385 / 694
第4章 魔術学園奮闘編
第385話 人は生まれよりも育ちだ。
しおりを挟む
「私自身の願いを天秤の片方に載せ、それに見合う現実を探し求めるべきだったのだ」
「発想の、というよりも視点の転換でしょうか」
マルチェルはネルソンの意図を理解し始めていた。
「目標や願望を立てることは誰でもやっているようでいて、すべての行動をそのために測り、整えられる者はまれでしょう」
「それをやってのけている者が身近にいたのだ」
2人はステファノを振り向いた。
「へっ? 俺ですか?」
「お前の願望は魔術師になることであったな」
「あ、はい。そのために家を出ました」
「そして我々と出会い、能力を示して王立アカデミーで学ぶまで己の道を切り拓いた」
わずか半年の間にその目標を成し遂げようとしているステファノであった。
「魔術師になることだけが目標なら、すでにそれは成し遂げたと言える。それでもお前は自分の道を突き進み続けている」
ネルソンの言う通りであった。ステファノの願望は既に魔術師になることではない。
「『誰もが美味いものを食べられる世界』。お前はそれを求めるのだったな」
「それが俺の目標です。俺はやっぱり飯屋のせがれなんでしょう。人の胃袋のことが気になるんです」
「人は生まれよりも育ちだ。お前の願いがお前の育ちを反映しているのは当たり前のことだ。育ちの違いを除けば、お前の願いと私の願いは同じものと言える」
「誰もが美味いものを食べられる世界」
「誰もが願いを口にすることができる世界」
違う世界を述べているように見えて、2つの世界は同じものとも言える。見る角度が違えば同じものでも違う形に見えることがあるのだ。
「私は今まで自分ができることで世の中を変えようと努めてきた」
「それが抗菌剤の開発であり、数々の薬品の製法改良であったわけですね」
自分ができることを行う。努力の仕方として当たり前のことである。ネルソンも自分のやり方に疑問はなかった。
「私はやれることをやっている。最大限の努力をしている。そう信じていた。レイチェル王女の御霊との約束を私は果たしていると」
「その通りだと思いますが……」
「そうではなかった」
「旦那様……」
誰にも責めることができないほどネルソンは己を犠牲にして医術の発展に尽力してきた。それは常にそばにいたマルチェルが、誰よりもよく知っている。
「旦那様は自分の生活を犠牲にしてあれほどの貢献をなされたではありませんか」
「ありがとう、マルチェル。お前の言葉には励まされるが、そうではないのだ。私は知らず知らずの内に『自分ができること』という枠を自分の周りに設けていた」
「それはいけないことでしょうか?」
「悪くはないさ。悪いと言ってしまったら、私はこれまでの自分の人生を否定することになる」
ネルソンは自分を責めているのではなかった。
「しかし、他にできることがあったのかもしれない」
「それは――」
「うん。言い出したらきりがない。終わった後では何とでも言えるからな。だが、これからは違う」
自分とステファノの違いは何か? それは育ちではない。
「ステファノには枷がない。これはできない、あれは無理だという思い込みがない」
「それは俺が田舎者で物を知らないだけで」
「そうかもしれん。だが、それだけではない。お前の姿勢そのものが可能性を現実に変えてきたのだ」
太陰鏡の照射を受けた幻視の中で、ネルソンはその事実を確信した。
「私が見たビジョンは誰に与えられたものでもない。私の無意識が見せたものだ。つまり、私自身が自分に足りないものを自覚していたのだ」
ネルソンは憑き物が落ちたようにさばさばとしていた。
「今日この時から私も飯屋流の門弟だ。世界を測りにかけて最善手を探すことにした」
最適化問題において解を求めるアルゴリズムはもちろん重要である。しかし、同じように大切なのはアルゴリズムが求めるべき解、すなわち「目標」を正しく定義することである。
目標が適切に定義されていなければ、どれほど優れたアルゴリズムでも正しい解を導き出すことはない。
これまでネルソンは「改善」を目標に最善を尽くしてきた。いつか誓いを果たす日が来ると信じて。
だが、そのアプローチでは永遠に目的地に届かない袋小路に入り込む可能性があった。
目標があるならはじめからそれを最適化問題のゴールにすれば良い。
そう言うのは簡単である。
