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解放編-3
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今日は定休日!
シェイクと一緒にピアノを買いに来ている
お店の前まで迎えに来てくれて一緒に骨董屋さんへ向かっている
途中にシェイクが「そういえば・・・」と聞いてきた
「ちょっと疑問に思ったのですが・・・」
「はい??」
なんでしょうか??
「マキアちゃんは転化した時に、人属の記憶思い出さなかったんですよね?」
「はい」
「では、なぜピアノ弾けるんでしょうか??」
「・・・」
・・・やべ。なんて言おう・・
「・・いや、・・・なんか、懐かしい気がしてですね・・・
ちょっと弾いてみたら弾けちゃいました!きっと体が覚えていたんでしょうかね!!!」
ダラダラダラ・・・汗
シェイクは「・・・そうですか」とだけ言ってくれたけど
めっちゃ疑ってる・・・
やべ~転生してきましたなんて言っちゃだめだよね?
珍しいとかで実験台とかされたりしてもいやだし
「あ!!あれです!」
ちょうど骨董屋さんが見えてきて、話題を変えたくて走っていった
店先にいるおじいちゃんは、商品を拭いている
「おじいちゃん、こんにちは!」
「おや、この間の・・・」
とてもいい曲だったね~と褒めてくれた
「今日はこのピアノ買いに来たんです!」
おやおや・・・とピアノを少し前に出してくれる
少しホコリをかぶっているけど、丁寧に拭いてくれる
「わかっていると思うけど、少し壊れておるよ?」
「大丈夫です!5万ルビーですよね??」
「いやいや、この間はいいものを聞かせてもらったから。3万ルビーでいいよ」
え~~ラッキー!!
そそくさとバックからお財布を取り出そうとしたら
横からシェイクが、ささっと支払ってくれた
「これはいつもいただく石鹸のお礼です」
「ええ!石鹸なんてただみたいなもんですよ!」
「ふふ・・あなたくらいですよ。その価値をわかっていないのは」
でも3万!
1個300円の石鹸が100個買えちゃうよ!
「配達していただけますか??」
「はいはい。大丈夫ですよ」
すでにおじいちゃんと話を終えている
「では、ちょっと寄り道していきましょうか」
ピアノは午後に届くように頼んだ
シェイクがどこかに行きたいようだ
「あの!あんな高価なもの・・・ありがとうございました!!」
ペコリとお礼をする
「いえいえ、ぜひピアノを修理したら私にも聞かせてくださいね」
にこりと言われたらそりゃぁ、一番に!と意気込んじゃうよ
「どこに行くんですか?」
メインストリートをぬけてわき道に入っていく
いつもはここまで来ない・・・てか始めてきた
「こっちですよ」
周りを見ると、不思議なお店が並んでいる
提灯がでていたり、へんてこな看板が出ていたり
服や、靴屋、カバン屋、飲み屋もあるし、武器屋、ストーン屋
独特な匂いが充満していて、店と店がひしめき合っている
ちょっと路地裏に入っただけで違う世界だ
まだ午前中なのに夕方のような薄暗さ
奇妙な世界に入り込んだような気分になる
「ああ、ここです」
シェイクが足を止める
『人属市場』
なんだろう・・?人属??
中へ入るといろいろなものが売っている
ドレスもあればつばのひろい帽子もある
日傘みたいなものもあるし、銀の食器もならんでいる
かわいい瓶もあるけど、香水かなにかかな?
「ここは・・・」
「名前の通り、人属が使用する、していたものを専門に取り扱っている場所です」
へ~そんなところがあるのか
「人属からの転化者が、獣人地区へ持ち込んだ品物が流れ着いたり、
人属のころの使いやすいものを転化後にそのまま使用したりするのに、
この店を利用している一定の転化者が多いんです」
へーあれか
日本からアメリカへ行ったときに、味噌汁が飲みたくて日本のテナントショップに味噌買いに行くようなものかな??
