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第4章 魔術学園奮闘編
第374話 ローラ、今日は1つ買いたいものがあるんだ。
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「あら、本当にステファノだわ! よく来てくれたわね」
「杖だ! 魔術師の杖だね? 魔術が使えるようになったの?」
ブロンソン商会で知り合いであることを告げると、使用人は怪しむこともなくローラ姉弟を呼んでくれた。
ステファノという若者が尋ねてきたら知らせるようにと、しっかり言いつけてあったらしい。
娘の言いつけであっても忘れることなく守っているところに、使用人への教育が行き届いていることがうかがわれた。
「ローラ、テオドール。久しぶりだね。これはうちの同僚でプリシラだ」
「初めまして、プリシラです。今日はお店を見せて頂いてありがとうございます」
相手は大店の子女である。プリシラは「使用人」の立ち位置で挨拶をした。
「いらっしゃい、プリシラ。ステファノのお友だちでしょう? 敬語なんか使わないで。わたしたちもお友だちになりましょう」
「そうだよ! 友だちが良いよ!」
年齢はプリシラの方が上であったが、ローラはさすがに大店の娘であった。彼女はプリシラが緊張しないように余裕をもって受け入れようとしていた。
「ありがとう。2人ともよろしくね」
ローラの気遣いを感じ取って、プリシラは笑顔で礼を言った。
「ローラ、今日は1つ買いたいものがあるんだ」
「あら、何を差し上げましょう?」
ステファノが買い物の希望を告げると、ローラは即座に商売人の声音になった。
「この前買ったリボンに似たものが欲しい」
「ああ、あれね! 覚えているわ。贈るお相手は同じですよね?」
ローラはプリシラのポニーテールを飾っているリボンを見やりながら言った。
「うん。洗濯中は替えが必要だろう? 同じような感じで普段使いができるものはあるかな?」
普段身につけることができなければ護身具の役は務まらない。あまりオシャレすぎるものだと、メイドの仕事に差し支えるだろう。
「ローラに任せて! 今度は髪や目の色もわかったから、ピッタリの物を探してあげる」
その気になったローラは使用人に言って、いくつか箱を持って来させた。カウンターに並べて1つ1つプリシラの髪色と見比べてみる。
「私のお勧めはこれ! オレンジのリボンよ。茶色い髪が引き立って見えるわ」
「本当だね。とても良いと思う。どう、プリシラ?」
「どうって……。これをわたしにくれるの?」
「買い物につき合ってくれる御礼さ。プリシラがいてくれれば安心だからね」
ステファノは買い物が苦手ではない。しかし、呪タウンのことはまだまだ何も知らない。事情に詳しいプリシラに案内してもらえれば、1人で歩き回るよりもよほど効率が良いはずであった。
「じゃあ、遠慮なく頂くわ。ありがとう、ステファノ」
年頃の娘が服飾品を贈られて、うれしくないはずがない。プリシラは頬を染めて微笑んだ。
「色はこのオレンジで良い? そう。じゃあ早速つけてみて」
「えっ? ここで?」
ステファノは素早く勘定を済ませると、リボンの箱を手に取った。さりげなく箱に手をかざし、「蛇の巣(改)」の術式をリボンに籠める。
(虹の王よ、災いからプリシラを守れ)
「これにつけ替えて、元のリボンをこの箱にしまったらいいよ」
ステファノの言葉に従って、プリシラは一旦ポニーテールを止めていたリボンを解き、ステファノに渡した。
入れ替わりにもらったばかりのオレンジ色のリボンを後ろ手に結ぶ。
受け取ったリボンを箱に納め、ステファノはこれにも護身の術式を籠めた。
(よし。これでプリシラはいつでも護身具に守られる)
「できたわ。ステファノ、どうかしら?」
リボンを結び終わったプリシラがポニーテールの先を手で弄びながら振り返った。
「うん。明るくて、とても似合うよ」
「本当に? ありがとう、ステファノ!」
身につけてさえいれば護身具は機能する。ぼろきれだろうと、モップの柄だろうと術式を籠めれば良いだけだ。
しかし、どうせなら喜んで身につけられるものが良いに決まっている。
「気に入ってもらえて、俺もうれしいよ」
ステファノの言葉に嘘はなかった。
◆◆◆
「道具と素材の店? ちょっと待って。そういうことに詳しい使用人を呼ぶから」
ローラはそばにいた下働きに命じて、奥に人を呼びに行かせた。
「外周りをさせているバスチャンという使用人がいるの。彼に聞けばどこにどんな店があるか、すぐにわかるわ」
「ローラ様、お呼びでございますか?」
現れたのは40前後のエネルギッシュな男であった。顔の色つやがよく、いかにも商売人というスマイルを顔に浮かべている。
「バスチャン、わたしのお友だちがお店を探しているんですって。道具や素材を扱う良いお店を紹介して上げて」
「さようでございますか。使用人のバスチャンと申します。どのような道具、素材をお探しでしょうか?」
バスチャンはさりげなくステファノを眺めて、「品定め」をした。店を紹介するとなれば、その人にふさわしい「格」と「内容」の店を選ばなければならない。
ステファノが行くのなら、庶民が出入りする小規模な商店を見繕う必要がある。
「こんにちは、ステファノです。金属加工……彫金やろうづけを考えています」
「ほう? 失礼ながら職人には見えませんが」
色白で華奢に見えるステファノは職人という風貌ではなかった。
「アカデミーの学生です。魔道具師の勉強をしたいので、道具をいじれるようになりたいと考えています」
「学生さんですか。それならしっくりきます。金細工を選ぶ特別な理由があれば、伺ってもよろしいですか?」
「深い理由はありません。木材は加工しやすそうですが、細かいものが作りにくそうに思います。丈夫さを考えても金属の方が良いかなと思ったんです」
図書館で資料を調べた際も、「木製魔道具」という物は少なかった。古いものは壊れてしまい、残っていないのかもしれないが。
バスチャンが紹介してくれたのは、彫金用の道具と素材を主に扱う職人相手の店だった。
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第375話 へえ。学生さんかい。それにしちゃいい体だ。」
ブロンソン商会を出た2人は、ステファノの着替えを探しに行くことにした。古着屋が軒を並べる通りはプリシラのなじみ深い場所であった。
「へえ、古着屋さんばかりこんなに集まっているんだね。お客さんの奪い合いにならないのかなあ」
「これだけお店があると品物の種類も多くなるでしょ? それを目当てに人が集まるから、十分やって行けるそうよ」
どの店も規模は小さい。店内に収容できる客数におのずと限りがある。集まって来た客は結局いろんな店に分散するしかないのだった。
「それにここに来たら1軒見るだけじゃ満足できないでしょ? 掘り出し物を探してみんな梯子するのよ」
「なるほどね。たくさんあることにも意味があるのか」
……
◆お楽しみに。
「杖だ! 魔術師の杖だね? 魔術が使えるようになったの?」
ブロンソン商会で知り合いであることを告げると、使用人は怪しむこともなくローラ姉弟を呼んでくれた。
ステファノという若者が尋ねてきたら知らせるようにと、しっかり言いつけてあったらしい。
娘の言いつけであっても忘れることなく守っているところに、使用人への教育が行き届いていることがうかがわれた。
「ローラ、テオドール。久しぶりだね。これはうちの同僚でプリシラだ」
「初めまして、プリシラです。今日はお店を見せて頂いてありがとうございます」
相手は大店の子女である。プリシラは「使用人」の立ち位置で挨拶をした。
「いらっしゃい、プリシラ。ステファノのお友だちでしょう? 敬語なんか使わないで。わたしたちもお友だちになりましょう」
「そうだよ! 友だちが良いよ!」
年齢はプリシラの方が上であったが、ローラはさすがに大店の娘であった。彼女はプリシラが緊張しないように余裕をもって受け入れようとしていた。
「ありがとう。2人ともよろしくね」
ローラの気遣いを感じ取って、プリシラは笑顔で礼を言った。
「ローラ、今日は1つ買いたいものがあるんだ」
「あら、何を差し上げましょう?」
ステファノが買い物の希望を告げると、ローラは即座に商売人の声音になった。
「この前買ったリボンに似たものが欲しい」
「ああ、あれね! 覚えているわ。贈るお相手は同じですよね?」
ローラはプリシラのポニーテールを飾っているリボンを見やりながら言った。
「うん。洗濯中は替えが必要だろう? 同じような感じで普段使いができるものはあるかな?」
普段身につけることができなければ護身具の役は務まらない。あまりオシャレすぎるものだと、メイドの仕事に差し支えるだろう。
「ローラに任せて! 今度は髪や目の色もわかったから、ピッタリの物を探してあげる」
その気になったローラは使用人に言って、いくつか箱を持って来させた。カウンターに並べて1つ1つプリシラの髪色と見比べてみる。
「私のお勧めはこれ! オレンジのリボンよ。茶色い髪が引き立って見えるわ」
「本当だね。とても良いと思う。どう、プリシラ?」
「どうって……。これをわたしにくれるの?」
「買い物につき合ってくれる御礼さ。プリシラがいてくれれば安心だからね」
ステファノは買い物が苦手ではない。しかし、呪タウンのことはまだまだ何も知らない。事情に詳しいプリシラに案内してもらえれば、1人で歩き回るよりもよほど効率が良いはずであった。
「じゃあ、遠慮なく頂くわ。ありがとう、ステファノ」
年頃の娘が服飾品を贈られて、うれしくないはずがない。プリシラは頬を染めて微笑んだ。
「色はこのオレンジで良い? そう。じゃあ早速つけてみて」
「えっ? ここで?」
ステファノは素早く勘定を済ませると、リボンの箱を手に取った。さりげなく箱に手をかざし、「蛇の巣(改)」の術式をリボンに籠める。
(虹の王よ、災いからプリシラを守れ)
「これにつけ替えて、元のリボンをこの箱にしまったらいいよ」
ステファノの言葉に従って、プリシラは一旦ポニーテールを止めていたリボンを解き、ステファノに渡した。
入れ替わりにもらったばかりのオレンジ色のリボンを後ろ手に結ぶ。
受け取ったリボンを箱に納め、ステファノはこれにも護身の術式を籠めた。
(よし。これでプリシラはいつでも護身具に守られる)
「できたわ。ステファノ、どうかしら?」
リボンを結び終わったプリシラがポニーテールの先を手で弄びながら振り返った。
「うん。明るくて、とても似合うよ」
「本当に? ありがとう、ステファノ!」
身につけてさえいれば護身具は機能する。ぼろきれだろうと、モップの柄だろうと術式を籠めれば良いだけだ。
しかし、どうせなら喜んで身につけられるものが良いに決まっている。
「気に入ってもらえて、俺もうれしいよ」
ステファノの言葉に嘘はなかった。
◆◆◆
「道具と素材の店? ちょっと待って。そういうことに詳しい使用人を呼ぶから」
ローラはそばにいた下働きに命じて、奥に人を呼びに行かせた。
「外周りをさせているバスチャンという使用人がいるの。彼に聞けばどこにどんな店があるか、すぐにわかるわ」
「ローラ様、お呼びでございますか?」
現れたのは40前後のエネルギッシュな男であった。顔の色つやがよく、いかにも商売人というスマイルを顔に浮かべている。
「バスチャン、わたしのお友だちがお店を探しているんですって。道具や素材を扱う良いお店を紹介して上げて」
「さようでございますか。使用人のバスチャンと申します。どのような道具、素材をお探しでしょうか?」
バスチャンはさりげなくステファノを眺めて、「品定め」をした。店を紹介するとなれば、その人にふさわしい「格」と「内容」の店を選ばなければならない。
ステファノが行くのなら、庶民が出入りする小規模な商店を見繕う必要がある。
「こんにちは、ステファノです。金属加工……彫金やろうづけを考えています」
「ほう? 失礼ながら職人には見えませんが」
色白で華奢に見えるステファノは職人という風貌ではなかった。
「アカデミーの学生です。魔道具師の勉強をしたいので、道具をいじれるようになりたいと考えています」
「学生さんですか。それならしっくりきます。金細工を選ぶ特別な理由があれば、伺ってもよろしいですか?」
「深い理由はありません。木材は加工しやすそうですが、細かいものが作りにくそうに思います。丈夫さを考えても金属の方が良いかなと思ったんです」
図書館で資料を調べた際も、「木製魔道具」という物は少なかった。古いものは壊れてしまい、残っていないのかもしれないが。
バスチャンが紹介してくれたのは、彫金用の道具と素材を主に扱う職人相手の店だった。
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第375話 へえ。学生さんかい。それにしちゃいい体だ。」
ブロンソン商会を出た2人は、ステファノの着替えを探しに行くことにした。古着屋が軒を並べる通りはプリシラのなじみ深い場所であった。
「へえ、古着屋さんばかりこんなに集まっているんだね。お客さんの奪い合いにならないのかなあ」
「これだけお店があると品物の種類も多くなるでしょ? それを目当てに人が集まるから、十分やって行けるそうよ」
どの店も規模は小さい。店内に収容できる客数におのずと限りがある。集まって来た客は結局いろんな店に分散するしかないのだった。
「それにここに来たら1軒見るだけじゃ満足できないでしょ? 掘り出し物を探してみんな梯子するのよ」
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……
◆お楽しみに。
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