461 / 668
第4章 魔術学園奮闘編
第461話 標的に鎧を着せて守っても良いのか。
しおりを挟む
後日、マリアンヌ学科長に「魔術試技の部」ルールを聞きに行くと、ステファノは1枚の紙切れを渡された。
そこには魔術試技に関するルールが詳細に記載されていた。
それを読むと、ステファノが知りたかった魔獣の使役は「お構いなし」ということであった。
ルール上は、「自分以外の人間を試技に参加させること以外、何を使用しても構わない」という自由度の高さだった。
「雷丸、お前を参加させても良いらしいぞ」
「ピー」
「おお、やる気満々だな」
「ピー」
ルール上、道具であっても生き物であっても、利用し放題となる。持てる者ほど有利だが、戦争とはそういうものと言われてしまえばお終いだ。
「標的に鎧を着せて守っても良いのか」
もっとも、試合が始まるまで標的には触れられない。相手が魔術を放ってくる中で、標的に鎧を着せる余裕はなかなか見つかるまい。
面白いのは標的の仕様であった。
「標的と遮蔽物が一体になっているのか」
高さ1メートル程の台車が堅牢な遮蔽物になっており、競技者はその後ろに身を隠せる。台車の上には支柱が立っており、そこから標的がぶら下がっている。
「台車を押して移動できるわけだ」
相手目掛けて攻め込んでも良し。台車を押して逃げ回っても良し。競技場内で動き回ることが許されていた。
「逃げる標的を狙う時は気をつけないとね」
狙いがそれて敵の競技者に攻撃を当てたら、失格である。たとえ防御魔法で防がれてダメージがなかったとしても、当ててしまった時点で反則負けとなるのだ。
競技開始時、選手同士は20メートルの距離で正対する。開始の合図で行動を始めるのだが、動きながら攻めても良いし、止まったまま攻撃を飛ばしても良い。
近接戦、遠距離戦のどちらを選んでも良いのだった。
一応、動ける範囲には制限があった。それぞれ10メートル四方のエリアを陣地として与えられている。
陣地の外に出たら失格というルールになっていた。
「思ったよりも実践的なルールだな」
動きながらの競技であるため誤射の可能性がある。選手への危険を抑えるため、競技者は定められた防具を着用しなければならない。
標的と同じ素材でできた全身防具は、着ぐるみのような厚みがあった。
「うーん。着慣れた道着で参加したかったけど、ルールだから仕方がない。それにしてもこんな分厚い防具を着込んだら、動きに支障が出そうだな」
魔術試技会前日までの間、希望者は標的台車と防具の試用が許される。これも事故防止と、参加者間の公平を期すための対策であった。
何でも、魔術試技会のルールは魔術師業界では周知のもので、英才教育を受けている生徒は入学以前から同じ仕様の台車と防具に親しんでいるらしい。
戦法にも流派ごとの「定石」が存在し、年々研究成果によって磨かれているのだ。
「作戦かぁ。どうやったら印象よく勝てるかなぁ」
ステファノの悩みは他の生徒たちとは別次元にあった。
「蛇の巣」を使えば相手からの攻撃は無効化できる。在学生に上級魔術師がいない以上、ステファノの守りは鉄壁といえた。
威力を抑えずに魔法を撃てば、敵の標的を破壊することも容易いだろう。
「当然相手も防御するだろうから、攻撃の威力はそんなに抑えなくても良いのかな?」
防御に用いられるのは、氷か風が多い。ステファノの魔法なら防御壁ごと貫ける。
「氷を砕く時は、破片に気をつけないとね。飛び散った破片が敵に当たっても失格になっちゃう」
範囲魔法も使いにくい。相手の競技者を巻き込んでしまうだろう。
「つまり、一点集中型の攻撃が望ましいわけだ」
ステファノは戦いのパターンをあれこれと想像して、作戦を練った。
◆◆◆
「トーマは魔術試技の部には出場しないのかい?」
研究報告会が近づいたある日、いつもの研究室でスールーが尋ねた。
「無理、無理。俺の実力じゃ標的に届くかどうかも怪しいぜ」
開始位置なら20メートル。双方が最大限前進したとして、互いの距離は10メートルある。
「最接近したらようやく攻撃が届く距離だからな。戦いにならないよ」
「そうか。情革研から2名出場者が出たら面白いと思ったが、仕方ないね。ステファノに優勝してもらおう」