「ここなら楽譜があると思いませんか?」
・・・!!!
なるほど!さすがシェイク!!
ピアノがあったってことは楽譜もあったはずだし
「確かに!」
目がキラキラする
シェイクがお店の人に聞いてくれた
本や図鑑、地図なんかのコーナーを見てくれと言われ
シェイクと二人で探してみる
しかし・・・古い!
結構ボロボロ
紙切れだけだったら微妙だけど、ちゃんと台紙に張ってあればまだ状態はよさそうだけどな~
ちゃんとしたものがあるといいな
「マキアちゃん、これじゃないですか?」
シェイクがもってくる
「ああ~!!これです!!」
楽譜らしきものがある!
・・・でも、これ、多分ピアノを始めた子が最初にひくようなレベルの楽譜
ド・・・ド・・・ド・・・みたいな
でもうれしい!探せばあるもんだな!
それからもいろいろと探して、何曲か発見!
これはいい曲です!とか、これは難しいので練習します!とか
見つけるたびにわくわくする
シェイクにも手伝ってもらったから早く探し終わった
全部まとめて購入!
さささっとレジにもっていってしれっと支払おうとするシェイク
「だめです!ここは私が支払います!!」
さっきも出してもらって、そこまでしてもらったら申し訳ないよ
「私がマキアちゃんに買ってあげたいんですが・・・わかりました」とあきらめてくれた
あんまりわたしを甘やかしてはいけませんよ
るんるん気分で市場をでる
「ありがとうございます!こんな場所知らなかったです!」
よかったですとにこりと微笑んでくれる
「それではカフェに戻ってピアノが届くのを待ちましょうか」
「はい!!」
久しぶりにわくわく~~!!
嬉しいな!
前の世界では練習するのもうるさいと怒られていて
お父さんが帰ってくるまでしか弾けなかったから
気兼ねなく何時間も弾けるって幸せ!!
ちゃんと治るといいな~ふふふ
シェイクと一緒にピアノを買いに来ている
お店の前まで迎えに来てくれて一緒に骨董屋さんへ向かっている
途中にシェイクが「そういえば・・・」と聞いてきた
「ちょっと疑問に思ったのですが・・・」
「はい??」
なんでしょうか??
「マキアちゃんは転化した時に、人属の記憶思い出さなかったんですよね?」
「はい」
「では、なぜピアノ弾けるんでしょうか??」
「・・・」
・・・やべ。なんて言おう・・
「・・いや、・・・なんか、懐かしい気がしてですね・・・
ちょっと弾いてみたら弾けちゃいました!きっと体が覚えていたんでしょうかね!!!」
ダラダラダラ・・・汗
シェイクは「・・・そうですか」とだけ言ってくれたけど
めっちゃ疑ってる・・・
やべ~転生してきましたなんて言っちゃだめだよね?
珍しいとかで実験台とかされたりしてもいやだし
「あ!!あれです!」
ちょうど骨董屋さんが見えてきて、話題を変えたくて走っていった
店先にいるおじいちゃんは、商品を拭いている
「おじいちゃん、こんにちは!」
「おや、この間の・・・」
とてもいい曲だったね~と褒めてくれた
「今日はこのピアノ買いに来たんです!」
おやおや・・・とピアノを少し前に出してくれる
少しホコリをかぶっているけど、丁寧に拭いてくれる
「わかっていると思うけど、少し壊れておるよ?」
「大丈夫です!5万ルビーですよね??」
「いやいや、この間はいいものを聞かせてもらったから。3万ルビーでいいよ」
え~~ラッキー!!
そそくさとバックからお財布を取り出そうとしたら
横からシェイクが、ささっと支払ってくれた
「これはいつもいただく石鹸のお礼です」
「ええ!石鹸なんてただみたいなもんですよ!」
「ふふ・・あなたくらいですよ。その価値をわかっていないのは」
でも3万!
1個300円の石鹸が100個買えちゃうよ!
「配達していただけますか??」
「はいはい。大丈夫ですよ」
すでにおじいちゃんと話を終えている
「では、ちょっと寄り道していきましょうか」
ピアノは午後に届くように頼んだ
シェイクがどこかに行きたいようだ
「あの!あんな高価なもの・・・ありがとうございました!!」
ペコリとお礼をする
「いえいえ、ぜひピアノを修理したら私にも聞かせてくださいね」
にこりと言われたらそりゃぁ、一番に!と意気込んじゃうよ
「どこに行くんですか?」
メインストリートをぬけてわき道に入っていく
いつもはここまで来ない・・・てか始めてきた
「こっちですよ」
周りを見ると、不思議なお店が並んでいる
提灯がでていたり、へんてこな看板が出ていたり
服や、靴屋、カバン屋、飲み屋もあるし、武器屋、ストーン屋
独特な匂いが充満していて、店と店がひしめき合っている
ちょっと路地裏に入っただけで違う世界だ
まだ午前中なのに夕方のような薄暗さ
奇妙な世界に入り込んだような気分になる
「ああ、ここです」
シェイクが足を止める
『人属市場』
なんだろう・・?人属??
中へ入るといろいろなものが売っている
ドレスもあればつばのひろい帽子もある
日傘みたいなものもあるし、銀の食器もならんでいる
かわいい瓶もあるけど、香水かなにかかな?
「ここは・・・」
「名前の通り、人属が使用する、していたものを専門に取り扱っている場所です」
へ~そんなところがあるのか
「人属からの転化者が、獣人地区へ持ち込んだ品物が流れ着いたり、
人属のころの使いやすいものを転化後にそのまま使用したりするのに、
この店を利用している一定の転化者が多いんです」
へーあれか
日本からアメリカへ行ったときに、味噌汁が飲みたくて日本のテナントショップに味噌買いに行くようなものかな??
「ここなら楽譜があると思いませんか?」
・・・!!!
なるほど!さすがシェイク!!
ピアノがあったってことは楽譜もあったはずだし
「確かに!」
目がキラキラする
シェイクがお店の人に聞いてくれた
本や図鑑、地図なんかのコーナーを見てくれと言われ
シェイクと二人で探してみる
しかし・・・古い!
結構ボロボロ
紙切れだけだったら微妙だけど、ちゃんと台紙に張ってあればまだ状態はよさそうだけどな~
ちゃんとしたものがあるといいな
「マキアちゃん、これじゃないですか?」
シェイクがもってくる
「ああ~!!これです!!」
楽譜らしきものがある!
・・・でも、これ、多分ピアノを始めた子が最初にひくようなレベルの楽譜
ド・・・ド・・・ド・・・みたいな
でもうれしい!探せばあるもんだな!
それからもいろいろと探して、何曲か発見!
これはいい曲です!とか、これは難しいので練習します!とか
見つけるたびにわくわくする
シェイクにも手伝ってもらったから早く探し終わった
全部まとめて購入!
さささっとレジにもっていってしれっと支払おうとするシェイク
「だめです!ここは私が支払います!!」
さっきも出してもらって、そこまでしてもらったら申し訳ないよ
「私がマキアちゃんに買ってあげたいんですが・・・わかりました」とあきらめてくれた
あんまりわたしを甘やかしてはいけませんよ
るんるん気分で市場をでる
「ありがとうございます!こんな場所知らなかったです!」
よかったですとにこりと微笑んでくれる
「それではカフェに戻ってピアノが届くのを待ちましょうか」
「はい!!」
久しぶりにわくわく~~!!
嬉しいな!
前の世界では練習するのもうるさいと怒られていて
お父さんが帰ってくるまでしか弾けなかったから
気兼ねなく何時間も弾けるって幸せ!!
ちゃんと治るといいな~ふふふ
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