ただ一言そう言って、マランツを負け戦から救出したのだ。
「その先代閣下が死の床で言い残されたのだ。『ジローを頼む』と」
その一言を受け止めて、マランツは魔力の衰えた身でありながらジローに仕え、教導したのだ。不幸にもジローにギフトが発現しなかった際にも、魔力の萌芽を見出し、育てることに全精力を傾けた。
その甲斐あって、ジローは王立アカデミー魔術学科の首席となれる程の魔術の才を現したのだ。
ステファノという例外さえいなければ。
「同期にそのような化け物がいるとは、何たる不運! いかに努力しようと、甲斐がないではないか」
「それは……」
「世の中とはそういうものでしょう」という言葉が、ヨハンセンの口まで出かかった。上には上がいるものである。いちいちそれに腐っていたら生きてはいけないだろう。
「ジローはそれを悩んでおる。それなのに酒に溺れたわしは気づいてやれなかった! 何たることだ!」
「それで、先生はどうしようとお考えなのですか?」
問題はそこだ。そして、「この道場」に来た意味は何なのか?
はっきり言って、ヨハンセンには関わりないことなのだ。
「この場所を貸してほしい」
「この場所とは道場のことですか?」
「そうだ。この道場にジローを呼び、魔術の訓練をさせてほしい」
「先生が指導されるのですか?」
もちろんそのつもりだろうが、ヨハンセンとしては聞かずにはいられなかった。つい最近まで普通に歩くこともできなかったマランツに、魔術の教授などできるのか。
かと言って、自分に教授を求められても困る。いくら元の主筋だと言っても、コリント伯爵家は今の自分とは関係ない。ジローの扱いを、他の門弟と変えるわけにはいかないのだ。
「指導はもちろんわしがする。場所を貸してほしい。それと……すまぬが、わしの寝泊まりする部屋を」
「それくらいは容易いことですが……」
体を壊す以前、マランツは優れた魔術師であり、一流の魔術教授だった。何よりも、人の才能を見出し、それを伸ばすことに秀でていたのだ。
ヨハンセンもマランツの手によって才能を開花させた1人である。
「言ってみれば、今日この道場があるのも先生のお陰です。御恩の一部でもお返しできるのならば、道場をご自由にお使いください」
「すまんな。門弟の目もあろう。道場を使うのは夜だけで良い」
それはヨハンセンとしてもありがたかった。他の門弟と道場の使用時間が重ならないのであれば、日課の訓練にも支障はない。
「これを、アカデミーにいるジローに届けてほしい」
マランツは懐から1通の封書を取り出した。
「わしの心をそこに書いた。『強くなりたければ、毎夜ここへ来い』とな」
「先生……」
「わしの全てをジローに伝える。そのつもりでここに来た」
封書を差し出すマランツの手は、微動だにしていなかった。
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第471話 泣くのは構わんが、それより先に敵を憎め。」
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冷たい声で老人は、ぼろきれのように床に倒れた少年を罵った。
「ぐっ。はあ、はあ……」
少年は床板に片手を突いたが、腕が震えるだけで一向に体が持ち上がらない。
汗で手のひらが滑り、どさりと転がってしまった。
「立て! 立たねば死ぬと思え!」
鋭い語気と共に、老人は爪先で少年の脇腹を蹴りつけた。肉の一番柔らかい部分に、親指が突き刺さる。
……
◆お楽しみに。
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