「そこは間違いないだろう。2年生にどんな実力者がいるか知らないが、ステファノの敵とは思えないからな」
実力差がありすぎた。さらに言えば、攻撃手段の多さでもステファノの圧倒的な優位であった。
「魔術試技の部と言いながら、弓矢や礫を使って良いというのは思い切っているというか、潔いというか」
「妙な所で武張っているよな」
「それだけじゃない」
スールーとトーマのやり取りに、サントスが加わった。
「お貴族様には魔術師が少ない。魔力抜きの武術で、お貴族様が参加できるようになっている」
「そういうことか! サントスにしては鋭いことを言うじゃないか」
「俺はいつも鋭い。奥ゆかしいだけ」
貴族が参加するとなると、魔力を持たない者が多くなる。その場合、防御魔術で自分の標的を守ることができない。したがって、自陣の最後方まで下がり、弓矢で相手を攻撃するのが常道であった。
今年はキムラーヤ商会謹製の照準器つきクロスボウが人気のようだ。
「後はギフトの出番になる。弓矢に威力を乗せるギフトとか、礫を飛ばすギフトとか」
「わかりやすいのは『怪力』とか、『投擲』。『百発百中』とかのギフトか」
サントスのご高説に、スールーが蘊蓄を傾ける。
「ギフトって奴は秘するが華だからね。どんな戦闘系ギフトが存在するか、予断を許さないぞ」
「精神系のギフトもあるらしい」
ぼそりと、サントスが怖い言葉を吐いた。
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第462話 うーん。作戦を練り直さないと……。」
「催眠、混乱、感覚異常――驚愕や爆笑というギフトもあるらしいぞ」
「そうか……。敵の精神を操作するという戦い方もあるんですね」
ステファノにとっては盲点であった。標的への攻撃をシャットアウトしたとしても、自身の精神を操作されたら手も足も出なくなる。
「精神攻撃は許されているのかな?」
「敵への直接攻撃は反則じゃないのか」
「精神攻撃は『直接攻撃』とは判定されない」
……
◆お楽しみに。
そこには魔術試技に関するルールが詳細に記載されていた。
それを読むと、ステファノが知りたかった魔獣の使役は「お構いなし」ということであった。
ルール上は、「自分以外の人間を試技に参加させること以外、何を使用しても構わない」という自由度の高さだった。
「雷丸、お前を参加させても良いらしいぞ」
「ピー」
「おお、やる気満々だな」
「ピー」
ルール上、道具であっても生き物であっても、利用し放題となる。持てる者ほど有利だが、戦争とはそういうものと言われてしまえばお終いだ。
「標的に鎧を着せて守っても良いのか」
もっとも、試合が始まるまで標的には触れられない。相手が魔術を放ってくる中で、標的に鎧を着せる余裕はなかなか見つかるまい。
面白いのは標的の仕様であった。
「標的と遮蔽物が一体になっているのか」
高さ1メートル程の台車が堅牢な遮蔽物になっており、競技者はその後ろに身を隠せる。台車の上には支柱が立っており、そこから標的がぶら下がっている。
「台車を押して移動できるわけだ」
相手目掛けて攻め込んでも良し。台車を押して逃げ回っても良し。競技場内で動き回ることが許されていた。
「逃げる標的を狙う時は気をつけないとね」
狙いがそれて敵の競技者に攻撃を当てたら、失格である。たとえ防御魔法で防がれてダメージがなかったとしても、当ててしまった時点で反則負けとなるのだ。
競技開始時、選手同士は20メートルの距離で正対する。開始の合図で行動を始めるのだが、動きながら攻めても良いし、止まったまま攻撃を飛ばしても良い。
近接戦、遠距離戦のどちらを選んでも良いのだった。
一応、動ける範囲には制限があった。それぞれ10メートル四方のエリアを陣地として与えられている。
陣地の外に出たら失格というルールになっていた。
「思ったよりも実践的なルールだな」
動きながらの競技であるため誤射の可能性がある。選手への危険を抑えるため、競技者は定められた防具を着用しなければならない。
標的と同じ素材でできた全身防具は、着ぐるみのような厚みがあった。
「うーん。着慣れた道着で参加したかったけど、ルールだから仕方がない。それにしてもこんな分厚い防具を着込んだら、動きに支障が出そうだな」
