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人属編-32
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中庭が静まり返った
マキアの父であるリゾーレスト伯爵が、メイドさんたちの制止を振り切ってパーティに乱入してきた
メイドさんたちは困り顔だ
「やはり!マキアだろう!!ほらお父様だ!!会いたかったぞ~」
ニヤニヤした顔で、手を広げて近寄ってくる
なにそれ
その腕の中に飛び込むとでも思っているの??
ジアンの後ろに隠れた
「どうした!わしだ!久しぶりで恥ずかしいか!?ハハハ!」
お腹を揺らしながら甚だ恥ずかしい勘違いもいい加減にしてほしい
「申し訳ございませんが、妻は体調がすぐれないようで・・・お引き取り願いますか?」
ジアンが前に出てかばってくれる
さささっとガロや近くにいたリリー様も寄ってきてくれた
「いやいや、これはこれは初めまして。わたくしリゾーレストと申します。犬属領主のイーグル様とお見受けいたします。不束者な娘をもらっていただいたようで!」
人の話を聞かず、ニコニコとまるで初めからこの場にいたけど?みたいな感じになじもうとしている
「いや~今晩はどうでしょうか?我が家に招待したいのですが!妻も妹もマキアに会いたがっておりましてな」
「・・・」
こいつ頭大丈夫か?って顔でジアンがちらりと見てくる
フルフルフルと頭を振っておく
行く気はないし、話す気もない
「申し訳ございません。滞在はこちらの王宮限定となっております」
「左様でしたか!ではぜひお茶だけでも!!」
「何事ですか?」
アンドレア様が間に入ってきた
「リゾーレスト伯爵、あなたは本日の昼食会には招待されておりません。お引き取りください」
毅然とした態度で、さらに後ろには衛兵もついている
「いやいや、アンドレア様!お久しぶりです!!私はそこにいるマキアの父なんですよ!ちょっと久しぶりに親子の挨拶をですね・・・」
「そういうのは正式な訪問手続きを取っていただけませんか?イーグル様は伯爵よりも格上になります。あなたから声をかけていい相手ではありません」
人属は王政で、王家を筆頭に公爵、侯爵、伯爵、男爵、子爵といる
しかし獣人属は民主制を重んじているからそのような制度はない。が、代表であるエルデ様が王様だとすれば、各地区の領主をしているジアンたちの立場は公爵と同じ権限がある
家柄の低い伯爵家が格上である公爵と同等のジアンやひいては私にも勝手に声をかけていい立場ではない
話したいのならこちらから話しかけるのを待つか、正式に文書を送り話し合いの場を設けるしかない
「そうなんですがね!娘なんですよ!懐かしい!元気にしておったか?!」
あー・・この人ちょっとダメな人だったww
アンドレア様もこめかみがピクピクしているよ
早くこの場を収めて帰ってもらいたい・・・
ジアンの横にちらりと出て挨拶だけするか
「・・・お久しぶりです」
ペコリと挨拶をすればほらみろ!みたいなドヤ顔になる
「こいつは昔から恥ずかしがり屋で!!ハハ・・「それでは失礼します」」
すぐに王宮の中に戻ろうとするがもちろんうるさく引き留められる
「おいおいおい!そんな態度はないだろう!父親がいるんだぞ!ちゃんと話をせんか!」
おーおーキレ始めたぞ
「リゾーレスト伯爵、直ちにおかえりください」
アンドレア様がきつく言い放ったがあまり効果はないようだ
「おい!マキア!!聞いているのか!!」
「・・・何事ですか?」
ルド王子までやってきた
隣にはケリー妃もいる
美男美女だな
広い中庭でも喧騒が届いたのだろう
「・・ルド王子・・いえ、なんでもございません。すぐにおかえりになるそうです」
アンドレア様が撤収~って感じにおさめたがっているが、KYな父はまだ騒ぐ
「これはこれは!!皇子殿!この度はご結婚おめでとうございます!妻も娘も大変よろこんでおりまして「それで?」」
冷気がでているようだ
冷たい視線で、虫でも見るかのようにリゾーレスト伯爵にだからなんだといっている
「・・いやっ!そのっ!!そこにいるのがうちの娘でして、昨夜も会ったんですが、挨拶もろくにせずに帰っていったもので・・・」
ちらりとルド王子が見てくる
目があったので頭をペコリと下げておく
すみません。記憶がないとは言え実の父がこんなにKYであほだとは思わなかった
恥ずかしいわ
「おねえさまぁ~~~」
ああ~・・・とどめがきた
制止しきれなかった兵隊の隙間を縫って中庭に乱入してくる
おそらく先に父に様子を見に行かせたが、いつまでも来ないから自分も強引にきたってところだろう
「お姉さまぁ!!会いたかったですぅ~サナですよ~覚えておりますか??」
上目遣いで手を握られても気持ち悪い感情しか出てこない
こんな感じだったっけ?
