10 / 33
胸がざわめく
しおりを挟む
裏吉原は、私の知っている吉原よりもいろんな店が出ている。
私の知っている吉原では屋台で寿司を食べる習慣はなかったけれど、蕎麦屋と同じ程度には、寿司屋の屋台が並び、裏吉原の住人以外に休みらしい遊女も並んで買って食べている。
その日のお使いが終わり、私は帰りに不明門くんと一緒に寿司を食べていた。
「私の知ってる吉原だったら、こんな屋台並んでなかったんだけど……」
「表だったらそうなんだ? 昔っから寿司の屋台は並んでたからこんなもんだと思ってた」
私が吉原に売り飛ばされる前も、大して贅沢した生活はしていなかったし、こうやって買い食いする習慣もなかった。
徳さえちゃんと積んでおけば、寿司が食べられる。金平糖やチョコレート、キャラメルが買える。それは表の吉原での生活を思えば考えられない贅沢だし、そのせいでどうにも表に帰りたいという気がない。
ただ、この間の死神……悪いひとではなさそうだったけれど……帷子さんとの遭遇で、どうしても胸が軋んでいた。
徳を一定期間積み切れなかった場合は、そのままあの世に連行される。それは神様に身請けされて裏吉原から連れて行かれるのとどちらのほうがましなのかは、私ではわからないけれど。
そのせいで、余計に姐さんが裏吉原にいない確証が欲しくて、見世のお使いを受けるたびに遣り手に見つからないようにこっそりと禿の子に聞いて回っているものの、未だに成果はない。
いるって確証よりも、いないって実証のほうがよっぽど難しい。
もうひとつは、先生のことだった。
先生は人間らしいけれど魔女で、徳を棚いっぱいに溜め込んでまで、裏吉原に住み込んでいる。
思えばほとんどなし崩し的に先生の弟子になったけれど、私は先生のことをなんにも知らない。
「……先生って、結局どんな人なの?」
私のぽつりとした疑問に、不明門くんは「ん?」と首を捻った。金色の癖毛が狐の耳のように揺れた。
「どんなひとって、魔女」
「そうなんだけど……私が表から来たってことは知っているんだけど……私の知っている吉原には魔女はいないし……そもそもあんな綺麗な異人さん知らない」
私は火事で逃げる最中に、裏吉原に辿り着いたけれど、あんなにたくさんの魔法が使える人がわざわざ裏吉原に来た経緯がいまいち想像できなかった。
私の疑問に不明門くんは「うーん?」とやっぱりピンと来ていない顔をした。
「それって大事?」
「大事っていうか……裏吉原って、表の吉原と同じくらい、いろいろ面倒くさいことが多くって……私にとっては姐さんの安否が確認できたら、あとはなんとかしてここで永住できたらいいなあ……くらいのつもりだけれど。先生はどうなんだろうって思ったから」
「というかそれ、俺に聞くんじゃなくって師匠に直接聞けよ」
「ええ……? 先生に深い事情があるかもしれないのに?」
「人間ってそんなもんか? 面倒くさい」
不明門くんはばっさりと切る。
「あやかしはさ、口にしたことが全てだから、余計なことは言わないし聞かないっていうのを徹底してるんだよ。下手に言葉にしたら、そこを付け込まれて徳を巻き上げられるかもしれないからさ」
「……そんな」
「というかさ、オマエだって表の吉原にいたんだろ? 下働きしてたってことは、売り飛ばされたんじゃねえの? 多額の借金を背負わされて、それを完済できない限りはここにいろって」
「う、うん……」
「多分売り飛ばされるとき、売り飛ばしたほうは少しでも値を吊り上げようと、相当口八丁で切り抜けてると思う。だから人からの話はそのまんま鵜呑みにすんなよ。又聞きはよくない、本人がいるんだったら直接聞け」
あまりにもの不明門くんの正論に、私はしばし彼を見つめていた。それに不明門くんは「なに?」と聞く。
「……不明門くんって、すごいね。私と年は変わらないと思うけど、ものすっごくしっかりしている」
「騙そうとしてくる奴が多いから、騙されないように理論武装しないとやられんだよ。オマエそんなんでよく表の吉原にいられたな?」
