170 / 666
第4章 魔術学園奮闘編
第170話 火魔術『火球』燃えざる的を燃やす。
しおりを挟む
誰が相手でもステファノはマイペースであった。
「何かすみません。悪気はないんですが、俺の感覚はちょっと鈍いみたいです」
「ああ、何となくわかる。悪気のないところが逆に気に障るタイプだな」
「えぇ~、そうなんですか?」
その態度を言っとるのだとドリーは言いたかったが、年長者の度量を見せて飲み込んだ。
「とにかく術の制御を身につけろ。こういうものは反復練習だ。回数をこなすしかないぞ」
「はあ。どうしたら良いでしょう?」
「仕方がない。毎晩6時にここに来い。夕方5時には閉めるからな。その後なら他の人間に見られることもない」
ドリーがつき添って、事故がないように魔術の練習をさせてくれると言う。
「俺としてはありがたいですが、ドリーさんに申し訳ないですね」
「乗り掛かった舟だ。このままでは気になって寝不足になるからな」
ドリーは口うるさいが面倒見の良いタイプであった。適度に突き放すので、下の人間が伸びやすい。
後輩の指導者に向いていた。
「どうせ後片づけや翌日の準備やらがあるからな。6時になったら10分は待つ。15分経ってもお前が来なかったら、ここを閉めて帰るからそのつもりでいろ」
「わかりました」
ステファノはすっかり「得」をした気分になっていた。
「それで?」
「は?」
「他にも属性魔術を得ているであろう?」
「はあ」
ドリーはステファノをこのまま返すつもりはないようだった。常識外れの魔術を他にも隠しているのではないかと、手の内を吐き出させようとしていた。
「あの、一応6属性すべて使えます」
「やはりそうか」
「あれ? 驚きませんか?」
「あれ(虹の王)を見せられてはな」
あの構えからまともな術が出て来るはずがないと、妙な断言をされてしまった。
「そんなに派手な術はないと思いますよ?」
そう言いながら、ステファノは6属性の残り5つを披露しようと考えを巡らせた。
「初めに火魔術ですね」
虹の王から火の代表格、「橙+橙」の型を探せば「りの型」となる。
(威力さえ押さえれば、普通の「火」になるはずだ)
離れた的を狙う火魔術といえば「火球」と聞いたことがある。「火球」とは夜空を走り、オレンジ色の光を発するものではなかったか?
(あまり大きいと、大きな音がしそうだ)
小指の先ほどの小さな炎で良かろうと、ステファノはイメージを決めた。
「それでは火魔術を試してみます」
「良し。5番、火魔術。準備は良いな? 発射を許可する。自分のタイミングにて、撃て!」
(ん~)
胸の前に両手をつき出せば、瞬時に「虹の王」が現れる。ドリーの言葉に触発されて、大蛇のイメージはさらに濃くなり、虹の連環と重なるように7頭の蛇が浮かび上がる。
(あれ? イメージが引っ張られる?)
ドリーはドリーで、「蛇の目」に感じるイメージが強化されたことを捉えた。
(むっ? 大蛇の姿がさらにくっきりと……)
ステファノは念のために、術の規模をさらに絞ることにした。
(芥子の粒。その大きさにしよう)
イメージをぎゅっと絞り込んだ。
(り~)
右手に「橙」、左手にも「橙」。2つの光紐が「虹の円環」から走り出て絡まり合って1つとなった。
細く……細く……。
「飛べ、火球!」
じゅっ!
空気中の塵を焼き、水分を爆発させながら芥子粒大の火球が走った。
「おいっ!」
ドリーは思わず声を上げた。今度も大蛇のイメージを見た彼女であったが、集まる魔力の量はさほど多いと感じなかった。しかし、撃ち出された術の速度は彼女の想像を超えていた。
「蛇の目」には橙の糸が標的に走ったように見えた。
「そんな火魔術があるか?」
「あれっ?」
思ったよりもよく飛んだ。ステファノにしてみればそんな感じであった。
竹筒で水を飛ばす玩具。その穴を小さく、小さく絞った物。
それが同じ力で発射されたとしたら、水はどうなるか?