マキアの記憶としては話したこともほとんどない
「申し訳ありませんが、全く覚えておりませんし、これからも思い出すことはありません」
手を振り切った
サナはピキっと一瞬固まったがすぐにその父譲りのKYな神経で騒ぎたてる
「えぇ~ひどぉい~~あんなに一緒に遊んだじゃないですかぁ~」
うるうるしてる
周りの貴族の男性を意識しているのか?
「一緒に遊んだというのは・・・かびたパンを食べさせられ、服は布切れ一枚しか与えられず、寝る部屋は屋根裏部屋で、無理やり転化させるということですか?」
シーンと周りが静かになる
え・・?なにいっているの?
お姉さまはいつもおどおどしていて・・いいなりだったよね??って顔している
バレバレwなんでもわかるわ
顔に出すぎだろ
「えーっと転化するときなんて言ったっけ・・・確か、『犬でも猫でもうさぎでもなんでもいいんじゃない?これ以上臭くなっても同じで・・』「お姉さま!!!!」」
汗汗しているw
なに?いっちゃいけなかった?
言わないと思った??
あんたたちに会わなければ言わなかったし、話すこともなかったんだよ
わざわざきて、バカにしに来たのはそっちだろうが
周りがざわめき始める
「どういうことですの?」
「獣人属をバカにしているのか?」
「無理やり転化させたって言わなかった?」
参加者が白い目で見始めている
「マキア!なんだその話は!ちゃんと一緒に食事もしていただろう!」
リゾーレスト伯爵が「ちょっと転化で記憶が・・・」とハンカチで頭の汗をぬぐっている
「いろいろと、お聞きしなければならない話がありそうですが、本日はとりあえずお引き取りください。衛兵!出口へご案内しなさい。」
アンドレア様が激おこだ
もう無理やり撤収
さすがに周りの冷ややかな目に気づいたのか、とぼとぼと帰っていった
「お騒がせして大変申し訳ございません」
一応みんなに向かって謝罪をするが、空気がしらけてしまっている
「先ほどの話は本当ですか?」
アンドレア様がいろいろと聞きたそうだがジアンが「後ほどお話しします」と話を切ってくれた
ああ~めんどい
なんでいまさら捨てた子にあいにきたんだろうか
あたしいなくてよかったんだよね?
たまたま?本当に会いたくなった・・・?ってことはないか
はぁ~どっと空気が重い・・・
マキアの父であるリゾーレスト伯爵が、メイドさんたちの制止を振り切ってパーティに乱入してきた
メイドさんたちは困り顔だ
「やはり!マキアだろう!!ほらお父様だ!!会いたかったぞ~」
ニヤニヤした顔で、手を広げて近寄ってくる
なにそれ
その腕の中に飛び込むとでも思っているの??
ジアンの後ろに隠れた
「どうした!わしだ!久しぶりで恥ずかしいか!?ハハハ!」
お腹を揺らしながら甚だ恥ずかしい勘違いもいい加減にしてほしい
「申し訳ございませんが、妻は体調がすぐれないようで・・・お引き取り願いますか?」
ジアンが前に出てかばってくれる
さささっとガロや近くにいたリリー様も寄ってきてくれた
「いやいや、これはこれは初めまして。わたくしリゾーレストと申します。犬属領主のイーグル様とお見受けいたします。不束者な娘をもらっていただいたようで!」
人の話を聞かず、ニコニコとまるで初めからこの場にいたけど?みたいな感じになじもうとしている
「いや~今晩はどうでしょうか?我が家に招待したいのですが!妻も妹もマキアに会いたがっておりましてな」
「・・・」
こいつ頭大丈夫か?って顔でジアンがちらりと見てくる
フルフルフルと頭を振っておく
行く気はないし、話す気もない
「申し訳ございません。滞在はこちらの王宮限定となっております」
「左様でしたか!ではぜひお茶だけでも!!」
「何事ですか?」
アンドレア様が間に入ってきた
「リゾーレスト伯爵、あなたは本日の昼食会には招待されておりません。お引き取りください」
毅然とした態度で、さらに後ろには衛兵もついている
「いやいや、アンドレア様!お久しぶりです!!私はそこにいるマキアの父なんですよ!ちょっと久しぶりに親子の挨拶をですね・・・」
「そういうのは正式な訪問手続きを取っていただけませんか?イーグル様は伯爵よりも格上になります。あなたから声をかけていい相手ではありません」
人属は王政で、王家を筆頭に公爵、侯爵、伯爵、男爵、子爵といる
しかし獣人属は民主制を重んじているからそのような制度はない。が、代表であるエルデ様が王様だとすれば、各地区の領主をしているジアンたちの立場は公爵と同じ権限がある
家柄の低い伯爵家が格上である公爵と同等のジアンやひいては私にも勝手に声をかけていい立場ではない
話したいのならこちらから話しかけるのを待つか、正式に文書を送り話し合いの場を設けるしかない
「そうなんですがね!娘なんですよ!懐かしい!元気にしておったか?!」
あー・・この人ちょっとダメな人だったww
アンドレア様もこめかみがピクピクしているよ
早くこの場を収めて帰ってもらいたい・・・
ジアンの横にちらりと出て挨拶だけするか
「・・・お久しぶりです」
ペコリと挨拶をすればほらみろ!みたいなドヤ顔になる
「こいつは昔から恥ずかしがり屋で!!ハハ・・「それでは失礼します」」
すぐに王宮の中に戻ろうとするがもちろんうるさく引き留められる
「おいおいおい!そんな態度はないだろう!父親がいるんだぞ!ちゃんと話をせんか!」
おーおーキレ始めたぞ
「リゾーレスト伯爵、直ちにおかえりください」
アンドレア様がきつく言い放ったがあまり効果はないようだ
「おい!マキア!!聞いているのか!!」
「・・・何事ですか?」
ルド王子までやってきた
隣にはケリー妃もいる
美男美女だな
広い中庭でも喧騒が届いたのだろう
「・・ルド王子・・いえ、なんでもございません。すぐにおかえりになるそうです」
アンドレア様が撤収~って感じにおさめたがっているが、KYな父はまだ騒ぐ
「これはこれは!!皇子殿!この度はご結婚おめでとうございます!妻も娘も大変よろこんでおりまして「それで?」」
冷気がでているようだ
冷たい視線で、虫でも見るかのようにリゾーレスト伯爵にだからなんだといっている
「・・いやっ!そのっ!!そこにいるのがうちの娘でして、昨夜も会ったんですが、挨拶もろくにせずに帰っていったもので・・・」
ちらりとルド王子が見てくる
目があったので頭をペコリと下げておく
すみません。記憶がないとは言え実の父がこんなにKYであほだとは思わなかった
恥ずかしいわ
「おねえさまぁ~~~」
ああ~・・・とどめがきた
制止しきれなかった兵隊の隙間を縫って中庭に乱入してくる
おそらく先に父に様子を見に行かせたが、いつまでも来ないから自分も強引にきたってところだろう
「お姉さまぁ!!会いたかったですぅ~サナですよ~覚えておりますか??」
上目遣いで手を握られても気持ち悪い感情しか出てこない
こんな感じだったっけ?
マキアの記憶としては話したこともほとんどない
「申し訳ありませんが、全く覚えておりませんし、これからも思い出すことはありません」
手を振り切った
サナはピキっと一瞬固まったがすぐにその父譲りのKYな神経で騒ぎたてる
「えぇ~ひどぉい~~あんなに一緒に遊んだじゃないですかぁ~」
うるうるしてる
周りの貴族の男性を意識しているのか?
「一緒に遊んだというのは・・・かびたパンを食べさせられ、服は布切れ一枚しか与えられず、寝る部屋は屋根裏部屋で、無理やり転化させるということですか?」
シーンと周りが静かになる
え・・?なにいっているの?
お姉さまはいつもおどおどしていて・・いいなりだったよね??って顔している
バレバレwなんでもわかるわ
顔に出すぎだろ
「えーっと転化するときなんて言ったっけ・・・確か、『犬でも猫でもうさぎでもなんでもいいんじゃない?これ以上臭くなっても同じで・・』「お姉さま!!!!」」
汗汗しているw
なに?いっちゃいけなかった?
言わないと思った??
あんたたちに会わなければ言わなかったし、話すこともなかったんだよ
わざわざきて、バカにしに来たのはそっちだろうが
周りがざわめき始める
「どういうことですの?」
「獣人属をバカにしているのか?」
「無理やり転化させたって言わなかった?」
参加者が白い目で見始めている
「マキア!なんだその話は!ちゃんと一緒に食事もしていただろう!」
リゾーレスト伯爵が「ちょっと転化で記憶が・・・」とハンカチで頭の汗をぬぐっている
「いろいろと、お聞きしなければならない話がありそうですが、本日はとりあえずお引き取りください。衛兵!出口へご案内しなさい。」
アンドレア様が激おこだ
もう無理やり撤収
さすがに周りの冷ややかな目に気づいたのか、とぼとぼと帰っていった
「お騒がせして大変申し訳ございません」
一応みんなに向かって謝罪をするが、空気がしらけてしまっている
「先ほどの話は本当ですか?」
アンドレア様がいろいろと聞きたそうだがジアンが「後ほどお話しします」と話を切ってくれた
ああ~めんどい
なんでいまさら捨てた子にあいにきたんだろうか
あたしいなくてよかったんだよね?
たまたま?本当に会いたくなった・・・?ってことはないか
はぁ~どっと空気が重い・・・
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