「私はよくも悪くも遊女の素養がなかったから、姐さんたちに庇われてなかったらとっくの昔に野垂れ死んでたよ……でもありがとう。やっぱりこの話は、先生にしてみるよ……私のやりたいことのためにも」
「やりたいことって、オマエと裏吉原に行こうってしてた姐さん探し?」
「それもある……私がここで永住するため、もっといろいろ聞きたいの」
しゃべりながら食べていたら、握りこぶしくらいあったはずの寿司は消えていた。お腹いっぱいになったら、少し不安も消えて自信も元気も湧いてくる。
先生に聞いてみよう。
あなたはいったい、何者ですか。
****
いつものように紫煙の匂いが漂ってくる看板が見えてきた。
「ただいま戻りました……」
そう戸に手をかけていると、店先にインパネスコートが見えた……それに胸がチクリとする。
真っ白な髪に深く被った帽子……他の死神だろうかとも思ったけれど、間違いなく帷子さんだった。
こちらに気付き、彼は帽子を上げて挨拶をしてきた。慌ててこちらもペコリと挨拶を済ませる。
先生は心底苦虫を噛み潰したかのような顔で、煙管の灰をカツカツと火鉢に落とす。
「この子たちにはまだ早い依頼だと思ったから、聞かせる気はなかったんだけどねえ……」
「……依頼はこちらだ。こちらも現在捜索中だ。裏吉原内に広まる前に捕獲しないと、裏吉原の徳の上下が滅茶苦茶になるぞ」
「とんだ脅しもあったもんだ」
言いたいことを言うだけ言って、帷子さんは私たちの横を素通りして去っていった。
それを見送りながら、先生は深く深く溜息をついた。不明門くんはすかさず疑問を呈ずる。
「師匠、あのひとの依頼って?」
「お前たちにはまだ早い依頼なんだけどねえ……見世の手伝いをするのとは訳が違うさね」
「あの……先生? そんな私たちにさせられない依頼って……」
「……死神から逃げて、駆け落ちしようとしている遊女とあやかしが出たんだよ」
「……え、死神から逃げたって」
「徳が足りないから、このまんまあの世に連れて行かれるところだったのを、恋人と逃げた……これが神にでも知られようものなら、裏吉原がガタガタになる。見世を開ける時間までに捕縛して遊女はあの世に連行、恋人からは徳の没収をするから、遊女の捕縛を手伝えとさ」
「ええ……」
たしかに吉原でも駆け落ちは耳にした。でもそのほとんどは成功していない。見つかったら女は折檻、男は見世に出入り禁止になっている。
しかも今回はあの世に連れて行くはずだった遊女が駆け落ちしているもんだから、話がややこしくなっている。
私個人としては、裏吉原に流された挙句に遊郭に閉じ込められてしまった人にはなんとしても逃げ切って欲しいとは思うけれど、神を怒らせた場合、彼女はさらにひどい目に合わないだろうかと心配になる。
先生の話を聞きたかったのに、後回しだ。
「……あの、遊女さん。死神に連れて行かれるのとそのまま逃げ切るのと、どちらがましなんでしょうか?」
「徳がすっからかんになったら、裏吉原は後見人でもいない限り、ひと扱いされないよ。それなら死神が一番丁重に扱ってくれる」
「……わかりました。連れ帰るお手伝いをします」
表とはいえど、吉原のことを知っていたら、どうか遊女さんに寛大な処置をしてほしいと、思わずにはいられなかった。
私の知っている吉原では屋台で寿司を食べる習慣はなかったけれど、蕎麦屋と同じ程度には、寿司屋の屋台が並び、裏吉原の住人以外に休みらしい遊女も並んで買って食べている。
その日のお使いが終わり、私は帰りに不明門くんと一緒に寿司を食べていた。
「私の知ってる吉原だったら、こんな屋台並んでなかったんだけど……」
「表だったらそうなんだ? 昔っから寿司の屋台は並んでたからこんなもんだと思ってた」
私が吉原に売り飛ばされる前も、大して贅沢した生活はしていなかったし、こうやって買い食いする習慣もなかった。