ガラガラと標的が引き寄せられた。一見どこにも当たっていないように見える。
「外しましたか?」
ステファノはがっかりした声を出した。
それに答えず、ドリーは目を皿にして人型の標的を調べる。
ぽつりと胸の中央に開いた針の先ほどの穴があった。
「むっ、この穴か?」
何気なく指で触ろうと手を伸ばしかけた時、「ちちっ」と音がした。
「うん?」
手を止めて見詰める先から、針の穴が陥没していく。
ち、ちち、ちちちち……ぢっ。
穴が茶色に染まったかと思うと黒に色を変え、煙を上げた。
「いかん!」
ドリーは壁のレバーに土魔法を飛ばして、標的をレンジの奥に遠ざける。
その間にも黒いシミは標的の胸全体に広がり煙を濃くした。
轟!
とうとう炎を上げて標的は燃え上がった。
「あ。当たってましたね」
ステファノは、外さなくて良かったと安心した声を出した。
天井から水が噴き出して標的に降り注ぐ。しかし、水は蒸気を上げるばかりで炎の勢いは一向に失われない。
結局じゅうじゅうと蒸気を上げながら標的は炭になった。
「お前、何をやった?」
ドリーはできるだけ声を抑えて尋ねた。
「え? 火球です」
「違うだろ」
「は?」
「違うだろー!」
ドリーは抑えきれず、ステファノの胸倉を掴んだ。
「標的を見てみろ! 見ろ! わかるか?」
「火球が当たって、燃えました?」
どさりと、鎖の切れた標的が床に落ちた。
「燃えないんだよ。燃えないようにできてるんだよ。燃えちゃいけないんだよ!」
ドリーはステファノの胸を揺さぶりながら叫んだ。
「あの、すみませんでした」
ステファノは失敗を悟って、謝罪した。
その声を聴いて、ようやくドリーは冷静さを少し取り戻した。
「ううむ。一体どうなってるんだ?」
「でも、『火球』ですからねえ。あのくらいの温度はあるんじゃないですか?」
どうもステファノの言っていることがおかしいと、ドリーはようやく気がついた。
「さっきから『火球』と言っているが、お前が放った『火球』とはどういうものだ」
「はい。あの夜空を飛んで行くオレンジの光です。……違います?」
「それ……」
ドリーは脱力した。
「お前、それは流星じゃないか……」
「あ~あ。そうなんですか、あれ」
「はあ~」
ドリーはかつてない程の疲れを感じた。
「『火球』は使用禁止だ」
「えっ?」
「こんな殺人技を野放しにできるか!」
「えっ、えっ?」
ステファノは何がいけなかったのか、ひたすら混乱した。
「威力を絞ったつもりだったんですけど……」
「そういうことか……。あのなあ、お前が絞ったのは威力ではない。『焦点』だ」
ステファノは『火球』の現象はそのままに、術の範囲を狭く絞っただけだった。
結果レーザービームのような超音速の炎を飛ばした。おそらくその温度は8千度を超えていたろう。
そんな温度では「不燃布」であろうと燃え上がる。
「必ず明日の夜から、ここへ訓練しに来い。良いな?」
「は、はい。必ず来ます!」
「そうするのが、お前のためだ」
ドリーは怒りを忘れ、今ではステファノを憐れむような眼で見ていた。
「そうでないと、お前は戦争の道具にされるぞ」
「戦争の……」
それはステファノがどうしても避けたい未来であった。
魔法の威力を抑えることで戦わない道を選べるものであれば、そうすることに迷いはなかった。
(戦うために魔法を学ぶ訳じゃないんだ。自分と周りの人を守れればそれで良い)
「それはそうと、お前魔術科の成績のことは気にしなくて良いぞ」
「へっ? どういうことですか?」
唐突な言葉にステファノは戸惑った。
「ここへ来るということは魔術の練習がしたいのだろう? 練習をするに越したことはないが、成績のためであれば心配する必要がないという意味だ」
「雷魔術と火魔術のことでしょうか?」
「それも含めてすべてだ。これだけの術を使えるのであれば、あとは制御と『常識』さえ身につければ魔術科の修了資格を得られるだろう」
