8 / 35
第8話 冒険者パーティー「熱き風」はひた走った。
しおりを挟む
シブキのパーティ「熱き風」は5名のメンバーで構成されていた。
リーダーのシブキは魔法使いであった。魔法発動体としてミスリル製のショートソードを使う。といって「魔法剣士」というわけではない。
剣に魔法を付与したり、斬撃を飛ばしたりなどの特殊効果を発揮することはできない。
彼女の剣には、あくまでも杖と同じ働きしかない。
「どうせなら、剣として使えた方が便利じゃねえか」
そういう乱暴な理屈で、持ち手の少ないミスリルソードを魔法発動体として携えていた。
伸長1メートル80センチのシブキは、筋骨たくましく剣士としても相当に「遣う」。
だが、彼女自身は自分はあくまでも魔法使いだと考えていた。
パーティーの壁役はロイドである。シブキが小柄に見えるほどの巨躯を誇り、熊と殴り合える腕力を有していた。身長実に2メートル15センチ。盾とロングソードを駆使するパワー型の剣士である。
アタッカーはデニス。トビヤマネコの異名を取る彼女は100メートルを8秒で走り抜く俊足の持ち主であった。両手に短剣を持つ盗賊スタイルの暗殺術で、敵に忍び寄り、飛び掛かり、切り刻む。キル・レイシオはパーティ随一であった。
チバは何でも屋であった。刀という東洋風武器を使う剣士であったが、アタッカーも壁役もそん色なくこなせる。遊撃として指示をされなくとも必要なポジションに入り、支援を行う。誰よりもメンバーの背中を守ってきた男であった。
5人目のモリヤはヒーラーであった。武器は長杖。豊富な魔力を誇る優秀なヒーラーであったが、血の気が多いのが欠点であった。時に、必要も無いのに敵と直接殴り合い、自分に治癒魔法をかけ続けながら被弾を無視して相手を殴り続ける。実に頭の悪い戦い方をすることがあった。
杖術はそこそこに使うのだが、いかんせん威力に乏しいので決定力が無かった。
なんだかんだで良いチームだと、シブキは思っていた。何よりも居心地が良い。
それはパーティーとして活動を続けるためには、大切にしなければならないことであった。
今日もメンバーは自分のために怒り、自分と共に命を懸けようとしている。
それは当たり前のことと飲み込むべきことであって、恩だの借りだのと騒ぐのは野暮だとシブキは考える。
左手に遠慮をする右手があるものか。そういうことだろ?
不敵な笑みを浮かべながら、シブキは魔物が潜むと思われる山に踏み込んで行った。
「こりゃあ追跡が楽だぜ」
地面にかがみこんだデニスが言う。
「でかすぎてどこを歩いても足跡が残ってやがる」
実際、残された足跡はどれも2センチ近く地面にめり込んでおり、魔物の重さと大きさを物語っていた。
立木の密度が濃くなって来ると、枝をへし折り、木を押しのけて進んだ後がはっきりとわかる。
「スピードを上げるぜ。いつ出会ってもやれるようにしといてくれ」
返事を待たず、デニスは走り出した。小柄で装備も短剣だけの彼女は、パーティの誰よりも早く走れる。
今は戦闘警戒中でもあり、メンバーのスピードを考慮した速度に抑えていた。
ハーフプレートアーマーを装備したロイドにとっては苦行であろう。体重だけでも160キロあるのだ。鎧と剣を含めれば、240キロ以上を運んでいることになる。
それでもロイドは音を上げない。走れない「壁役」は「壁役」ではない。
それはただの「壁」だ。
だからロイドは無言で巨体を動かしていた。ただ、前へと。
実は走ることを最も嫌っているのはモリヤであった。ヒーラーである彼はいつでも仲間をカバーして回復魔法を飛ばせる状態にいなければならない。
しかし、激しく動くと息が上がり、呪文が満足に使えなくなるのだ。自分に掛ける魔法であれば無詠唱でもやれるのだが、他人が対象となると杖と呪文が欠かせない。1メートル以上離れると、途端に狙いが定まらなくなるのだ。
回復魔法は火炎を飛ばすのとは違う。人体の核にピンポイントに働きかける必要がある。
外からではなく、内側から治療するのだ。
シブキの火炎魔法は「飛び道具」だ。手元で作った火球を、方向を定めて打ち出すのみ。
一旦打ち出したら速さも方向も変えられない。
モリヤに言わせると、「下品な魔法だ」ということになる。
だが、精妙さを伴わない代わりに使い易いという利点があった。シブキは詠唱を省略できるし、火球の連発が利く。剣は方向を定めるのに使っている。後、斬るために。