魔術試技会前日までの間、希望者は標的台車と防具の試用が許される。これも事故防止と、参加者間の公平を期すための対策であった。
何でも、魔術試技会のルールは魔術師業界では周知のもので、英才教育を受けている生徒は入学以前から同じ仕様の台車と防具に親しんでいるらしい。
戦法にも流派ごとの「定石」が存在し、年々研究成果によって磨かれているのだ。
「作戦かぁ。どうやったら印象よく勝てるかなぁ」
ステファノの悩みは他の生徒たちとは別次元にあった。
「蛇の巣」を使えば相手からの攻撃は無効化できる。在学生に上級魔術師がいない以上、ステファノの守りは鉄壁といえた。
威力を抑えずに魔法を撃てば、敵の標的を破壊することも容易いだろう。
「当然相手も防御するだろうから、攻撃の威力はそんなに抑えなくても良いのかな?」
防御に用いられるのは、氷か風が多い。ステファノの魔法なら防御壁ごと貫ける。
「氷を砕く時は、破片に気をつけないとね。飛び散った破片が敵に当たっても失格になっちゃう」
範囲魔法も使いにくい。相手の競技者を巻き込んでしまうだろう。
「つまり、一点集中型の攻撃が望ましいわけだ」
ステファノは戦いのパターンをあれこれと想像して、作戦を練った。
◆◆◆
「トーマは魔術試技の部には出場しないのかい?」
研究報告会が近づいたある日、いつもの研究室でスールーが尋ねた。
「無理、無理。俺の実力じゃ標的に届くかどうかも怪しいぜ」
開始位置なら20メートル。双方が最大限前進したとして、互いの距離は10メートルある。
「最接近したらようやく攻撃が届く距離だからな。戦いにならないよ」
「そうか。情革研から2名出場者が出たら面白いと思ったが、仕方ないね。ステファノに優勝してもらおう」
「そこは間違いないだろう。2年生にどんな実力者がいるか知らないが、ステファノの敵とは思えないからな」
実力差がありすぎた。さらに言えば、攻撃手段の多さでもステファノの圧倒的な優位であった。
「魔術試技の部と言いながら、弓矢や礫を使って良いというのは思い切っているというか、潔いというか」
「妙な所で武張っているよな」
「それだけじゃない」
スールーとトーマのやり取りに、サントスが加わった。
「お貴族様には魔術師が少ない。魔力抜きの武術で、お貴族様が参加できるようになっている」
「そういうことか! サントスにしては鋭いことを言うじゃないか」
「俺はいつも鋭い。奥ゆかしいだけ」
貴族が参加するとなると、魔力を持たない者が多くなる。その場合、防御魔術で自分の標的を守ることができない。したがって、自陣の最後方まで下がり、弓矢で相手を攻撃するのが常道であった。
今年はキムラーヤ商会謹製の照準器つきクロスボウが人気のようだ。
「後はギフトの出番になる。弓矢に威力を乗せるギフトとか、礫を飛ばすギフトとか」
「わかりやすいのは『怪力』とか、『投擲』。『百発百中』とかのギフトか」
サントスのご高説に、スールーが蘊蓄を傾ける。
「ギフトって奴は秘するが華だからね。どんな戦闘系ギフトが存在するか、予断を許さないぞ」
「精神系のギフトもあるらしい」
ぼそりと、サントスが怖い言葉を吐いた。
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第462話 うーん。作戦を練り直さないと……。」
「催眠、混乱、感覚異常――驚愕や爆笑というギフトもあるらしいぞ」
「そうか……。敵の精神を操作するという戦い方もあるんですね」
ステファノにとっては盲点であった。標的への攻撃をシャットアウトしたとしても、自身の精神を操作されたら手も足も出なくなる。
「精神攻撃は許されているのかな?」
「敵への直接攻撃は反則じゃないのか」
「精神攻撃は『直接攻撃』とは判定されない」
……
◆お楽しみに。
1
Amebloにて研究成果報告中。小説情報のほか、「超時空電脳生活」「超時空日常生活」「超時空電影生活」などお題は様々。https://ameblo.jp/hyper-space-lab
お気に入りに追加
104
あなたにおすすめの小説

無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

裏切られ追放という名の処刑宣告を受けた俺が、人族を助けるために勇者になるはずないだろ
井藤 美樹
ファンタジー
初代勇者が建国したエルヴァン聖王国で双子の王子が生まれた。
一人には勇者の証が。
もう片方には証がなかった。
人々は勇者の誕生を心から喜ぶ。人と魔族との争いが漸く終結すると――。
しかし、勇者の証を持つ王子は魔力がなかった。それに比べ、持たない王子は莫大な魔力を有していた。
それが判明したのは五歳の誕生日。
証を奪って生まれてきた大罪人として、王子は右手を斬り落とされ魔獣が棲む森へと捨てられた。
これは、俺と仲間の復讐の物語だ――
魔境へ追放された公爵令息のチート領地開拓 〜動く屋敷でもふもふ達とスローライフ!〜
西園寺わかば
ファンタジー
公爵家に生まれたエリクは転生者である。
4歳の頃、前世の記憶が戻って以降、知識無双していた彼は気づいたら不自由極まりない生活を送るようになっていた。
そんな彼はある日、追放される。
「よっし。やっと追放だ。」
自由を手に入れたぶっ飛んび少年エリクが、ドラゴンやフェンリルたちと気ままに旅先を決めるという物語。
- この話はフィクションです。
- カクヨム様でも連載しています。

公国の後継者として有望視されていたが無能者と烙印を押され、追放されたが、とんでもない隠れスキルで成り上がっていく。公国に戻る?いやだね!
秋田ノ介
ファンタジー
主人公のロスティは公国家の次男として生まれ、品行方正、学問や剣術が優秀で、非の打ち所がなく、後継者となることを有望視されていた。
『スキル無し』……それによりロスティは無能者としての烙印を押され、後継者どころか公国から追放されることとなった。ロスティはなんとかなけなしの金でスキルを買うのだが、ゴミスキルと呼ばれるものだった。何の役にも立たないスキルだったが、ロスティのとんでもない隠れスキルでゴミスキルが成長し、レアスキル級に大化けしてしまう。
ロスティは次々とスキルを替えては成長させ、より凄いスキルを手にしていき、徐々に成り上がっていく。一方、ロスティを追放した公国は衰退を始めた。成り上がったロスティを呼び戻そうとするが……絶対にお断りだ!!!!
小説家になろうにも掲載しています。
ずっとヤモリだと思ってた俺の相棒は実は最強の竜らしい
空色蜻蛉
ファンタジー
選ばれし竜の痣(竜紋)を持つ竜騎士が国の威信を掛けて戦う世界。
孤児の少年アサヒは、同じ孤児の仲間を集めて窃盗を繰り返して貧しい生活をしていた。
竜騎士なんて貧民の自分には関係の無いことだと思っていたアサヒに、ある日、転機が訪れる。
火傷の跡だと思っていたものが竜紋で、壁に住んでたヤモリが俺の竜?
いやいや、ないでしょ……。
【お知らせ】2018/2/27 完結しました。
◇空色蜻蛉の作品一覧はhttps://kakuyomu.jp/users/25tonbo/news/1177354054882823862をご覧ください。

悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。

道具屋のおっさんが勇者パーティーにリンチされた結果、一日を繰り返すようになった件。
名無し
ファンタジー
道具屋の店主モルネトは、ある日訪れてきた勇者パーティーから一方的に因縁をつけられた挙句、理不尽なリンチを受ける。さらに道具屋を燃やされ、何もかも失ったモルネトだったが、神様から同じ一日を無限に繰り返すカードを授かったことで開き直り、善人から悪人へと変貌を遂げる。最早怖い者知らずとなったモルネトは、どうしようもない人生を最高にハッピーなものに変えていく。綺麗事一切なしの底辺道具屋成り上がり物語。

先にわかっているからこそ、用意だけならできたとある婚約破棄騒動
志位斗 茂家波
ファンタジー
調査して準備ができれば、怖くはない。
むしろ、当事者なのに第3者視点でいることができるほどの余裕が持てるのである。
よくある婚約破棄とは言え、のんびり対応できるのだ!!
‥‥‥たまに書きたくなる婚約破棄騒動。
ゲスト、テンプレ入り混じりつつ、お楽しみください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる