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忍び寄る闇の章
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深い深く落ちていく水の中。
沢山の蒼く輝くクリスタルが光る。
クリスタルの一つ一つから祈り、勇気付ける様に鼓舞する様に歌う声が聞こえ、合唱は美しいかった。
目の前に一際輝くクリスタルがあり、それを見てみたいと思い、近づくと光が差し込み目を開けるとそれは見た事のない光景だった。
《ねぇ、ジークフリート》
私の意思とは別に動かされる身体。
舞いを踊る様にくるりと舞い振り返る。
《なんだクラウディア。》
目の前にいる金髪の髭の生えた筋骨隆々の美丈夫の男性。深い青い瞳が楽しそうに笑っている。
あの人に似ていると思った。
《私明日演奏するの!楽しみにしててね、奉納祭》
《あぁとても楽しみにしてるよ。君の奏でる音は…》
光が溢れ、見えない。
場面は変わり、血塗られた白亜の祭壇の床は汚れ、嫌な予感しかない。
恐ろしい気がして見たくない。
だけど、心の奥底から絶対見ろと急かされる様に止める事はできない。
でも、身体の視線は自動的に動いていく。
《なぜ…お前…なんだ…》
《番を狙うな、アレは俺の唯一無二の番だ。》
《クラウディアは俺のモノだ……憎む…憎むぞ……ジークフリート!お前が…クラウディアの番だとわかった時確殺できなかった……悔やむっっつ》
《さっさと死ねぇえぇ》
墨を塗った様な髪色の男の背には黒く染まった羽根を広げて、赤黒い血が溢れ、赤黒い霧に変わっていった。
堕天使の様な出立ちに私は唖然とした。
金髪の美丈夫…ジークフリートはざくっと異形なソレを透き通るまるで私の竜化した時の鱗の様な青色に輝く剣身の剣で貫いた。
《ツ………必ず手に入れる…何万年かかろうが…クラウディアを手に入れる…》
ソレは刺されながら笑って言った。
《お前だけは許さんぞ、俺を騙し、友を苦しめ、クラウディアを狙う……ヴァルター》
私は誰に似てると思ったんだ?と考えていると遠くから声が聞こえる。
あの声はと思い出せば引っ張られる。
《ジークフリート、私が居たから貴方が…》
《気にするなッ…君さえ居てくれれば俺は…》
クラウディアと呼ばれた私?はそう語っていた事を最後に意識が消えた。
ハッとして起き上がろうとしていたが、ユリウスの瞳と目が合い、ユリウスに起き上がろうとしていた身体を抑えられて再びベッドに横になる。
「シア……良かった目覚めてくれて。」
「大げさよ、ユリウス。少し寝てたぐらいじゃない。」
私は軽く笑うとユリウスの瞳が蛇口が開いた様に溢れ沢山の涙が溢れ落ちていく。
「しばらく目覚めなかったんだ。もう君が眠って3日過ぎたよ。」
「3日?」
嘘でしょと驚きと共に、ぐぅと情けないお腹の音とのどのかわきと、猛烈な尿意がして急いで、トイレに動こうとしたがユリウスは微笑んで止められる。
「待って、ずっと寝ていたから身体が余り動けないだろう。」
「えっ、でも大丈夫よ、それよりお手洗い行きたいの。」
私は動こうとしたが、少し痛む身体に顔を歪めた。
筋肉痛に近い痛み。
「やはり痛むだろう、あんだけ初の竜化で暴れたら身体はびっくりするから。慣れる為に治癒の力は使わない方が良い。俺が連れて行くよ。」
ひょいと抱っこされてバスルームへと連れて行かれた。
恥ずかしい。
いくら好きな人でもトイレに運ばれるなんて。
夜着のリボンを外され、便器に座らせられ、その場にまだいるユリウスに唖然とする。
「ユリウス外で待っててよ、さすがにしてる所は恥ずかしいし。臭うだろうし。」
「ん?別に気にしなくていい。ひとりにしたくないし、安全だろ?」
「だって、見られたくないの!」
もじもじと猛烈な尿意に負けそうになるが、そこは人としての尊厳のプライドにしがみつく。
「大丈夫だ、臭くても俺は構わない。同じ…人だと思うぐらいだし…シアのしてる姿も好きだ、嫌わない。」
「ばっ…ばか!女の子は見られたくないの!」
「ふっ…じゃ俺が手伝おうか。」
「ぇ?」
そう艶かしく彼は微笑み、私の秘所へと手を伸ばした。
「だめっだめなの!ユリウス止めて」
動こうとしていたが青い瞳を見ていると縫い留められるようで、魅入ってしまった。
彼はゆっくりと近づいて、耳元で低く魅力的な声は囁いた。
「ずっと俺は君が起きるのを待っていたんだ。疲れてるシアに追い討ちになるから、さすがに抱くことはしないけどな。存分に気持ち良くなって。」
ぬちゅっと私の敏感だから苦手な首筋を舐められ、はぁっと私は熱い吐息を漏らし、震えた。
私の敏感で苦手な部分を知り尽くしているユリウスに攻められてさっきまで、果敢に立ち向かおうと思っていたのに簡単に欲に呑まれた。
「長くしてないと匂いもしてくるだろう?」
鼻腔に入ってくる微かに匂うユリウスの匂いがしてくらくらとしてくる。
匂いが鼻腔に入り、舞い上がる様な高揚感でとろっと脳内は痺れる。
抱いて欲しいと思ってしまう。
耳元で吐息混じりに言われ舐められて気持ち良い。
下半身は段々と愛液で濡れてきてしまった。
座る為に外されたリボンのせいで上の胸まで丸見えであり、身じろぎしたせいでふるんと揺れた胸をユリウスに触られ、乳首を摘まれ、攻められる。
くちゃりとクリトリスを触られ、両方ともいじられ私のダムはとうとう決壊しそうだ。
「……ひゃっ……だめっ…ユリウス…イッちゃう…からぁ」
「ほらっもっと気持ち良くなって」
ぐちゅぐちゅと攻め立てられ、私はとうとういとも簡単に耐えきれなくなった。
「ぁぁんんんっイぐぅ…」
しゃぁぁぁっとアンモニア臭と共に私はトイレでイッてしまった。
ぴくんぴくんとその快楽に揺れた。
「ぁあ…俺だけのシア…良い子だ」
ユリウスに耳元で優しく言われながら耳の端を舐められ、その後軽く甘噛みされ、頭を愛おしそうに撫でられ、はぁっと恍惚した。
すっと離れ見えたユリウスの顔は恍惚と愉悦した表情はなんとも甘美なのだろう。
それを見たのを最後に気を失った。
私の中にある人としての尊厳の一つが簡単に崩れさった。
これは悪い夢なんだ。
そう思うしか私に残された道はなかったのである。
沢山の蒼く輝くクリスタルが光る。
クリスタルの一つ一つから祈り、勇気付ける様に鼓舞する様に歌う声が聞こえ、合唱は美しいかった。
目の前に一際輝くクリスタルがあり、それを見てみたいと思い、近づくと光が差し込み目を開けるとそれは見た事のない光景だった。
《ねぇ、ジークフリート》
私の意思とは別に動かされる身体。
舞いを踊る様にくるりと舞い振り返る。
《なんだクラウディア。》
目の前にいる金髪の髭の生えた筋骨隆々の美丈夫の男性。深い青い瞳が楽しそうに笑っている。
あの人に似ていると思った。
《私明日演奏するの!楽しみにしててね、奉納祭》
《あぁとても楽しみにしてるよ。君の奏でる音は…》
光が溢れ、見えない。
場面は変わり、血塗られた白亜の祭壇の床は汚れ、嫌な予感しかない。
恐ろしい気がして見たくない。
だけど、心の奥底から絶対見ろと急かされる様に止める事はできない。
でも、身体の視線は自動的に動いていく。
《なぜ…お前…なんだ…》
《番を狙うな、アレは俺の唯一無二の番だ。》
《クラウディアは俺のモノだ……憎む…憎むぞ……ジークフリート!お前が…クラウディアの番だとわかった時確殺できなかった……悔やむっっつ》
《さっさと死ねぇえぇ》
墨を塗った様な髪色の男の背には黒く染まった羽根を広げて、赤黒い血が溢れ、赤黒い霧に変わっていった。
堕天使の様な出立ちに私は唖然とした。
金髪の美丈夫…ジークフリートはざくっと異形なソレを透き通るまるで私の竜化した時の鱗の様な青色に輝く剣身の剣で貫いた。
《ツ………必ず手に入れる…何万年かかろうが…クラウディアを手に入れる…》
ソレは刺されながら笑って言った。
《お前だけは許さんぞ、俺を騙し、友を苦しめ、クラウディアを狙う……ヴァルター》
私は誰に似てると思ったんだ?と考えていると遠くから声が聞こえる。
あの声はと思い出せば引っ張られる。
《ジークフリート、私が居たから貴方が…》
《気にするなッ…君さえ居てくれれば俺は…》
クラウディアと呼ばれた私?はそう語っていた事を最後に意識が消えた。
ハッとして起き上がろうとしていたが、ユリウスの瞳と目が合い、ユリウスに起き上がろうとしていた身体を抑えられて再びベッドに横になる。
「シア……良かった目覚めてくれて。」
「大げさよ、ユリウス。少し寝てたぐらいじゃない。」
私は軽く笑うとユリウスの瞳が蛇口が開いた様に溢れ沢山の涙が溢れ落ちていく。
「しばらく目覚めなかったんだ。もう君が眠って3日過ぎたよ。」
「3日?」
嘘でしょと驚きと共に、ぐぅと情けないお腹の音とのどのかわきと、猛烈な尿意がして急いで、トイレに動こうとしたがユリウスは微笑んで止められる。
「待って、ずっと寝ていたから身体が余り動けないだろう。」
「えっ、でも大丈夫よ、それよりお手洗い行きたいの。」
私は動こうとしたが、少し痛む身体に顔を歪めた。
筋肉痛に近い痛み。
「やはり痛むだろう、あんだけ初の竜化で暴れたら身体はびっくりするから。慣れる為に治癒の力は使わない方が良い。俺が連れて行くよ。」
ひょいと抱っこされてバスルームへと連れて行かれた。
恥ずかしい。
いくら好きな人でもトイレに運ばれるなんて。
夜着のリボンを外され、便器に座らせられ、その場にまだいるユリウスに唖然とする。
「ユリウス外で待っててよ、さすがにしてる所は恥ずかしいし。臭うだろうし。」
「ん?別に気にしなくていい。ひとりにしたくないし、安全だろ?」
「だって、見られたくないの!」
もじもじと猛烈な尿意に負けそうになるが、そこは人としての尊厳のプライドにしがみつく。
「大丈夫だ、臭くても俺は構わない。同じ…人だと思うぐらいだし…シアのしてる姿も好きだ、嫌わない。」
「ばっ…ばか!女の子は見られたくないの!」
「ふっ…じゃ俺が手伝おうか。」
「ぇ?」
そう艶かしく彼は微笑み、私の秘所へと手を伸ばした。
「だめっだめなの!ユリウス止めて」
動こうとしていたが青い瞳を見ていると縫い留められるようで、魅入ってしまった。
彼はゆっくりと近づいて、耳元で低く魅力的な声は囁いた。
「ずっと俺は君が起きるのを待っていたんだ。疲れてるシアに追い討ちになるから、さすがに抱くことはしないけどな。存分に気持ち良くなって。」
ぬちゅっと私の敏感だから苦手な首筋を舐められ、はぁっと私は熱い吐息を漏らし、震えた。
私の敏感で苦手な部分を知り尽くしているユリウスに攻められてさっきまで、果敢に立ち向かおうと思っていたのに簡単に欲に呑まれた。
「長くしてないと匂いもしてくるだろう?」
鼻腔に入ってくる微かに匂うユリウスの匂いがしてくらくらとしてくる。
匂いが鼻腔に入り、舞い上がる様な高揚感でとろっと脳内は痺れる。
抱いて欲しいと思ってしまう。
耳元で吐息混じりに言われ舐められて気持ち良い。
下半身は段々と愛液で濡れてきてしまった。
座る為に外されたリボンのせいで上の胸まで丸見えであり、身じろぎしたせいでふるんと揺れた胸をユリウスに触られ、乳首を摘まれ、攻められる。
くちゃりとクリトリスを触られ、両方ともいじられ私のダムはとうとう決壊しそうだ。
「……ひゃっ……だめっ…ユリウス…イッちゃう…からぁ」
「ほらっもっと気持ち良くなって」
ぐちゅぐちゅと攻め立てられ、私はとうとういとも簡単に耐えきれなくなった。
「ぁぁんんんっイぐぅ…」
しゃぁぁぁっとアンモニア臭と共に私はトイレでイッてしまった。
ぴくんぴくんとその快楽に揺れた。
「ぁあ…俺だけのシア…良い子だ」
ユリウスに耳元で優しく言われながら耳の端を舐められ、その後軽く甘噛みされ、頭を愛おしそうに撫でられ、はぁっと恍惚した。
すっと離れ見えたユリウスの顔は恍惚と愉悦した表情はなんとも甘美なのだろう。
それを見たのを最後に気を失った。
私の中にある人としての尊厳の一つが簡単に崩れさった。
これは悪い夢なんだ。
そう思うしか私に残された道はなかったのである。
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