徳さえちゃんと積んでおけば、寿司が食べられる。金平糖やチョコレート、キャラメルが買える。それは表の吉原での生活を思えば考えられない贅沢だし、そのせいでどうにも表に帰りたいという気がない。
ただ、この間の死神……悪いひとではなさそうだったけれど……帷子さんとの遭遇で、どうしても胸が軋んでいた。
徳を一定期間積み切れなかった場合は、そのままあの世に連行される。それは神様に身請けされて裏吉原から連れて行かれるのとどちらのほうがましなのかは、私ではわからないけれど。
そのせいで、余計に姐さんが裏吉原にいない確証が欲しくて、見世のお使いを受けるたびに遣り手に見つからないようにこっそりと禿の子に聞いて回っているものの、未だに成果はない。
いるって確証よりも、いないって実証のほうがよっぽど難しい。
もうひとつは、先生のことだった。
先生は人間らしいけれど魔女で、徳を棚いっぱいに溜め込んでまで、裏吉原に住み込んでいる。
思えばほとんどなし崩し的に先生の弟子になったけれど、私は先生のことをなんにも知らない。
「……先生って、結局どんな人なの?」
私のぽつりとした疑問に、不明門くんは「ん?」と首を捻った。金色の癖毛が狐の耳のように揺れた。
「どんなひとって、魔女」
「そうなんだけど……私が表から来たってことは知っているんだけど……私の知っている吉原には魔女はいないし……そもそもあんな綺麗な異人さん知らない」
私は火事で逃げる最中に、裏吉原に辿り着いたけれど、あんなにたくさんの魔法が使える人がわざわざ裏吉原に来た経緯がいまいち想像できなかった。
私の疑問に不明門くんは「うーん?」とやっぱりピンと来ていない顔をした。
「それって大事?」
「大事っていうか……裏吉原って、表の吉原と同じくらい、いろいろ面倒くさいことが多くって……私にとっては姐さんの安否が確認できたら、あとはなんとかしてここで永住できたらいいなあ……くらいのつもりだけれど。先生はどうなんだろうって思ったから」
「というかそれ、俺に聞くんじゃなくって師匠に直接聞けよ」
「ええ……? 先生に深い事情があるかもしれないのに?」
「人間ってそんなもんか? 面倒くさい」
不明門くんはばっさりと切る。
「あやかしはさ、口にしたことが全てだから、余計なことは言わないし聞かないっていうのを徹底してるんだよ。下手に言葉にしたら、そこを付け込まれて徳を巻き上げられるかもしれないからさ」
「……そんな」
「というかさ、オマエだって表の吉原にいたんだろ? 下働きしてたってことは、売り飛ばされたんじゃねえの? 多額の借金を背負わされて、それを完済できない限りはここにいろって」
「う、うん……」
「多分売り飛ばされるとき、売り飛ばしたほうは少しでも値を吊り上げようと、相当口八丁で切り抜けてると思う。だから人からの話はそのまんま鵜呑みにすんなよ。又聞きはよくない、本人がいるんだったら直接聞け」
あまりにもの不明門くんの正論に、私はしばし彼を見つめていた。それに不明門くんは「なに?」と聞く。
「……不明門くんって、すごいね。私と年は変わらないと思うけど、ものすっごくしっかりしている」
「騙そうとしてくる奴が多いから、騙されないように理論武装しないとやられんだよ。オマエそんなんでよく表の吉原にいられたな?」
「私はよくも悪くも遊女の素養がなかったから、姐さんたちに庇われてなかったらとっくの昔に野垂れ死んでたよ……でもありがとう。やっぱりこの話は、先生にしてみるよ……私のやりたいことのためにも」
「やりたいことって、オマエと裏吉原に行こうってしてた姐さん探し?」
「それもある……私がここで永住するため、もっといろいろ聞きたいの」
しゃべりながら食べていたら、握りこぶしくらいあったはずの寿司は消えていた。お腹いっぱいになったら、少し不安も消えて自信も元気も湧いてくる。
先生に聞いてみよう。
あなたはいったい、何者ですか。
****
いつものように紫煙の匂いが漂ってくる看板が見えてきた。
「ただいま戻りました……」