しかし、あまりにもゴールが遠すぎる時、人は次善の策として手近な目標をゴールに定める。
「目標に一歩でも近づけば良いではないか」と。
それが悪いということではない。少しの改善であっても「ないよりはマシ」である。
しかし――。
「そのやり方ではいつゴールにたどりつけるかわからないのだ。だが、それしかできなかった」
選択肢がないがゆえにネルソンは自分を誤魔化していた。これで良いのだ。これが最善手だと。
「だが、もうやめだ。自分で限界を決める必要はない。ステファノが作った太陰鏡はギフトの限界を破ってくれる。それよりも大きなことは、『ないものは作れば良い』というステファノの姿勢だ」
できないと諦めたらそこで終わりだ。だめなら違う方法を考える。
何も持たないからこそ、ステファノは誰よりも自由で大胆であった。
「そして、しつこい」
「えっ?」
「飯屋流最大の特徴は、そのしつこさだな」
ネルソンの指摘はドリーに何度も言われたことであった。
「仕方がないだろう。何しろシンボルが蛇だからな」
ドイルの一言に一同は破顔した。
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第386話 問題は糖分と水分の補給だけだな。」
「これで3人が太陰鏡の照射を受けたことになる。結果は人それぞれで興味深い」
「どうする? このまま2巡目に突入するかね?」
ドイルはやる気満々であった。
「まあ待て。結果を急ぐ気持ちはわかるが、焦る必要はない。太陰鏡もステファノも、逃げたりはせんからな」
「今日の分だけでもそれぞれ大きな変化がありました。先ずはこれを吸収することが大切ではありませんか」
ドイルとは違ってネルソンとマルチェルは冷静であった。
「魔視脳への刺激は蓄積される。間を空けても後退することはない。いつ再開しても問題ないッペ」
……
◆お楽しみに。
「発想の、というよりも視点の転換でしょうか」
マルチェルはネルソンの意図を理解し始めていた。
「目標や願望を立てることは誰でもやっているようでいて、すべての行動をそのために測り、整えられる者はまれでしょう」
「それをやってのけている者が身近にいたのだ」
2人はステファノを振り向いた。
「へっ? 俺ですか?」
「お前の願望は魔術師になることであったな」
「あ、はい。そのために家を出ました」
「そして我々と出会い、能力を示して王立アカデミーで学ぶまで己の道を切り拓いた」
わずか半年の間にその目標を成し遂げようとしているステファノであった。
「魔術師になることだけが目標なら、すでにそれは成し遂げたと言える。それでもお前は自分の道を突き進み続けている」
ネルソンの言う通りであった。ステファノの願望は既に魔術師になることではない。
「『誰もが美味いものを食べられる世界』。お前はそれを求めるのだったな」
「それが俺の目標です。俺はやっぱり飯屋のせがれなんでしょう。人の胃袋のことが気になるんです」
「人は生まれよりも育ちだ。お前の願いがお前の育ちを反映しているのは当たり前のことだ。育ちの違いを除けば、お前の願いと私の願いは同じものと言える」
「誰もが美味いものを食べられる世界」
「誰もが願いを口にすることができる世界」
違う世界を述べているように見えて、2つの世界は同じものとも言える。見る角度が違えば同じものでも違う形に見えることがあるのだ。
「私は今まで自分ができることで世の中を変えようと努めてきた」
「それが抗菌剤の開発であり、数々の薬品の製法改良であったわけですね」
自分ができることを行う。努力の仕方として当たり前のことである。ネルソンも自分のやり方に疑問はなかった。
「私はやれることをやっている。最大限の努力をしている。そう信じていた。レイチェル王女の御霊との約束を私は果たしていると」
「その通りだと思いますが……」
「そうではなかった」
「旦那様……」
誰にも責めることができないほどネルソンは己を犠牲にして医術の発展に尽力してきた。それは常にそばにいたマルチェルが、誰よりもよく知っている。
「旦那様は自分の生活を犠牲にしてあれほどの貢献をなされたではありませんか」
「ありがとう、マルチェル。お前の言葉には励まされるが、そうではないのだ。私は知らず知らずの内に『自分ができること』という枠を自分の周りに設けていた」
「それはいけないことでしょうか?」
「悪くはないさ。悪いと言ってしまったら、私はこれまでの自分の人生を否定することになる」
ネルソンは自分を責めているのではなかった。
「しかし、他にできることがあったのかもしれない」
「それは――」
「うん。言い出したらきりがない。終わった後では何とでも言えるからな。だが、これからは違う」
自分とステファノの違いは何か? それは育ちではない。
「ステファノには枷がない。これはできない、あれは無理だという思い込みがない」
「それは俺が田舎者で物を知らないだけで」
「そうかもしれん。だが、それだけではない。お前の姿勢そのものが可能性を現実に変えてきたのだ」
太陰鏡の照射を受けた幻視の中で、ネルソンはその事実を確信した。
「私が見たビジョンは誰に与えられたものでもない。私の無意識が見せたものだ。つまり、私自身が自分に足りないものを自覚していたのだ」
ネルソンは憑き物が落ちたようにさばさばとしていた。
「今日この時から私も飯屋流の門弟だ。世界を測りにかけて最善手を探すことにした」
最適化問題において解を求めるアルゴリズムはもちろん重要である。しかし、同じように大切なのはアルゴリズムが求めるべき解、すなわち「目標」を正しく定義することである。
目標が適切に定義されていなければ、どれほど優れたアルゴリズムでも正しい解を導き出すことはない。
これまでネルソンは「改善」を目標に最善を尽くしてきた。いつか誓いを果たす日が来ると信じて。
だが、そのアプローチでは永遠に目的地に届かない袋小路に入り込む可能性があった。
目標があるならはじめからそれを最適化問題のゴールにすれば良い。
そう言うのは簡単である。
しかし、あまりにもゴールが遠すぎる時、人は次善の策として手近な目標をゴールに定める。
「目標に一歩でも近づけば良いではないか」と。
それが悪いということではない。少しの改善であっても「ないよりはマシ」である。
しかし――。
「そのやり方ではいつゴールにたどりつけるかわからないのだ。だが、それしかできなかった」
選択肢がないがゆえにネルソンは自分を誤魔化していた。これで良いのだ。これが最善手だと。
「だが、もうやめだ。自分で限界を決める必要はない。ステファノが作った太陰鏡はギフトの限界を破ってくれる。それよりも大きなことは、『ないものは作れば良い』というステファノの姿勢だ」
できないと諦めたらそこで終わりだ。だめなら違う方法を考える。
何も持たないからこそ、ステファノは誰よりも自由で大胆であった。
「そして、しつこい」
「えっ?」
「飯屋流最大の特徴は、そのしつこさだな」
ネルソンの指摘はドリーに何度も言われたことであった。
「仕方がないだろう。何しろシンボルが蛇だからな」
ドイルの一言に一同は破顔した。
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第386話 問題は糖分と水分の補給だけだな。」
「これで3人が太陰鏡の照射を受けたことになる。結果は人それぞれで興味深い」
「どうする? このまま2巡目に突入するかね?」
ドイルはやる気満々であった。
「まあ待て。結果を急ぐ気持ちはわかるが、焦る必要はない。太陰鏡もステファノも、逃げたりはせんからな」
「今日の分だけでもそれぞれ大きな変化がありました。先ずはこれを吸収することが大切ではありませんか」
ドイルとは違ってネルソンとマルチェルは冷静であった。
「魔視脳への刺激は蓄積される。間を空けても後退することはない。いつ再開しても問題ないッペ」
……
◆お楽しみに。
1
あなたにおすすめの小説
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
【完結】魔法大戦 〜失われた古代魔法で無双する!〜
加瀬 一葉
ファンタジー
王立魔法学校。高等部に編入してきた冴えない生徒ラフィト。エリートが集うこの学校で、辺境出身のラフィトは落ちこぼれの劣等生なのだが……。
実は彼は、失われたはずの古代魔法を操る一族の末裔。魔族の脅威が増す時代に、ラフィトは人類を救うことができるのか?
過去と現在が交錯する、魔法ファンタジー。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる