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薄氷上のダンス

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ぐちゅぐちゅと生々しい水音を立て、気持ち良すぎて、私は甲高い声を上げた。

「あっ、ああぁイぐあっ……」
「………んっいい、シアもっと声を聞かせて」
「やめっ、イッたからぁ、だめだめっ」

甘い声を達したのに、それでも止まらない。

ユリウスの滑らかな舌先が私のクリトリスを弄り、ぬちゅと指の腹で押され、擦られていた。

「やだっ、やめっんっぁぁ」
「ぁあ、可愛いよ」

ジタジタと動くが、彼に押さえられた足は動けず、ビクビクとベッドで彼に押さえられ動けないなすがままの私はどうにもできなかった。

ぜぇぜぇと再び達した後ようやく止まった事で、荒い息をはいて許された足を閉じてゴロンと横になる。

「ユリウスのばかぁ」
「んっ…………」

彼がベッドサイドテーブルの上にある水差しから水を注ぎ飲んでいる姿を眺めてながら、イッた後の微睡みに捕らわれてうとうとしていた。

「シア……眠たいのか?」
「ぅん……でもユリウスしたいでしょ?するよ?」
「大丈夫さ、今日は色々忙しかったし、たくさんできたからまた今度でいい。シアと一緒に居られるのならな。」
「珍しいね?……おやすみありがと……」
「シア、俺以外の男に靡くなよ?」

ランプの淡い光に照らされた少し昏い青い瞳を眺めながら、私はユリウスだけなんだからと口にする前に意識は落ちた。



くちゅっ


ぬちゅ

「んっあ………」

気持ち良過ぎて、震えた。
眠いから目を開けたくないけど奥に生温かいモノが震えて注ぎ込まれている。

「シア……ッ締めすぎ」
「ユリウス可愛い」
「シア?そんな事思っていたのか?もっと激しくして良いよな?」
「や…………んっああっ」

私は夢にしてはやけにリアルな感触がする夢だなと思いながら、中に注ぎ込まれ中出しされていたのだとわかった。

交える夢を見ている事に、私は欲求不満だったかな?と考えながら愛されて嬉しさと戸惑いに包まれた。

「今イッたよな?イクって言わないとダメだろ?ほら」
「んっぁっ、いじめないで」
「シア可愛いッ、してないから……君の事を愛しているだけだよ。悪い子には罰をあげるだけだ。」
「………んっぁ」

ぬぷぬぷと腰の奥へ激しさを増す動きに、私はただユリウスへの愛を伝えようと夢の中だからか口が重い。

「すき……ユリウスが良いの……ユリウスじゃないとだめ……一緒にいて」
「俺もシアがいい、そう言ってくれて嬉しい。でもどうした?なんか手首が赤くなっていたが……」
「ぅ……掴まれただけ」
「掴まれた?……それは詳しく教えてくれ」
「ひぐっっ、いやぁそこらめっ」
「教えてくれないともっとするけど、そうだな……ここを甘噛みしながらこっちを触ると飛ぶって聞いたけど試してみるか?」
「だめっ、ユリウスいやぁ」

さっきまで気持ち良かった動きは、ねちっこい動きになり、逆鱗の端を舐めてきたユリウスの舌先で私はヒクヒクと感じながら、ユリウスを抱きしめた。

ユリウスの少し汗ばんだ筋肉質な背を触りながらも、私は荒い息をはきながらチリッと肌を吸い上げた痛みに目を開けた。

目の前の肌色やユリウスの金髪が見えたと思い、一緒に寝てたからそんな夢だったのかと思っていたが、実際にぬぷっと動き出した腰の動きで、現実だったとわかった。

「おはよう、シア……それで掴まれたって?さて、教えてくれるまでベッドの外には出せないな。今日は一緒に学校休もうかな。」
「ぇっおはよ、やだっそんなぁぁぁ」
「ほら、教えてくれないと舐めて噛むよ?」

胸を軽く舐めながら、這い上がってきた舌先でウッと思いながら、私はあの時あった事を話した。

「ふーん?それでその男に迫られたって。ことか。返事はもちろん断ったよな?」

ぐじゅぐしゅと腰をねちっこく振られ私は耐えながら、ユリウスだけだからっと情けない声で返事をあげた。

「ならいいが、また会いたいなんて思って……ないよな?」
「ないからっ、私はユリウスのものだからぁっ」
「そうならいいが」
「いぐからぁ……ゆるしてぇもぅぁぁ、いぐいぐっ」

逆鱗を舐められ、気持ち良い両方とも責められながら、ユリウスを抱きしめて達した。
中に熱いモノが出され、ユリウスが震えて私を抱きしめられながら、俺のだというように何度も私の中で擦り付けられた。
二人の魔力が混ざり、その事に安堵と快楽にもぞもぞとした感覚に震えた。

その後も何回も達しながら愛されて止まらない行為に時間がかかり、ぜえぜえとくたりとベッドに足や身体を横たえているとユリウスはジッと私を見つめて隣に倒れ込んだ。

真っ直ぐに伸びた鼻梁、熱を帯びた青い瞳をみながら私を見つめる彼の手をそっと握りながら、ひどいと思いながら私はヒクヒクと震えながら目を閉じた。






「シア、ごめんって」
「……もう三限なんだけどさ。」
「黙っていたシアも悪いんだからな?」
「それはそうだけど……」

教室で休憩時間で話しながら、隣でショボンとしていた彼が、その姿に弱いとわかっているのかいないのかわからないけど、されると余り強くは言えない。

逆に片手を握られて、手首をソロソロと触られている。

ねちねちと触られていたと白状した事で、手首に神力を使い完治した後、わざわざ彼に吸われてしまい、それを治すのもダメだと言われてしまった。

ひんやりとした寒さの気温のせいか握られると気持ち良いと温かさを感じ、良いけどここは教室なのである。

薄らと熱をもつ私の頬は赤みを増している事だろうと思いながら、ふぅと息を吐いた。

足先を彼の足がまとわりつき、すりすりと重ねてくる事にチラッと彼を見ると、頬杖をつきねっとりとした視線を向けてきて、私はもぞもぞと足を揺らし、弾こうとしたが片手の彼の手が私の手首を爪でちくちくとしてきて、ムッとして私はやめてと言おうとした。

「……シアさ、ここでされたいのなら構わないけど、されたくないならこのままでいてくれ。」
「それはずるくない?なんでよ。」
「どこの誰かな?俺に内緒にしてた人は。」
「うぐっ……でも」
「ふっ、だったら俺の好きにしても良いよな?俺のだろ?」
「それは………恥ずかしいわ」

逃げようとしないで動かずいたら、チクチクとした爪の感触は去り、手を握られて温かさだけがあった。

チラッと他人からの視線を時折見られて、私は恥ずかしさとねっとりと隣の愛する彼の熱視線を受けながら我慢した。






















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