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人属編-47
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夕方近くにシドニー王がいらっしゃると連絡がきた
ゆっくりとお茶を飲みながらミレイ様と遊びながらピアノを弾いていたので一気に緊張感がよみがえる
「ミレイ様」
「マキア様」
二人で手を取り合い気合をいれる
部屋に入ってきたのはシドニー王・・・ルド王子にナターシャ様も
ケリー様もいる
え・・まじ・・みんないる?
「おう!すまぬ待たせてしまってた!」
シドニー王が大きなおなかを揺らしながら入ってくる
「せっかくなのでな!みんな呼んだぞよ」
ええ~・・そういう余計なことしなくてもいいのに
ミレイ様もちょっと震えている
緊張するよね~・・・
ジアンやシェイクたちも来てくれて
これは・・すごいメンバーの前で弾くことになるな
用意された席にみんな座るのをピアノの前で眺める
シドニー王がど真ん中にいる
圧巻のオーラだ
ピアノの前に立ち頭を下げる
「お集まりいただき感謝します。ミレイ様と連弾で弾かせていただきます」
ミレイ様と淑女の礼をとり、椅子に座る
ミレイ様との間で手を握り合う
「いい?」
「はい!」
「・・・3,4!」
~~~♪
~~~♪
~~~♪
二人で国歌を弾き始める
シンクロする部分が多いが、双子の姉妹?くらいのシンクロ率だ
~~~♪
~~~♪
~~~♪
最初は何の曲か・・と聞いていた部屋の中の人たちも国歌だと気づき聞き入る
ピアノアレンジバージョンはきっと初だろう
~~~♪
~~~♪
~~~♪
二人で見せ場をつくり、お互いのピアノを殺さないように耳でよく聞く
多少のミスはアレンジがいくらでもきく
その柔軟性ができるのがミレイ様だ
何事もなかったかのように弾ききるテクニックが素晴らしい
~~~♪
~~~♪
~~~♪
きっとこうしたら、ああしたらっていう創造性が豊かなのだろう
まだ小さいからか、型にはまらないその考えがすごくいい方向に働いている
~~~♪
~~~♪
~~~♪
!!!!!
二人の連弾は成功した
長めの曲だったが、かなりいい出来だろう
「すばらしい!!!」
シドニー王が立ち上がって拍手をしてくれた
他の人たちも目を大きく開けびっくりし、遅れて拍手を送ってくれた
「まさかこれほどとは・・!!ミレイ!すごかったぞ!!」
褒められて顔を真っ赤にしているミレイ様
ピアノの前に立ち二人でお辞儀をする
「マキア様のご指導があったので、いい曲に仕上がったんです」
「いや、本当にすばらしい!!ここまでとは・・」
プロでも何でもないんだけど・・・
でも・・確かに獣人属に転化してから耳の精度は格段に上がった
自分でもレベルが向上したのがわかる
弾くことが楽しいからか、まぁ何にしても喜んでもらえたらなによりだ
「本当に・・・素晴らしい」
ルド王子がミレイ様目線にしゃがんでほめている
いいお兄ちゃんだ
「私は・・音楽の才能は有りませんが、すごく心に打たれました・・・このような曲を聞かせていただきありがとうございます」
立ち上がり私をしっかり見ていった
今まであたしってルド王子からして見えれば結構いてもいなくてもって感じの位置だったはずだけど
印象はよくなったかな??
少しでも獣人属との関係がよくなるのならなんぼでも弾くぜ
「いえ、こちらこそ聞いていただき感謝します。」
「何か・・もう一曲弾けるかね??」
・・・
え・・
一曲じゃないの??
ミレイ様との連弾はもうないよ
ミレイ様もあたふたしている
「あの。お父様、わたくし国歌しか練習していなくて・・」
「そうか!ではマキア様が弾けるもので構わないですぞ!」
いや・・かまうんですよ
そうくるか
「あ、あの・・はい。ではもう一曲・・」
断れないじゃん!!涙
もう一度ピアノの前に立ち礼をし座る
やべ・・どうすっかな
頭が真っ白だ
ちらりとジアンをみればなんでもオッケーって顔をしている
なんでもよくねーよ・・・涙
!!!
そうだ、えっと・・・こうなって・・・ああで・・・
『威風堂々』
・・・
~~~♪
~~~♪
~~~♪
この曲を知っている人は多分途中からだ
最初の出だしはあまりしられていない
~~~♪
~~~♪
~~~♪
ディズニーにでてくるような曲
弾む感じのスタートからはいる
~~~♪
~~~♪
~~~♪
あまり難しくないけど、黒鍵が多い
~~~♪
~~~♪
~~~♪
ここ!威風堂々のメインサビだ
流れるような感じ
よく卒業式とかにも使われるやつ
~~~♪
~~~♪
~~~♪
なつかしいな~
賞状もらったな~
~~~♪
~~~♪
~~~♪
最後は高音からの速弾きからの・・・フィーネ
ふう~まぁミスったけど・・いっかww
立ち上がり礼をする
と、同時に大きな拍手をもらった
はぁ~疲れた
体力使う
「すばらしい!感動の一言だ」
シドニー王が王様らしい拍手をしてくれている
「すばらしいです!」
ルド王子も拍手を送ってくれている
いや、よかったよかった
なんとか弾ききった
緊張はするけど、弾き始めるともう忘れちゃうんだよね
自分の音しか聞こえないし
集中力もついていきたかな
「ありがとうございます」
ペコリとお辞儀をした
音楽には人種はない
何か、少しでも獣人属のためになるのなら
がんばろう
ゆっくりとお茶を飲みながらミレイ様と遊びながらピアノを弾いていたので一気に緊張感がよみがえる
「ミレイ様」
「マキア様」
二人で手を取り合い気合をいれる
部屋に入ってきたのはシドニー王・・・ルド王子にナターシャ様も
ケリー様もいる
え・・まじ・・みんないる?
「おう!すまぬ待たせてしまってた!」
シドニー王が大きなおなかを揺らしながら入ってくる
「せっかくなのでな!みんな呼んだぞよ」
ええ~・・そういう余計なことしなくてもいいのに
ミレイ様もちょっと震えている
緊張するよね~・・・
ジアンやシェイクたちも来てくれて
これは・・すごいメンバーの前で弾くことになるな
用意された席にみんな座るのをピアノの前で眺める
シドニー王がど真ん中にいる
圧巻のオーラだ
ピアノの前に立ち頭を下げる
「お集まりいただき感謝します。ミレイ様と連弾で弾かせていただきます」
ミレイ様と淑女の礼をとり、椅子に座る
ミレイ様との間で手を握り合う
「いい?」
「はい!」
「・・・3,4!」
~~~♪
~~~♪
~~~♪
二人で国歌を弾き始める
シンクロする部分が多いが、双子の姉妹?くらいのシンクロ率だ
~~~♪
~~~♪
~~~♪
最初は何の曲か・・と聞いていた部屋の中の人たちも国歌だと気づき聞き入る
ピアノアレンジバージョンはきっと初だろう
~~~♪
~~~♪
~~~♪
二人で見せ場をつくり、お互いのピアノを殺さないように耳でよく聞く
多少のミスはアレンジがいくらでもきく
その柔軟性ができるのがミレイ様だ
何事もなかったかのように弾ききるテクニックが素晴らしい
~~~♪
~~~♪
~~~♪
きっとこうしたら、ああしたらっていう創造性が豊かなのだろう
まだ小さいからか、型にはまらないその考えがすごくいい方向に働いている
~~~♪
~~~♪
~~~♪
!!!!!
二人の連弾は成功した
長めの曲だったが、かなりいい出来だろう
「すばらしい!!!」
シドニー王が立ち上がって拍手をしてくれた
他の人たちも目を大きく開けびっくりし、遅れて拍手を送ってくれた
「まさかこれほどとは・・!!ミレイ!すごかったぞ!!」
褒められて顔を真っ赤にしているミレイ様
ピアノの前に立ち二人でお辞儀をする
「マキア様のご指導があったので、いい曲に仕上がったんです」
「いや、本当にすばらしい!!ここまでとは・・」
プロでも何でもないんだけど・・・
でも・・確かに獣人属に転化してから耳の精度は格段に上がった
自分でもレベルが向上したのがわかる
弾くことが楽しいからか、まぁ何にしても喜んでもらえたらなによりだ
「本当に・・・素晴らしい」
ルド王子がミレイ様目線にしゃがんでほめている
いいお兄ちゃんだ
「私は・・音楽の才能は有りませんが、すごく心に打たれました・・・このような曲を聞かせていただきありがとうございます」
立ち上がり私をしっかり見ていった
今まであたしってルド王子からして見えれば結構いてもいなくてもって感じの位置だったはずだけど
印象はよくなったかな??
少しでも獣人属との関係がよくなるのならなんぼでも弾くぜ
「いえ、こちらこそ聞いていただき感謝します。」
「何か・・もう一曲弾けるかね??」
・・・
え・・
一曲じゃないの??
ミレイ様との連弾はもうないよ
ミレイ様もあたふたしている
「あの。お父様、わたくし国歌しか練習していなくて・・」
「そうか!ではマキア様が弾けるもので構わないですぞ!」
いや・・かまうんですよ
そうくるか
「あ、あの・・はい。ではもう一曲・・」
断れないじゃん!!涙
もう一度ピアノの前に立ち礼をし座る
やべ・・どうすっかな
頭が真っ白だ
ちらりとジアンをみればなんでもオッケーって顔をしている
なんでもよくねーよ・・・涙
!!!
そうだ、えっと・・・こうなって・・・ああで・・・
『威風堂々』
・・・
~~~♪
~~~♪
~~~♪
この曲を知っている人は多分途中からだ
最初の出だしはあまりしられていない
~~~♪
~~~♪
~~~♪
ディズニーにでてくるような曲
弾む感じのスタートからはいる
~~~♪
~~~♪
~~~♪
あまり難しくないけど、黒鍵が多い
~~~♪
~~~♪
~~~♪
ここ!威風堂々のメインサビだ
流れるような感じ
よく卒業式とかにも使われるやつ
~~~♪
~~~♪
~~~♪
なつかしいな~
賞状もらったな~
~~~♪
~~~♪
~~~♪
最後は高音からの速弾きからの・・・フィーネ
ふう~まぁミスったけど・・いっかww
立ち上がり礼をする
と、同時に大きな拍手をもらった
はぁ~疲れた
体力使う
「すばらしい!感動の一言だ」
シドニー王が王様らしい拍手をしてくれている
「すばらしいです!」
ルド王子も拍手を送ってくれている
いや、よかったよかった
なんとか弾ききった
緊張はするけど、弾き始めるともう忘れちゃうんだよね
自分の音しか聞こえないし
集中力もついていきたかな
「ありがとうございます」
ペコリとお辞儀をした
音楽には人種はない
何か、少しでも獣人属のためになるのなら
がんばろう
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