そう戸に手をかけていると、店先にインパネスコートが見えた……それに胸がチクリとする。
真っ白な髪に深く被った帽子……他の死神だろうかとも思ったけれど、間違いなく帷子さんだった。
こちらに気付き、彼は帽子を上げて挨拶をしてきた。慌ててこちらもペコリと挨拶を済ませる。
先生は心底苦虫を噛み潰したかのような顔で、煙管の灰をカツカツと火鉢に落とす。
「この子たちにはまだ早い依頼だと思ったから、聞かせる気はなかったんだけどねえ……」
「……依頼はこちらだ。こちらも現在捜索中だ。裏吉原内に広まる前に捕獲しないと、裏吉原の徳の上下が滅茶苦茶になるぞ」
「とんだ脅しもあったもんだ」
言いたいことを言うだけ言って、帷子さんは私たちの横を素通りして去っていった。
それを見送りながら、先生は深く深く溜息をついた。不明門くんはすかさず疑問を呈ずる。
「師匠、あのひとの依頼って?」
「お前たちにはまだ早い依頼なんだけどねえ……見世の手伝いをするのとは訳が違うさね」
「あの……先生? そんな私たちにさせられない依頼って……」
「……死神から逃げて、駆け落ちしようとしている遊女とあやかしが出たんだよ」
「……え、死神から逃げたって」
「徳が足りないから、このまんまあの世に連れて行かれるところだったのを、恋人と逃げた……これが神にでも知られようものなら、裏吉原がガタガタになる。見世を開ける時間までに捕縛して遊女はあの世に連行、恋人からは徳の没収をするから、遊女の捕縛を手伝えとさ」
「ええ……」
たしかに吉原でも駆け落ちは耳にした。でもそのほとんどは成功していない。見つかったら女は折檻、男は見世に出入り禁止になっている。
しかも今回はあの世に連れて行くはずだった遊女が駆け落ちしているもんだから、話がややこしくなっている。
私個人としては、裏吉原に流された挙句に遊郭に閉じ込められてしまった人にはなんとしても逃げ切って欲しいとは思うけれど、神を怒らせた場合、彼女はさらにひどい目に合わないだろうかと心配になる。
先生の話を聞きたかったのに、後回しだ。
「……あの、遊女さん。死神に連れて行かれるのとそのまま逃げ切るのと、どちらがましなんでしょうか?」
「徳がすっからかんになったら、裏吉原は後見人でもいない限り、ひと扱いされないよ。それなら死神が一番丁重に扱ってくれる」
「……わかりました。連れ帰るお手伝いをします」
表とはいえど、吉原のことを知っていたら、どうか遊女さんに寛大な処置をしてほしいと、思わずにはいられなかった。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
荷車尼僧の回顧録
石田空
大衆娯楽
戦国時代。
密偵と疑われて牢屋に閉じ込められた尼僧を気の毒に思った百合姫。
座敷牢に食事を持っていったら、尼僧に体を入れ替えられた挙句、尼僧になってしまった百合姫は処刑されてしまう。
しかし。
尼僧になった百合姫は何故か生きていた。
生きていることがばれたらまた処刑されてしまうかもしれないと逃げるしかなかった百合姫は、尼寺に辿り着き、僧に泣きつく。
「あなたはおそらく、八百比丘尼に体を奪われてしまったのでしょう。不死の体を持っていては、いずれ心も人からかけ離れていきます。人に戻るには人魚を探しなさい」
僧の連れてきてくれた人形職人に義体をつくってもらい、日頃は人形の姿で人らしく生き、有事の際には八百比丘尼の体で人助けをする。
旅の道連れを伴い、彼女は戦国時代を生きていく。
和風ファンタジー。
カクヨム、エブリスタにて先行掲載中です。
狼神様と生贄の唄巫女 虐げられた盲目の少女は、獣の神に愛される
茶柱まちこ
キャラ文芸
雪深い農村で育った少女・すずは、赤子のころにかけられた呪いによって盲目となり、姉や村人たちに虐いたげられる日々を送っていた。
ある日、すずは村人たちに騙されて生贄にされ、雪山の神社に閉じ込められてしまう。失意の中、絶命寸前の彼女を救ったのは、狼と人間を掛け合わせたような姿の男──村人たちが崇める守護神・大神だった。
