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駆け巡る普天率土の章
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「良かったわ……上手く行ったのね。」
「なに読んでいるんだ?シア」
「ひゃっ」
耳元で待ち望んでいた甘く低い声で、耳元で吐息混じりで掛けられて、驚いた私は本を投げ落とした。
「これか……懐かしいな。少し前に流行っててな。俺だけ知らなくて、勧められて読んだ思い出があるな……」
「そうなのね……もう驚かさないでよ。」
「普通に開けて、声がかけたが反応無かったぞ?」
「……集中し過ぎたわ。」
私は恥ずかしさに、顔に熱が集まり、外の匂いが微かにする彼はソファーの横に座り、本をテーブルに置いた。
まだもう一つの選択肢を見てないなと思いながらも、彼がいたら読ませてくれないかもしれない。
ユリウスが嫉妬深いのは理解しているし、しかし本なら大丈夫では?と好奇心が顔を覗かせているのはある。
とりあえず、後で読もうかしら。
そんな事を考えていたからか、いつの間にかユリウスの手が、私の肩に伸びてきて、ゴミでもついているかしら?と思って、彼の方を見た。
青い瞳と目が合いそれに、すっかり慣れたはずなのに、まだそわそわとしてしまう。
元々彼の整った美しい顔立ちもあるけれど、それに番から微かな匂いの吸引力に慣れない。
瞳や表情から私に対して、読み取れる愛と慈しみが感じられて、私の口元がゆるゆると思わず微笑んでしまう。
彼の余裕のある微笑みは、心を優しくその手で握られて最も簡単にコロコロと転がされている様な居た堪れない恥ずかしさと嬉しさに私は唇をすぼめた。
「……シアはどっち選んだ?」
肩をスッと縁の撫でる様に撫でられて、その後、首筋をスラリと撫でられた。
くすぐったさに微かに揺れ、きゅっと締め付けられる心がたまらない。
蠱惑的に問われた事で、睦言を言われている様な淫美な雰囲気に生唾を飲んだ。
トロんとした彼の愛を感じられる、魔道具の光に反射した青いキラキラとした煌めきのある瞳を見ていると、冷静な私までその気になってきてしまいダメだと微かな理性が咎めいた。
「王の方よ……」
「それは良い……俺と同じだ。でもなんでだ?」
顎を取られ、ユリウスの端正な顔が近づいてきて、なんでこうなっているのかわからなかった。
嫉妬いるのだろうか?
同じなら良いじゃない。
そうと思いながらも、彼が私の口ではなく、彼の舌先が逆鱗の境目のギリギリ触れない部分を舐めた事で私は宙を見ながら慌てて口を開いた。
「ちょっ……ぁっ、ゃだ」
「それで……なんでだ?言わないと此処舐める……よ?」
「わかったからッ………やめっ……」
レロっと縁を舐めかけた事で、ジワリと下半身から体液がショーツへと染みついた。
「青の瞳がユリウスにっ」
「ぁあ……同じ色だからか」
手が離されて、私はユリウスを押さえて退けようとしたがぷるぷるとまるで産まれたての子鹿の様に力が入らない。
番に逆鱗を触られているからか、身体が言う事を聞かない。
全てが同じというわけではないけれど、大きな括りとして青い瞳に興味を持ったのは確かだ。
だが、これは彼に嫉妬させるのではと微かな理性が囁いている。
「んっ、でもっ……ユリウスの方が綺麗だからぁ……」
びぐっと揺れた身体に、だめだと首を振ろうとした。
こんな……
また溺れてしまうのは避けたい。
ご飯もまだだし、彼ともっと話したいのだけど……
「それは嬉しいな……君の宝石の様な紫の瞳も綺麗だ……俺の大事な宝物さ。完全に快楽に染まった時君はわからないだろうが……美しく、欲に染った姿は何にも変え難い程に至福だ。俺だけがこの瞳を知っていれば良いから誰にも教えないが。」
彼の手がスカートの中へと入り、湿り気を帯びた、私の下半身へと太ももを撫でて這ってきてショーツを取られた。
「やだっ……ユリウス許してっ、朝したからぁ」
「ん?何度でも君を愛するのは良いだろ?減るものではないし……ぁあ、心配していたか?ここに来る前に既に手は洗ってある。君に触れる手は清潔でいたいからな。」
濡れぽそった私の秘部は彼の親指で下半身の蕾を押してきた。
「ぅぁっ……そうじゃっ……ぁぁっ、だめっ」
「よくないか?ほら……ここは正直だけど?」
「こんなっ…ッぁ……」
彼の片手が私の上半身の胸へと服の上から揉み上げた。
すっかり理性は吹き飛び、もはやユリウスの服を掴み、ユリウスに擦りつける様に身体を動かしてしまっている。
「シア……舌を出して」
「はぁ……ぃ」
私は与えられる快楽にすっかりと、冷静な思考は飛んでいき、ただ彼に求められるまま、舌を少しだけ口から出すとそれに絡める様に彼の舌が這う。
絡め取られ、ぬちゅぬちゅとその行為をしていると、唾液が垂れ落ちた。
児戯の様な行為から彼の唇が近づいて、私の唇と繋がり、溺れる様にのめりこんだ。
くちゅくちゅとキスに酔いしれて、もっとと更に彼の舌へ自ら私は彼へと求めた。
普段着の内部へと彼の手先がいつの間にか入り込んできて胸を直接揉まれていた事に気がついた。
ようやく彼の舌先が離れた事で、唇が離れていき、少しそれを寂しく思いながらも私は荒い息をしながらジワジワと与えられている事に感じて口の端から唾液が零れ落ちた。
ソファーに押し倒され、指先はぬぷりといとも簡単に入り込んできて、くちゅくちゅと気持ち良い所を知り尽くしており、ビクビクと感じた。
「ユリウスそれっぁぁ」
「シア可愛いよ、もう少しでもっと気持ち良くなれるからな?」
愛されて中指を曲げながらちょうど第二関節が入り口に入るか入らないかぐらい中指の指の腹で押され続けられた。
「……ユリウスっそこぁぁっいぐ」
「イキそう?イッて良いよ。俺の手で感じた?」
「でちゃっ……漏れるからぁ」
「シアのならなんでも良い」
「ぁぁっいぐ……いぐからぁ」
イッたのと同時にびしゃぁぁとなにか漏れた。
ガクガクと震えて耐えていると、おでこに優しく触れるだけのキスをされたのを感じた後にようやく焦点が戻ってきた。
「潮吹きしてるシアも良いな。」
「……ユリウス、もう……だめだから……」
ユリウスの声が聞こえながらも、私は余韻に震え足先までがくがくと震えた。
トロトロと私の下半身から滲み出して、すっかり濡れぼそっている所を彼は満足気に眺められ、指でひだをそっと撫でられるのは恥ずかしい。
リビングのソファーの上でした行為に顔に熱が集まる。
こんな事になるなんて。
ズルズルと彼に抱えられて、予想通り寝室へと運ばれて行きながらため息を吐いた。
「なに読んでいるんだ?シア」
「ひゃっ」
耳元で待ち望んでいた甘く低い声で、耳元で吐息混じりで掛けられて、驚いた私は本を投げ落とした。
「これか……懐かしいな。少し前に流行っててな。俺だけ知らなくて、勧められて読んだ思い出があるな……」
「そうなのね……もう驚かさないでよ。」
「普通に開けて、声がかけたが反応無かったぞ?」
「……集中し過ぎたわ。」
私は恥ずかしさに、顔に熱が集まり、外の匂いが微かにする彼はソファーの横に座り、本をテーブルに置いた。
まだもう一つの選択肢を見てないなと思いながらも、彼がいたら読ませてくれないかもしれない。
ユリウスが嫉妬深いのは理解しているし、しかし本なら大丈夫では?と好奇心が顔を覗かせているのはある。
とりあえず、後で読もうかしら。
そんな事を考えていたからか、いつの間にかユリウスの手が、私の肩に伸びてきて、ゴミでもついているかしら?と思って、彼の方を見た。
青い瞳と目が合いそれに、すっかり慣れたはずなのに、まだそわそわとしてしまう。
元々彼の整った美しい顔立ちもあるけれど、それに番から微かな匂いの吸引力に慣れない。
瞳や表情から私に対して、読み取れる愛と慈しみが感じられて、私の口元がゆるゆると思わず微笑んでしまう。
彼の余裕のある微笑みは、心を優しくその手で握られて最も簡単にコロコロと転がされている様な居た堪れない恥ずかしさと嬉しさに私は唇をすぼめた。
「……シアはどっち選んだ?」
肩をスッと縁の撫でる様に撫でられて、その後、首筋をスラリと撫でられた。
くすぐったさに微かに揺れ、きゅっと締め付けられる心がたまらない。
蠱惑的に問われた事で、睦言を言われている様な淫美な雰囲気に生唾を飲んだ。
トロんとした彼の愛を感じられる、魔道具の光に反射した青いキラキラとした煌めきのある瞳を見ていると、冷静な私までその気になってきてしまいダメだと微かな理性が咎めいた。
「王の方よ……」
「それは良い……俺と同じだ。でもなんでだ?」
顎を取られ、ユリウスの端正な顔が近づいてきて、なんでこうなっているのかわからなかった。
嫉妬いるのだろうか?
同じなら良いじゃない。
そうと思いながらも、彼が私の口ではなく、彼の舌先が逆鱗の境目のギリギリ触れない部分を舐めた事で私は宙を見ながら慌てて口を開いた。
「ちょっ……ぁっ、ゃだ」
「それで……なんでだ?言わないと此処舐める……よ?」
「わかったからッ………やめっ……」
レロっと縁を舐めかけた事で、ジワリと下半身から体液がショーツへと染みついた。
「青の瞳がユリウスにっ」
「ぁあ……同じ色だからか」
手が離されて、私はユリウスを押さえて退けようとしたがぷるぷるとまるで産まれたての子鹿の様に力が入らない。
番に逆鱗を触られているからか、身体が言う事を聞かない。
全てが同じというわけではないけれど、大きな括りとして青い瞳に興味を持ったのは確かだ。
だが、これは彼に嫉妬させるのではと微かな理性が囁いている。
「んっ、でもっ……ユリウスの方が綺麗だからぁ……」
びぐっと揺れた身体に、だめだと首を振ろうとした。
こんな……
また溺れてしまうのは避けたい。
ご飯もまだだし、彼ともっと話したいのだけど……
「それは嬉しいな……君の宝石の様な紫の瞳も綺麗だ……俺の大事な宝物さ。完全に快楽に染まった時君はわからないだろうが……美しく、欲に染った姿は何にも変え難い程に至福だ。俺だけがこの瞳を知っていれば良いから誰にも教えないが。」
彼の手がスカートの中へと入り、湿り気を帯びた、私の下半身へと太ももを撫でて這ってきてショーツを取られた。
「やだっ……ユリウス許してっ、朝したからぁ」
「ん?何度でも君を愛するのは良いだろ?減るものではないし……ぁあ、心配していたか?ここに来る前に既に手は洗ってある。君に触れる手は清潔でいたいからな。」
濡れぽそった私の秘部は彼の親指で下半身の蕾を押してきた。
「ぅぁっ……そうじゃっ……ぁぁっ、だめっ」
「よくないか?ほら……ここは正直だけど?」
「こんなっ…ッぁ……」
彼の片手が私の上半身の胸へと服の上から揉み上げた。
すっかり理性は吹き飛び、もはやユリウスの服を掴み、ユリウスに擦りつける様に身体を動かしてしまっている。
「シア……舌を出して」
「はぁ……ぃ」
私は与えられる快楽にすっかりと、冷静な思考は飛んでいき、ただ彼に求められるまま、舌を少しだけ口から出すとそれに絡める様に彼の舌が這う。
絡め取られ、ぬちゅぬちゅとその行為をしていると、唾液が垂れ落ちた。
児戯の様な行為から彼の唇が近づいて、私の唇と繋がり、溺れる様にのめりこんだ。
くちゅくちゅとキスに酔いしれて、もっとと更に彼の舌へ自ら私は彼へと求めた。
普段着の内部へと彼の手先がいつの間にか入り込んできて胸を直接揉まれていた事に気がついた。
ようやく彼の舌先が離れた事で、唇が離れていき、少しそれを寂しく思いながらも私は荒い息をしながらジワジワと与えられている事に感じて口の端から唾液が零れ落ちた。
ソファーに押し倒され、指先はぬぷりといとも簡単に入り込んできて、くちゅくちゅと気持ち良い所を知り尽くしており、ビクビクと感じた。
「ユリウスそれっぁぁ」
「シア可愛いよ、もう少しでもっと気持ち良くなれるからな?」
愛されて中指を曲げながらちょうど第二関節が入り口に入るか入らないかぐらい中指の指の腹で押され続けられた。
「……ユリウスっそこぁぁっいぐ」
「イキそう?イッて良いよ。俺の手で感じた?」
「でちゃっ……漏れるからぁ」
「シアのならなんでも良い」
「ぁぁっいぐ……いぐからぁ」
イッたのと同時にびしゃぁぁとなにか漏れた。
ガクガクと震えて耐えていると、おでこに優しく触れるだけのキスをされたのを感じた後にようやく焦点が戻ってきた。
「潮吹きしてるシアも良いな。」
「……ユリウス、もう……だめだから……」
ユリウスの声が聞こえながらも、私は余韻に震え足先までがくがくと震えた。
トロトロと私の下半身から滲み出して、すっかり濡れぼそっている所を彼は満足気に眺められ、指でひだをそっと撫でられるのは恥ずかしい。
リビングのソファーの上でした行為に顔に熱が集まる。
こんな事になるなんて。
ズルズルと彼に抱えられて、予想通り寝室へと運ばれて行きながらため息を吐いた。
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