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第4章 魔術学園奮闘編
第435話 ふうん、そうか……ってならんだろう!
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試射場の壁を蹴り、天井を蹴り、床を蹴って、雷丸はその名の通り稲妻のように跳び回った。
肉眼では尾を引く赤い閃光にしか見えない。
「ピーーーッ!」
ひときわ高い声を発しながら、雷丸は標的の1つに向かって宙を飛んだ。赤い閃光が標的の胸を撃つ。
「あれ?」
「何だと!」
標的の胸にはブスブスと煙を上げる小さな穴が開いていた。標的を貫通した雷丸は反対側の壁を蹴り、天井や床で跳ねながら宙を飛んで戻って来る。
「おっと! ハウス!」
ビシっという擬音が見えるほどの唐突さで雷丸が静止し、ちょろちょろと床を走ってステファノの頭頂部まで戻って来た。
「いや、待て。いろいろ言いたいことがあるが、何だその『ハウス』という掛け声は?」
「昔、犬を連れた大道芸人が店に来たことがありまして。その人が犬をかごに入れる時に、そう命令していたんです」
「ふうん、そうか……ってならんだろう! どうして雷丸に意味が伝わる?」
「何か、主人と使役獣とのキズナみたいなこと? 通じたみたいです」
随分といい加減な話だなとドリーは憤慨したが、魔術の世界はイメージ次第。意志の強さが事象を左右することは、魔術師にとって当たり前のことであった。
「大体、お前の頭がなぜハウスなんだ? ……いや、いい。アホくさくなった。それより今の威力が問題だ」
最後はドリーの声が真剣味を帯びた。
標的を引き寄せてみれば、やはり親指の太さで貫通した穴が開いていた。背中の射出孔も真っ黒に炭化している。
「これは……。範囲が集中しているが、威力で言ったらお前の遠当てに匹敵するんじゃないか?」
「そうですね。少なくとも授業で見せた術とは肩を並べそうです」
破壊困難な標的を引きちぎる術に匹敵する威力があると、2人は改めて命中痕を見つめた。
「秘伝のマッサージが効いたようです」
「ふざけるな、馬鹿者!」
雷丸の体当たりは、ドリーの秘術光龍の息吹にも負けない威力であった。
「こんなちっぽけなネズミがあんな魔術を使えるはずないだろう! いや、そんなに物騒な魔獣をお手軽に生徒に譲るわけがないだろうが!」
「ですよね。つないでおかなくても危なくないって言われましたし」
「放し飼いどころか自在に跳び回ってたろう! どこが主人に依存しているだ!」
雷丸の見た目とその威力のアンバランスが、激しくドリーの常識を揺さぶった。
その時ドリーは、自分が怒鳴りつけている相手がステファノであることを思い出し、急速に萎えた。
「はぁあ……。お前に常識を期待したわたしが馬鹿だった」
「えぇ~?」
「まあ座ろう」
2人は椅子に腰かけて、息を整えた。
「お前がこいつに何をしたのかは聞かん。うすうす察しはつくがな」
「はあ、すいません」
「ふん。いちいち謝るな。話が進まん」
ドリーはステファノの頭頂部にちょこんと座った雷丸に、ちらりと目をやった。
「あれはただの雷魔術ではなかった」
「そうですね」
「お前の魔力でもない。その動きはなかったからな」
「その通りです」
「ということはだ」
ドリーは言いにくいことを口にするように、どっかと踏みしめた膝の上に両手をついて顔を突き出した。
「たった今こいつは複合魔術を使ったことになる」
「そうだと思います」
はあーとため息をつき、ドリーは肩を落とした。
「魔術界のエリートたちがどれだけ苦労して複合魔術を身につけていると思う? ……いや、言わなくていい。答えを聞きたくない」
やってみたらできましたの少年にする質問ではなかった。
「よし! こいつは『特殊個体』だ!」
「はい?」
「お前が何かしたとなると、話がややこしくなる。たまたまこいつがレアでアレな特殊個体だった。そういうことにしよう! いや、そうだった!」
「は、はい」
ドリーは両手で顔を覆いながら、「こいつは特殊個体」「こいつは特殊個体」と口の中で繰り返した。
最後の方は「特殊個体はステファノ」と聞こえた気がしたが、定かではない。
「えー、そういうことで切り替えよう。こいつが使った複合魔術だが、雷属性は当然として、あの勢いだ。土属性で加速しているな」
「あの、土属性はジャンプの瞬間だけですね」
「何?」
「引力で自分の体を加速させ続けるのはとても困難です。うちの師匠くらいでないとできません」
新能力「式神使い」を開花させたヨシズミをしてようやく飛行術を安定制御できるようになったくらいである。
「では、どうやって加速したと言うんだ?」
「それには雷気を使っていました」
筒状の空間に雷気を帯びさせ、自らは電磁砲弾となってその中を飛翔する。ヨシズミならば電磁加速砲と呼んだであろう。
「聞いたこともない術だ」
「着弾の瞬間には身の回りの空気を灼熱化していましたね」
「雷と火だと?」
プラズマ放電。ヨシズミならその現象をこう呼んだはずである。
「何てことだ。そんな勢いでぶつかって、そいつはどうして無事なんだ」
「体の周りにイドの鎧をまとっていましたね。めちゃめちゃ器用に……」
「器用にどうした?」
「あの……俺の真似をしたようです」
「ああ……そうか。なら仕方ないな」
ドリーはその瞬間、憑き物が落ちたような顔になった。
「飼い主の責任だ。そいつにきちんとしつけることだな。命令があるまで術を使うなと」
内心でドリーは「お前をしつけるのはどこの誰の責任だ?」と、叫びたかった。
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第436話 お前が凶暴な性格じゃなくて良かったよ。」
ドリーはそれ以上雷丸の「性能」について突っ込むことはなかった。
部屋に戻ってから落ちついて観察してみると、ステファノはいくつかのことに気がついた。
1.雷丸の魔視脳が開放されていること。
2.雷丸が自分自身で魔核を練れること。
3.その魔核は虹の王の分身であること。
4.ステファノ同様、全属性の魔力を使いこなせること。
5.ステファノの魔核には最早依存していないこと。
6.それでもステファノの命令には従うこと。
……
◆お楽しみに。
肉眼では尾を引く赤い閃光にしか見えない。
「ピーーーッ!」
ひときわ高い声を発しながら、雷丸は標的の1つに向かって宙を飛んだ。赤い閃光が標的の胸を撃つ。
「あれ?」
「何だと!」
標的の胸にはブスブスと煙を上げる小さな穴が開いていた。標的を貫通した雷丸は反対側の壁を蹴り、天井や床で跳ねながら宙を飛んで戻って来る。
「おっと! ハウス!」
ビシっという擬音が見えるほどの唐突さで雷丸が静止し、ちょろちょろと床を走ってステファノの頭頂部まで戻って来た。
「いや、待て。いろいろ言いたいことがあるが、何だその『ハウス』という掛け声は?」
「昔、犬を連れた大道芸人が店に来たことがありまして。その人が犬をかごに入れる時に、そう命令していたんです」
「ふうん、そうか……ってならんだろう! どうして雷丸に意味が伝わる?」
「何か、主人と使役獣とのキズナみたいなこと? 通じたみたいです」
随分といい加減な話だなとドリーは憤慨したが、魔術の世界はイメージ次第。意志の強さが事象を左右することは、魔術師にとって当たり前のことであった。
「大体、お前の頭がなぜハウスなんだ? ……いや、いい。アホくさくなった。それより今の威力が問題だ」
最後はドリーの声が真剣味を帯びた。
標的を引き寄せてみれば、やはり親指の太さで貫通した穴が開いていた。背中の射出孔も真っ黒に炭化している。
「これは……。範囲が集中しているが、威力で言ったらお前の遠当てに匹敵するんじゃないか?」
「そうですね。少なくとも授業で見せた術とは肩を並べそうです」
破壊困難な標的を引きちぎる術に匹敵する威力があると、2人は改めて命中痕を見つめた。
「秘伝のマッサージが効いたようです」
「ふざけるな、馬鹿者!」
雷丸の体当たりは、ドリーの秘術光龍の息吹にも負けない威力であった。
「こんなちっぽけなネズミがあんな魔術を使えるはずないだろう! いや、そんなに物騒な魔獣をお手軽に生徒に譲るわけがないだろうが!」
「ですよね。つないでおかなくても危なくないって言われましたし」
「放し飼いどころか自在に跳び回ってたろう! どこが主人に依存しているだ!」
雷丸の見た目とその威力のアンバランスが、激しくドリーの常識を揺さぶった。
その時ドリーは、自分が怒鳴りつけている相手がステファノであることを思い出し、急速に萎えた。
「はぁあ……。お前に常識を期待したわたしが馬鹿だった」
「えぇ~?」
「まあ座ろう」
2人は椅子に腰かけて、息を整えた。
「お前がこいつに何をしたのかは聞かん。うすうす察しはつくがな」
「はあ、すいません」
「ふん。いちいち謝るな。話が進まん」
ドリーはステファノの頭頂部にちょこんと座った雷丸に、ちらりと目をやった。
「あれはただの雷魔術ではなかった」
「そうですね」
「お前の魔力でもない。その動きはなかったからな」
「その通りです」
「ということはだ」
ドリーは言いにくいことを口にするように、どっかと踏みしめた膝の上に両手をついて顔を突き出した。
「たった今こいつは複合魔術を使ったことになる」
「そうだと思います」
はあーとため息をつき、ドリーは肩を落とした。
「魔術界のエリートたちがどれだけ苦労して複合魔術を身につけていると思う? ……いや、言わなくていい。答えを聞きたくない」
やってみたらできましたの少年にする質問ではなかった。
「よし! こいつは『特殊個体』だ!」
「はい?」
「お前が何かしたとなると、話がややこしくなる。たまたまこいつがレアでアレな特殊個体だった。そういうことにしよう! いや、そうだった!」
「は、はい」
ドリーは両手で顔を覆いながら、「こいつは特殊個体」「こいつは特殊個体」と口の中で繰り返した。
最後の方は「特殊個体はステファノ」と聞こえた気がしたが、定かではない。
「えー、そういうことで切り替えよう。こいつが使った複合魔術だが、雷属性は当然として、あの勢いだ。土属性で加速しているな」
「あの、土属性はジャンプの瞬間だけですね」
「何?」
「引力で自分の体を加速させ続けるのはとても困難です。うちの師匠くらいでないとできません」
新能力「式神使い」を開花させたヨシズミをしてようやく飛行術を安定制御できるようになったくらいである。
「では、どうやって加速したと言うんだ?」
「それには雷気を使っていました」
筒状の空間に雷気を帯びさせ、自らは電磁砲弾となってその中を飛翔する。ヨシズミならば電磁加速砲と呼んだであろう。
「聞いたこともない術だ」
「着弾の瞬間には身の回りの空気を灼熱化していましたね」
「雷と火だと?」
プラズマ放電。ヨシズミならその現象をこう呼んだはずである。
「何てことだ。そんな勢いでぶつかって、そいつはどうして無事なんだ」
「体の周りにイドの鎧をまとっていましたね。めちゃめちゃ器用に……」
「器用にどうした?」
「あの……俺の真似をしたようです」
「ああ……そうか。なら仕方ないな」
ドリーはその瞬間、憑き物が落ちたような顔になった。
「飼い主の責任だ。そいつにきちんとしつけることだな。命令があるまで術を使うなと」
内心でドリーは「お前をしつけるのはどこの誰の責任だ?」と、叫びたかった。
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第436話 お前が凶暴な性格じゃなくて良かったよ。」
ドリーはそれ以上雷丸の「性能」について突っ込むことはなかった。
部屋に戻ってから落ちついて観察してみると、ステファノはいくつかのことに気がついた。
1.雷丸の魔視脳が開放されていること。
2.雷丸が自分自身で魔核を練れること。
3.その魔核は虹の王の分身であること。
4.ステファノ同様、全属性の魔力を使いこなせること。
5.ステファノの魔核には最早依存していないこと。
6.それでもステファノの命令には従うこと。
……
◆お楽しみに。
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