「それにお前、魔力が『視える』のだろう?」
ドリーはステファノの目を見て言った。
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第171話 『万能科学総論』とは何だ?」
政治学科から基礎的な講座を選ぼうとすると、該当するのは「スノーデン王国史初級」と「神学入門」しかなかった。
「歴史は難しそうだし、神学って神様のことでしょう? 何にも知らないんだけど……」
この国では宗教とは貴族のものであり、庶民は教会に行くこともないのだった。
「仕方ない。落第覚悟でこの2つを取ってみよう。あれ? これは何だ?」
土曜日の午後に変わった科目が設定されていた。
「『万能科学総論』って何だこれ? すごいタイトルだなあ」
……
◆お楽しみに。
「何かすみません。悪気はないんですが、俺の感覚はちょっと鈍いみたいです」
「ああ、何となくわかる。悪気のないところが逆に気に障るタイプだな」
「えぇ~、そうなんですか?」
その態度を言っとるのだとドリーは言いたかったが、年長者の度量を見せて飲み込んだ。
「とにかく術の制御を身につけろ。こういうものは反復練習だ。回数をこなすしかないぞ」
「はあ。どうしたら良いでしょう?」
「仕方がない。毎晩6時にここに来い。夕方5時には閉めるからな。その後なら他の人間に見られることもない」
ドリーがつき添って、事故がないように魔術の練習をさせてくれると言う。
「俺としてはありがたいですが、ドリーさんに申し訳ないですね」
「乗り掛かった舟だ。このままでは気になって寝不足になるからな」
ドリーは口うるさいが面倒見の良いタイプであった。適度に突き放すので、下の人間が伸びやすい。
後輩の指導者に向いていた。
「どうせ後片づけや翌日の準備やらがあるからな。6時になったら10分は待つ。15分経ってもお前が来なかったら、ここを閉めて帰るからそのつもりでいろ」
「わかりました」
ステファノはすっかり「得」をした気分になっていた。
「それで?」
「は?」
「他にも属性魔術を得ているであろう?」
「はあ」
ドリーはステファノをこのまま返すつもりはないようだった。常識外れの魔術を他にも隠しているのではないかと、手の内を吐き出させようとしていた。
「あの、一応6属性すべて使えます」
「やはりそうか」
「あれ? 驚きませんか?」
「あれ(虹の王)を見せられてはな」
あの構えからまともな術が出て来るはずがないと、妙な断言をされてしまった。
「そんなに派手な術はないと思いますよ?」
そう言いながら、ステファノは6属性の残り5つを披露しようと考えを巡らせた。
「初めに火魔術ですね」
虹の王から火の代表格、「橙+橙」の型を探せば「りの型」となる。
(威力さえ押さえれば、普通の「火」になるはずだ)
離れた的を狙う火魔術といえば「火球」と聞いたことがある。「火球」とは夜空を走り、オレンジ色の光を発するものではなかったか?
(あまり大きいと、大きな音がしそうだ)
小指の先ほどの小さな炎で良かろうと、ステファノはイメージを決めた。
「それでは火魔術を試してみます」
「良し。5番、火魔術。準備は良いな? 発射を許可する。自分のタイミングにて、撃て!」
(ん~)
胸の前に両手をつき出せば、瞬時に「虹の王」が現れる。ドリーの言葉に触発されて、大蛇のイメージはさらに濃くなり、虹の連環と重なるように7頭の蛇が浮かび上がる。
(あれ? イメージが引っ張られる?)
ドリーはドリーで、「蛇の目」に感じるイメージが強化されたことを捉えた。
(むっ? 大蛇の姿がさらにくっきりと……)
ステファノは念のために、術の規模をさらに絞ることにした。
(芥子の粒。その大きさにしよう)
イメージをぎゅっと絞り込んだ。
(り~)
右手に「橙」、左手にも「橙」。2つの光紐が「虹の円環」から走り出て絡まり合って1つとなった。
細く……細く……。
「飛べ、火球!」
じゅっ!