呪いを解く代わりに大神のもとで働くことになったすずは、大神やあやかしたちの優しさに触れ、幸せを知っていく──。
神様と盲目少女が紡ぐ、和風恋愛幻想譚。
(旧題:『大神様のお気に入り』)
真夜中の仕出し屋さん~料理上手な狛犬様と暮らすことになりました~
椿蛍
キャラ文芸
「結婚するか、化け物屋敷を管理するか」
仕事を辞めた私に、父は二つの選択肢を迫った。
料亭『吉浪』に働いて六年。
挫折し、料理を作れなくなってしまった――
結婚を断り、私が選んだのは、化け物屋敷と父が呼ぶ、亡くなった祖父の家へ行くことだった。
祖父が亡くなって、店は閉まっているはずだったけれど、なぜか店は開いていて――
初出:2024.5.10~
※他サイト様に投稿したものを大幅改稿しております。
ナマズの器
螢宮よう
キャラ文芸
時は、多種多様な文化が溶け合いはじめた時代の赤い髪の少女の物語。
不遇な赤い髪の女の子が過去、神様、因縁に巻き込まれながらも前向きに頑張り大好きな人たちを守ろうと奔走する和風ファンタジー。
お江戸陰陽師あやし草紙─これはあやかしのしわざですか?─
石田空
キャラ文芸
時は江戸。日々暦をつくって生活している下っ端陰陽師の土御門史郎の元に、押しかけ弟子の椿がやってくる。女だてらに陰陽道を極めたいという椿に振り回されている史郎の元には、日々「もののけのしわざじゃないか」「あやかしのしわざじゃないか」という悩み事が持ち込まれる。
お人よしで直情型な椿にせかされながら、史郎は日々お悩み相談に精を出す。
我が家の家庭内順位は姫、犬、おっさんの順の様だがおかしい俺は家主だぞそんなの絶対に認めないからそんな目で俺を見るな
ミドリ
キャラ文芸
【奨励賞受賞作品です】
少し昔の下北沢を舞台に繰り広げられるおっさんが妖の闘争に巻き込まれる現代ファンタジー。
次々と増える居候におっさんの財布はいつまで耐えられるのか。
姫様に喋る犬、白蛇にイケメンまで来てしまって部屋はもうぎゅうぎゅう。
笑いあり涙ありのほのぼの時折ドキドキ溺愛ストーリー。ただのおっさん、三種の神器を手にバトルだって体に鞭打って頑張ります。
なろう・ノベプラ・カクヨムにて掲載中
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【あらすじ動画あり / 室町和風歴史ファンタジー】『花鬼花伝~世阿弥、花の都で鬼退治!?~』
郁嵐(いくらん)
キャラ文芸
お忙しい方のためのあらすじ動画はこちら↓
https://youtu.be/JhmJvv-Z5jI
【ストーリーあらすじ】
■■室町、花の都で世阿弥が舞いで怪異を鎮める室町歴史和風ファンタジー■■
■■ブロマンス風、男男女の三人コンビ■■
室町時代、申楽――後の能楽――の役者の子として生まれた鬼夜叉(おにやしゃ)。
ある日、美しい鬼の少女との出会いをきっかけにして、
鬼夜叉は自分の舞いには荒ぶった魂を鎮める力があることを知る。
時は流れ、鬼夜叉たち一座は新熊野神社で申楽を演じる機会を得る。
一座とともに都に渡った鬼夜叉は、
そこで室町幕府三代将軍 足利義満(あしかが よしみつ)と出会う。
一座のため、申楽のため、義満についた怨霊を調査することになった鬼夜叉。
これは後に能楽の大成者と呼ばれた世阿弥と、彼の支援者である義満、
そして物語に書かれた美しい鬼「花鬼」たちの物語。
【その他、作品】
浅草を舞台にした和風歴史ファンタジー小説も書いていますので
興味がありましたらどうぞ~!(ブロマンス風、男男女の三人コンビ)
■あらすじ動画(1分)
https://youtu.be/AE5HQr2mx94
■あらすじ動画(3分)
https://youtu.be/dJ6__uR1REU
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる