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解放編-10
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今日はガロとの魔力コントロールの練習の日
ちょうどお店も連休中だし、がっつりやっても明日ぐっすり寝られる!
早起きして、いつものサンドイッチやカップケーキ作りをする
リンクも来るって言っていたしね
たくさん作っても持って帰ってくれるし
喜んで食べてもらえると思うと作り甲斐がある
「おはようございまーす!」
今日も噴水前で待ち合わせだ
よろしくお願いしますとガロにペコリと頭を下げる
「おはよう!元気だな~今カフェ休みなんだって??」
「うん!ちょっと寂しいけど、パワーアップしてもどってくるリッタさんが楽しみ!」
リッタさんの家は近いんだけど、見かけないし・・・
旅行中かな??
「よし、いくか」
「はーい」
いつもの練習場所へ向かう
最近は天気もいいし、気温が上がってきているから汗ばむくらいだ
「ガロ、あたしね最近ピアノを弾くんだけど、その時にどうしても魔力がでているみたい」
「ピアノ!?またお前はいろいろやるな~
夢中になるとそっちに意識が集中するんかな」
それも練習だな~とさらなる練習メニューの追加がきまった
「それとね、シェイクがそのピアノを直してくれたんだけど、お礼をしようと思って」
空の魔石に自分の魔力をいれて癒のストーンを作ろうとしたけど失敗した話をした
「え、お前それ安いやつじゃない?」
「うん、50ルビー」
「っば!おま、そんなんダメだろww」
爆笑している
そうなの??わかんないよ~そんなの
「そういうのってアクセサリー感覚だから、まぁその入れた魔力の色に光るかな~程度」
あとはお守りみたいなもんだぜ
前にガロに壊されたアクセサリーも一回だけ魔法攻撃から守ってくれるって護符ついていたけど、
結局ガロの魔力の強さに粉々だったしね
「まぁネクタイピン言うくらいだから小さいんだろ?魔石も」
「うん、こんくらい」
って人差し指と親指がくっつきそうになるくらいの隙間でサイズを教えた
「だめだな。まずお前がそのサイズちょうどに魔力を入れられるかっていったら無理」
え・・そうなの
結構コントロールうまくいっていたと思ったのに・・・
「あとはお前の力が強すぎて、そのサイズにはおさまらない」
ええ~だめじゃん!!
「まじか・・いいアイディアだとおもったのに・・」
「まず入るサイズから探したほうがいいな」
あ、そうだ!とガロがガサガサと何か取り出す
指輪を取り出し中指にセットしてる
「リンク、いる?」
・・・・
「・・・はーい」
「ちょっと頼みがあるんだけど」
リンクと話している!これが噂による通話ストーン!
前に雑貨屋さんで見たときにえらい高かったから覚えている
すごい!さすが隊長クラス
「・・・じゃぁよろしくな!!」
すんご!!いいなそれ!
「後でリンクに魔石持ってきてもらうから、それで練習してみようぜ」
おお!助かる!!
「ありがとう~」
とりあえずは、今日も基礎コントロールから
何分でも持続できるようになったので、少し出してみて、すぐに引っ込めて
手のひらに集中してみたり、指先だけに集中してみたり
魔力の移動がすごい大変
特に小さく細くってのは集中しないとすぐに散ってしまう
「ぷはっ!!!」
はーはー疲れる~!
最近ハードな練習が多い!
「いいじゃん!うまいうまい!!」
時間がかかるけど、なんとかできるようになってきた
一年前はただ体の中に魔力を入れこむだけで精いっぱいだったのに
そう考えればいい進歩か
「おまたせ~」
これから休憩ってときにリンクがきた
ちょうどいいタイミングだったなリンク
・・いや、狙っていた??
「リンクも食べる??」
「もちろんだよ~何しに来たと思うの~」
いやいや、何しに来てんのよw
「あ、ガロ、これ頼まれていた魔石ね~」
「おお助かったぜ。」
「3万ルビーだよ」
ぶっ!!!!飲んでたお茶を吐き出してしまう
「!!高っ!!」
「空の魔石でもこのサイズでとなるとそんなもんだぜ」
じゃらじゃらと出す
「え!?何個あるの!?」
10個はある
「いや、お前、一回で成功できると思ってんの??」
・・・・・確かに
「いや、そうなんだけど、ごめん買ってきてもらったのに。それあたし払うから」
当然自分の練習で使うものだし、シェイクにあげるのはあたしからだし
「大丈夫、こういうのは保護対象費用として落とせるから」
「そそ!どんどん使っちゃいなよ」
そんなこと言っても、そしたらプレゼントにならないし
だめだよそれは~と食い下がる
「じゃ、成功したらこれもって、カフスかなんかに加工してもらいに行って来いよ」
そん時は自分で支払えばいいだろ?
っていうけども・・そういうもんか??
「うん・・・わかった。ありがとう」
「ちょっとまって!!」
急に大声を出すリンク
「なに!?」
びっくりする
「これなに!?いつものと違くない??」
出したカップケーキをみて驚いている
「ああ・・これ」
実はリンクの食事が気になってしまい、甘いカップケーキじゃなくて、
総菜系のカップケーキをメインに作ってきたのだ
少しでも栄養を取れればと思って
「これね、パスティナーカ。こっちはペポがねりこんであるよ」
いつもなら、フラーグムとか刻んで入れていて、
甘くておやつとかデザート感覚なんだけど、今日は砂糖も控えめ、バターも控えめ
で、ニンジンのようなパスティナーカと、かぼちゃのようなペポを生地に練りこんで焼いたのだ
鮮やかなオレンジの色と、黄色のカップケーキになっている
遠目おしゃれで大量に並べたらかわいいだろう
「うわ~・・・パスティナーカはちょっと・・」
おやおやおや・・苦手なんですかね??
「リンクこれ食べないと、クッキーあげないよ」
クッキーもちゃんと焼いてきた
「うっ・・・食べる」
嫌な顔して食べてるよw
大好きなカップケーキなのに、まさかの嫌いなものとの組み合わせw
「??おいしい」
「でしょ~なんでも食べないとだめだよ」
とりあえずカップケーキ効果は偉大だったw
なんでもおいしく感じるわな
「どれどれ~~俺こっち~」
ガロもペポを食べる
さいの目にしたペポもいれているので、食感もいいだろう
「お!いつもと違っていいな!こっちのが俺すき~」
だろうと思ったぜ。大量にあるぜやろうども
たんとおあがりよ!
「パニスもたくさんあるから食べてね~」
もう月一回の遠足のようになっている
「じゃぁこれ食べて一休みにしたらやるからな~」
ガロの号令がかかる
「はーい」「はーい」
リンク、あんたは何するの
パリン!!!
「また・・・」
さすがにあたしもびっくりだわ
これで8個目です・・・・
「もうちょっと絞って、いっぱいになる手前でストップするんだ」
「そんなこと言っても・・・」
難しい・・・これほどむずかしいとは
もってきてもらった一つ目の空の魔石は最初にガロのお手本に使った
「いいか、こう指先に魔力を集中して、吸い込まれているのわかるだろ?」
確かに見える
光ってきた。水色に光っている。きれい~
「ほら、こういう感じ」
ただの石がきれいな水色に光り輝いている
「すごい!!」
なんかいけそう!
「こうですよね・・」
指に癒の力をあつめる。ガロが隣でもっと細くしてといっている
もっともっと細くして~よし封入~
中に吸い込まれていく黄色い光
パリン!!
「うわ!!」
びっくりした・・・
「いれすぎ。その手前でストップだ」
「ええ~」
さっぱりわからない。どのくらい入ったか、自分からどのくらいでたかがわからない
「その感覚を覚えないと入れられないぞ。もう一回」
パリン!!
「もう一回」
パリン!!
「もう一回」
パリン!!
「下手だな~」
4つ目を割ったところでリンクがけらけら笑っている
「ほら、行くよ?」
リンクが空の魔石を掌に載せて、指先に白い光を集めている
「みてみて」
くるくると渦を巻いて、まるでミニミニハリケーンのように吸い込ませている
器用だな・・・
「はい」
すごい。あんなふざけているのに、めっちゃきれいな白く光る魔石ができている
「ジアンやシェイクはもっとうまく、ギリギリまでいれるよ」
「確かに、あいつらこういうのうまいよな」
まじか~
なんかコツがないと・・これ壊すたびに一個3000ルビーとか思うといたたまれない
「はい、もう一回」
またからの魔石を渡される
パリン!
・・・・・涙
「wwww大丈夫だって!まだ練習始めたばっかだろ!」
けらけら笑いやがって・・・
「もう少しだし、ほら!残りもやってみ!」
で、渡された8個めも割ったところ
崩れ落ちる私・・・うまくいく気がしない
「わかった!じゃぁ、ストップっていってやるから」
「はーい・・・(泣)」
ガロが手伝ってくれるなら安心だ
9個目を取り出す
「いいか、もっと細くして・・・いいぜ、ゆっくり・・・・ストップ!!」
え、そんなものでいいの?
2秒も入れてないよ??
「ほら」
魔石が光ってる!
そして割れていない!!
リンクのようにピカ!!っとしていないけど、
薄いペールの黄色でぼんやりとした電球のような
温かい感じの色になっている
「ちょっとたらなくない?」リンクがのぞき込んでくる
「ま、まぁこのタイミングだ。入れる量はわからなくても絞った魔力はどのくらいかわかるだろ?」
「割れるよりいいんだよ!」とリンクに言い返している
「はい!最後のもやってみます!」
魔石をもって、指先に魔力を集中させる
絞って細くして魔石にいれていく
入れた瞬間から1・・・「・・と」
2になる前に止める
どうかな?
「割れてない?」
「そうそう!そんくらい!!」ガロがほめてくれる
ポォっと光っている
「おお!!できた~!!!!」
やったーやったーと飛び跳ねる
なんとか持ってきてもらった石でできてよかったよ~
すんげー疲れたけどな!
集中力が半端ない
これは・・・もう当分やらなくていいや
「二人ともありがとう!これでなんとかなったよ~」
「で、それを街にある加工ショップにもっていくと、アクセサリーとかにはめてくれるから」
「武器屋さんの隣にある店が上手だよ~」とリンクが教えてくれる
「魔力解放後は膨大なの魔力を、さっきみたいに絞るんだぜ」
ぐぬぬ・・・
やめてくれ
この時点ですでにきついのに・・・
「・・・それは解放後にまた考えます」
できればそういうのやらないでいいようにしたい
「いや・・・」なにやら考え込むガロ
「これ、いい練習だな」なにやら思いついたような顔をしている
「毎回これすっか!」
「え~~~~~!?」
「おまえな~いい練習だぜ?いつ魔力開放するかわからないのに、いいのか??」
「・・ぐっ・・ワカリマシタ・・・」
次回からいろんなサイズの魔石を持ってくるからそれに魔力を封入する練習をするといっている
「空の魔石は僕が買ってきてあげるよ~」
いろいろ選んであげるね~と張り切っている
「疲れただろうし、今日はここまでにするぞ~」
「はーい」「はーい」
リンク・・・
ああ~明日も休みでよかった・・・
さすがにドっと疲れた
こんなに体力使うとは
精神力?気力?
「二人ともありがとうございました」
毎月付き合わせて悪いな~本当に
「おいしいの食べられるからご褒美日だよ~」
リンクがラッキーデーラッキーデー言っている
「ちゃんと休めよ~」
「はーい」
ガロとリンクに送ってもらって早めのお開きとなった
もうこの魔石を加工ショップへもっていくのは明日でいいか
さすがに・・・ダウン・・・
ちょうどお店も連休中だし、がっつりやっても明日ぐっすり寝られる!
早起きして、いつものサンドイッチやカップケーキ作りをする
リンクも来るって言っていたしね
たくさん作っても持って帰ってくれるし
喜んで食べてもらえると思うと作り甲斐がある
「おはようございまーす!」
今日も噴水前で待ち合わせだ
よろしくお願いしますとガロにペコリと頭を下げる
「おはよう!元気だな~今カフェ休みなんだって??」
「うん!ちょっと寂しいけど、パワーアップしてもどってくるリッタさんが楽しみ!」
リッタさんの家は近いんだけど、見かけないし・・・
旅行中かな??
「よし、いくか」
「はーい」
いつもの練習場所へ向かう
最近は天気もいいし、気温が上がってきているから汗ばむくらいだ
「ガロ、あたしね最近ピアノを弾くんだけど、その時にどうしても魔力がでているみたい」
「ピアノ!?またお前はいろいろやるな~
夢中になるとそっちに意識が集中するんかな」
それも練習だな~とさらなる練習メニューの追加がきまった
「それとね、シェイクがそのピアノを直してくれたんだけど、お礼をしようと思って」
空の魔石に自分の魔力をいれて癒のストーンを作ろうとしたけど失敗した話をした
「え、お前それ安いやつじゃない?」
「うん、50ルビー」
「っば!おま、そんなんダメだろww」
爆笑している
そうなの??わかんないよ~そんなの
「そういうのってアクセサリー感覚だから、まぁその入れた魔力の色に光るかな~程度」
あとはお守りみたいなもんだぜ
前にガロに壊されたアクセサリーも一回だけ魔法攻撃から守ってくれるって護符ついていたけど、
結局ガロの魔力の強さに粉々だったしね
「まぁネクタイピン言うくらいだから小さいんだろ?魔石も」
「うん、こんくらい」
って人差し指と親指がくっつきそうになるくらいの隙間でサイズを教えた
「だめだな。まずお前がそのサイズちょうどに魔力を入れられるかっていったら無理」
え・・そうなの
結構コントロールうまくいっていたと思ったのに・・・
「あとはお前の力が強すぎて、そのサイズにはおさまらない」
ええ~だめじゃん!!
「まじか・・いいアイディアだとおもったのに・・」
「まず入るサイズから探したほうがいいな」
あ、そうだ!とガロがガサガサと何か取り出す
指輪を取り出し中指にセットしてる
「リンク、いる?」
・・・・
「・・・はーい」
「ちょっと頼みがあるんだけど」
リンクと話している!これが噂による通話ストーン!
前に雑貨屋さんで見たときにえらい高かったから覚えている
すごい!さすが隊長クラス
「・・・じゃぁよろしくな!!」
すんご!!いいなそれ!
「後でリンクに魔石持ってきてもらうから、それで練習してみようぜ」
おお!助かる!!
「ありがとう~」
とりあえずは、今日も基礎コントロールから
何分でも持続できるようになったので、少し出してみて、すぐに引っ込めて
手のひらに集中してみたり、指先だけに集中してみたり
魔力の移動がすごい大変
特に小さく細くってのは集中しないとすぐに散ってしまう
「ぷはっ!!!」
はーはー疲れる~!
最近ハードな練習が多い!
「いいじゃん!うまいうまい!!」
時間がかかるけど、なんとかできるようになってきた
一年前はただ体の中に魔力を入れこむだけで精いっぱいだったのに
そう考えればいい進歩か
「おまたせ~」
これから休憩ってときにリンクがきた
ちょうどいいタイミングだったなリンク
・・いや、狙っていた??
「リンクも食べる??」
「もちろんだよ~何しに来たと思うの~」
いやいや、何しに来てんのよw
「あ、ガロ、これ頼まれていた魔石ね~」
「おお助かったぜ。」
「3万ルビーだよ」
ぶっ!!!!飲んでたお茶を吐き出してしまう
「!!高っ!!」
「空の魔石でもこのサイズでとなるとそんなもんだぜ」
じゃらじゃらと出す
「え!?何個あるの!?」
10個はある
「いや、お前、一回で成功できると思ってんの??」
・・・・・確かに
「いや、そうなんだけど、ごめん買ってきてもらったのに。それあたし払うから」
当然自分の練習で使うものだし、シェイクにあげるのはあたしからだし
「大丈夫、こういうのは保護対象費用として落とせるから」
「そそ!どんどん使っちゃいなよ」
そんなこと言っても、そしたらプレゼントにならないし
だめだよそれは~と食い下がる
「じゃ、成功したらこれもって、カフスかなんかに加工してもらいに行って来いよ」
そん時は自分で支払えばいいだろ?
っていうけども・・そういうもんか??
「うん・・・わかった。ありがとう」
「ちょっとまって!!」
急に大声を出すリンク
「なに!?」
びっくりする
「これなに!?いつものと違くない??」
出したカップケーキをみて驚いている
「ああ・・これ」
実はリンクの食事が気になってしまい、甘いカップケーキじゃなくて、
総菜系のカップケーキをメインに作ってきたのだ
少しでも栄養を取れればと思って
「これね、パスティナーカ。こっちはペポがねりこんであるよ」
いつもなら、フラーグムとか刻んで入れていて、
甘くておやつとかデザート感覚なんだけど、今日は砂糖も控えめ、バターも控えめ
で、ニンジンのようなパスティナーカと、かぼちゃのようなペポを生地に練りこんで焼いたのだ
鮮やかなオレンジの色と、黄色のカップケーキになっている
遠目おしゃれで大量に並べたらかわいいだろう
「うわ~・・・パスティナーカはちょっと・・」
おやおやおや・・苦手なんですかね??
「リンクこれ食べないと、クッキーあげないよ」
クッキーもちゃんと焼いてきた
「うっ・・・食べる」
嫌な顔して食べてるよw
大好きなカップケーキなのに、まさかの嫌いなものとの組み合わせw
「??おいしい」
「でしょ~なんでも食べないとだめだよ」
とりあえずカップケーキ効果は偉大だったw
なんでもおいしく感じるわな
「どれどれ~~俺こっち~」
ガロもペポを食べる
さいの目にしたペポもいれているので、食感もいいだろう
「お!いつもと違っていいな!こっちのが俺すき~」
だろうと思ったぜ。大量にあるぜやろうども
たんとおあがりよ!
「パニスもたくさんあるから食べてね~」
もう月一回の遠足のようになっている
「じゃぁこれ食べて一休みにしたらやるからな~」
ガロの号令がかかる
「はーい」「はーい」
リンク、あんたは何するの
パリン!!!
「また・・・」
さすがにあたしもびっくりだわ
これで8個目です・・・・
「もうちょっと絞って、いっぱいになる手前でストップするんだ」
「そんなこと言っても・・・」
難しい・・・これほどむずかしいとは
もってきてもらった一つ目の空の魔石は最初にガロのお手本に使った
「いいか、こう指先に魔力を集中して、吸い込まれているのわかるだろ?」
確かに見える
光ってきた。水色に光っている。きれい~
「ほら、こういう感じ」
ただの石がきれいな水色に光り輝いている
「すごい!!」
なんかいけそう!
「こうですよね・・」
指に癒の力をあつめる。ガロが隣でもっと細くしてといっている
もっともっと細くして~よし封入~
中に吸い込まれていく黄色い光
パリン!!
「うわ!!」
びっくりした・・・
「いれすぎ。その手前でストップだ」
「ええ~」
さっぱりわからない。どのくらい入ったか、自分からどのくらいでたかがわからない
「その感覚を覚えないと入れられないぞ。もう一回」
パリン!!
「もう一回」
パリン!!
「もう一回」
パリン!!
「下手だな~」
4つ目を割ったところでリンクがけらけら笑っている
「ほら、行くよ?」
リンクが空の魔石を掌に載せて、指先に白い光を集めている
「みてみて」
くるくると渦を巻いて、まるでミニミニハリケーンのように吸い込ませている
器用だな・・・
「はい」
すごい。あんなふざけているのに、めっちゃきれいな白く光る魔石ができている
「ジアンやシェイクはもっとうまく、ギリギリまでいれるよ」
「確かに、あいつらこういうのうまいよな」
まじか~
なんかコツがないと・・これ壊すたびに一個3000ルビーとか思うといたたまれない
「はい、もう一回」
またからの魔石を渡される
パリン!
・・・・・涙
「wwww大丈夫だって!まだ練習始めたばっかだろ!」
けらけら笑いやがって・・・
「もう少しだし、ほら!残りもやってみ!」
で、渡された8個めも割ったところ
崩れ落ちる私・・・うまくいく気がしない
「わかった!じゃぁ、ストップっていってやるから」
「はーい・・・(泣)」
ガロが手伝ってくれるなら安心だ
9個目を取り出す
「いいか、もっと細くして・・・いいぜ、ゆっくり・・・・ストップ!!」
え、そんなものでいいの?
2秒も入れてないよ??
「ほら」
魔石が光ってる!
そして割れていない!!
リンクのようにピカ!!っとしていないけど、
薄いペールの黄色でぼんやりとした電球のような
温かい感じの色になっている
「ちょっとたらなくない?」リンクがのぞき込んでくる
「ま、まぁこのタイミングだ。入れる量はわからなくても絞った魔力はどのくらいかわかるだろ?」
「割れるよりいいんだよ!」とリンクに言い返している
「はい!最後のもやってみます!」
魔石をもって、指先に魔力を集中させる
絞って細くして魔石にいれていく
入れた瞬間から1・・・「・・と」
2になる前に止める
どうかな?
「割れてない?」
「そうそう!そんくらい!!」ガロがほめてくれる
ポォっと光っている
「おお!!できた~!!!!」
やったーやったーと飛び跳ねる
なんとか持ってきてもらった石でできてよかったよ~
すんげー疲れたけどな!
集中力が半端ない
これは・・・もう当分やらなくていいや
「二人ともありがとう!これでなんとかなったよ~」
「で、それを街にある加工ショップにもっていくと、アクセサリーとかにはめてくれるから」
「武器屋さんの隣にある店が上手だよ~」とリンクが教えてくれる
「魔力解放後は膨大なの魔力を、さっきみたいに絞るんだぜ」
ぐぬぬ・・・
やめてくれ
この時点ですでにきついのに・・・
「・・・それは解放後にまた考えます」
できればそういうのやらないでいいようにしたい
「いや・・・」なにやら考え込むガロ
「これ、いい練習だな」なにやら思いついたような顔をしている
「毎回これすっか!」
「え~~~~~!?」
「おまえな~いい練習だぜ?いつ魔力開放するかわからないのに、いいのか??」
「・・ぐっ・・ワカリマシタ・・・」
次回からいろんなサイズの魔石を持ってくるからそれに魔力を封入する練習をするといっている
「空の魔石は僕が買ってきてあげるよ~」
いろいろ選んであげるね~と張り切っている
「疲れただろうし、今日はここまでにするぞ~」
「はーい」「はーい」
リンク・・・
ああ~明日も休みでよかった・・・
さすがにドっと疲れた
こんなに体力使うとは
精神力?気力?
「二人ともありがとうございました」
毎月付き合わせて悪いな~本当に
「おいしいの食べられるからご褒美日だよ~」
リンクがラッキーデーラッキーデー言っている
「ちゃんと休めよ~」
「はーい」
ガロとリンクに送ってもらって早めのお開きとなった
もうこの魔石を加工ショップへもっていくのは明日でいいか
さすがに・・・ダウン・・・
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