空気中の塵を焼き、水分を爆発させながら芥子粒大の火球が走った。
「おいっ!」
ドリーは思わず声を上げた。今度も大蛇のイメージを見た彼女であったが、集まる魔力の量はさほど多いと感じなかった。しかし、撃ち出された術の速度は彼女の想像を超えていた。
「蛇の目」には橙の糸が標的に走ったように見えた。
「そんな火魔術があるか?」
「あれっ?」
思ったよりもよく飛んだ。ステファノにしてみればそんな感じであった。
竹筒で水を飛ばす玩具。その穴を小さく、小さく絞った物。
それが同じ力で発射されたとしたら、水はどうなるか?
ガラガラと標的が引き寄せられた。一見どこにも当たっていないように見える。
「外しましたか?」
ステファノはがっかりした声を出した。
それに答えず、ドリーは目を皿にして人型の標的を調べる。
ぽつりと胸の中央に開いた針の先ほどの穴があった。
「むっ、この穴か?」
何気なく指で触ろうと手を伸ばしかけた時、「ちちっ」と音がした。
「うん?」
手を止めて見詰める先から、針の穴が陥没していく。
ち、ちち、ちちちち……ぢっ。
穴が茶色に染まったかと思うと黒に色を変え、煙を上げた。
「いかん!」
ドリーは壁のレバーに土魔法を飛ばして、標的をレンジの奥に遠ざける。
その間にも黒いシミは標的の胸全体に広がり煙を濃くした。
轟!
とうとう炎を上げて標的は燃え上がった。
「あ。当たってましたね」
ステファノは、外さなくて良かったと安心した声を出した。
天井から水が噴き出して標的に降り注ぐ。しかし、水は蒸気を上げるばかりで炎の勢いは一向に失われない。
結局じゅうじゅうと蒸気を上げながら標的は炭になった。
「お前、何をやった?」
ドリーはできるだけ声を抑えて尋ねた。
「え? 火球です」
「違うだろ」
「は?」
「違うだろー!」
ドリーは抑えきれず、ステファノの胸倉を掴んだ。
「標的を見てみろ! 見ろ! わかるか?」
「火球が当たって、燃えました?」
どさりと、鎖の切れた標的が床に落ちた。
「燃えないんだよ。燃えないようにできてるんだよ。燃えちゃいけないんだよ!」
ドリーはステファノの胸を揺さぶりながら叫んだ。
「あの、すみませんでした」
ステファノは失敗を悟って、謝罪した。
その声を聴いて、ようやくドリーは冷静さを少し取り戻した。
「ううむ。一体どうなってるんだ?」
「でも、『火球』ですからねえ。あのくらいの温度はあるんじゃないですか?」
どうもステファノの言っていることがおかしいと、ドリーはようやく気がついた。
「さっきから『火球』と言っているが、お前が放った『火球』とはどういうものだ」
「はい。あの夜空を飛んで行くオレンジの光です。……違います?」
「それ……」
ドリーは脱力した。
「お前、それは流星じゃないか……」
「あ~あ。そうなんですか、あれ」
「はあ~」
ドリーはかつてない程の疲れを感じた。
「『火球』は使用禁止だ」
「えっ?」
「こんな殺人技を野放しにできるか!」
「えっ、えっ?」
ステファノは何がいけなかったのか、ひたすら混乱した。
「威力を絞ったつもりだったんですけど……」
「そういうことか……。あのなあ、お前が絞ったのは威力ではない。『焦点』だ」
ステファノは『火球』の現象はそのままに、術の範囲を狭く絞っただけだった。
結果レーザービームのような超音速の炎を飛ばした。おそらくその温度は8千度を超えていたろう。
そんな温度では「不燃布」であろうと燃え上がる。
「必ず明日の夜から、ここへ訓練しに来い。良いな?」
「は、はい。必ず来ます!」
「そうするのが、お前のためだ」
ドリーは怒りを忘れ、今ではステファノを憐れむような眼で見ていた。
「そうでないと、お前は戦争の道具にされるぞ」
「戦争の……」
それはステファノがどうしても避けたい未来であった。
魔法の威力を抑えることで戦わない道を選べるものであれば、そうすることに迷いはなかった。
(戦うために魔法を学ぶ訳じゃないんだ。自分と周りの人を守れればそれで良い)
「それはそうと、お前魔術科の成績のことは気にしなくて良いぞ」
「へっ? どういうことですか?」
唐突な言葉にステファノは戸惑った。
「ここへ来るということは魔術の練習がしたいのだろう? 練習をするに越したことはないが、成績のためであれば心配する必要がないという意味だ」
「雷魔術と火魔術のことでしょうか?」