チバは――。いるのかいないのか、わからない。遊撃という役割に独特の解釈を施している彼は、「隠密性」を何よりも重視する。一旦隠形に入れば敵から姿を隠すのはもちろん、味方にすら気配を察知させない。
「馬鹿がいるから、居場所がバレる」
彼はそう言ってモリヤを睨む。2人の関係性は険悪だ。何かにつけて騒々しいモリヤとは一緒のパーティーで戦いにくいと公言していた。
モリヤはチバのことを、「イン〇ン野郎」と呼んでいた。チバに下の患いはないが、「存在自体がイン〇ンなんだよ!」とは、モリヤの弁である。
そのモリヤが口を閉ざして走っている。今回の戦いは命がけになる。
メンバーが命がけになるとは、モリヤが全身全霊で回復魔法を行使しなければならないことを意味する。
その時になって間に合いませんでした、失敗しましたと言うくらいなら、モリヤは舌を嚙んで死ぬ。
それが彼の戦いであった。
「スローダウン」のハンド・サインをデニスが発した時、ロイドとモリヤは全身汗みずくであったが、息を乱してはいなかった。
ロイドは盾を構え、デニスは口中で呪文の詠唱を始める。
戦いが始まれば、ロイドが盾を下ろすことも、デニスが呪文を途切れさせることもない。
「近いぜ」
短くそう言うと、デニスはメンバーを残して斥候に出た。音もなく20メートルを進み、敵の気配を探って戻って来る。
「この先、森が切れたところに岩穴がある。どうやらそこに入って行ったらしい」
「そこが魔物の住処ということか?」
「おそらくはな」
「厄介だな……」
シブキは眉をひそめた。
「どうかしたのか?」
モリヤが声を掛けた。この男、行動は粗雑だが人の感情には敏感であった。
「ここら辺はアタシの遊び場だ。岩穴のことも知っている。あの穴は深くて、地面の下に続いているんだ」
「それじゃあ……」
「煙攻めで燻り出す手が使えない」
通常巣穴に籠った猛獣を狩るには、煙攻めにして巣穴から飛び出して来た所に矢を射かけたり、槍衾で刺し殺す。
今回は弓矢も槍も備えていないが、ロイドが盾で魔物を足止めすれば周りから攻撃を集中させることができるはずであった。煙で目をやられた魔物は盲目同然の良い的になる。
なのに、その手が使えない。
「けっ! 逃げ場のない穴ン中で化け物とランデブーかよっ!」
やってられんと、モリヤが地面に杖を突き立てた。
「逃げ場がないのは魔物も同じこと。この中で逃げようなどと思っているのは、おぬしだけよ……」
チバが、いつの間にかモリヤの後ろに佇んでいた。
「うるせぇ、イン〇ン野郎! てめぇは穴の湿り気が懐かしいだけだろうが!」
「騒ぐな、2人共。狭い洞窟はこちらにも理があるぞ。ロイドが足止めすれば、アタシの火球を食らわせ放題だ」
「それを言っているのだがな。馬鹿には伝わらんらしい……」
「何だと、この――」
「先頭はロイドだ。行くぞ!」
「お、おう」
冒険者として一流の「熱き風」は洞窟でも灯りを必要としなかった。魔法使いでなくとも、魔力を目に集めて暗闇を見通すことができる。冒険者とはそういう存在であった。
「思ったより広い」
10メートルほど洞窟内部に進んだところで、ロイドが低くつぶやいた。
「入り口から100メートルは広い穴が続く。ここで出会うと厄介だが、見通しも利く。その場合はアタシの火球で足止めしている間に、取り囲むぜ」
「了」
どこからかその声が聞こえてきたが、既にチバは姿を消している。
見通しの良いこの空間で、どうやったら身を隠せるのかわからないが、チバのやることをいちいち気にするメンバーはいない。あいつはそういう奴だの一言で片づけた。
やがて洞窟は直径6メートルほどの円形の穴になり、下り道が始まった。
「てめぇのケツの穴とどっちが深いかな?」
「さてな。貴様ほどケツのことに詳しくないのでな……」
いつの間にか現れたチバとモリヤの言い合いが面倒くさくなる前に、ロイドは下り坂に足を踏み入れた。
リーダーのシブキは魔法使いであった。魔法発動体としてミスリル製のショートソードを使う。といって「魔法剣士」というわけではない。
剣に魔法を付与したり、斬撃を飛ばしたりなどの特殊効果を発揮することはできない。
彼女の剣には、あくまでも杖と同じ働きしかない。
「どうせなら、剣として使えた方が便利じゃねえか」
そういう乱暴な理屈で、持ち手の少ないミスリルソードを魔法発動体として携えていた。
伸長1メートル80センチのシブキは、筋骨たくましく剣士としても相当に「遣う」。
だが、彼女自身は自分はあくまでも魔法使いだと考えていた。
パーティーの壁役はロイドである。シブキが小柄に見えるほどの巨躯を誇り、熊と殴り合える腕力を有していた。身長実に2メートル15センチ。盾とロングソードを駆使するパワー型の剣士である。
アタッカーはデニス。トビヤマネコの異名を取る彼女は100メートルを8秒で走り抜く俊足の持ち主であった。両手に短剣を持つ盗賊スタイルの暗殺術で、敵に忍び寄り、飛び掛かり、切り刻む。キル・レイシオはパーティ随一であった。
チバは何でも屋であった。刀という東洋風武器を使う剣士であったが、アタッカーも壁役もそん色なくこなせる。遊撃として指示をされなくとも必要なポジションに入り、支援を行う。誰よりもメンバーの背中を守ってきた男であった。
5人目のモリヤはヒーラーであった。武器は長杖。豊富な魔力を誇る優秀なヒーラーであったが、血の気が多いのが欠点であった。時に、必要も無いのに敵と直接殴り合い、自分に治癒魔法をかけ続けながら被弾を無視して相手を殴り続ける。実に頭の悪い戦い方をすることがあった。
杖術はそこそこに使うのだが、いかんせん威力に乏しいので決定力が無かった。
なんだかんだで良いチームだと、シブキは思っていた。何よりも居心地が良い。
それはパーティーとして活動を続けるためには、大切にしなければならないことであった。
今日もメンバーは自分のために怒り、自分と共に命を懸けようとしている。
それは当たり前のことと飲み込むべきことであって、恩だの借りだのと騒ぐのは野暮だとシブキは考える。
左手に遠慮をする右手があるものか。そういうことだろ?
不敵な笑みを浮かべながら、シブキは魔物が潜むと思われる山に踏み込んで行った。
「こりゃあ追跡が楽だぜ」
地面にかがみこんだデニスが言う。
「でかすぎてどこを歩いても足跡が残ってやがる」
実際、残された足跡はどれも2センチ近く地面にめり込んでおり、魔物の重さと大きさを物語っていた。
立木の密度が濃くなって来ると、枝をへし折り、木を押しのけて進んだ後がはっきりとわかる。
「スピードを上げるぜ。いつ出会ってもやれるようにしといてくれ」
返事を待たず、デニスは走り出した。小柄で装備も短剣だけの彼女は、パーティの誰よりも早く走れる。
今は戦闘警戒中でもあり、メンバーのスピードを考慮した速度に抑えていた。
ハーフプレートアーマーを装備したロイドにとっては苦行であろう。体重だけでも160キロあるのだ。鎧と剣を含めれば、240キロ以上を運んでいることになる。
それでもロイドは音を上げない。走れない「壁役」は「壁役」ではない。
それはただの「壁」だ。
だからロイドは無言で巨体を動かしていた。ただ、前へと。
実は走ることを最も嫌っているのはモリヤであった。ヒーラーである彼はいつでも仲間をカバーして回復魔法を飛ばせる状態にいなければならない。
しかし、激しく動くと息が上がり、呪文が満足に使えなくなるのだ。自分に掛ける魔法であれば無詠唱でもやれるのだが、他人が対象となると杖と呪文が欠かせない。1メートル以上離れると、途端に狙いが定まらなくなるのだ。
回復魔法は火炎を飛ばすのとは違う。人体の核にピンポイントに働きかける必要がある。
外からではなく、内側から治療するのだ。
シブキの火炎魔法は「飛び道具」だ。手元で作った火球を、方向を定めて打ち出すのみ。
一旦打ち出したら速さも方向も変えられない。
モリヤに言わせると、「下品な魔法だ」ということになる。
だが、精妙さを伴わない代わりに使い易いという利点があった。シブキは詠唱を省略できるし、火球の連発が利く。剣は方向を定めるのに使っている。後、斬るために。
チバは――。いるのかいないのか、わからない。遊撃という役割に独特の解釈を施している彼は、「隠密性」を何よりも重視する。一旦隠形に入れば敵から姿を隠すのはもちろん、味方にすら気配を察知させない。
「馬鹿がいるから、居場所がバレる」
彼はそう言ってモリヤを睨む。2人の関係性は険悪だ。何かにつけて騒々しいモリヤとは一緒のパーティーで戦いにくいと公言していた。
モリヤはチバのことを、「イン〇ン野郎」と呼んでいた。チバに下の患いはないが、「存在自体がイン〇ンなんだよ!」とは、モリヤの弁である。
そのモリヤが口を閉ざして走っている。今回の戦いは命がけになる。
メンバーが命がけになるとは、モリヤが全身全霊で回復魔法を行使しなければならないことを意味する。
その時になって間に合いませんでした、失敗しましたと言うくらいなら、モリヤは舌を嚙んで死ぬ。
それが彼の戦いであった。
「スローダウン」のハンド・サインをデニスが発した時、ロイドとモリヤは全身汗みずくであったが、息を乱してはいなかった。
ロイドは盾を構え、デニスは口中で呪文の詠唱を始める。
戦いが始まれば、ロイドが盾を下ろすことも、デニスが呪文を途切れさせることもない。
「近いぜ」
短くそう言うと、デニスはメンバーを残して斥候に出た。音もなく20メートルを進み、敵の気配を探って戻って来る。
「この先、森が切れたところに岩穴がある。どうやらそこに入って行ったらしい」
「そこが魔物の住処ということか?」
「おそらくはな」
「厄介だな……」
シブキは眉をひそめた。
「どうかしたのか?」
モリヤが声を掛けた。この男、行動は粗雑だが人の感情には敏感であった。
「ここら辺はアタシの遊び場だ。岩穴のことも知っている。あの穴は深くて、地面の下に続いているんだ」
「それじゃあ……」
「煙攻めで燻り出す手が使えない」
通常巣穴に籠った猛獣を狩るには、煙攻めにして巣穴から飛び出して来た所に矢を射かけたり、槍衾で刺し殺す。
今回は弓矢も槍も備えていないが、ロイドが盾で魔物を足止めすれば周りから攻撃を集中させることができるはずであった。煙で目をやられた魔物は盲目同然の良い的になる。
なのに、その手が使えない。
「けっ! 逃げ場のない穴ン中で化け物とランデブーかよっ!」
やってられんと、モリヤが地面に杖を突き立てた。
「逃げ場がないのは魔物も同じこと。この中で逃げようなどと思っているのは、おぬしだけよ……」
チバが、いつの間にかモリヤの後ろに佇んでいた。
「うるせぇ、イン〇ン野郎! てめぇは穴の湿り気が懐かしいだけだろうが!」
「騒ぐな、2人共。狭い洞窟はこちらにも理があるぞ。ロイドが足止めすれば、アタシの火球を食らわせ放題だ」
「それを言っているのだがな。馬鹿には伝わらんらしい……」
「何だと、この――」
「先頭はロイドだ。行くぞ!」
「お、おう」
冒険者として一流の「熱き風」は洞窟でも灯りを必要としなかった。魔法使いでなくとも、魔力を目に集めて暗闇を見通すことができる。冒険者とはそういう存在であった。
「思ったより広い」
10メートルほど洞窟内部に進んだところで、ロイドが低くつぶやいた。
「入り口から100メートルは広い穴が続く。ここで出会うと厄介だが、見通しも利く。その場合はアタシの火球で足止めしている間に、取り囲むぜ」
「了」
どこからかその声が聞こえてきたが、既にチバは姿を消している。
見通しの良いこの空間で、どうやったら身を隠せるのかわからないが、チバのやることをいちいち気にするメンバーはいない。あいつはそういう奴だの一言で片づけた。
やがて洞窟は直径6メートルほどの円形の穴になり、下り道が始まった。
「てめぇのケツの穴とどっちが深いかな?」
「さてな。貴様ほどケツのことに詳しくないのでな……」
いつの間にか現れたチバとモリヤの言い合いが面倒くさくなる前に、ロイドは下り坂に足を踏み入れた。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。

エンシェントソルジャー ~古の守護者と無属性の少女~
ロクマルJ
SF
百万年の時を越え
地球最強のサイボーグ兵士が目覚めた時
人類の文明は衰退し
地上は、魔法と古代文明が入り混じる
ファンタジー世界へと変容していた。
新たなる世界で、兵士は 冒険者を目指す一人の少女と出会い
再び人類の守り手として歩き出す。
そして世界の真実が解き明かされる時
人類の運命の歯車は 再び大きく動き始める...
※書き物初挑戦となります、拙い文章でお見苦しい所も多々あるとは思いますが
もし気に入って頂ける方が良ければ幸しく思います
週1話のペースを目標に更新して参ります
よろしくお願いします
▼表紙絵、挿絵プロジェクト進行中▼
イラストレーター:東雲飛鶴様協力の元、表紙・挿絵を制作中です!
表紙の原案候補その1(2019/2/25)アップしました
後にまた完成版をアップ致します!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話+間話8話。

幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる