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駆け巡る普天率土の章
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「一つ目にするわ、社会的にダメなのはやめてよ?」
私は降りようとしたが、お腹にユリウスの手を回されてしまい、私は降りられなくなってしまった。
「楽しみだ。どんな格好にしようかな。」
「場所は、どこに行くの?」
「当日までお楽しみに待っててくれ。余り遠くではないよ。王都でもないけれどな。最近王都近辺ばかりだったから飽きてきただろ?」
「え、そうでもないよ。ここにこんなお店あったの!?ってなるし。」
「そうか、なら良いんだが。」
私は少しドキドキと胸を高鳴らせて、彼の声を聞いていた。
どんな場所で、どんな服装なのだろうか。
「なんか……罰っていうより私とってはご褒美かもしれない。」
「なんでだ?」
彼の不思議そうに問いかけた声が耳元で聞こえてくすぐったい。
「……んっ……だってさ、ユリウスと一緒に居られるってだけで私嬉しいから。それに、お出掛けでしょ?」
「……ッシア可愛いな……俺も一緒に居られるのは嬉しい。」
サワサワとそよ風でゆれた木々の葉擦れが鳴っている中、私は首を後ろへ向けると、ユリウスの青い瞳と自然と目が合った。
彼の瞳はただ甘くトロンととろけてしまいそうな程で、鍛錬している時などのキリッとした表情とは違い今は私とこうして愛して気を許してくれていると言う事に今更だが、モゾモゾとしてしまう様な嬉しさを感じた。
身体に添えられていた彼の手が解かれて、私は身体の向きを変えて、彼にしなだれかかる。
言葉が終わり、それと同時に私は手を彼の頬に添えて、目を開けたまま唇を寄せて顔を傾けていき、重ねる手前で目を閉じて唇を重ねた。
言葉無くとも伝わるキスがしたいという二人の目があった瞬間に伝わり、どちらともそう思っていた事に私達は喜びに包まれながらも、舌を重ね絡め合い、逢瀬を楽しんだ。
「……ぁッ……」
自然と深まり行きながら、私は彼が貪欲に更に止まらない事で躊躇いから、長く甘い口づけに意識は溶けていく。
彼の手が服のスカートの中へ入り込んで来て下着を触った事で私はビクッと跳ねて、ぬちゃっと生々しい音を立てて舌を外そうとしたが、彼の舌は止まらず、離れるなと言っている様に絡まり、私はその終わらないキスにダメだと思いつつも負けてしまう。
ズリズリと入り込んでくる手にビクッと驚きダメだと逃げようとしたが、彼は構わず進めていく。
ようやく離された口の間は、銀糸が繋がっているくらい、二人の体液で唇はすっかり汚れていた。
「ユリウスッダメって」
「大丈夫、しないから」
「でも手が……」
「少しだけだから。」
とうとう彼の指がスルッと秘所を撫でられて、私は無理無理と首を振り逃げようともがいたが男の力には勝てない。
「……ぁっ……」
「シアが感じてる姿は格別だ。ずっと見ていたいぐらい……」
「もうだめっっ」
「ここ、こんなにしっとり濡らしているのに?しょうがないな……綺麗にしてあげる。」
「えっ?」
彼が私を長椅子に降ろして彼がスカートの中へ入り込んだ事で私の顔は一段と熱が上がる。
「ユリウスっ!」
「そんな大声だしたら、誰か来るぞ?」
もぞもぞと彼が動き、下着を下ろされてひんやりとした外気に晒さられてスースーとした感覚に私はやめてっとぺしぺしと彼の背を軽く叩いたが彼はやめずにどんどんと近づいて、とうとうぺちゃりと生々しい音がして、舌が秘所を這っている感覚に震えた。
「ひゃっ……」
周りを見ると、なるべく人通りが少なめの辺りを選んだ事が幸いして、周りに人の姿は少ない。
ガゼボの足元の囲いの壁があるからか、下の方は外からだと見えにくいだろう。
しかしながら、近寄り囲いの中を覗かれてしまったらスカートの中に人が入り込んでいる事はわかってしまう。
「ぁ……らめっっ」
「んっ?なんか更に溢れてきてない?止まらない泉だな……更に感じてきてるよな?」
「だってぇ……そんなぁっ」
クリトリスをちゅっと吸われて、私はヒクヒクと感じて手を長椅子についた。
「それがさー、あの先生俺とあいつ見間違えたってっ」
遠くから男子生徒の声がして、私は絶望感に包まれてユリウスに離れる様に手を押してみたがまるで石像の様に離れなかった。
「だよな?やっぱり、そうだと思っていたんだ」
私は赤らんだ顔を隠す様に手を置いて、下を向きながら耐えていた。
会話の声は細い小道の方へ移動しているが、その間にも関わらず彼は私の秘所を舐めており、絶えず刺激を送られる。
ようやく声の主達は去り、木の葉のざわめきだけがする静かな場所へとなった。
「それ以上はっ、もうイッちゃ」
「ここでイッて良いよ。」
「ぁんんっ、イぐっ」
高みを逃そうとしたが舌先で押されたり、吸われた事でダメだと諦めてビクビクと感じ、達してしまった。
足を開き、足先までヒクヒクとする様な高みに登り、私は学園でしてしまった事に罪悪感といつもとは違う環境の興奮と快楽にどくどくと心臓の音が激しい。
いつも寝室でするより、激しいエクスタシーが駆け巡り、ちゅっと彼が啜る音が生々しく響いていた。
イッた後で、ぼーっとしていたせいかいつの間にか彼が下着の位置を元に戻して、ハンカチで口元を拭う彼の表情はイキイキとまるで水を得た魚の様だった。
はぁはぁと逆に、荒い息をする私は対照的であり、隣に座ったユリウスをジロッと睨むと、まるで転んだあどけない少年の様にへらっと笑った。
「ご馳走様、良かった。」
「よくないっからぁっ、今日はしないから!」
「シアっ!それは」
「無理……絶対無理!」
げしげしっと彼の靴を蹴り、私は学園でそんな事をした彼を怒り、立ち上がった。
ごめんっと謝る声が聞こえたが、破廉恥な事をしてきた彼を私は許せず、塔の方向へ駆け出した。
「それで、なんかわからないですけれど、やらかしたユリウス様に怒っているって事ですね?」
「そうなのよ、あの人ったら。」
走って駆け込んできた私をどうかしたのかと焦って聞いてきたコルネリアさんにただの痴話喧嘩だと言い、少しぼかして話したのだった。
「番って良いですね、早く会いたいものです。もし会ったら……私が襲ってしまうかもしれませんね……ぐへっ」
そう言って、コルネリアさんはソファーのクッションを手に取り、抱きしめていた。
今は予鈴のなるまで準備室で待っていた。
先程からチリチリと謝ってきているのだろう連絡が届いているのだろうけど、見るつもりはない。
なんだが、見たらほだされそうで嫌だからだ。
「そういえば、明日から停止でしたね。残念ですが、楽しみにしてますよ。」
「そうなのよね。でも明日なにになるか決まるの。」
「まだ決めてなかったんですか?ゆっくりですね。」
「それが、中々忙しくてね。ようやくみんなの選択授業が一段落した所らしいのよ。」
「残念ですな……未だ不明な部分が多く謎に包まれいるのですがな。」
「あら!揃いそうね。」
声に振り返ると、二人がカフェで買いに行って食べ終わったのか、フードが包まれていたのだろう紙の包みをゴミ箱に入れていた。
私は降りようとしたが、お腹にユリウスの手を回されてしまい、私は降りられなくなってしまった。
「楽しみだ。どんな格好にしようかな。」
「場所は、どこに行くの?」
「当日までお楽しみに待っててくれ。余り遠くではないよ。王都でもないけれどな。最近王都近辺ばかりだったから飽きてきただろ?」
「え、そうでもないよ。ここにこんなお店あったの!?ってなるし。」
「そうか、なら良いんだが。」
私は少しドキドキと胸を高鳴らせて、彼の声を聞いていた。
どんな場所で、どんな服装なのだろうか。
「なんか……罰っていうより私とってはご褒美かもしれない。」
「なんでだ?」
彼の不思議そうに問いかけた声が耳元で聞こえてくすぐったい。
「……んっ……だってさ、ユリウスと一緒に居られるってだけで私嬉しいから。それに、お出掛けでしょ?」
「……ッシア可愛いな……俺も一緒に居られるのは嬉しい。」
サワサワとそよ風でゆれた木々の葉擦れが鳴っている中、私は首を後ろへ向けると、ユリウスの青い瞳と自然と目が合った。
彼の瞳はただ甘くトロンととろけてしまいそうな程で、鍛錬している時などのキリッとした表情とは違い今は私とこうして愛して気を許してくれていると言う事に今更だが、モゾモゾとしてしまう様な嬉しさを感じた。
身体に添えられていた彼の手が解かれて、私は身体の向きを変えて、彼にしなだれかかる。
言葉が終わり、それと同時に私は手を彼の頬に添えて、目を開けたまま唇を寄せて顔を傾けていき、重ねる手前で目を閉じて唇を重ねた。
言葉無くとも伝わるキスがしたいという二人の目があった瞬間に伝わり、どちらともそう思っていた事に私達は喜びに包まれながらも、舌を重ね絡め合い、逢瀬を楽しんだ。
「……ぁッ……」
自然と深まり行きながら、私は彼が貪欲に更に止まらない事で躊躇いから、長く甘い口づけに意識は溶けていく。
彼の手が服のスカートの中へ入り込んで来て下着を触った事で私はビクッと跳ねて、ぬちゃっと生々しい音を立てて舌を外そうとしたが、彼の舌は止まらず、離れるなと言っている様に絡まり、私はその終わらないキスにダメだと思いつつも負けてしまう。
ズリズリと入り込んでくる手にビクッと驚きダメだと逃げようとしたが、彼は構わず進めていく。
ようやく離された口の間は、銀糸が繋がっているくらい、二人の体液で唇はすっかり汚れていた。
「ユリウスッダメって」
「大丈夫、しないから」
「でも手が……」
「少しだけだから。」
とうとう彼の指がスルッと秘所を撫でられて、私は無理無理と首を振り逃げようともがいたが男の力には勝てない。
「……ぁっ……」
「シアが感じてる姿は格別だ。ずっと見ていたいぐらい……」
「もうだめっっ」
「ここ、こんなにしっとり濡らしているのに?しょうがないな……綺麗にしてあげる。」
「えっ?」
彼が私を長椅子に降ろして彼がスカートの中へ入り込んだ事で私の顔は一段と熱が上がる。
「ユリウスっ!」
「そんな大声だしたら、誰か来るぞ?」
もぞもぞと彼が動き、下着を下ろされてひんやりとした外気に晒さられてスースーとした感覚に私はやめてっとぺしぺしと彼の背を軽く叩いたが彼はやめずにどんどんと近づいて、とうとうぺちゃりと生々しい音がして、舌が秘所を這っている感覚に震えた。
「ひゃっ……」
周りを見ると、なるべく人通りが少なめの辺りを選んだ事が幸いして、周りに人の姿は少ない。
ガゼボの足元の囲いの壁があるからか、下の方は外からだと見えにくいだろう。
しかしながら、近寄り囲いの中を覗かれてしまったらスカートの中に人が入り込んでいる事はわかってしまう。
「ぁ……らめっっ」
「んっ?なんか更に溢れてきてない?止まらない泉だな……更に感じてきてるよな?」
「だってぇ……そんなぁっ」
クリトリスをちゅっと吸われて、私はヒクヒクと感じて手を長椅子についた。
「それがさー、あの先生俺とあいつ見間違えたってっ」
遠くから男子生徒の声がして、私は絶望感に包まれてユリウスに離れる様に手を押してみたがまるで石像の様に離れなかった。
「だよな?やっぱり、そうだと思っていたんだ」
私は赤らんだ顔を隠す様に手を置いて、下を向きながら耐えていた。
会話の声は細い小道の方へ移動しているが、その間にも関わらず彼は私の秘所を舐めており、絶えず刺激を送られる。
ようやく声の主達は去り、木の葉のざわめきだけがする静かな場所へとなった。
「それ以上はっ、もうイッちゃ」
「ここでイッて良いよ。」
「ぁんんっ、イぐっ」
高みを逃そうとしたが舌先で押されたり、吸われた事でダメだと諦めてビクビクと感じ、達してしまった。
足を開き、足先までヒクヒクとする様な高みに登り、私は学園でしてしまった事に罪悪感といつもとは違う環境の興奮と快楽にどくどくと心臓の音が激しい。
いつも寝室でするより、激しいエクスタシーが駆け巡り、ちゅっと彼が啜る音が生々しく響いていた。
イッた後で、ぼーっとしていたせいかいつの間にか彼が下着の位置を元に戻して、ハンカチで口元を拭う彼の表情はイキイキとまるで水を得た魚の様だった。
はぁはぁと逆に、荒い息をする私は対照的であり、隣に座ったユリウスをジロッと睨むと、まるで転んだあどけない少年の様にへらっと笑った。
「ご馳走様、良かった。」
「よくないっからぁっ、今日はしないから!」
「シアっ!それは」
「無理……絶対無理!」
げしげしっと彼の靴を蹴り、私は学園でそんな事をした彼を怒り、立ち上がった。
ごめんっと謝る声が聞こえたが、破廉恥な事をしてきた彼を私は許せず、塔の方向へ駆け出した。
「それで、なんかわからないですけれど、やらかしたユリウス様に怒っているって事ですね?」
「そうなのよ、あの人ったら。」
走って駆け込んできた私をどうかしたのかと焦って聞いてきたコルネリアさんにただの痴話喧嘩だと言い、少しぼかして話したのだった。
「番って良いですね、早く会いたいものです。もし会ったら……私が襲ってしまうかもしれませんね……ぐへっ」
そう言って、コルネリアさんはソファーのクッションを手に取り、抱きしめていた。
今は予鈴のなるまで準備室で待っていた。
先程からチリチリと謝ってきているのだろう連絡が届いているのだろうけど、見るつもりはない。
なんだが、見たらほだされそうで嫌だからだ。
「そういえば、明日から停止でしたね。残念ですが、楽しみにしてますよ。」
「そうなのよね。でも明日なにになるか決まるの。」
「まだ決めてなかったんですか?ゆっくりですね。」
「それが、中々忙しくてね。ようやくみんなの選択授業が一段落した所らしいのよ。」
「残念ですな……未だ不明な部分が多く謎に包まれいるのですがな。」
「あら!揃いそうね。」
声に振り返ると、二人がカフェで買いに行って食べ終わったのか、フードが包まれていたのだろう紙の包みをゴミ箱に入れていた。
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