「それも含めてすべてだ。これだけの術を使えるのであれば、あとは制御と『常識』さえ身につければ魔術科の修了資格を得られるだろう」
「それにお前、魔力が『視える』のだろう?」
ドリーはステファノの目を見て言った。
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第171話 『万能科学総論』とは何だ?」
政治学科から基礎的な講座を選ぼうとすると、該当するのは「スノーデン王国史初級」と「神学入門」しかなかった。
「歴史は難しそうだし、神学って神様のことでしょう? 何にも知らないんだけど……」
この国では宗教とは貴族のものであり、庶民は教会に行くこともないのだった。
「仕方ない。落第覚悟でこの2つを取ってみよう。あれ? これは何だ?」
土曜日の午後に変わった科目が設定されていた。
「『万能科学総論』って何だこれ? すごいタイトルだなあ」
……
◆お楽しみに。
2
Amebloにて研究成果報告中。小説情報のほか、「超時空電脳生活」「超時空日常生活」「超時空電影生活」などお題は様々。https://ameblo.jp/hyper-space-lab
お気に入りに追加
104
あなたにおすすめの小説

悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。

婚約破棄騒動に巻き込まれたモブですが……
こうじ
ファンタジー
『あ、終わった……』王太子の取り巻きの1人であるシューラは人生が詰んだのを感じた。王太子と公爵令嬢の婚約破棄騒動に巻き込まれた結果、全てを失う事になってしまったシューラ、これは元貴族令息のやり直しの物語である。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

変人奇人喜んで!!貴族転生〜面倒な貴族にはなりたくない!〜
赤井水
ファンタジー
クロス伯爵家に生まれたケビン・クロス。
神に会った記憶も無く、前世で何故死んだのかもよく分からないが転生した事はわかっていた。
洗礼式で初めて神と話よく分からないが転生させて貰ったのは理解することに。
彼は喜んだ。
この世界で魔法を扱える事に。
同い歳の腹違いの兄を持ち、必死に嫡男から逃れ貴族にならない為なら努力を惜しまない。
理由は簡単だ、魔法が研究出来ないから。
その為には彼は変人と言われようが奇人と言われようが構わない。
ケビンは優秀というレッテルや女性という地雷を踏まぬ様に必死に生活して行くのであった。
ダンス?腹芸?んなもん勉強する位なら魔法を勉強するわ!!と。
「絶対に貴族にはならない!うぉぉぉぉ」
今日も魔法を使います。
※作者嬉し泣きの情報
3/21 11:00
ファンタジー・SFでランキング5位(24hptランキング)
有名作品のすぐ下に自分の作品の名前があるのは不思議な感覚です。
3/21
HOT男性向けランキングで2位に入れました。
TOP10入り!!
4/7
お気に入り登録者様の人数が3000人行きました。
応援ありがとうございます。
皆様のおかげです。
これからも上がる様に頑張ります。
※お気に入り登録者数減り続けてる……がむばるOrz
〜第15回ファンタジー大賞〜
67位でした!!
皆様のおかげですこう言った結果になりました。
5万Ptも貰えたことに感謝します!
改稿中……( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )☁︎︎⋆。



一般人に生まれ変わったはずなのに・・・!
モンド
ファンタジー
第一章「学園編」が終了し第二章「成人貴族編」に突入しました。
突然の事故で命を落とした主人公。
すると異世界の神から転生のチャンスをもらえることに。
それならばとチートな能力をもらって無双・・・いやいや程々の生活がしたいので。
「チートはいりません健康な体と少しばかりの幸運を頂きたい」と、希望し転生した。
転生して成長するほどに人と何か違うことに不信を抱くが気にすることなく異世界に馴染んでいく。
しかしちょっと不便を改善、危険は排除としているうちに何故かえらいことに。
そんな平々凡々を求める男の勘違い英雄譚。
※誤字脱字に乱丁など読みづらいと思いますが、申し訳ありませんがこう言うスタイルなので。

王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる